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タブレットのバッテリー膨張はなぜ起こる?原因と食い止める方法

タブレットPCにはつきもの!?と感じるほどよく耳にするバッテリーが膨張したというトラブル。何故起きてしまうのでしょうか? 原因と食い止める方法をご紹介します。

目次

バッテリーが膨張するのは「寿命」が原因

バッテリー膨張には原因があります。

タブレットのバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池では、正極材と負極材、電解質にゲル状ポリマーなどが使用されています。経年劣化により、電池内で化学反応が起こりガスを発生させると、バッテリーの膨張が起こるのです。

バッテリーの寿命を決定する3つの要因

どんな行動により、バッテリーは劣化していくのでしょうか。

大前提としてバッテリーは消耗品のため、寿命があります。充電をするたびに劣化は進んでいます。ただその「バッテリーの寿命」は日ごろの取り扱い方で大きく変化します。寿命を決定する要因には、以下の3つがあります。

  1. バッテリーの「充電」と「放電」の繰り返し
  2. 充電完了後、バッテリーに電源を供給したままで放置する「満充電放置」
  3. バッテリーに電源を供給したままで放置されるときの環境温度

過放電の長期化や繰り返しはバッテリーの劣化を助長

長時間にわたって過充電や過放電が繰り返されることによりバッテリーの劣化が助長されてしまいます。劣化により充放電量が少なくなったバッテリーは利用時間が短くなるなど性能が低下します。また、劣化などにより状態が不安定になったバッテリーは内部の電解液が気化し、バッテリーパックの膨張を引き起こす原因となる場合があります。

※過放電とは:過放電とは、電池の容量が少ないときに、まだ電力を出力させようとしている状態です。タブレットが電池残量ゼロを表示している状態で、さらに使い続けた場合に過放電になります。

バッテリー膨張の危険性

リチウムイオン電池は、異常発熱による発火などの危険性を持ちます。

リチウムイオン電池は、通常使用上では安全性を確保できるよう、設計・製造されています。ただし、電池パックを傷つけたり、携帯電話本体が折れ曲がるほどの衝撃を受けたりすると、電池パック内部の電極が短絡することで、急激な発熱を伴う、発煙、発火、破裂事象が発生することがあり、大変危険です。

これは、タブレットで使用しているリチウムイオン電池だけでなく、一般的なリチウムイオン電池に共通して言えることです。公的機関である独立行政法人 製品評価技術基盤機構(Nite)からも、注意喚起されています。

タブレットのバッテリー寿命

利用方法や頻度によっても異なりますが、一般的にタブレットの寿命は3年前後と言われています。

タブレットに使われるリチウムイオン電池は、充電と放電を約500回繰り返すと性能が低下し始めると言われています。毎日1回充電するなら1年半程度で寿命が来る計算です。

また、リチウムイオン電池は放電と充電を同時に行うと発熱し、バッテリーが痛みます。充電しながらタブレットを使用するのは、バッテリーの寿命を縮める行為に繋るため、控えたほうがいいでしょう。

バッテリーの寿命が来た場合、バッテリー交換をするという選択肢もあります。バッテリー交換はメーカーサポートで行う場合が多いでしょう。

バッテリー膨張を防ぐ方法はある?

タブレットのバッテリーは、劣化が起きても仕方のないパーツです。しかし、バッテリーの劣化を少しでも遅らせて長持ちさせる方法がいくつかあります。劣化を遅らせることが結果的にバッテリー膨張を防ぐことになります。

以下の方法によって、バッテリーの持ちを長くすることができます。

充電が完了したら電源供給を止める

長期間使用しない場合、最終使用の後、充電せずに保管するようにします。また、充電保管庫を利用の場合はタイマーを設定し、充電完了後電源供給を止めるようにします。充電LEDが消灯したらACアダプタを抜いて電源供給を止めます。

Bluetoothをオフする

初期設定でBluetoothのサポートが有効になっていることが多いです。ワイヤレスのBluetoothデバイスを使用しないのであれば、Bluetoothを有効にしておくことは、単にバッテリーの電力を浪費することになります。

画面のバックライト

バックライトは、かなりの電力を消耗します。画面の明るさを低めに設定することで、電力を節約することができます

電源プランはパワーセーバーを選択

標準的なWindowsの電源プランでは、全てを一度に変更できるグループ設定です。例えば、デフォルトの電源プランはバランスが取れた設定になっていますが、自分で電力をいくらか節約するために、パワーセーバーを選択することができます。デフォルトのバランスが取れた設定にしておく方が良いでしょう。

接続デバイスを取り外す

タブレットに接続されたデバイスは、電力を消費します。例えば、パソコンにUSBマウスが接続されている場合、そのUSBマウスは、いつでも使えるように、コンピュータのUSBポートを介して、電力を消費しています。

一部のUSBデバイスは、他のものよりも多くの電力を消費します。小さなUSBスティックは、例えば、機械的な外付けハードドライブほど、多くの電力を消費することはありません。

法人・業務用ならバッテリーレスタブレットという選択肢

電池の劣化を心配する必要なし

バッテリーレスタブレットは、通常のタブレットよりも価格が高いですが、常時通電で使用する場合は、バッテリーによる障害が発生しない分、耐用年数を延ばすことができます。

バッテリーが過度に放電すると、従来のタブレットは起動しないといったことがありましたが、バッテリーレスによって、その心配もなくなりました。

劣化したバッテリーで充電を繰り返していると発熱が大きくなり、熱に弱い液晶にダメージを与え、さらに充電を繰り返すとバッテリーそのものが膨張します。場合によっては発煙、発火、さらには破裂に繋がることもあるのです。

ドスパラプラスでバッテリーレスタブレットがご購入いただけます。

ドスパラプラスで取り扱うTHIRDWAVE Pro のバッテリーレスタブレットは、バッテリーが非搭載であるため、バッテリーに起因する不具合が発生することはありません。

 さらにバッテリーレス設計により製品寿命が向上。一般的なタブレット製品よりも安心してお使いいただけます。そのため、標準で3年保証が付いており、保証期間が1年の従来のモバイル向けWindowsタブレットと比べて保証期間が3倍の長期間となっています。

※製品寿命は使用状況により変動いたします。

リプレースする製品の購入費用や作業の手間が減るため、経費の合理化が進められ、企業のTCO削減にも貢献します。

バッテリーレスによる最大の恩恵

タブレットの製品寿命を考えた場合、バッテリー搭載型での短期間の満充電を繰り返してバッテリーが劣化してしまい、早期に新しいタブレットに交換しなければならないことや、不具合が発生するリスクに絶えず備えておく必要があります。この労力を考えると、高くてもバッテリーレスのタブレットを選ぶという判断も妥当だと言えます。

バッテリーレスタブレットが適したシーン

以下の場所での使用に向いています。

店舗・ホテル:タッチパネル搭載の高精細ディスプレイで操作も楽です。

物流・生産ライン:在庫管理や機器の制御、データ収集に最適かつ省スペースでの設置が可能です。

バッテリー膨張したタブレットの処分方法

バッテリーは間違った手順で廃棄すると発火する恐れがありますので、正しい方法で処分する必要があります。

モバイルバッテリーは簡単にリサイクルに出すことができます。

(1)家電量販店の回収ボックス

大手の家電量販店にはリサイクルボックスが設置されていることがありますので、ボックスに入れることでリサイクルに出せます。

(2)携帯ショップで回収してもらう

ドコモやauなど、携帯ショップでもリサイクルを受け付けています。

(3)リサイクル協力店に持ち込む

タブレットのバッテリーは、小形充電式電池として一般社団法人JBRCがバッテリーの回収、およびリサイクルを推進しています。お近くのリサイクル協力店にバッテリーを持ち込んでください。

なお、リサイクル協力店に持ち込む場合には、バッテリーの金属部にセロハンテープなどの絶縁テープを貼るようにしましょう。

まとめ

この記事では以下について述べてきました。

  • バッテリー膨張の原因
  • バッテリー膨張の危険性
  • タブレットのバッテリー寿命
  • バッテリーレスタブレットという選択肢

バッテリー膨張を、ただの形状の変化だと甘く見ずに、危険性があるという観点を持つことが重要です。

タブレットの寿命は予測がつきますので、膨張を防ぐ方法を対策として行ったとしても避けられないこともあります。

そのような場合は潔く処分し、買い替えやバッテリーレスタブレットの使用を検討するのがよいでしょう。

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