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Xeon(ジーオン)の世代一覧やラインアップを解説!
この記事では、Intel® のCPUブランドのひとつであるXeon® の世代一覧や製品ラインアップをわかりやすく解説します。
CPUの購入を検討しているけどどのようなCPUがあるのかわからない方や、XeonにどのようなCPUがあるのか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Xeon(ジーオン)とは?
Xeonは主にワークステーション・サーバー用途向けに販売されているインテル製CPUです。Xeonについて詳しく知りたい方は以下の記事を合わせてご覧ください。
Xeon(ジーオン)の世代一覧
Xeonの世代は、2023年9月時点では、第1世代から第4世代まで登場しています。
以下にて、Xeonの世代を一覧で解説します。
世代 | アーキテクチャ | 特徴 |
第1世代(外部サイト) | Skylake | Xeonの中ではエントリーレベルの世代で、4〜28コアを搭載。 |
第2世代(外部サイト) | Cascade Lake | 最大56コア、ターボ・ブースト利用時の最大周波数4.2GHzのスペックを備えたCPUをラインアップ。 インテル® Optane™ パーシステント・メモリーに対応しており、負荷の高いワークロードの実行と大規模で複雑なデータセットへの迅速なアクセスを実現します。 |
第3世代(外部サイト) | Ice Lake-SP または Cooper Lake |
8〜40コアを搭載し、インテル® Speed Select テクノロジーやインテル® ディープラーニング・ブーストなどの豊富な機能に対応しており、クラウドやエンタープライズ、セキュリティー、IoTワークロード向けに最適化されています。 |
第4世代(外部サイト) | Sapphire Rapids-SP |
最大コア数は60コアと、市販されているCPUの中で最も多くのコアを搭載しており、AIワークロードやデータ分析、ネットワーキングのパフォーマンス向上に役立ちます。 また、絶えず変容する脅威の状況の中で、データを保護する高度なセキュリティ技術が備わっているのも特徴のひとつです。 |
各世代の製品一覧を知りたい方は、それぞれのリンクからIntel公式にアクセスしてご覧ください。
また、Intelは、現行の最新世代にあたる第4世代の改良製品という位置づけで、第5世代のCPUを2023年12月に発表することを明らかにしており、今後の動向に注目です。
Xeon(ジーオン)製品のラインアップ
ここでは、Xeonの製品ラインアップを解説します。
XeonのCPUは、前述した世代だけでなく、用途や性能によってMaxやPlatinum、Gold、Silver、BronzeおよびXeon-W3400やW-2400、Xeon-D、Xeon-Eなどのラインアップに分けられます。
Maxプロセッサー
Maxプロセッサーは、高帯域幅メモリーを搭載するx86ベースのプロセッサーで、64GBの帯域幅を実現します。
HBM搭載のインテル® Xeon® プラットフォームを強化するように設計されているのに加え、最大56のパフォーマンス・コア(Pコア)が搭載されているため、AIやディープラーニング、データ分析などのワークロードでは、競合製品よりも最大4.8倍のパフォーマンスを発揮します。
Platinumプロセッサー
Platinumプロセッサーは、安全性が高く俊敏な点が特徴的です。このプロセッサー・ファミリーは、ハードウェアベースの高度なセキュリティーと2、4、8+ のソケット構成に対応しており、高い処理パフォーマンスを備えています。
リアルタイム分析、マシンラーニング、AI、マルチクラウド・ワークロードを想定して構築されています。I/O、メモリーストレージ、ネットワーク・テクノロジーで飛躍的な進化を遂げているため、今後ますます増加するデータから実用的なインサイトを引き出すことができます。
Goldプロセッサー
Goldプロセッサーは、メモリー速度の向上、メモリー容量の拡張、4 ソケットの拡張性をサポートしており、高いパフォーマンス、高度な信頼性、ハードウェア支援型セキュリティーを実現します。要求の厳しいメインストリーム・データセンター、マルチクラウド・コンピューティング、ネットワークおよびストレージのワークロードに合わせて最適化されています。
Silverプロセッサー
Silverプロセッサーは、メモリー速度、電力効率を発揮します。エントリーレベルのデータセンター・コンピューティング、ネットワーク、ストレージに求められるハードウェア支援型のパフォーマンスが得られます。
Bronzeプロセッサー
Bronzeプロセッサーは、小規模ビジネスや基本的なストレージサーバーを対象としたエントリーレベルのパフォーマンスを提供します。ハードウェア支援型の信頼性、可用性、保守性により、こうしたエントリー・ソリューションのニーズを満たすように設計されています。
W-2400プロセッサー
W-2400プロセッサーは、最大24コア48スレッド、最大ブーストクロック4.6GHzのスペックを備えた、Sapphire Rapidsがベースのワークステーション向けのCPUで、VFXや3Dレンダリング、AI開発で最適なワークステーション・パフォーマンスを実現します。
最大64レーンのPCI-Express5.0に対応することで構成の柔軟性が高まり、マルチGPUやSSDなどのハードウェア・アクセラレータの適切な組み合わせを可能にし、さまざまなタスクに対応します。
W-3400プロセッサー
W-3400プロセッサーは、W-2400プロセッサーを上回る最大56コア112スレッドのスペックを備えたCPUで、複雑な設計やシミュレーション、AIワークロードに最適なワークステーション・パフォーマンスとスケーラビリティを実現します。
また、インテル® vPro® Enterprise テクノロジーのサポートにより、企業は既存のネットワークでワークステーション・プラットフォームをシームレスかつ安全に統合し、管理が可能です。
Dプロセッサー
Dプロセッサーは、データセンターやインテリジェント・エッジといった、スペースや電力の制約のある環境で高いパフォーマンスを発揮します。
セキュリティーからアクセラレーション、ネットワークまでの各機能が備わっており、シングルソケットのストレージ、クラウドエッジ・コンピューティングの各種ソリューションをサポートしています。
また、Dプロセッサーにはビジネスに求められるエッジから高いデータスループットを提供する「ネットワーク向け」と、シールド・ファンレス・デバイス用の幅広い動作温度範囲に対応した「IoTアプリケーション向け」の2種類の製品があるのも特徴のひとつです。
Eプロセッサー
Eプロセッサーは、エントリーレベルのサーバー・ソリューション、プロフェッショナル・ワークステーション、セキュアなクラウドサービスに必要不可欠なパフォーマンスを備えています。UHD グラフィックスと、トップ・ワークステーション・アプリケーション向けの認証機能を搭載しています。
Platinum Processor 82XXプロセッサー
Platinum Processor 82XXプロセッサーはメモリ速度の向上、メモリ容量の拡張、8ソケットの拡張性をサポートしており、高度な信頼性、ハードウェア支援型セキュリティーを実現します。
ディープラーニング(深層学習)に最適なワークステーションとは?
raytrekのXeon CPU搭載製品
raytrek Workstationシリーズ
raytrek Workstationは、Xeon W-2223からXeon Platinum 8280まで幅広い高性能CPUを搭載可能なハイエンドワークステーションシリーズです。その他にもGPU、大容量メモリなど用途に応じて幅広くカスタマイズできるのが特長です。
長時間の高負荷でも速度や性能が維持できるよう設計されているため、AI・ディープラーニングをはじめ、写真編集、映像編集、イラスト制作、3DCG制作、CAD/CAMなどにもご活用いただけます。