タンザニアの職業訓練校へ
ノートPCを寄付
CSR(社会貢献活動)
サードウェーブは独立行政法人国際協力機構(以下JICA)が派遣する青年海外協力隊隊員、森口 智之氏からの要請を受け、タンザニアの職業訓練校に向けてノートPC(Lenovo ThinkPad L540)を10台と、桃山学院大学と大阪商業大学堺高校、教員有志から寄贈されたパソコン5台を贈呈しました。
今回贈呈したパソコン15台は、同隊員を経由してアフリカのタンザニアにある「ムベヤ県職業訓練校」へ寄付されました。
タンザニアのムベヤ県職業訓練校では停電とパソコン不足が問題に
ムベヤ県職業訓練校はICT教育を実施しており、300人以上もの生徒が受講する「ロングコース」と40〜60人もの生徒が受講する「ショートコース」が設けられています。
全寮制で2年間受講のロングコースは12のコース(食品加工や建築、電気工事など)があり、社会スキルであるWord、Excel、Publisher、Accessなどといったパソコンの授業を実施しています。
約3ヵ月外部生を受け入れるショートコースは、インターネットやメール、Officeソフト、リペア実習といった基礎的な授業を実施。
卒業後は別のコースを選択するか就職、専門学校へ進みます。
しかしPCの絶対数が少なく、すべての生徒がPCを満足に使えるわけではありません。
ロングコースの授業の様子
特にショートコースは、ロングコースの授業の合間に使うことも多く、PCの画面をプロジェクターに映して座学をするようなケースもあるといいます。
現状、パソコンはロングコースの生徒が優先のため、ショートコースの生徒はなかなかパソコンが使えません。
また、タンザニアでは電力供給が不安定で停電がしばしば起こります。
復旧までに時間がかかり「停電=講義終了」になることも。
停電しにくい早朝から授業を行っているとのことです。
さらにPCも故障しやすく、1日に25台〜30台が壊れるので利用可能なPCの数も変動するそうです。
そこでJICAからPCインストラクターとして派遣されている青年海外協力隊隊員、森口 智之氏は「中古PCを寄付してもらえないか」という呼びかけを行いました。
プロジェクターを使った授業の様子
それを受け、サードウェーブはCSR活動として協力を検討し、中古リフレッシュPCを10台寄付することを決定しました。
これに加えて、桃山学院大学と大阪商業大学堺高校、教員有志からも5台のPCが寄付されることになりました。
サードウェーブでは製造・販売のほかに、使わなくなったパソコンをリフレッシュして新たに販売するリユース事業も展開しています。
今後、ユーザーが提供したパソコンをリフレッシュして寄付をするといったスパイラルを構築し、社会貢献へつなげるよう努めていきます。