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【2024年】M.2 SSDのおすすめ7選!接続規格やサイズ、容量を意識した選び方を解説

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M.2 SSDは、コンパクトな形状と高速なデータ転送能力で、ノートパソコンやデスクトップパソコンへの導入が増えているストレージです。接続規格の違いや、サイズ、容量により選択する製品が異なるため、どのM.2 SSDが適しているかを知ることが大切です。この記事では、M.2 SSDの概要から選ぶ際のポイントなどを解説します。また、おすすめのM.2 SSDもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

M.2 SSDとは

M.2 SSDとは、マザーボードに直接接続できる規格のSSDのことです。この規格の端子には、M-Key・B-Key・B&M-Keyの3つの形状があり、マザーボードのスロットとこの規格が一致している必要があります。

M.2 SSDは従来のストレージよりも省スペースで設計されており、小型のノートパソコンなどに適しています。このため、パソコンをよりスリムに、かつ高速に動作させるための重要な部品となっています。

M.2 SSDには「NVMe」と「SATA」の2つの接続方式があります。次に、この2つの接続方式についてご紹介します。

NVMe(Non-Volatile Memory Express)

NVMeは、SSDのデータ転送を高速化するための接続方式です。「PCIe(PCI-Express)」という通信規格を利用し、大容量のデータも高速で読み書き可能です。次にご紹介するSATAより高性能な分、価格は高めになりますが、データ転送を高速化したい方におすすめです。

SATA(Serial ATA)

SATAは、比較的古い規格の接続方式です。最大転送速度は理論値だと650MB/s、実測値では約500MB/sまでとなり、NVMeに比べて低速のため、最新のM.2 SSDでは利用されなくなっています。NVMeのM.2 SSDと端子の形状が似ていますが、通信規格や形状が異なるため互換性がないことに注意しましょう。

M.2 SSDの用途とサイズ

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M.2 SSDは、用途に合わせて異なるサイズが存在します。主に使われているM.2 SSDの22mm幅には、「Type 2280」「Type 2242」「Type 2230」などがあり、一般的なパソコンやゲーム機では、基本的に22mm×80mmサイズのType 2280が使用されます。このサイズは、M.2 SSDの標準規格として多くのパソコンに採用されています。

一方、小型のノートパソコンや産業用機器など、コンパクトな設計が求められる場合は、22mm×42mmサイズのType 2242が使用されます。Type 2280に対応したスロットであれば、小型のType 2242を装着することも可能です。

M.2 SSDの使用場面

ここでは、M.2 SSDの使用場面をご紹介します。

内部ストレージ

M.2 SSDは、パソコンやゲーム機などのデジタルデバイスで、内部ストレージとして主に利用されています。OSや各種ソフトのインストールから写真などのデータを保存する際にも活躍します。内部ストレージでは高速な読み書きが求められるため、NVMe接続に対応したM.2 SSDが推奨されます。

外部ストレージ

M.2 SSDは、外部ストレージとしても活用できます。データの持ち運びが必要な場面では、専用ケースにM.2 SSDを収納し、外部ストレージとして持ち運ぶのが一般的です。この方法では、内蔵ストレージと同等の高速データ転送を実現しながら、M.2 SSD本体の持ち運びが可能になるため、外出先でのデータアクセスが便利になります。

M.2 SSDを利用するメリット

ここでは、M.2 SSDを利用するメリットをご紹介します。

高速でデータ処理が可能

NVMe接続のM.2 SSDは、従来のSSDよりも高速なデータ処理が可能です。PCIe 4.0 ×4に対応しているモデルの場合は、理論上の転送速度は8,000MB/sに達し、実際には7,000MB/sで動作できます。このため、大容量のファイルやデータ処理なども快適に行えます。

PCIeについて詳しく知りたい方は「PCI-Express(PCIe)とは(外部サイト)」の記事をご参照ください。

従来のSSDより小型の設計

M.2 SSDは、小型のノートパソコンに適しており、幅が約22mmで長方形に設計されています。従来の2.5インチSSDよりコンパクトなサイズで、2.5インチSSDの厚さが7mm以上あるのに比べて、M.2 SSDは約2mmと小型かつ軽量化を実現しています。この小型設計により、内部ストレージが占めるスペースを最小限に抑えることが可能です。

接続用のケーブルが不要

M.2 SSDはマザーボードに直接装着できるため、接続用のケーブルが不要です。外部ストレージとして使用する際にも、USBポートに接続できるタイプのケースであればケーブルを持ち歩かずにすみます。ケーブルが不要になることで、ケーブルの断線や紛失するリスクがなくなります。

M.2 SSDを利用するデメリット

ここでは、M.2 SSDを利用するデメリットをご紹介します。

マザーボードによっては性能が発揮されない

M.2 SSDを使用しても、マザーボードがそれに対応していなければ、SSDのポテンシャルを引き出すことができなくなります。具体的には、PCIe 3.0 ×4までの対応の場合は、NVMe接続のPCIe 4.0 ×4を使っても速度が制限されてしまいます。

また、一部のスロットが最新規格に対応している場合、どのスロットにSSDを装着するかによっても性能が変わります。さらに、大容量データの転送時に速度の違いを体感できても、ソフトやブラウジングなどの日常的な使用では、速度の差を感じにくいこともあります。

発熱しやすい

M.2 SSDは高速なデータ転送能力が魅力的ですが、それにともない発熱も大きくなります。特に、高性能なモデルほど発熱する傾向があり、過度の熱はパソコンの安定性に影響を与える可能性があります。このため、ヒートシンクや適切なエアフロー設計などの熱対策が必要となるでしょう。

サイズを間違えやすい

M.2 SSDは複数のサイズが存在し、購入時の選択を誤ると互換性に問題が生じることがあります。一般的なパソコンではType 2280が使用されることが多いですが、一部のノートパソコンなどではType 2242などの小型のSSDを使用します。このため、購入前にはデバイスの仕様を把握し、正しいサイズのSSDを選ぶことが重要です。

M.2 SSDを選ぶ際のポイント

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M.2 SSDを選ぶ際のポイントには、接続規格やサイズ、容量があげられます。ここでは、それぞれのポイントについてご紹介します。

接続規格

接続規格でM.2 SSDを選定する際は、PCIe 4.0 ×4・PCIe 3.0 ×4・SATAの3つの接続規格から選ぶとよいでしょう。ここでは、それぞれの接続規格についてご紹介します。

PCIe 4.0 ×4

PCIe 4.0 ×4(NVMe)は、データを高速で転送できる接続規格です。この規格は理論上、最大8,000MB/sの転送速度を持ち、PCIe 3.0 ×4の倍の速度を誇ります。

ただし、同じPCIe 4.0 ×4のM.2 SSDでも製品によってデータの転送速度が異なります。読み込みや書き込み速度、容量などのスペックが高くなるほど価格も高くなるため、予算と必要性を考慮して選ぶことが大切です。

PCIe 3.0 ×4

PCIe 3.0 ×4(NVMe)は2010年にリリースされた規格で、理論上の最大転送速度は4,000MB/sとなっています。PCIe 3.0より新しいバージョンのPCIe 4.0と比較すると転送速度は劣りますが、PCIe 4.0より手頃な価格で販売されていることが多く、十分な転送速度が期待できるため、コストパフォーマンスのよい規格となっています。

SATA

SATAはPCIe(NVMe)と比較して発熱が少なく、値段も安い傾向がありますが、前述のとおり前述のとおり理論上の最大転送速度が650MB/sとなっています。このため、軽量のデータ処理で済む場合や価格を抑えたい場合におすすめです。

サイズ

製品のサイズは「Type ◯◯◯◯(4桁の数字)」という形式で示され、SSDの幅と長さを表しています。前述にもあるように、Type 2280の場合は幅22mm、長さ80mmを意味します。最も一般的なサイズはType 2280で、多くのデスクトップパソコンやノートパソコンで採用されています。

しかし、Type 2242やType 2230などのさまざまなサイズが存在するため、取りつけるパソコンのスペースや用途、スロットの種類に応じて選びましょう。

容量

選定するM.2 SSDの容量には、128〜256GB・500〜512GB・1TB以上の3つがあげられます。ここでは、それぞれの容量についてご紹介します。

128~256GB

OSの保存のみでM.2 SSDを使用する場合は、128GBから256GBの容量が適しています。Windows 11の場合はシステム要件(外部サイト)で約64GBの容量が必要とされています。定期的にOSをアップデートすることも考慮し、128GB以上の容量を確保しておくとよいでしょう。

ドキュメントやPDFなどを保存したい場合は256GBを選ぶのが推奨されますが、容量不足になることを避けたい場合は、500GB以上の容量を選んでストレージに十分な空き容量を備えておくことをおすすめします。

500GB以上

OS以外にも、ソフトや写真・動画などのデータも保存する場合は、500GB以上の容量が推奨されます。この容量であれば、大量の写真やドキュメントなども十分保存できるため、日常使いやオフィスワークでも利用できます。動画ファイルを保存することが多い場合は、500GBだと定期的に不要な動画ファイルを削除するなどの対応が必要になり、容量の余裕がなくなることがあるため、1TB以上を選ぶのがおすすめです。

1TB以上

多くの動画ファイルやゲームデータなどを保存する場合は、1TB以上の容量を選ぶのがおすすめです。特に4Kなどの高解像度の動画や3Dゲームなどは使用する容量が大きいため、大容量のSSDが必要になります。

PCIe 4.0 ×4(NVMe接続)でおすすめのM.2 SSD

ここでは、PCIe 4.0 ×4(NVMe接続)でおすすめのM.2 SSDをご紹介します。

Western Digital WD Black SN770 WDS250G3X0E

Western Digital WD Black SN770 WDS250G3X0Eは、Type 2280のサイズで250GBの容量を備えているため、OSやドキュメントの保存に最適です。最大読み込み速度は4000MB/s、最大書き込み速度は2000MB/sとなっており、スムーズなデータ処理が可能です。

Solidigm P41 Plus SSDPFKNU512GZX1

Solidigm P41 Plus SSDPFKNU512GZX1は、512GBのストレージ容量を備えており、Type 2280のサイズとなっています。最大読み込み速度は3500MB/s、最大書き込み速度は1625MB/sで、日常使いやオフィスワークでの利用に適しています。

Western Digital WD Black SN770M WDS100T3X0G

Western Digital WD Black SN770M WDS100T3X0Gは、Type 2230のサイズで1TBの容量を備えています。最大書き込み速度は4900MB/s、最大読み取り速度は5150MB/sを誇り、大量のデータを高速で扱えるため、高解像度の動画データや大容量を使用するゲームなどにも適しています。

PCIe 3.0 ×4(NVMe接続)でおすすめのM.2 SSD

ここでは、PCIe 3.0 ×4(NVMe接続)でおすすめのM.2 SSDをご紹介します。

Crucial P3 CT500P3SSD8JP

Crucial P3 CT500P3SSD8JPは、Type 2280のサイズで500GBの容量を備えています。最大読み込み速度が3500MB/s、最大書き込み速度が1900MB/sとなっており、日常や仕事でのパソコン利用におすすめです。

KIOXIA SSD-CK1.0N3G2/J (M.2 2280 1TB)

KIOXIA SSD-CK1.0N3G2/J は、1TBの大容量を備えたType 2280サイズのM.2 SSDです。最大書き込み速度1700MB/s、最大読み込み速度2100MB/sと仕事用パソコンとしても十分な性能を備えており、大容量のストレージを使う場合にも適しています。

SATA接続でおすすめのM.2 SSD

ここでは、PCIe 3.0 ×4(NVMe接続)でおすすめのM.2 SSDをご紹介します。

Western Digital WD Blue SA510 WDS500G3B0B

500GBモデルは、最大読み込み速度が560MB/s、最大書き込み速度が510MB/sとなっていて、写真や動画ファイル、軽いソフトの利用に適したストレージを提供しています。

Western Digital WD Blue SA510 WDS100T3B0B

1TBモデルは、大容量ストレージが必要なユーザー向けに設計されています。このモデルの最大読み込み速度は560MB/s、最大書き込み速度は520MB/sで、サイズの大きいファイルの保存に最適です。

まとめ

この記事では、M.2 SSDの概要からメリット・デメリット、接続規格・サイズ・容量の3つの観点から選ぶ際のポイントなどを解説しました。また、PCIeとSATA接続に分けて、おすすめのM.2 SSDを幅広くご紹介しました。用途に合った適切なM.2 SSDを選ぶことで、パソコンのパフォーマンスを向上し、より快適な作業環境を実現できます。

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