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湾曲モニターのメリットは?デメリットとおすすめの湾曲モニター4選も解説
この記事では、湾曲モニターのメリットを解説します。
デメリットやおすすめの湾曲モニター4選、選び方もあわせてお伝えするので、仕事用やゲーミング用に湾曲モニターの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
湾曲モニターとは
湾曲モニターとは、パネルが内側に湾曲しているモニターのことです。
視野角が広く、曲面の形状がユーザーの視野に合わせて最適化されているため、優れた視認性と没入感のある視覚体験を期待できます。
このことから、湾曲モニターは、主にゲームや映画鑑賞などのエンターテイメントの用途で使用されています。
以降では、湾曲モニターと変面モニターの違いや、湾曲モニターのメリットを解説するので、湾曲モニターの導入を検討している方は、参考にしてください。
湾曲モニターと平面モニターの違い
湾曲モニターと平面モニターの違いは、形状です。
平面モニターが画面が平らであるのに対し、湾曲モニターは内側に曲がっています。
用途にも違いがあり、平面モニターはWebサイトの閲覧やメールの送受信、表計算などの一般的なあらゆるビジネスシーンで使用されていますが、湾曲モニターは、ゲームや映画鑑賞などの没入感・臨場感を求める特定の用途に使用されやすいです。
また、価格面では、流通量の多い平面モニターのほうが安価な傾向にあります。
湾曲モニターのメリット
湾曲モニターのメリットを3つ紹介します。
湾曲モニターの具体的なメリットを把握してから導入を検討したいという方は、ぜひ参考にしてください。
視認性が高く、目が疲れにくい
湾曲モニターの最大のメリットのひとつが、優れた視認性です。
画面が湾曲していることで視野が広がり、画面両端の情報が平面モニターよりも見えやすくなります。
また、画面端までの距離が一定に保たれることで、ユーザーの視点移動の距離が短縮され、長時間使用しても目が疲れにくくなります。
オフィスワークの生産性が向上する
視認性の高さは、オフィスワークの生産性向上にもつながります。
モニターの曲線がユーザーを包み込むように広がるため、複数のウインドウを開いていても情報が目に入りやすく、マルチタスクの効率化が可能です。
また、湾曲モニターは目の疲れが少ないので、従業員の生産性向上と健康促進にも期待できます。
ゲームの没入感が高い
没入感が高い点も湾曲モニターのメリットのひとつです。
湾曲モニターは、ゲームの世界が視界全体に広がるため、ゲーム内の風景やアクションの迫力を平面モニターよりも高く感じられます。
視野が広がって画面の情報も得られやすいので、FPSやレーシング、MMORPG系のゲームでの使用に適しています。
また、動画視聴や映画鑑賞などの用途でも、大画面のモニターを使用することで高い臨場感を得られることから、プライベート用で選ばれています。
湾曲モニターのデメリット
湾曲モニターには、視認性・没入感の高さといったメリットがある一方で、デメリットも存在します。
平面モニターと湾曲モニターのどちらを導入すべきか悩んでいる方は、自分に合ったものを選定するためにも、以下で紹介するデメリットも把握したうえで、検討してみてください。
平面モニターより酔いやすい
個人差はありますが、湾曲モニターは没入感や臨場感を得られやすい分、平面モニターより酔いやすいデメリットがあります。
特に、長時間の作業や画面内の映像が高速に動くFPSやレーシング系のゲームでは、違和感や酔いを感じる可能性があります。
そのため、初めて湾曲モニターを使用する方は、慣れるまで時間がかかる場合があることを認識しておきましょう。
広めの設置スペースが必要
製品によってはサイズが異なるため一概には言えませんが、湾曲モニターはそのデザイン上、一般的な平面モニターよりもサイズが大きく、広めの設置スペースが必要です。
そのため、オフィスデスクなどの限られたスペースの中での利用や取り扱いには、工夫が必要です。
購入後に後悔しないためにも、湾曲モニターを導入する際には、机とモニターの大きさの事前確認をおすすめします。
平面モニターより高価
湾曲モニターは、特殊なデザインと流通量などの要素から、平面モニターよりも高価な傾向にあります。
そのため、平面モニターと同等の予算で導入を検討している方は、湾曲モニターの市場価格を確認したうえで、再度検討しましょう。
イラスト系の仕事には不向き
湾曲モニターは、ゲームや映画鑑賞などのエンターテインメントにおいては満足感を得られますが、イラストやデザインなどの精密さが必要な作業には不向きな場合があります。画面が湾曲していることで直線や傾きを正確に把握しづらいため、比率の正確さが求められる作業では、平面モニターをおすすめします。
このように、湾曲モニターにはメリット・デメリットが存在しますが、これらは使用目的や個人の好みによって異なります。
湾曲モニターの導入を検討している方は、これらのメリットとデメリットを総合的に考慮し、自身のニーズに合ったディスプレイを選択しましょう。
湾曲モニターの選び方
湾曲モニターの選び方をさまざまな要素から解説します。
どのように湾曲モニターを選んだらよいかわからないという方は、以下でお伝えする内容を参考に選んでみてください。
画面サイズを確認する
湾曲モニターを選ぶ際は、画面サイズをチェックしましょう。
使用環境や用途によって適切な画面サイズは異なります。
例えば、より大迫力の映像を楽しみたい方には、30インチを超えるサイズの大画面モデルがおすすめです。
一方で、画面サイズが大き過ぎると、視線の移動距離が長く目に負担がかかる場合があるので、デスクワークで長時間使用する方には、コンパクトなサイズのモニターをおすすめします。
解像度を確認する
解像度もモニターを選定するうえで確認しておきたいポイントのひとつです。
解像度とは、画素の密度を示す数値で、数値が大きいほど高解像度で鮮明な映像を映し出せます。
主流なのはフルHD(1920×1080)ですが、解像度にはそのほかにも以下の種類があります。
- WQHD(2560×1440)
- 4K(3840×2160)
- 8K(7680×4320)
近年は高解像度の4Kや8Kのモニターも流通しているので、よりきれいな映像を楽しみたい方は検討をおすすめします。
必要な端子が搭載されているか確認する
湾曲モニターには、HDMIやDisplayPort、DVIといった、パソコンなどを接続するためのさまざまな端子が搭載されています。
ただし、パソコンやそのほかの周辺機器の端子と対応していないと接続できません。
変換アダプターを使用すれば接続可能な場合もありますが、余分なコストと手間がかかってしまうので、事前に接続したい機器に対応した端子が搭載されているかを確認しておきましょう。
光沢モデルか非光沢モデルか確認する
湾曲モニターには、「光沢モデル」と「非光沢モデル」の2種類があります。
光沢モデルは、画面にツヤがあるため、高画質のグラフィックや動画を楽しむのに適しています。
一方で、非光沢モデルは、画面表面がマットでツヤがなく、外からの光が反射しにくいので、自分の顔や室内の照明・レイアウトの映り込みが抑えられ、作業に集中しやすいのがメリットです。
使用環境や好みに応じて、適切なモデルを選択しましょう。
ゲーミング用ならリフレッシュレート・応答速度も重要
湾曲モニターをゲーミング用で使用するなら、リフレッシュレートや応答速度も重要です。
リフレッシュレートとは、1秒間にモニター画面が何度書き換わったのかを表す数値で、単位は「Hz(ヘルツ)」で表されます。
リフレッシュレートが高いほど映像が滑らかに表示されるので、より快適なゲーム環境を整えたい方は、ほかの要素とあわせて注目しましょう。
また、FPSやRPGなどの素早い応答速度が求められるゲームをプレイする場合は、「ms(ミリセカンド)」で表される応答速度もあわせて確認しましょう。
1msは、1秒の1000分の1秒を表します。
高い応答速度が求められるFPSを楽しむなら1ms以下、そのほかのゲームなら5ms以下がおすすめです。
湾曲モニターおすすめ4選
おすすめの湾曲モニターを3つ紹介します。
前述した画面サイズや解像度、リフレッシュレートなどのスペックもあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
ViewSonic VX3218-PC-MHD (31.5インチワイド 湾曲液晶モニター)
49インチの大きな画面が特徴の湾曲モニターです。
27型のモニターを横に2つ並べた時と同じ大きさであるのに加え、解像度も3840×1080と高画質です。
また、低遅延で滑らかな映像体験を提供する、AMDの技術の「FreeSync™2 HDR」に対応しており、ゲーミング用途で高い没入感と優れたグラフィックを体験できます。
湾曲モニター比較表
製品名 | ViewSonic VX3218-PC-MHD | ViewSonic VX3418-2KPC | ASUS TUF Gaming VG27VQ | ASUS XG49VQ |
モニターサイズ | 31.5(ワイド)インチ | 34(ウルトラワイド)インチ | 27(ワイド)インチ | 49(ウルトラワイド)インチ |
パネル方式 | VA | VA | VA | VA |
最大解像度 | 1920×1080 | 3440×1440 | 1920×1080 | 3840×1080 |
応答速度 | 1ms(MPRT) | 1ms(MPRT)※オーバードライブ時 | 1ms(MPRT) | 4ms(GTG) |
リフレッシュレート | 165Hz ※接続端子により異なります | 144Hz ※接続端子により異なります | 165Hz ※接続端子により異なります | 144Hz ※接続端子により異なります |
入力端子 | HDMI1.4×2 DisplayPort×1 |
HDMI2.0×2 DisplayPort1.4×1 |
Dual-Link DVI×1 HDMI2.0×1 DisplayPort1.2×1 |
HDMI2.0×2 / DisplayPort1.2×1 |
外形寸法 | (スタンド付き)709×513×228mm (スタンドなし)709×419×93mm |
(スタンド付き)806×462.33~542.33×331mm (スタンドなし)806×362×125mm |
(スタンド付き)609×387~507×211mm (スタンドなし)609×359.9×44mm |
(スタンド付き)1193.33×529.10×344.74mm (スタンドなし)1193.33×369.7×344.74mm |
重量 | (スタンド付き)約4.9kg (スタンドなし)約4.2kg |
(スタンド付き)約7.6kg (スタンドなし)約5.4kg |
(スタンド付き)約5.98kg (スタンドなし)約3.75kg |
13.3kg |
湾曲モニターについてよくある質問
最後に、湾曲モニターに関するよくある質問を紹介します。
湾曲モニターを導入するうえで疑問点がある方は、以下で紹介する内容を参考にしてください。
湾曲モニターに記載されている「R」の意味は?
湾曲モニターに記載されている「R」は、曲がりの大きさを表しています。
例えば「1500R」と表記がある湾曲モニターの場合、半径1500mm(1.5m)の円を描くモニターを指します。
数値が小さいほど曲がりが大きく、より高い没入感を得られます。
湾曲モニターは仕事に向いている?
湾曲モニターは、画面を広く使えてなおかつ視認性が高いため、複数のウインドウを開いて仕事をする方には向いています。
一方で、繊細な作業を伴うデザイン系の仕事の場合は、グラフィックの直線や曲線を把握しづらいため、平面モニターがおすすめです。
湾曲モニターはFPSに向いている?
湾曲モニターは、平面モニターと比べて視野が広くなるため、画面端にいる相手に気づきやすく、FPSに向いているといえます。
ただし、エイムに集中するために視野角を狭めたい方にとっては、かえって広い視野角が不利に働く場合があります。
湾曲モニターを購入して後悔するケースは?
湾曲モニターを購入して後悔するケースとしては、主に以下があげられます。
- サイズが大きかった
- 高画質なものを選定すべきだった
- FPSとの相性がよくなかった
- 機能を十分に調べていなかった
モニターのサイズや解像度、機能は購入元のページから確認できるので、購入してから後悔しないように事前に確認しておきましょう。
また、買い替えで迷ったり後悔したりしないように、現在使用しているモニターのスペックを確認し、何が不足しているかチェックするのも効果的です。
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※ご希望の製品の調達を確約するものではございません
まとめ
この記事では、湾曲モニターのメリットを中心に解説しました。
湾曲モニターには、高い視認性や没入感を得られるメリットがあります。
一方で、酔いやすかったり、イラスト系の仕事では不向きであったりと、個人の好みや用途によってはデメリットとして捉えられる要素もあります。
選び方やおすすめの湾曲モニターもお伝えしたので、これから導入を検討している方は、解説した内容を参考に、自身に合ったものを選定してみてください。