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全社のクリエイティブ業務に
カスタマイズ可能で短納期の
法人パソコンレンタルを活用し
迅速な調達やガバナンス強化を実現

株式会社サイバーエージェント

全社のクリエイティブ業務に
カスタマイズ可能で短納期の
法人パソコンレンタルを活用し
迅速な調達やガバナンス強化を実現

株式会社サイバーエージェント

課 題

・PCを部署ごとに調達・カスタマイズしており、全社統制が困難
・ ハイスペックなノート型を含む、クリエイティブ業務に対応できるPC が必要
・常時スタッフが増えるため、求めるPCを短納期で欲しい

ソリューション

・PC調達窓口を一本化することで、セキュリティの課題を解決
・高性能なデスクトップPCおよびノートPCを導入
・サードウェーブ担当営業の柔軟な対応とカスタマイズで、短納期での調達を実現

メディア、インターネット広告、ゲームなど多彩な事業を展開する株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)は、従来部署ごとにPCを調達していた。その調達窓口を一本化し、ガバナンスやセキュリティの課題を解決。クリエイティブ業務で必須なハイスペックPCについては、基本的にサードウェーブ 法人パソコンレンタルを使用している。同社の「極(きわみ)AIお台場スタジオ」で話を聞いた。

インタビュー参加者

  • 株式会社サイバーエージェント グループIT推進本部 オフィスインフラ 経営推進本部 環境推進部 購買戦略室 マネージャー 増田 雄亮氏
  • 株式会社サイバーエージェント グループIT推進本部 クライアントPC責任者 片山 夏輝氏
  • 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AIクリエイティブディビジョン AIタレント事業部 スタジオマネージャー  Swanson James (スワンソン ジェームズ) 氏

AIを活用した多様なサービスを展開

──最初に貴社のご紹介をお願いします。

増田 雄亮氏(以下、増田氏) 当社グループは、「新しい力とインターネットで日本の閉塞感を打破する」をパーパスに、主力事業として、新しい未来のテレビ「ABEMA」や国内最大規模のライフスタイルメディア「Ameba」を始めとするメディア事業、国内トップクラスの規模を誇るインターネット広告事業、多数の人気スマートフォンゲームを提供するゲーム事業を展開しています。
 また、強化分野として映画・ドラマなどの企画・制作を行うIP・コンテンツ分野、AI、DXなどにも力を入れています。

Swanson James氏 (以下、James 氏) AIに関しては、2016年にAIの研究開発組織「AI Lab」を設立しました。AIで広告効果の高いクリエイティブを制作する「極(きわみ)予測AI」やリアルタイムに効果を予測しながら撮影し続ける「極予測LED」など多様なサービスを創出しており、AI・CGを活用した広告効果最大化に特化したクリエイティブ制作スタジオ「極AIお台場スタジオ」も運営しています。

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 株式会社サイバーエージェント グループIT推進本部 オフィスインフラ 経営推進本部 環境推進部 購買戦略室 マネージャー
増田 雄亮氏

──「極AIお台場スタジオ」について教えてください。

James 氏 当社は広告効果を予測してクリエイティブを制作する「極予測AI」をスタジオで活用しています。例えば、あらかじめ効果が高いと予測される衣装を選定したり、撮影時に効果を予測しながらライティングやアングルを決めたりできるので、高い効果が期待できる動画素材の撮影を効率的に行うことが可能です。

「極AIお台場スタジオ」はその名の通り、極予測AIの利用を前提としています。臨場感あふれる背景映像を投影できる国内最大規模のLEDウォールを3台備えており、これを利用することでスタジオでもロケと同等の表現や、現実にはあり得ない空間を創出できます。

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 株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AIクリエイティブディビジョン AIタレント事業部 スタジオマネージャー
Swanson James (スワンソン ジェームズ) 氏

James 氏 私が管理しているのはスキャンスタジオで、3Dスキャンと4Dスキャンを行うことができます。一部広告用の撮影なども行いますが、主にAI Labで利用するAI学習用のデータセットを撮影しています。設備としては、145台のカメラで全身を1度に撮影できる3Dスキャンシステムと、顔から首周りの映像を時間軸で撮影する4Dスキャンシステムがあります。こちらは前面に25台の産業用カメラ、それ以外の部分は55台のミラーレスカメラの計80台で撮影します。

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145台のカメラを使用して瞬時に全身を3Dスキャンするシステム。

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およそ80台のカメラで顔から首周りの映像を時間軸で撮影する4Dスキャンシステム。

スタジオではデスクトップPC、オフィスではノートPCを活用

──このスタジオでデスクトップPCの raytrek 4CZ47をどのように使用されているのですか。

James氏 映像のデータ化や、3Dメッシュ化するための処理をしています。例えば3Dスキャンシステムで撮影した人の全身を3Dモデルにしたり、スタジオで撮影できないサッカースタジアムのような映像を3D化する場合には、撮影データを取り込んでデータ化するための画像処理をしたり、メッシュ化をします。また、撮影データからAI学習用の素材作成もしています。

映像データは非常に重く、例えば4Dスキャンデータは1分間の撮影で1TBにもなります。そのためローカルでしか処理できず、データは一旦ローカルのサーバーに蓄積し、それを夜間や日中に使われていないPCなどに振り分けて処理しています。

これらの業務に利用するソフトウエアは、複数のカメラを制御・同期させることができるデジタル写真ワークフローアプリケーション「CaptureGRID」や、3Dモデルを作成できるフォトグラメトリーソフト「Reality Capture」、Adobe系ソフトウエアなどです。

サードウェーブ製のデスクトップPCは、前述したLEDウォールでの撮影データの処理以外でも、サーバールームで、サーバーとして活用しています。

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映像のデータ化、3Dメッシュ化、4Dデータの処理にraytrek 4CZ47が使用されている。

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サーバールームでも使用されるraytrek

──ノートPC raytrek R6-MTは、どのような用途で利用されているのですか。

片山 夏輝氏(以下、片山氏) イラストレーターなどを含むオフィスで働くクリエイターが、3Dモデル制作やゲーム制作などに利用しています。当社はオフィスの多くがフリーアドレスになっており、いろいろな場所で作業をします。また、会議室で打ち合わせをする場合にPCを持って行くこともあり、クリエイティブ作業が可能なスペックのノートPCが必要でした。

また、当社では特定プロジェクトのための短期契約も含め、常に新規スタッフが毎週10~20名程度入社します。そのためPCの調達も常時必要で、現在ノートPCのraytrek R6-MTが月平均新規20台、デスクトップPCのraytrek 4CZ47が月平均新規10台のペースで増えており、トータルで1000台近く利用しています。

その他、一部ですがサードウェーブ製のビジネス用ノートPCを使っている部門もあります。

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 株式会社サイバーエージェント グループIT推進本部 クライアントPC責任者
片山 夏輝氏

高性能PCをBTO(受注生産)で安価かつ迅速に調達可能

──以前のPC調達はどのような方法で行っていたのですか。

増田氏 元々当社グループでは、各部門や各社がそれぞれ必要なPCを調達していました。メーカーや機種もバラバラで、購入する場合もあればレンタルの場合もありました。またスペックが足りない場合は自分たちでパーツを買ってきて増設していました。そのため、全社的な統制ができていませんでした。

片山氏 システム部門では、導入したPCについてグループ全体で利用するシステムが問題なく稼働するかどうかを検証して現場に配布しています。しかし現場で勝手にカスタマイズされると、それらのシステムが動かないといったことにもなりかねません。

──そのような課題を解決するため、購買戦略室で取りまとめて調達することにしたのですね。

増田氏 そうです。また、調達方法も購入から3年のレンタルに統一しました。レンタルなら3年経った時点でその時々で最適なモデルに変更できます。

──クリエイティブ系のPCについて、サードウェーブを採用いただいた理由を教えてください。

増田氏 従来からドスパラの製品はいろんな部門で使っていたのですが、全社で統合管理する形になって急速に利用台数が増えました。

最大の選定理由は、BTOでハイスペックなモデルを比較的安価に調達できることです。これまでもほとんどのクリエイティブPCはカスタマイズをして導入しており、決まったモデルだけしか対応できないとなると社のニーズに合いません。その点サードウェーブさんは、カスタマイズにも柔軟に対応してもらえます。

また、前述のように常に新入社員が入ってくるうえ、急な入社も多いため、入社日までにPCを用意できないと業務が滞ります。必要なタイミングに合わせてPCをすぐに調達できることが必須です。その点サードウェーブさんは、短納期でも柔軟に対応してもらえることがポイントでした。

柔軟な構成と迅速な納品対応

──ご利用いただいてみていかがでしょうか。

増田氏 特に納品までのスピードが速い点について、とても助かっています。サードウェーブさんは、『できない』ではなく『どうすればできるか』を考えてくれます。例えば当社の場合部門ごとに必要となるスペックが異なるため、基本モデルはありますが個別にカスタマイズもしてもらっています。サードウェーブさんは需要の多いパーツを事前に確保し、必要時に迅速にカスタマイズして提供してくれるので、カスタマイズモデルでも迅速に調達できています。当社内にリスクを抱え込まなく良い状況を提供してもらえるので、その柔軟性を高く評価させてもらっています。

また、主要パーツに問題があった時もメーカーからの検証情報などを細かく伝えてもらい、不安なく利用を続けることができました。

James氏 データ量が膨大なので、CPUもGPUもどちらも極めて高い処理性能が求められます。データ転送も10Gbps(ギガビーピーエス)の性能がないと転送が間に合いません。現場としては、サードウェーブさんにお願いするようになって、無茶なスペック要望でも却下されることが少なくなった気がしています。本来はメニューにない10Gbpsネットワークインタフェースの追加を要望したときも、対応してもらえました。

従来このような場合はパーツを購入して自作していましたが、それが必要なくなり、本来の業務に専念できるようになりました。自作しないでモデルを利用できるようになったことで、妥協のないスペックのPCがシステム部門によりセキュリティ設定などの必要な準備を施された上で現場に届くようになり、安心して使えます。

片山氏 基本的に現場によるカスタマイズがなくなったことで、システムが動かないといった問題がなくなりました。この構成であれば、このオプションを入れれば問題なく動くといった指示もしやすくなりました。

またレンタルの効果として、故障の場合交換できるので、修理を待つ必要がなく助かっています。

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膨大なデータ処理に対応するため、CPU、GPU共に高い処理性能が求められる。

──今後raytrekをどのように使っていきたいですか?

James氏 現在4Dのデータ処理は、ローカルのPCに分散して他の業務と兼用で行っています。理想的には、専用のraytrekを複数台つなげてレンダーファームのような形で処理できるようになればと考えています。

──本日はありがとうございました。

導入機器紹介

※印がついている項目はカスタマイズスペックです。

グラフィックボードにNVIDIA GeForce RTX 4060 8GBを採用した、クリエイター向け高性能ノートPC。CPUに最新のインテル® Core™ Ultra プロセッサーを搭載し、パワフルさと長時間バッテリー駆動の両立を実現。AI専用プロセッサーNPUとの組み合わせることで、PC内でAI処理を実行可能。

※印がついている項目はカスタマイズスペックです。

グラフィックボードにNVIDIA GeForce RTX 4070 12GBを、CPUにインテル® Core™ i9-14900KF プロセッサーを採用した、クリエイター向け高性能デスクトップPC。水冷クーラーにより性能を最大限に発揮。拡張性の高い設計により、用途に合わせた機能追加が可能。電源スイッチやUSBポートなどを正面に集約し使いやすさも抜群。

お客様紹介

株式会社サイバーエージェント

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げるサイバーエージェントグループは、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業を中心に事業拡大を続けてきた。近年はAI分野に力を入れ、AIを活用したプロダクトの開発やLLM(大規模言語モデル)のいち早い公開など、新しい技術を用いた事業を積極的に推進している。


設立 1998年
所在地 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers
企業HP https://www.cyberagent.co.jp/

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンを掲げるサイバーエージェントグループは、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業を中心に事業拡大を続けてきた。近年はAI分野に力を入れ、AIを活用したプロダクトの開発やLLM(大規模言語モデル)のいち早い公開など、新しい技術を用いた事業を積極的に推進している。




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