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CG・映像制作技術を学ぶ学校で
ゲーミングPCが長年活躍

高度な専門教育に貢献。2〜4年に一度、リプレース

コンピュータグラフィックス R&D Center&日本電子専門学校

CG・映像制作技術を学ぶ学校で
ゲーミングPCが長年活躍

高度な専門教育に貢献。2〜4年に一度、リプレース

コンピュータグラフィックス R&D Center&日本電子専門学校

CG映像制作科、コンピュータグラフィックス科、コンピュータグラフィックス研究科など、CGや映像を扱う技術を学べる学科を設置している日本電子専門学校。学生が使用するPCは高性能なものが要求されるため、2〜4年に一度、最新のraytrekやGALLERIAでリプレースが行なわれている。

サードウェーブのPCには
10年くらい前から、
ずっとお世話になっているんですよ。

− 専門学校ということで、PCはどれくらいのサイクルで入れ替えなどが行われるのでしょうか?

浦正樹氏(以下、浦)だいたい3年サイクルでリプレースをしています。もう10年くらい前、私が実習室をふたつ受け持っていた時期には、各実習室のリプレースタイミングをずらして、だいたい2〜4年サイクルでPCを新しくしていました。ただそのころは、本校から独立した先生たちがPC関連の会社を立ち上げていらっしゃったので、そこにPCを発注していたんです。

− どうしてサードウェーブのPCを採用することになったのでしょうか?

浦 じつはPCをリプレースする際に、GeForce搭載PCにするかQuadro搭載PCにするかで悩んでいた時期がありました。ご存じの通り、QuadroにするとどうしてもPC全体の価格が高くなってコストパフォーマンスが悪くなります。教材として『Maya』を使っていたのでQuadroの搭載は必須だろうといわれていたんですが、実験的にGeForce搭載のPCを使って動作検証したら、問題なく動作していました。それからゲーミングPCでもいいんじゃないかとなって、様々な会社からひと通り見積もりをもらったなかに、サードウェーブさんが入っていました。結果的には、価格と納期に間に合うというところが決定打となって、サードウェーブさんになったように記憶しています。

− 学校に導入となると結構な台数をリプレースするのではないでしょうか?

浦 そうですね。だいたい40台ずつくらいリプレースしています。

− 導入PCのスペックはどう決定していますか?

浦 教育機関なので、3月にすべて入れ替えなければならないという条件があります。そのため、もうすぐあのグラフィックチップがリリースされるから、発売を待ってリプレースしようといったことができません。12月ごろに見積もりを取って発注という流れが多いので、12月ごろに最新スペックのPCが、次の年の4月から使用できる形になりますね。

かなり無理をいって、
GeForce GTX 1080 Ti
を用意していただきました

教室では、各自にraytrekが用意

授業が終わった後も自由にPCを使える環境が整っているため、授業以外でも創作活動が可能です。こちらの教室では、各自にraytrekが用意され、大型のディスプレイが接続されています。上部に配置されたディスプレイは、先生の画面を常時表示しておくことが可能になっています。

実際にGALLERIAで『Maya』を使っているところ

実際にGALLERIAで『Maya』を使っているところを見せていただきました。なめらかな画面表示が印象的で、とても快適に作業できているようでした。こちらの教室でも、先生の画面と自分の画面を同時に確認できる環境が用意されていて、円滑な授業運営に一役買っています。

− 実際に使う生徒さんたちから、ここが不満だとか、こうなってほしいといったリクエストを受けることはありますか?

浦 よいしょするわけではないですが、本当に不満は聞かないんですよ。5〜6年くらい前に、BTOのカスタムラインナップにもないスペックのものを納入していただいたことがありました。PCケースは大型で、マザーボードもチップセットにインテルX99を搭載した、普通のゲーミングPCとはちょっと違ったモデルです。そのPCが今でも現役で、学生たちは毎日のように使っているんですが、とくに不満は出ていません。一度内蔵ストレージをSSDに替えたりはしているんですが、最新のPCと比較してもそんなにスペックダウン感はありません。こういったリクエストにも柔軟に対応していただけるのはありがたいですね。

− 現在使用しているPCはどの世代のものですか?

浦 グラフィックボードでいえば、GeForce GTX 770やGeForceGTX 970を搭載した世代のPCですね。

− ということは4桁世代のGeForce GTXはまだ使用していないんですね?

浦 グラフィックボードだけは、今年の頭にサードウェーブさんに無理をいって、GeForce GTX 1080 Tiを用意していただいたんです。

− 時期的になかなか手に入らないボードなのにすごいですね。

浦 はい。営業さんに聞いたのですが、最初サードウェーブ社内でも、その枚数は用意できないといわれたそうです。ところが、スタッフの方がいろいろと手配してくださったそうで、結局は用意していただけました。これは大変ありがたかったですね。

− 学生さんたちは『Maya』以外にどのようなツールを使われていますか?

浦 『3ds Max』と『Photoshop』、『Illustrator』、『After Effects』、『Premiere Pro』といったアドビ系のソフトですね。変わっているところだと3Dツールの『Houdini』、あとはコンポジット系ソフトの『NukeX』ですね。それから一部『Unity』や『Unreal Engine』も使用します。

− 学生さんたちが一番よく使用するのは『Maya』でしょうか?

浦 学科での違いも多少あるんですが、3年制学科であれば、『Maya』で基礎学習をして2年目からは『Houdini』にどんどん移行していきます。2年制の学科であれば『Maya』だけをずっと勉強する学科もありますし、映像も扱うクラスであれば『After Effects』と『NukeX』の科目が増えていますね。

− 学生さんが使用するPCはすべてWindows PCなのでしょうか?

浦 そうですね。過去にはMacを導入していた時期もありました。というのも、ビデオ編集ソフトである『Final Cut』がMac専用だったからです。現在では『Final Cut』を使用しているスタジオも減り、学生に教える必要性もないということで、Macは導入していません。すでに動画編集の授業はWindowsベースで動作する『Premiere Pro』や『After Effects』がメインとなっていますので。

− CG関連学科だとレンダリングなど、どうしても高性能なPCが必要となりますが、たとえばGPUを複数搭載した超ハイスペックPCを導入するといったお考えはありますか?

浦 たしかに、CGはレンダリングやシミュレーションという処理が必要なので、サーバーに投げてシミュレーションをさせるといったシステムはほしいなと思います。学生が使っている『Maya』は、モデリング時はGPUが複数あっても意味がありませんが、サードパーティー製のレンダーを使えば、複数のGPUレンダリングに対応しているので、GPUが多ければ多いほど処理速度は速くなります。しかし、グラフィックボード8枚差しのサーバーなどで検証はしているのですが、ブレーカーが落ちてしまって(笑)。電源ユニットが3セットで、1台が1600ワットで計算したら、48アンペア必要で……。自習室は、床のタップ部分、壁のコンセント部分など、20アンペアずつ供給されているので、いろんなところから電源を引っ張ってくればなんとか動作するかも……という状態ですね。

ワガママにも対応していただける部分は
本当に助かっています。

浦 正樹 氏

− 最後にサードウェーブとの取引でよかった部分があれば教えてください。

浦 サーバー関係だと、大手海外PCメーカーさんなどとの取引もあるんですが、こちらからリクエストを出しても、「そのスペックを変えることは無理です」といった対応でほぼリクエストに応えていただけないんです。ところがサードウェーブさんの場合、細かいカスタムにも対応していただけたり、GeForce GTX 1080 Tiを導入した時のように、無理も聞いてくださったりします。また「これくらいの期日で見積もりをほしい」や「○月○日までに納品していただきたい」、「ちょっと見積もりの時より納品していただきたいパーツが増えたんですが……」みたいな、こちらの都合によるワガママにも、たいていの場合対応していただけるのが非常にありがたいですね。

お客様紹介

コンピュータグラフィックス R&D Center&日本電子専門学校

浦 正樹 氏
CG映像制作科

コンピュータグラフィックス R&D CenterとCG映像制作科に籍を置く浦正樹氏。自身も日本電子専門学校の卒業生(2000年卒)であり、コンピュータグラフィックスの技術とその教育の最前線に立ち続けている。20年間での技術と機材の進化は隔世の感があるという。

担当者名 浦 正樹 氏
企業HP https://www.jec.ac.jp/

浦 正樹 氏
CG映像制作科

コンピュータグラフィックス R&D CenterとCG映像制作科に籍を置く浦正樹氏。自身も日本電子専門学校の卒業生(2000年卒)であり、コンピュータグラフィックスの技術とその教育の最前線に立ち続けている。20年間での技術と機材の進化は隔世の感があるという。



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