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長時間におよぶ
ディープラーニングを支える

各大学の先端研究を支える
「THIRDWAVE Pro」のWS③

W大学

長時間におよぶ
ディープラーニングを支える

各大学の先端研究を支える
「THIRDWAVE Pro」のWS③

W大学

サードウェーブの法人向けPC「THIRDWAVE Pro(サードウェーブ プロ)」は、ユーザーのさまざまな業務を支援するICTプラットフォームとして多くの支持を集める。特に、ハイエンドのスペックを要求する研究機関から高く評価されている。

今回、九州大学、O大学、W大学の各大学で先端の研究開発に取り組んでおられる先生に「THIRDWAVE Pro」のワークステーション(WS)を導入した理由、製品の魅力、導入の成果、サードウェーブへの期待を聞いた。

※この記事は「週刊BCN」7月25日号 vol.1932 に掲載された内容を引用し、再掲載しています。その他の事例はこちら【第一弾:九州大学】、【第二弾:O大学

ディープラーニングではCPU性能以上にGPU性能が重要

W大学にある工学系学科のW教授は、多くの実績を持つ、画像処理の分野をリードする研究者の1人として知られている。

そして最近、取り組んでいる研究テーマとしては、企業との共同研究による静止画、動画のスーパーレゾリューション(超解像)処理、エッジ側とクラウド側の協調による最適な処理システム、3D空間を点の集合で表現する点群圧縮技術(Point Cloud Compression)など多岐に渡っている。

「画像を小パッチサイズで処理できるほか、動画像の場合には3次元データの処理、言語処理では大規模コーパスというように、いずれの研究にも共通するのがディープラーニング。そこで必要となるのが、強力な演算能力を備えたマシンだ。特にGPUの性能に大きく依存するため過去の製品選択に当たっては、CPU性能以上にGPU性能を優先していた」という。

2012年から継続してサードウェーブを採用。放熱、静音性を評価

W教授の研究室では、サードウェーブの製品を2012年から使用してきた。「ディープラーニングでは、高い負荷をかける処理を長期間にわたって実施する。それだけにカタログ上のスペックでは分からない問題が発生することもある。その点、THIRDWAVE Pro WORKSTATIONは、強力なFANによる放熱処理の機構がしっかりしていることもあり、大きなトラブルもなく安定して稼働してくれる。これには構造がシンプルという点も寄与していると思う。また、デスクサイドに置くため、音の問題もあるが、サードウェーブの製品は音も比較的、抑えられていると感じている」と評価する。

もう一つのメリットは、仕様に関してオプションなど選択の幅が大きいことだという。「例えば、OSレスタイプを選択できることもメリットの一つ」とW教授。研究ではLinuxを、レポート作成など文房具としての用途にはOfficeなどのWindowsアプリを使用する。そのため1台のマシンをダブルブートにより使い分けている。

22年3月、X2612を追加導入。より効率的なディープラーニング処理を可能に

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612

研究室では、223月にTHIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612を追加導入した。今回、導入したワークステーションは、中国人留学生が使用する予定で導入したものだ。「現在、その留学生がコロナ禍で来日できないので、まだ活用はできていない。そのため実際の導入効果はこれからになる。ただ、今回導入したX2612の仕様でなければスペック的に実行できないディープラーニングの処理を予定していたことから、言い換えれば、これまの環境では、できなかった処理が可能になることが一番の成果だ」とW教授は述べる。

今後、サードウェーブに期待することについては、「これまで長年、使用してきた経験からサードウェーブ製品には信頼を持っている。一方、Google Colaboratoryのように12時間の制限はあるが、機械学習の無償提供サービスもある。研究競争がますますGPUに依存していく中で、研究室レベルのディープラーニングには、電源、熱、音という課題があるため、これまで以上に効率的なマシンの提供をお願いしたい」としている。

導入機器

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612

優れた拡張性とコストパフォーマンスを兼ね備えたスタンダードワークステーション。Intel® Xeon® Wプロセッサー搭載で、最大18コア・36スレッドの強力なパフォーマンスを提供。

さらに、NVIDIA TシリーズやNVIDIA RTX™シリーズ等のウルトラハイエンド・グラフィックスカードを最大2枚まで搭載可能。映像処理、深層学習研究、メディアストリーミングなど、あらゆる作業に対応。しかも、アイドル時は図書館内の環境よりも静かな31.3dBAで、ストレスフリーな作業環境を実現する。

※導入されたTHIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612は販売終了しました。後継機は以下のリンクからご確認ください

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工学系研究室


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