岐阜市立早田小学校
AR / VR 課外授業 後編(VR編)
CSR(社会貢献活動)
前編に引きつづき、岐阜市立早田小学校で行われたAR / VR体験の課外授業の様子をお伝えする。
後編の今回はVR体験授業についてだ。
前編のAR編はこちら
VR体験。仮想現実とは?
我々と同様に機材提供にご協力いただいたHTC NIPPON株式会社(*2)のVIVE COSMOSを装着し、いざ、仮想の世界へ入ってもらおう。
ここで活躍するのが『GALLERIA GCR2070RGF-QC』。VRを動かせるだけのGPUパワーと、運びやすさ/設置のしやすさから、今回貸出機に決定した。
VR体験授業で活躍する『GALLERIA GCR2070RGF-QC』
今回は既に運用が開始されているトヨタ系販売店で利用されているバーチャルショールームを体験してもらった。
まず椅子に座った状態でVIVE COSMOS を装着してもらう。すると目の前には鳥の群れが空を飛ぶように全車種が空中に現れる。これまでに無い演出にとその光景に驚きの声が上がる。
このバーチャルショールームはVRヘッドセットを通して、自動車の内外を等身大で体験出来る仕組みだ。
仮想ショールームに入ったら、まずは車種と車の色を選んでもらう。実際のトヨタの車種と、実際にその車種で展開している色を選ぶことができる。車種や色の組み合わせは1000通りを超し、選択肢の多さに子供達も目移りしながら車選びを楽しんでいた。
女の子は母親や家族が載っている車に近いもの、男の子はレトロカーや山道を走るような車など将来乗ってみたい車を選ぶ傾向にあった。
車というと女の子より男の子の方が興味を持ちがちなイメージだったが、女の子も可愛いフォルムの車や、鮮やかな色の車に興味を示していた。女の子も楽しんでいるようで安心する。
鮮やかな車を選ぶ女の子
載ってみたい車を選ぶ男の子
実際には目の前に無い車が仮想世界に映し出されると、驚くほどの現実感に歓声が上がる。
頭を動かすと現実同様に車の見える角度も追従する、という体験に驚きを隠せないようだ。
思わず手を伸ばして触ろうとすると、自分の手が仮想のなかで出現すると思わず「うわっ!」と声を上げる。
しかしいくら手を伸ばしても触れられない事に不思議がり「あれ?つかめない…」と声を漏らす姿が実に子供らしくて可愛らしい。そんな姿に思わず顔がほころぶ。
目の前には試乗しているような風景が広がる
仮想空間で見えているハンドルに手を伸ばす男の子
実はこのような反応をする子は少なくなかった。まだVRを体験したことがなければ、どこまでが仮想なのかわからなくなっても無理はない。
幼いうちからARやVRに触れることで、より豊かな想像力・創造性を持った大人になってほしいと思った。
サードウェーブのPCの活用
今回サードウェーブから貸出したのは『GALLERIA GCR2070RGF-QC』。これにVRを動かす為のソフトウェアと映像データをインストールし、VRヘッドセットへ精細な3D映像を創り、送出する。
VRコンテンツを快適に楽しむには、強力なグラフィックス性能が必要となる。
GeForce RTX 2070 MAX-Qを搭載し、かつ1.87kgと軽量な『GALLERIA GCR2070RGF-QC』は、今回のようなVRを活用するイベントには最適だろう。
※本製品は2020年12⽉時点で販売中のモデルとなります。
現在は取り扱っていない可能性がございますので、後継機等についてはお問合せください。
※VRコンテンツのご利用年齢について
今回児童にVR体験授業を行うにあたり、以下のガイドラインを遵守し行われた。
今回の視聴は3~5分間/一人とした。
※以下【VRコンテンツのご利用年齢に関するガイドライン】引用(ロケーションベースVR協会より)
「VRコンテンツのご利用年齢に関するガイドライン」
ロケーションベースVR協会
13歳未満のお子様に、両眼立体視危機を利用した背説向けVRコンテンツを利用させる場合、以下の獣医事項について、保護者に同意を得た後、保護者の責任でご利用ください。
ご協力いただいた企業のご紹介
*1株式会社カイゼンテクノロジについて
株式会社カイゼンテクノロジは、トヨタ系販売店を中心にAIを活用したナンバー認識システムなどを開発・運営。
*2 HTC NIPPON株式会社
HTC NIPPON株式会社は、VRヘッドマウントディスプレイ、Androidスマートフォン、Androidタブレット等の製造販売会社。本社は台湾を拠点とするスマートフォン・携帯情報端末(PDA)メーカーのHTC Corporation。
https://www.htc.com/jp/
サードウェーブでは、今後もハードウェアの提供を通した社会貢献に尽力して参ります。