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センドバック保守とは?オンサイト保守との違いについても解説
パソコンを購入しようとすると、その保守の方法に「センドバック保守」と記載されていることがよくあります。このセンドバック保守、実際にはどのような手段で保守を実施するのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事ではセンドバック保守について、オンサイト保守との違いを交えながらお伝えしていきます。
目次
センドバック保守とは
センドバック保守とは、故障した製品をメーカーや販売店の窓口に送ると、修理や代替品との交換を実施して送り返してくれるサービスです。サービスの提供企業によって「センドバック保守サービス」「センドバック保守サポート」「センドバック保守保証」「センドバック保守修理」「センドバック保守メンテナンス」などとも呼ばれます。
保証期間内は無償でサービスが実施され、以降は有償の場合が一般的です。
パソコンの保守について詳しく知りたい方は「パソコンの保守とは?保証との違いやメリット・デメリットも解説!」の記事をご覧ください。
センドバック保守の特徴
センドバック保守は、異常が発生した機器をセンドバック保守の窓口宛てに送付することで修理や代替品への交換などのサービスを受けられることが特徴です。
センドバック保守を契約していると、販売事業者や販売店の窓口まで異常が発生した機器を持参する必要がなく、また修理の際に事業者を自社に呼ぶ必要もないため、手間が省けます。
その利便性から実際に多くの事業者においてセンドバック保守は契約されています。
機器を送付している間は機器を使えなくなりますが、機器が使えない時間を最低限に抑えたいという方には、前もって代替品を送付してもらい、代替品の到着後に修理したい機器を窓口に送付するという手続きのサービスが便利です。詳細は次項で記載します。
センドバック保守の種類
センドバック保守には先出しと後出しの2種類があります。それぞれ内容をみていきましょう。
先出しセンドバック
先に販売側が代替品を発送し、利用者が代替品と入れ替わりに故障品をメーカー側に送り返す方式です。
後出しセンドバック
先に利用者が故障品を発送し、販売側がこれを修理・交換して送り返す方式です。
後出しセンドバックの場合、利用者は修理・配送の間その製品を使用できませんが、先出しであれば代替品の到着後すぐに使用を再開できます。しかし修理代や保守契約料は一般的に先出しの方が高額になります。
機器が使用できない状態では事業への不利益が大きい場合や、緊急を要する対応が必要な場合など、今後予想される状況に応じて先出しか後出しかを選択するようにしましょう。
オンサイト保守との違い
センドバック保守は、異常が発生した機器を保守の窓口に送付することで修理や代替品との交換などのサービスを受けるシステムです。
対して故障の連絡を受けると販売側の要員が機材や工具などを持って顧客のもとに駆けつけ、その場で修理・交換などを行う保守サービスのことを「オンサイト保守」「オンサイトサポート」などといいます。
異常が発生した機器が大きく移動が困難な場合や、なるべく機器の復旧までの時間を短くしたいという場合などに利用され、実際に多くの企業で契約されているサービスです。
大きな問題に発展しかねないトラブルでも、実際にプロの保守対応人員が現場に来て、目の前できめ細やかな作業を実施してもらえる点が特長です。安心かつ、復旧までの時間を最小化できます。
もちろんトラブルからの復旧後には、どのような修理を実施したのかという結果報告や、機器の使用についての注意点なども詳しく教えてもらえます。
センドバック保守の流れ
ここからは、実際のセンドバック保守の流れをみていきましょう。
障害発生
対象パソコンに不具合が発生したら窓口へ連絡します。窓口の連絡先は契約時の書類などに記載されていることがほとんどです。各種マニュアルに記載されている手順に従って窓口へ連絡しましょう。
状況の確認
コールセンターで症状をヒアリングします。修理対応をスムーズに実施するためには、事前にシリアル番号や障害内容の詳細確認などが必要です。可能であれば画面のスクリーンショットやログファイルなどを採取しておき、電子メールなどで窓口へ送付できると復旧までの時間が早まるでしょう。
預かり修理
修理対象商品を修理センターへ送付して修理をしてもらうか、回収業者にピックアップしてもらえるかの2パターンがあります。往復の送料を負担してもらえるかどうかも修理業者によって変わります。修理している間は対象の機器が使用できなくなるため、修理中も業務を継続したい場合は代替品の貸し出しは可能かどうか事前に確認しておきましょう。
修理完了品の返却
修理対応が完了した商品を修理報告書と共に返却します。機器に問題がなければ、代替品を窓口へ返却しましょう。
センドバック保守を委託する際のポイント
センドバック保守やオンサイト保守は、使用している機器のメーカーや販売業者、機器メンテナンス専門業者などでサービスを受けられます。ここからは保守を委託する際のポイントをみていきます。
夜や土日でも対応
機器の不具合や故障はいつ生じるかわからないため、深夜や土日などの休日でも対応してもらえるような業者を選びましょう。
機器の復旧対応が遅れるほど、自社の事業への影響も大きくなっていきます。可能であれば、いつでも連絡がつき、早急に対応してくれる業者を選ぶのが賢い業者選びのコツです。
ただし24時間365日対応のサービスは、平日の日中帯のみのサービスなどと比較して高額
になる傾向があるため、機器を使用している状況に合ったサービスを選択しましょう。
問い合わせから回答までの時間が短い
連絡のつきやすさも重要です。メールで問い合わせをしたのに返信が遅いと不安が大きくなってしまいます。問い合わせから回答までの時間も、業者選びの参考にしましょう。
説明がていねい
ハードウェアの修理内容において、詳細な説明がある業者を選ぶようにしましょう。特にセンドバック保守の場合は、目の前で修理作業を実施してもらえるわけではないため、詳細に作業内容を説明してくれる業者を選ぶべきです。
また、修理までの期間や費用などの明示も重要です。依頼者の状況を見極め、適切なプランを提示できる業者がよいでしょう。
修理対象機器についてノウハウがある
機器についてのノウハウの有無も重要です。特に機器の製造元であれば間違いなく機器のノウハウが豊富なため、安心して任せられます。
外部の業者では、機器の中身や修理方法のノウハウをどれほど持っているかが不明なため、修理実績などを調査し、修理対象機器について納得のいく業者を選びましょう。
まとめ
センドバック保守では、故障した製品をメーカーや販売店の窓口に送ると、修理や代替品と交換といったサービスが受けられます。センドバックの種類には先出し、後出しの2種類があり、それぞれ特徴があります。 パソコンに故障が発生した場合には、コールセンターに連絡し、指示に従って故障した製品を送付すれば修理してもらえます。
センドバック保守の契約を結ぶ際には、土日でも対応してもらえる業者や、問い合わせにすぐ対応してもらえる業者などを選ぶのがポイントです。 センドバック保守の特徴を知って適切な対処をしていきましょう。
ドスパラプラスでお取り扱いのある製品の保証/保守サービス一覧はこちらをご覧ください。