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CPUクーラーとは?選ぶときのポイント解説を解説します

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この記事では、CPUクーラーの概要、選ぶときのポイントをわかりやすく解説しています。CPUクーラーは熱を持ったCPUを冷却し、PCを安定して動作させるのに有効ですが、種類や機能がさまざまで選び方がわからない方も多いでしょう。最後におすすめのCPUクーラーをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

1.CPUクーラーとは

CPUクーラーとは、CPUを物理的に冷却するためのパーツをいいます。CPUは、複雑な演算処理を実行するとともに、ほかのPCパーツの制御も担うため、動作中の発熱量が多いPCパーツです。そして、CPUの内部には温度センサーが搭載されており、高温になりすぎた場合に自動で動作周波数を落として、電力消費量・温度を低下させる仕組みが採用されています。このため、CPUの温度が高くなると、PCのパフォーマンスが低下し、場合によっては故障のリスクがあります。

CPUクーラーは、CPUが適切な温度で動作し、PCの安定稼働を実現するために必要なパーツといえます。

1-1.CPUクーラーの役割

CPUを冷却するCPUクーラーには、大きく2つの役割がありますので、それぞれ詳しく解説していきます。

1-1-1. 熱暴走を防ぐ

CPUには、効率的な排熱を行うために「ヒートスプレッダー」と呼ばれる高熱伝導の金属性部材が使用されていますが、発熱量が多いため十分ではありません。特に、CPUに長時間高負荷がかかると熱暴走を起こし、性能の低下によりPCの動作が不安定になる恐れがあります。CPUクーラーは、CPUの熱暴走を防ぎ、パフォーマンスの維持に役立っています。

1-1-2. 排熱と温度管理をする

CPUクーラーは、CPUが発する熱を効率的に吸収し外部に排出することで、CPUはもちろんPCケース内を適切な温度に保つのに役立ちます。CPUは、PCを使用している間、常に負荷がかかっている状態で、オーバークロック時など高負荷がかかったときは一気に高温になるため、PCの安定した動作、パーツの故障を未然に防ぐために、CPUクーラーは重要な役割を担っています。

2. CPUクーラーを選ぶときのポイント

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ここからは、CPUクーラーを選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。ご自身の利用環境、重視したいポイントと照らし合わせて参考にしてください。

2-1.冷却のタイプ

CPUクーラーの冷却タイプとして、大きく「空冷式」と「水冷式」に分けられます。また、空冷式は、「トップエアフロー型」と「サイドエアフロー型」の2つがありますので、それぞれ解説していきます。

2-1-1.トップフロー型

トップフロー型のCPUクーラーは、CPUの上から下に向けて風を送ることでヒートシンクを冷却する方式です。マザーボード全体に風を当てられるため、CPUのほかにもメモリやチップセットも冷却できます。また、厚みの薄い製品が多いため、この後ご紹介するサイドフロー型と比較すると省スペースで設置でき、コンパクトなPCに取り付けられるメリットがあります。

2-1-2.サイドフロー型

サイドフロー型のCPUクーラーは、CPUの熱を吸収するヒートシンクを側面から冷却する方式で、CPUに対して垂直に設置します。基本的にPCケース内は、フロント(ケース前面)から吸気し、リア(ケース後面)で暖まった空気を排出するようにエアフローが設計されています。このため、サイドフロー型のCPUクーラーでは、エアフローを乱すことなく効率的な排熱が可能で、高い冷却効率が期待できます。また、トップフロー型のように、マザーボードを上部から覆わないため、メンテナンス性も優れています。

ただし、サイドフロー型のCPUクーラーは、CPU以外のPCパーツへの冷却効果が弱く、サイズが大きい傾向があるため、コンパクトなPCでは設置できない可能性が高いという点に注意が必要です。

2-1-3.水冷式

水冷式のCPUクーラーは、CPUの熱を「クーラント」と呼ばれる冷却液に伝導し、チューブを通してラジエーターへ送り、冷却ファンでクーラントを冷やす方式です。一般的に、空冷式よりも冷却性能が高く、また、CPUから熱を吸収する「ヘッド」と呼ばれる部分が小さいことから、CPU周辺のほかのPCパーツへの干渉を抑制できるメリットがあります。このため、高性能なCPUを搭載しているPCで、高負荷のかかる作業を行うことが多い方におすすめです。

ただし、空冷式よりも冷却性能に優れ、構成するパーツも多いことから、導入費用が高価になりやすい点に注意しましょう。

なお、水冷式のCPUクーラーには、組み立て済みで、取り付けるだけですぐに利用できる「簡易水冷」と、カスタマイズ性能に優れますが、購入したパーツを自分で組み立てる「本格水冷」の2種類があります。

2-2. サイズ

CPUクーラーが利用しているPCケース内に収まるか、収まったとしてほかのPCパーツに干渉しないかなど、事前にサイズを確認する必要があります。ファンが直立するため高さが出るサイドフロー型や大きめの水冷式では、ミニタワー(コンパクト)やミドルタワーのPCケースには格納できない可能性があるため、ファンのサイズも考慮しつつ慎重に選びましょう。

2-2-1. メモリスロットの干渉に注意

CPUクーラーの取り換え・拡張時によくある事象として、メモリスロットとの干渉があげられます。特に、CPUソケットとメモリースロットが近くに配置されているマザーボードでは、干渉の発生する可能性が高いため、大型のCPUクーラーの導入を検討する場合には、メモリスロットとの間に十分なゆとりが確保できるかを確認しましょう。

2-3.CPUソケットの形状

CPUソケットは、マザーボード上にあるCPUを取り付ける場所で、さまざまな形状があります。CPUクーラーを選ぶときには、使用しているPCのマザーボードのCPUソケットの形状に対応しているものでないと取り付けができないため注意しましょう。

ただし、CPUクーラーに付属しているアタッチメントで、複数のCPUソケットの形状に対応できるタイプも販売されています。

2-4.CPUクーラーの固定方法

CPUクーラーをマザーボードに固定する方法には、「プッシュピン式」と「バックプレート式」の大きく2種類があります。

まず、「プッシュピン式」は、CPUクーラー側にあるピンをマザーボード側の穴に挿し込むことで固定する方式です。パーツが破損しないように、ピンについているスリット(溝)の向きを中央に向ける、挿し込み位置を正確に合わせるなど注意点はありますが、特別な工具は不要で取り付けが簡単に行えます。小型で軽量のCPUクーラーを固定する方法として主に採用されています。

一方、「バックプレート式」は、マザーボード裏面にバックプレートを配置し、マザーボード表面のCPUクーラーとねじで固定する方式です。長めのドライバーなどの工具が必要ですが、バックプレートによってマザーボードの反りを防止できるとともに、ねじで固定することで大型で重量があるCPUクーラーも安定感を持って取り付けが可能です。

2-5.静音性

PCに高負荷がかかる作業をすることが多く、ただしPCの動作音はできるだけ抑えたい方は、静音性を重視してCPUクーラーを選びましょう。

通常、ファンの回転数が多くなるほど冷却性能も高まりますが、動作音(騒音・ノイズ)も大きくなるため注意しましょう。市販されているCPUクーラーには、「ノイズレベル」の記載があるため、あまり音が気にならないとされる20dBから30dBを目安に製品を選ぶことをおすすめします。

なお、ファンが大きくなると少ない回転数で同じ冷却効果を得られることから、大きいファンのほうが静音性が高い傾向にあります。

2-6. MTTF(平均故障時間)

MTTF(平均故障時間)は、「Mean Time To Failure」を略したもので、製品の使用開始から故障までの時間を示すものです。一般的に修理がきかない製品で使用されることが多く、数値が大きくなるほどトラブルなく長期間利用できます。構成するパーツが多い水冷式と比較すると、空冷式のほうがMTTFが大きくなる、つまり長く使用できる傾向があります。

2-7. 見た目

近年、PCケース、電源ユニット、グラフィックボード、ファンなど、LEDを搭載し発光を楽しめるPCパーツが人気を集めており、CPUクーラーでもLED搭載製品が販売されています。単色で発光するタイプやレインボーカラーで発光するタイプなど、さまざまな種類がありますので、冷却性能はもちろん、華やかな発光を楽しみたい方はご検討ください。

2-8.予算と性能のバランス

さまざまな機能を持つCPUクーラーが幅広い価格帯で販売されていますので、最初に予算を設定することで製品の絞り込みが可能です。機能が豊富なほど性能アップを見込めますが、使う予定のない機能のコストを負担するのは避けたいところです。最低限必要な性能を備えつつ、期待するパフォーマンスを発揮できるように、予算と性能のバランスを慎重に判断しましょう。

3.CPUクーラーを取り扱う人気メーカー

ここからは、お使いのPCの冷却性能の向上を検討する際にぜひ利用したい、CPUクーラーを取り扱う人気のメーカーを3社ご紹介していきます。

3-1. Noctua(ノクチュア)

Noctua社は、世界30カ国以上に拠点を置き、ハイエンド冷却部品の開発・製造・販売を行うメーカーです。大手Webサイトや雑誌から数々の賞を受けており、安心して利用できます。取り扱うCPUクーラーは、空冷式のみですが、独自技術により高い冷却性能を実現するとともに静音性にも優れている点が特徴です。

3-2. Cooler Master(クーラーマスター)

Cooler Master社は、台湾に本社を置き、PCの冷却機器、電源ユニット、ケース、周辺機器などを幅広く取り扱うパーツメーカーです。空冷式・水冷式のいずれのCPUクーラーも販売しており、黒や白を基調とした落ち着いたモデルもありますが、オートARGB機能により搭載したLEDファンが華やかに発光するモデルもあります。

3-3 Scythe(サイズ)

Scythe社は、千葉県に本社を置き、CPUクーラー、ファン、電源ユニット、ケースなどのPCパーツを販売するメーカーです。空冷式・水冷式のCPUクーラーを取り扱っており、ARGB機能を搭載してカラフルに発光するタイプも用意されています。価格も手頃なため、CPUクーラーを初めて導入する方にもおすすめです。

4.トップフロー型のおすすめCPUクーラー

ここでは、空冷式のトップフロー型のCPUクーラーで、コストパフォーマンスの高いおすすめの製品をご紹介していきます。

4-1.noctua NH-L9a-AM4

Noctua社のCPUクーラーで、高さ37mm、重量465gとコンパクトな製品です。こちらも、ミニタワーやミドルタワーのPCケースなど、設置スペースをあまり確保できない方におすすめです。ノイズレベルは23.6dBで静音性も十分といえるでしょう。対応するCPUソケットはSocket AM40です。

5.まとめ

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この記事では、CPUクーラーの概要と役割、選ぶときのポイント、CPUクーラーの人気メーカー、おすすめのCPUクーラーなどについて解説しました。

CPUは発熱量が多いことから、PCを安定的に動作させ、最高のパフォーマンスを得るためには、CPUクーラーでいかに冷却するかが大変重要です。当記事を参考に、ぜひご利用環境に合ったCPUクーラーを見つけてください。

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