岐阜市立早田小学校
AR / VR 課外授業 前編(AR編)
CSR(社会貢献活動)
テクノロジーの新化スピードが加速しているといわれて早数年。しかし、まさか小学生の課外授業としてVR体験授業を行うとは思いもよらなかった。 この度ご縁があり、サードウェーブは2020年12⽉23⽇(水)に岐阜市立早田小学校で行われたARとVR体験の課外授業用のパソコン貸出協力、運営のお手伝いをしてきた。その様子をレポートする。
課外授業の狙い
企画をした株式会社カイゼンテクノロジ(*1)の立石氏によると、「最新のテクノロジーを子供たちにも身近に感じてもらいたい」という思いからの発案だったとのこと。
「VRやARという言葉は聞いたことがあっても体験したことがある子供たちはまだまだ少なく、実際にそれらは何なのか、何ができるのかを少しでも体験してもらうことで、ツールとしてのVRやARを活用する発想を大人に成長する過程で自然に身についてくれたら嬉しい」とのことだ。
授業の様子
体験所業は小学6年生2クラスを対象に、各クラスに分かれて1時間ずつ計2コマの授業が行われた。子供たちの反応は十人十色で、純粋に楽しむ子、新たな遊びを発見する子、VRと現実を混同する子など、子供らしい様々な反応が見られた。
カイゼンテクノロジの立石氏から説明を受ける子供達
AR体験 意外なアイディアも!?
ARとは、拡張現実(Augmented Reality)の略。実際の風景等にコンピュータを使った画像/映像を表示させ、文字通り現実風景を”拡張”させる。
近年、ARが使われている有名なアプリといえばポケモンGOだ。現実の風景に現れたポケモンの画像を撮る事ができる。
出てくる動物はQRコードを読み込むまでわからない
操作方法を教えるために、カイゼンテクノロジの立石氏がタブレットを使ってQRコード読み取り、画面を子供たちに見せる。するとキリン、トラ等の動物達の出現に子供たちはにっこり。
普段では決して至近距離には近づけない動物達。しかもそれが身近な体育館に出現するなんて、子供達のテンションも上がる。
QRコードを読み込む子供達
タブレット画面を通してQRコードの上に現れた動物達
各々出現した動物と好きに写真を撮ってもらう。
可愛らしい動物と嬉しそうに写真を撮る女の子、凶暴な肉食獣の前で驚いた表情をする男の子。
出現した動物によって子供達も表情を変える。
ふと見ると、先生の上にQRコードが並べられているではないか。子供たちは一斉にタブレットで先生の上のQRコードを読み込む。
すると先生の上にトラ、シカ、キリンが出現。先生が動物達に踏みつけられてしまった姿に子供達は大爆笑。
現実ではできない事もARならこんな面白写真が撮れる。
寝そべる先生の上に並べられたQRコード
先生の上に現れた動物達
そんな中「飛べてる?」「全然届いてない!」と声が。
何をやっているのかと見てみると、ひとりの子がキリンを写し出してもう一人の写真を撮り、撮られている方の子はカメラの前で飛び跳ねている。
どうやらキリンを飛び越えられるか試しているらしい。
撮られている方はキリンが見えないので、画面に映し出されるキリンの高さを想像し、ひたすら飛ぶしかない。
なるほど、小学生らしい想像力を働かせた遊びだ。
ARはスマホでも体験できるため、そこまで反応は良くないかと多いきや、意外と楽しんでいたようだ。
VRと異なり半分現実・半分仮想なため、より現実に近い部分で想像力を働かせた遊びができるのかもしれない。
ここまで前編はAR体験の様子をお伝えしたが、後編はVR体験の様子をお伝えする。