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タブレットが充電できないときの原因や対処法を解説

アイキャッチ画像.jpegタブレットが充電できないとき、ACアダプターや充電ケーブル、タブレット本体など原因は多岐にわたります。この記事では、タブレットが充電できない原因や対処法についてご紹介します。充電ができない原因のひとつとしてあげられる、バッテリーの劣化を防ぐためのコツも記事内でご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

タブレットが充電できないときに考えられる原因

タブレットが充電できないときは、ACアダプターや充電ケーブル、タブレット本体それぞれに原因が考えられます。詳しくは次のとおりです。

ACアダプターに不具合がある場合

タブレットは、ACアダプターでの充電以外にも、PCに接続して充電する方法もあります。充電元やコンセントにおいて考えられる原因は、次のとおりです。

過電流の保護機能が働いている

タブレットには、充電時に多くの電力が流されすぎないよう、過電流を防止する保護機能が搭載されています。ACアダプターの機種によっては、多くの電力を一度に流してしまうことにより、保護機能が作動することで充電ができなくなる場合があります。

ACアダプターを使用していて充電ができなかった場合は、電力が比較的低めなPCに接続して充電できるかをお試しください。

ただし、PCによっては電力が低すぎることで充電できない場合があるため、別のACアダプターを使用してみるのもよいでしょう。

ACアダプターがコンセントに完全に挿し込まれていない

ACアダプターがコンセントに完全に挿しこまれておらず、充電できないケースも多いです。「普段は充電できていたのに急に充電できなくなった」という場合は、ACアダプターがコンセントから抜けている可能性があるため、念のため確認しておくことをおすすめします。

また、ACアダプターを何度かコンセントに挿し込み直したり、端子の角度を変えながらタブレットに挿したりすることで充電できることもあります。

充電ケーブルに不具合がある場合

充電ケーブルがタブレットに挿さりきっていなかったり、断線などの破損が起きていたりすることで、充電できないことがあります。それぞれの詳細については、次のとおりです。

純正品以外の充電ケーブルを使用している

タブレットを提供する各メーカーでは専用の充電ケーブルが販売されており、一般的には正規品や純正品と呼ばれます。

一方で、メーカーから販売されている純正品と同等の機能を持ちながら、割安で購入できる非正規品も他社で数多く販売されています。これらの非正規品を使用することで、正常に充電ができないなどの不具合が生じる可能性もあるため、充電ケーブルはなるべく純正品を使用するのがおすすめです。

タブレットに充電ケーブルが適切に挿さっていない

充電ケーブルの種類によっては、タブレットに挿す向きが決まっているものもあり、タブレットに完全に挿さりきっていないことから充電ができなくなることがあります。

また、タブレットにケースやカバーをつけている場合、ケースの装飾や厚みによって充電ケーブルがコネクタに挿さらず、充電できないことがあります。もしケースなどをタブレットにつけている場合は、一度取り外した状態で充電ケーブルを挿してみるとよいでしょう。

充電ケーブルが故障・断線している

充電ケーブルの断線により、充電ができなくなっている可能性も考えられます。断線はケーブル表面を見るだけでは確認できないため、ほかの充電ケーブルでは正常に充電できるかもあわせて確認するとよいでしょう。

ほかの充電ケーブルで正常に充電できた場合は、元の充電ケーブルが断線している可能性が高く、ほかの充電ケーブルでも充電できなかった場合は、タブレット本体に不具合が生じていることが考えられます。

タブレット本体に不具合がある場合

ACアダプターや充電元、充電ケーブルなどに異常がない場合、タブレット本体に不具合が生じている可能性があります。それぞれの詳細については、次のとおりです。

タブレットが発熱している

タブレットには、リチウムイオンバッテリーが内蔵されています。負荷のかかる作業を行いタブレットが発熱しているときは、バッテリーにも負荷がかかり高温になっているといえます。リチウムイオンバッテリーは熱に弱いため、高温の状態で充電を行うことによる爆発などの危険を避けるため、充電を自動で停止する機能が働きます。タブレット本体の温度が高いときは、一度熱が冷めるのを待ってから再度充電を試みるとよいでしょう。

複数のアプリを起動している

複数のアプリを起動していると消費電力が高まるため、充電しても電池がたまらないといった現象が起こる場合があります。中にはタブレットを操作していなくてもバックグラウンドで常に稼働している常駐アプリが大きく電力を消費している可能性もあるため、バッテリーの消耗が激しい場合は一度インストール済みのアプリを見直すことをおすすめします。

OSやソフトウェアをアップデートしていない

iOSなどのOSのバージョンが古い場合、充電ができないなどタブレットの動作に不具合が生じる可能性があります。長期にわたりソフトウェアのアップデートを行っていなかった場合は、最新バージョンへアップデートすることで正常に充電できるようになることがあるため、一度タブレットのOSのバージョンを確認してみるとよいでしょう。

コネクタが汚れている・破損している

充電ケーブルを挿し込むコネクタ部分に汚れがたまっていたり、破損したりしている場合、充電できないことがあります。コネクタにホコリなどのごみがたまっている場合は、つまようじでやさしくなぞったり、マイクロファイバーを使用した布などで掃除したりすることで解決する可能性があります。コネクタの掃除を行う際には、タブレットの内部に繊維が入ってしまわないよう、ティッシュの使用は避けることをおすすめします。

タブレットのバッテリーが劣化している

タブレットに使用されているリチウムイオンバッテリーの寿命は、約2~3年といわれています。タブレットの使用方法や、充電の頻度によっては、さらにバッテリーの劣化が早まることもあるでしょう。バッテリーの劣化が進むと、電池の消耗が激しくなるだけでなく、十分に充電できなくなることがあるため、タブレットの電池がすぐに減る場合や充電ができなくなった際は、メーカーに依頼のうえ、バッテリーの交換が必要です。

タブレットが充電できないときの対処法

_H2_ タブレットが充電できないときの対処法.jpegここまで、タブレットが充電できないときに考えられる原因についてご紹介しました。タブレットが充電できなくなったときは、次にご紹介する対処法を試すことで、解決する可能性があります。

タブレットを再起動する

タブレットを再起動することで、充電ができるようになる場合があります。また、何らかの原因によりタブレットがフリーズしたり、動作が重くなってしまったりしたときも、再起動を行うことで改善する可能性があります。

消費電力量を抑える

先述した常駐アプリが常に稼働していたり、複数のアプリを同時に開いたりしている場合、バッテリーの消費量が充電量を上回り、充電できなくなることがあります。なお、バックグラウンドで多くのアプリが稼働しているだけでなく、常に明るい画面でタブレットを使用していたり、Bluetooth接続をオンにしたりしていることでも、消費電力量が増えてしまいます。

画面の明るさを下げ、Bluetoothを使用していないときはオフにし、使用していないアプリは閉じるなどを行うことで消費電力量を抑えられ、スムーズに充電できるようになるでしょう。

充電コネクタや端子を掃除する

充電コネクタや端子に汚れがたまっている場合、本体が充電器を認識せず、充電できなくなる可能性があります。コネクタ・端子を掃除する際は、先述したマイクロファイバーを使用した布を用いるのがおすすめです。なお、端子を掃除するときに、細かい汚れを取ろうと綿棒やピンセットなどを用いると、かえって汚れを奥に押し込んだり、端子が金属によってショートしたりしてしまう恐れがあるため注意が必要です。

別の充電ケーブルを使用する

充電ケーブルを複数持っている場合は、別の充電ケーブルでは正常に充電できるか試してみることをおすすめします。特に、純正品以外の充電ケーブルを使用している場合は、OSのアップデートによって急に使用できなくなるケースも考えられます。

ほかの充電ケーブルがない場合は、同じ充電ケーブルを使用して、パソコンやスマートフォンなどほかのデバイスの充電ができるかを試しましょう。正常に充電できなかった場合は、ケーブルが断線などで破損している可能性が高いため、買い替えを検討する必要があります。

タブレットを初期化する

タブレット本体が何らかの不具合によって充電できない場合、初期化を行い工場出荷時の状態にすることで、不具合が解消する可能性があります。タブレットを初期化することで、インストールしたアプリや保存した書類や写真、連絡先、カレンダーなどのデータはすべて消去されてしまうため、必ずバックアップを取っておきましょう。タブレットの初期化の手順は端末の機種によって異なりますが、基本的にはタブレットの設定画面から行えます。

バッテリーの交換を行う

タブレットを長期間使用している場合や、頻繁に負荷のかかる作業を行い、充電を繰り返している場合などは、バッテリーの消耗が激しくなります。バッテリーの劣化により、「充電がたまらない」「充電してもすぐにバッテリーが減ってしまう」といった事態に陥ることがあるため、定期的にバッテリーの状態を確認し、劣化が進んでいる場合はメーカーに修理依頼を出してバッテリーの交換を行うのがおすすめです。バッテリーの状態の確認方法は機種によって異なりますが、タブレットの設定画面やバッテリー確認用のアプリを用いるのが一般的です。

新しい端末を購入する

先述のとおり、バッテリーを交換する際はメーカーへ修理依頼を出す必要があります。しかし、修理にかかる費用が高額になる場合もあるため、端末を購入してからしばらくたっている場合は、端末ごと買い替えるのもおすすめです。メーカーによっては古い端末を下取りし、新しい端末が購入しやすくなるサービスを提供していることもあるため、修理依頼を出す前に、買い替えた場合の費用もあわせて確認しておくとよいでしょう。

バッテリーを長持ちさせるコツ

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先述のとおり、タブレットが充電できない原因のひとつに、バッテリーの劣化があげられます。ここでは、バッテリーの劣化を防ぎ、できるだけ長持ちさせるためのコツをご紹介します。

使用環境に気をつける

タブレットは精密機械であるため、使用環境の温度変化によってバッテリーの劣化が早まる場合があります。直射日光が当たる場所や冷房の効いていない室内など高温の場所、真冬の屋外など温度が低下しやすい場所での使用は避け、タブレット使用時には室内の温度調整にも気を配ることでバッテリーの劣化を防げるでしょう。同じく、タブレットを保管する場所に関しても、高温多湿の環境を避けるなどの工夫が必要です。

バッテリーがない状態で放置しない

タブレットの使用頻度が低い場合、バッテリーがゼロのまま長期間放置してしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、バッテリーがない状態でタブレットを放置することによって、バッテリーの劣化が進み、充電しようとした際になかなか充電がたまらないなどのトラブルが発生する場合があります。また、長期間放置することで、タブレットのコネクタにホコリやごみがたまり、充電端子をうまく認識できないケースもあります。

タブレットを使用しないときも、バッテリーはなるべくゼロにならないようこまめに確認し、50%前後を保てるように充電することでバッテリーの寿命を延ばせるでしょう。

バッテリーが100%になったら充電をやめる

バッテリーは、充電が100%に近づくにつれて負荷がかかり、劣化が進みます。そのため、充電が100%たまった状態のまま充電ケーブルを外さずに放置してしまうと、バッテリーの劣化を早める恐れがあります。そのため、充電が100%になったらすぐに充電ケーブルを取り外したり、80%前後で充電を中断したりすることでバッテリーを長持ちさせられます。機種によっては80%前後をめどに充電を止める機能や、100%のまま放置しないよう充電のスピードを調整できる機能などもあるため、これらを活用するのもおすすめです。

充電中のタブレット使用を避ける

タブレット使用時には、充電しながら作業を進める方も多いのではないでしょうか。しかし、充電しながらのタブレットの使用はバッテリーの劣化を早めます。充電しながらタブレットを使用すると、通常より多くの負荷がタブレットにかかるため、バッテリーが発熱しやすくなり、充電が中断されることもあります。タブレットのバッテリーを長持ちさせるためには、充電中の使用はなるべく避け、特に負荷のかかる作業は行わないことを意識しましょう。

バッテリー消費を抑える機能を活用する

タブレットによっては、省エネや節電ができる機能が搭載されており、これらの機能を活用することでタブレットの電力消費を抑え、バッテリーの消耗を防ぎます。このような節電機能とあわせて、使用しないアプリケーションを閉じたり、画面の明るさを下げたりすることでバッテリーの消耗をさらに低下させられるでしょう。また、通知により画面が点灯する設定の場合、通知がたくさん届くことで電力消費が激しくなることがあるため、不要な通知もオフにすることをおすすめします。

タブレットの修理はメーカーに依頼しよう

タブレットなど、電波を発する機器には、「技術基準適合証明マーク」が付与されています。技術基準適合証明は、国から認められた修理業者以外が端末を分解することで効力を失う恐れがあります。さらに、技術基準適合証明の効力を失った端末で電波を発することが電波法(外部サイト)違反になる場合があるので注意しましょう。電波法違反では1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。そのため、タブレットの分解が必要なバッテリーの交換を行う際は、メーカーへ修理を依頼することをおすすめします。

まとめ

この記事では、タブレットが充電できない原因や対処法、バッテリーを長持ちさせるためのコツをご紹介しました。タブレットが充電できないときは、記事内でご紹介した対処法を試しながら、必要に応じて充電ケーブルや端末の交換、修理などを行いましょう。

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