PCサブスクリプションによって
常に最新PCが利用可能に。
最高の環境が求められる
コンテンツ制作現場の課題を解決!
アイ・ペアーズ株式会社
PCサブスクリプションによって
常に最新PCが利用可能に。
最高の環境が求められる
コンテンツ制作現場の課題を解決!
アイ・ペアーズ株式会社
課 題
・求めるPCが高額で必要な時にすぐ購入できない場合がある上、経理の手間もかかる
・ソフトウェアの進化などにより既存PCの性能が数年で追いつかなくなる
ソリューション
・PCの調達費用を分散でき、突発的な高額投資が不要に
・12カ月以上利用すればいつでも最新モデルに交換可能
アイ・ペアーズ株式会社(以下、アイ・ペアーズ)ではデジタルコンテンツ制作のため、最新の高性能PCを多数揃える必要があった。しかしそれらは高額で簡単には購入できない上、ソフトウェアの進化などにより数年経つと性能が陳腐化してしまう。そこで同社では、12カ月以上利用すれば最新モデルに交換できるドスパラプラスの「PCサブスクリプション」サービスによって、この課題を解決した。
インタビュー参加者
- 代表取締役社長 伊藤 衛 氏
- 取締役 ライブビジュアライゼーション事業部 事業部長 田中 克典 氏
- ライブビジュアライゼーション事業部 映像制作グループ マネージャー 安居 顯太朗 氏
- ライブビジュアライゼーション事業部 テクニカルグループ マネージャー 寺尾 昂祐 氏
導入サービス「PCサブスクリプション」
月々定額で利用でき12か月以上の利用でいつでも機器を交換可能なドスパラプラスの「PCサブスクリプション」。オプションとして、要望に合わせたキッティングを行う「設定・設置サービス」、返却時の「データ消去」、査定無料の「PC買い取りサービス」も用意している。
高度な映像作品の制作を一社で完結するアイ・ペアーズ
─最初に貴社のご紹介をお願いします。
伊藤氏:従来のクリエイティブコンテンツは、音楽や映像の制作、ナレーション、音響など、それぞれに特化した企業が別々に制作していました。それを一社で完結できないかと、2012年にアイ・ペアーズを創業しました。当社のポイントは、先ほど申し上げた業界の垣根を超えるために「IT企業」としてコンテンツ制作に取り組むことでした。「納品ファイルはすべてデータのため、プログラム開発と同じである」という理屈です。そしてもう一つ目指したことは、営業担当を置かずに受注はすべてWebサイトを通して行い、コストダウンすることです。営業コストがかからないため、お客様に高品質なコンテンツをリーズナブルな価格で提供できております。
近年では、CGによる背景映像と実物の被写体を合成して撮影するバーチャルプロダクション技術の特撮番組における運用を担当しています。また、現実の人間の動きをデジタルに変換して記録するモーションキャプチャーをはじめとする様々な最新技術による3DCG制作や、これらの技術を用いたバーチャルキャラクターライブ公演の制作にも注力しています。今後はこれらに加えて、3DCGの制御に関する独自技術の開発事業を強化していきます。既に大手楽器メーカーや技術会社とのコラボレーションが進んでいるところです。
─皆さんは、コンテンツのすべての要素を自社で制作するというスタイルのメリットをどのように感じておられますか。
田中氏:リアルな会場でライブ公演を行う際など、意思統一がしやすく進行がスムーズです。また、例えばバーチャルキャラクターのライブ公演であれば、3Dモデリングなどの制作からライブ当日のステージセッティングや運営まで、当社が一気通貫で対応できます。一社のみで包括的に対応でき、必要なコストも抑えられるため、予算が限られているお客様にも「それならライブをやってみよう」と仰っていただけます。
もちろん全部自社ではなく、コンテンツ制作の一部を担うケースもありますが、その場合も社内にいる各分野の専門家と打ち合わせを行い、データ形式などを検証した上で納品できるので、トラブルや手戻りが少なくて済みます。
寺尾氏:社内に様々なスペシャリストがいるので、何でも相談できることがメリットですね。お客様から「こんなことできる?」と聞かれても、各専門家に聞いて実際に試せるので、どんどんチャレンジができます。
安居氏:プロジェクトチームを社内で組めるので、コミュニケーションが取りやすいのが大きなメリットです。この体制で実績を積んできたので、お客様からは「アイ・ペアーズに頼めば、なんとかしてくれる」とのお声をいただいています。
最新のグラフィックボードを搭載したPCが多数必要
─デジタルコンテンツ制作に欠かせないPC選定のポイントを教えてください。
田中氏:常に最新のグラフィックボードを搭載したPCが必要です。例えばリアル会場でのライブを配信する際は、リアル会場の映像に加え、あらかじめ制作したバーチャル映像を組み合わせて流します。バーチャル映像は多数の視点から撮影した映像を組み合わせるので、ライブ直前には4K解像度以上の映像を多数レンダリングします。現場での停止リスクを最小限にするため、まっさらにしたPCに必要なソフトウェアだけを入れて持って行くこともあります。他の3DCG制作会社に制作環境を紹介したところ、高性能PCの台数の多さに驚かれました。
安居氏:ライブ公演に機材を持ち出すため、台数が必要という面もあります。大きなイベントでは冗長性を持たせる必要があり、8台を持ち出したライブイベントもありました。
寺尾氏:持ち出すためにGALLERIA専用のケースも作りました。これまでは、照明や音響機器などを運ぶライブ用の機材車にPCを積載できなかったため、別途運搬する必要がありました。ですがこのGALLERIA専用ケースに入れることで機材車に積めるようになり、運搬が楽になりました。
─最新の高性能PCを多く揃える必要があるなかで、どのような課題がありましたか。
伊藤氏:例えば現在最新のGeForce RTX 4090搭載のPCを買おうとすると、おそらく一番安いサードウェーブの製品でも50~60万円かかります。これを複数台同時に購入するのは、かなりハードルが高いです。しかも、次の新しいグラフィックボードがリリースされると、それまでの機材は陳腐化してしまいます。永遠にその繰り返しで、調達と更新にかかるロスが甚大でした。
会計面でも償却資産として処理する必要があるので、管理の手間がかなりかかります。決算時にかなりの黒字が出ると思っていたのに、後で減価償却費が残っていることがわかり、大幅に利益が圧迫されたこともありました。こうした会計上のリスクも問題でした。
安居氏:私は新しいPCが必要な場合に「購入をお願いする」立場なのですが、高額なので言い出しにくいと感じていました。
初期コストがかからず定額で最新のPCに更新が可能
─ドスパラプラスのPCサブスクリプションは、いつどのように知ったのですか。
伊藤氏:2023年11月頃、ドスパラプラスのメールマガジンでニュースリリースを見たのがきっかけです。当時新しいPCの購入を検討していたのですが、早速サードウェーブの営業担当者に相談しました。
─以前からサードウェーブの製品をご利用いただいていたのですね。
伊藤氏:PCの自作をしていたこともあり、1995年頃からドスパラによく行っていました。BTOも様々なメーカーで試しましたが、コストパフォーマンスと耐久性が圧倒的で、ずっとサードウェーブを使っています。他のメンバーは他社のPCを使ってみたいと言うのですが、「サードウェーブが間違いない」と、ここは譲りませんね。
寺尾氏:制作用のPCは特殊なソフトウェアを使うこともあって、OSから再インストールするのが基本です。余計な管理ソフトなどが入っていると外すのが大変ですが、サードウェーブのPCは余計なソフトウェアが入っていないので助かります。
─PCサブスクリプションを採用した理由を教えてください。
伊藤氏:まずは費用の分散化です。導入時に高額の費用をかけることなく、一定の月額を支払えばよくなります。2つめが資産化しないことです。これにより、会計処理も容易になります。3つめが、12ヶ月以上利用すると任意のタイミングで最新PCに更新できることです。新しいグラフィックボードがリリースされるたびに最新のPCを導入する必要がありますので、当社にとってはこれが最大の魅力です。
─PCサブスクリプションは、2024年2月からご利用いただいています。PCの導入状況を教えてください。
田中氏:2024年4月までの2カ月足らずで、6台、4台、3台と3回に渡り13台導入しました。ちょうど事務所スペースを拡充し、人が増えたこともあって台数が一気に増えました。制作用のデスクトップPC「GALLERIA ZA9C-R49」を筆頭に、事務用のノートPC「THIRDWAVE F-14RPL」などです。これほど一度に大量導入できたのも、サブスクリプションだからです。
PCサブスクリプション導入理由を語る3人。
アイ・ペアーズではPCサブスクリプションを利用して制作用PCを多数調達。
最先端を走り続けるための制作環境をPCサブスクリプションで実現
─PCサブスクリプションに、かなりご満足いただいているということでしょうか。
田中氏:はい。今後新しいグラフィックボードがリリースされると、業界全体がそれを基準とした制作環境へと移行します。以前制作した特撮番組では監督が理想とする世界観をバーチャルで構築しようとしたのですが、当時保有していたPCの性能が追いつかず、性能の範囲内で動かせるようにクオリティを一部妥協する必要がありました。そもそも人のアイデアが先行しているので、そこに合わせるには、新しいPCに買い換えなければなりません。PCサブスクリプションのおかげで「予算がないから品質を妥協しなければならない」というストレスがなくなるのはとても大きな効果です。
安居氏:私も「新しいPCを使いたい」と、気軽に言えるようになったと感じています。映像制作業務ではPC性能が作業効率と直結するため、常に最新のPCが使える環境はとても助かります。
寺尾氏:当社は「わからないことでも、まずやってみよう」という社風があります。そのため、いつも新しいことを試しています。新しいグラフィックボードが登場すれば、間違いなく世の中はその方向に走り出します。PCサブスクリプションで最新のPCに交換できれば、そのような新技術のスタートダッシュに乗り遅れることなく、先頭を走れるようになります。
伊藤氏:これまで高性能な制作用PCの台数には限りがあり、業務に合わせて必要な人が使うという態勢でした。それがPCサブスクリプション導入により、全員が普段から高性能なPCを使えるようになりました。おそらく当社がPCサブスクリプションで一番恩恵を受けた会社だと思います。
会計面でも、これまで1台ごとに資産計上して、減価償却や固定資産税を考える必要がありました。決算の状況を見ながら一括償却するかしないかを判断するようなこともありましたが、そういう面倒が一切なくなりました。家賃のような固定費として考えられるので、圧倒的に楽ですね。
─サードウェーブのサポートや提案はいかがでしたか。
田中氏:納品が早いのが助かります。またそもそも、サポートを必要とするような不具合がほとんどありません。
安居氏:既存のラインナップから選択するだけでなく、欲しいスペックでお願いするとすぐに用意してもらえるのはありがたいです。
「PCサブスクリプションは、未来に向けた優れた選択だと思います」
─PCサブスクリプションを検討されている企業へメッセージをお願いします。
田中氏:当社のような制作系の企業は人件費などのコストが先にかかり、入金は後が一般的です。しかも案件が大きくなればなるほど、その額は膨らみます。その途中でPCを増強したいとなると、瞬間的に新たな投資が発生します。また入金額の波も大きいため、PCの費用をランニングコストとして扱えるのは助かります。新しい事業を検証する場合も、PCサブスクリプションなら気軽に必要な機器を導入できます。他社と協力してコンテンツを制作する場合、同レベルの機材があった方がやりやすいので、環境を構築する手段としても優れています。
安居氏:良いものを定額で選択できるようになるのがメリットですね。最上級のPCを導入できれば可能性が広がり、もっと難しいことに挑戦しようという気持ちにもなります。PCサブスクリプションは、より良い未来に向けた優れた選択だと思います。
寺尾氏:これ以上良い選択肢があるのかと思います。導入コストを抑えながら最高のPCを選択できます。スペック落ちした後のことを考えず導入できることも、ものすごく気楽です。とにかく始めることをお勧めします。
伊藤氏:私のモットーは、社員に楽しく働いてもらい、その中でスキルを高めていってもらうことです。そのためには快適な環境が欠かせませんので、IT機器を多数活用する企業にとってPCサブスクリプションは有用なサービスだと思います。自分としてもこれからも、将来を担う人材をここで育てていきたいと考えています。
導入機種のご案内
※印がついている項目はカスタマイズスペックです。
グラフィックボードにNVIDIA GeForce RTX 4090 24GBを採用し、SSDにより高速なNVMeを搭載した高性能ゲーミングPC。140㎜の冷却ファンにより、静音性と冷却性能を両立。「ななめ45度」コンソールパネルにより、電源ボタンやポートにアクセスしやすくデザイン性も高い。
PCサブスクリプション
1. 希望の時期に希望機種へ交換可能
初回導入から12か月以上利用すると、任意のタイミングで機器を交換可能。「スペックを上げたい」「現行機種にしたい」等、希望に合わせて交換OK。
2. 希望の仕様で構成をカスタマイズ可能
ベーシックな事務用のノートPCから、高性能なデスクトップPCまで、業務内容にあったスペックを選択可能。
3. PC故障時に代替機をお届け
PCに不具合が発生した場合は代替機を先出しセンドバック。到着までがスピーディーで業務を止めない。
お客様紹介
アイ・ペアーズ株式会社
最先端のマルチメディアコンテンツを一元提供する「デジタルコンテンツ特化型クリエイティブカンパニー」。高品質なコンテンツをリーズナブルな価格設定で提供している。音楽・音声・映像制作や3DCG等、コンテンツ制作の豊富な実績に加え、既存サービスの多言語化や新たなサービス企画/システム開発にも取り組んでいる。
設立 | 2012年 |
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所在地 | 東京都新宿区高田馬場4-3-7 KSビルB1F |
企業HP | https://i-pairs.co.jp/ |
最先端のマルチメディアコンテンツを一元提供する「デジタルコンテンツ特化型クリエイティブカンパニー」。高品質なコンテンツをリーズナブルな価格設定で提供している。音楽・音声・映像制作や3DCG等、コンテンツ制作の豊富な実績に加え、既存サービスの多言語化や新たなサービス企画/システム開発にも取り組んでいる。