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PCのスペックを上げるとどうなる?メリットを詳しく解説

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この記事では、PCのスペックを上げることで得られるメリットや、現在のPCのスペックの確認方法、動作が遅いときに考えられる原因、解決策などをご紹介します。

 

PCパーツの交換やグレードアップによってスペックを上げることで、オンライン会議時の画面共有で資料を提示する際や、動画編集などの負荷がかかる作業を行う際もPCの動作が重くなることなく快適に作業できるようになります。PCパーツの交換・グレードアップ以外のPCの動作を改善するための方法もご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.PCのスペックを上げるメリット

PCのスペックを上げることで、ビジネスシーンではさまざまな作業においてメリットを感じられます。PCのスペックを上げるメリットは、次のとおりです。

1-1.資料や動画をスムーズに再生できる

オンラインでの商談や会議、ウェビナーなどで資料や動画を取引先に共有する際、Web会議ツールの画面共有機能を使用します。しかし、PCのスペックが不足していると、うまく画面共有できなかったり、共有できてもスムーズに操作ができなかったりする可能性があります。PCの動作が遅延することなく画面を共有できることで、限られた時間の中で十分に自社の魅力を取引先に伝えられるでしょう。

1-2.ひとつひとつの操作にかかる時間を短縮できる

Microsoft Excelなどの表計算ソフトやAdobe Photoshopなどの画像編集ソフトを使用している場合、作業が複雑化していくにつれてPCに負荷がかかり、動作が重くなるため操作に時間がかかることがあります。PCのスペックを上げることで、高解像度の動画編集など高負荷な作業でも高速に処理できるようになります。

1-3.マルチタスクを快適に行える

Microsoft PowerPointで資料を作りながらExcelでグラフを作ったり、Adobe Premiere Proで動画編集を行いながらPhotoshopで画像を加工したりするなど、複数のソフトを起動し同時に作業を行うことで、PCの処理が追いつかず動作が重くなることがります。PCのスペックを上げることで、このようなマルチタスクも快適に処理できるようになります。

2.使用中のPCのスペックを確認する方法

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Windows 11の場合、PCのスペックは、設定画面の「システム」内にある「バージョン情報」からCPUとメモリのスペック、「ディスプレイ」>「ディスプレイの詳細設定」からグラフィックスのスペック、「ストレージ」からストレージの空き容量が確認できます。

また、CPUやメモリ、グラフィックスはタスクマネージャーからもスペックを確認できます。Windows 11では、以下の手順でスペックを確認できます。

  1. スタートボタンを右クリックする
  2. 「タスク マネージャー」をクリックする
  3. 「パフォーマンス」タブをクリックする
  4. 「CPU」「メモリ」「GPU(グラフィックス)」からそれぞれの型番やスペックを確認する

3.PCの動作が重いときの主な原因

PCの動作が重くなった場合、PCの内蔵ストレージやCPUなど、パーツのスペックが不足していることが考えられますが、不要なファイルやキャッシュがたまっていることや、ウイルスに感染していることなども原因として疑われます。それぞれの原因について詳しくは、次のとおりです。

3-1.CPUの処理が追いついていない

CPUは、主にOSなどのソフトウェアの起動やPCのさまざまな操作を処理する役割を持ち、PCの頭脳と例えられることもあります。

Microsoft Wordでの書類作成など基本的な事務作業であれば、それほどハイスペックのCPUは必要とされませんが、高解像度の動画編集や3DモデリングなどPCに負荷のかかる作業を行った場合は、一般的なスペックのCPUの場合、処理が追いつかず動作が重くなることがあります。

3-2. ストレージの空き容量が不足している

OSなどのソフトウェアや、画像や動画などあらゆるデータはストレージに保存されます。保存されているデータの量が多いほど、それぞれのデータを読み込むのに時間がかかるため、PCの動作が遅くなる場合があります。

また、ストレージの空き容量が減るにつれて、ストレージ内に連続した空き領域がなくなるため、データを分割して保存する「ファイルの断片化」が生じることもあります。ファイルの断片化が起きた場合も、PCが分割されたデータそれぞれを検索する必要があるため、読み込みに時間を要します。

3-3.不要なアプリが常に稼働している

WindowsのPCにはスタートアップ機能があり、インストールされているアプリをOSと同時に起動できるため、PCの起動後にアプリを手動で開く手間が省けます。アプリによっては、インストール時に自動でスタートアップアプリとして登録されるものもあります。

このようなスタートアップアプリが多くなると、PCの起動時に複数のアプリを同時に起動したり、PCの操作中も不要なアプリが稼働したりする可能性があります。そのため、不要なスタートアップアプリが複数稼働することで負荷がかかり、PCの動作が遅くなっていることも考えられます。

3-4.キャッシュや一時ファイルがたまっている

PCを長期間使用していると、ブラウザのキャッシュや一時ファイル、ごみ箱のファイルなど不要なデータがPCにたまり、ストレージを圧迫することからPCの動作が重くなることがあります。

キャッシュは、一度見たWebページの情報をブラウザに保存する際に作られるデータを指します。一時ファイルは、各ソフトウェアの作業内容を一時的に保存する際に作られるファイルを指します。特にOSのアップデートを行った際は、アップデートで使用した一時ファイルが容量を圧迫している可能性が高いです。

3-5.ウイルスに感染している

不審なメールやWebサイトへアクセスすることで、ウイルスに感染する恐れがあります。ウイルスが原因で動作が重くなることもあるため、PCの動作が急に重くなった場合はウイルス感染も疑いましょう。特に、ウイルスに感染した場合、PCが操作できなくなったり、情報漏えいなど大きな被害につながったりする可能性があるため、迅速に対処することが大切です。

最近では企業の公式サイトを模したWebサイトへの誘導や、取引先になりすましたメールなど、見分けがつきづらい攻撃手法も増えています。ウイルス感染が疑われる場合は、過去のメールの履歴やWebサイトへのアクセス履歴などを確認し、不審な点がないか探りましょう。

3-6.PCに変更を加えている

OSのアップデートや新しいソフトウェアのインストールによってシステムに不具合が生じ、PCの動作に影響を与えることがあります。これらの変更を加えてからPCの動作が急に遅くなった場合は、アップデートやインストールしたソフトウェアに原因がある可能性が高いです。

また、ソフトウェアを操作する際に必要な最低スペックを満たせていない場合、PC自体は問題なく操作できても、ソフトウェアを快適に操作できません。ソフトウェアに原因が疑われる場合は、ソフトウェアの提供元から提示されている動作環境も確認しましょう。

3-7.通信速度が低下している

同じ回線で複数のPCを同時に操作する際に通信回線が圧迫され、Webページの表示やファイルの送受信などがスムーズに行えないことがあります。

また、契約している回線によっては、容量の大きな動画などのファイルを頻繁に視聴・ダウンロードすることで、通信制限がかかることもあります。その場合通常の通信速度でネットワークを利用できなくなるため、インターネット接続時にPCの動作が重くなります。

4.PCの動作を改善する方法

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PCの動作が重いと感じたときは、CPUなどのPCパーツのスペックを上げることで、処理能力が高まり負荷のかかる作業も快適に行えるようになるでしょう。ほかにも、PCの不要なアプリやキャッシュなどを削除することで、動作が改善する可能性があります。ここでは、PCの動作を速めるための方法をご紹介します。

4-1.PCパーツのスペックを上げる

PCのメモリやCPU、ストレージなどの各種パーツの交換や増設を行うことで、PCの動作が改善することがあります。

4-1-1.メモリを増設・アップグレードする

タスクマネージャーでメモリの使用率が60%を超えている場合は、メモリの容量が足りずPCのパフォーマンスが低下する可能性があるため、メモリの交換や増設がおすすめです。

メモリのスペックが上がることで、複数ブラウザを開いてのWebページの閲覧や、PCに負荷のかかるソフトウェアを複数起動しての作業などのマルチタスクが快適に行えます。

4-1-2.ストレージを交換・増設する

PCの内蔵ストレージにHDDを使用している場合はSSDに交換することで、読み書き速度が大幅に向上する可能性があります。SSDはHDDに比べて耐久性やバッテリーの持ちが優れており、近年では内蔵ストレージにSSDを搭載したPCも多いです。ドスパラでは、HDDからSSDへの換装サービス(外部サイト)も提供しています。

すでにSSDを搭載したPCを使用している場合は、大容量の製品に交換したり、増設したりすることで空き容量が増え、データを素早く読み込めるようになるでしょう。

また、SSDのスペックを上げる以外にも、外部ストレージを使用するのもおすすめです。特に外付けHDDは容量あたりの単価がSSDに比べて安価なため、大容量の製品もコストを抑えて購入しやすい点が特長です。

4-1-3.グラフィックボードを交換・アップグレードする

動画編集やイラスト制作、3DCGなどの作業を行う場合は、映像処理を素早く行えるようグラフィックボードの性能も重視する必要があります。編集中の動画やイラストが滑らかに表示されないときや、ひとつのアクションを反映させるのに時間がかかる場合、グラフィックボードの性能が足りていない可能性があるため、交換やアップグレードをおすすめします。

グラフィックボードのスペックが上がることで、4Kなど高解像度の動画も滑らかに表示できるようになり、負荷のかかる作業を快適に進められます。

4-1-4.CPUを交換・アップグレードする

CPUの交換やアップグレードを行うことで、PCの処理能力が向上するため、高負荷な作業やマルチタスクも快適に行いやすくなります。ただし、CPUの交換やアップグレードを行う際は、現在使用しているマザーボードが新しいCPUと互換性があるかを確かめる必要があり、互換性がない場合はマザーボードも交換しなければならないため、注意が必要です。

万が一、互換性のないマザーボードとCPUを使用した場合、マザーボードが故障する原因にもなるため、あらかじめマザーボードの対応規格を確認しておきましょう。

4-1-5.オーバークロックする

オーバークロックとは、CPUやグラフィックボードのクロック周波数を上げることでパフォーマンスを高める方法を指します。オーバークロックで処理性能が上がることで、PCの動作が改善する可能性があります。

ただし、オーバークロックを行うことで消費電力が増え、CPUが発熱しやすくなるため、かえってPCの動作が遅くなったり、突然電源が落ちてしまったりする恐れもあります。オーバークロックの実施時には、CPUの熱暴走を防げるよう冷却ファンなどの排熱環境を整えておくことが大切です。

また、オーバークロックでは本来のスペック以上の性能を発揮することとなるため、CPUやグラフィックボードに負荷がかかりやすく、寿命が縮まる点にもご注意ください。

4-2.OSを最新バージョンへアップデートする

OSを定期的に更新し、常に最新のバージョンに保つことで、PCの動作が改善することがあります。OSなどの更新プログラムにはセキュリティ強化やバグの修正以外にも、PCが安定したパフォーマンスを行えるような機能の追加なども含まれています。更新プログラムが提供されているにもかかわらずアップデートを行っていない場合は、なるべく早く更新を進めましょう。

Windows 11でのOSの更新プログラムの確認は、以下の手順で行います。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「Windows Update」をクリックする
  4. 「更新プログラムのチェック」をクリックし、更新プログラムの有無を確認する

4-3.視覚効果の設定を変更する

Windowsの視覚効果の設定を変更することで、PCのパフォーマンスが向上し、動作が改善する可能性があります。

Windows 11での視覚効果の設定変更手順は、次のとおりです。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「システム」をクリックする
  4. 「バージョン情報」をクリックする
  5. 「システムの詳細設定」をクリックする
  6. 「詳細設定」タブが開いていることを確認し、「パフォーマンス」内の「設定」をクリックする
  7. 「視覚効果」タブが開いていることを確認し、「パフォーマンスを優先する」をクリックする
  8. 「OK」をクリックする

4-4.セキュリティソフトの設定の見直しを行う

セキュリティソフトのウイルスチェックがPCの使用時に行われている場合、PCの動作に影響を与える可能性があります。ウイルスチェックではストレージやメモリの容量を大きく消費するため、それぞれの容量を圧迫し、PCの動作が遅くなる原因となります。ウイルスチェックの実施時間を、PCを触らない時間帯に設定することで、PCの動作が改善するでしょう。

また、PCにセキュリティソフトがインストールされていても、定期的に最新バージョンへ更新されていない場合、ウイルスやサイバー攻撃による被害を受けやすくなります。そのため、「セキュリティソフトを入れているのにウイルスに感染し、PCの動作が遅くなった」などの場合は、セキュリティソフトが最新の状態であるか確認しましょう。

4-5.デフラグを実施する

先述のとおり、ファイルの断片化が起きることによってPCの動作が遅くなります。ファイルの断片化が起きている場合は、デフラグメンテーション(デフラグ)を実施することでストレージ内の領域を最適化できるため、ファイルの読み込みなどPCの動作が改善する可能性があります。

Windows 11でのデフラグの手順は、次のとおりです。

  1. タスクバーの検索ボックスに「デフラグ」と入力し、「ドライブのデフラグと最適化」をクリックする
  2. デフラグを実施したいドライブ名をクリックする
  3. 「最適化」をクリックする

なお、デフラグはストレージに負荷をかけ、寿命を縮める恐れもあるため頻繁に行うことは避けましょう。

4-6.同時に開いているアプリやタブを整理する

複数のアプリやブラウザを同時に使用することで、メモリやCPUの処理が追いつかず、動作が遅くなることがあります。このとき、メモリやCPUのスペックを上げることで処理速度を速めることができますが、不要なアプリは閉じ、同時に使用するアプリを減らすことでも動作の改善が見込めます。

同じアプリやブラウザでも、複数のファイルやタブを同時に開いていたり、アプリ上に大量の画像や動画ファイルを読み込んでいたりする場合は、多くのメモリを消費します。そのため、使用しないファイルやタブをこまめに閉じることでスムーズに作業できるようになるでしょう。

なお、Google Chromeを使用している場合は、開いているタブにマウスカーソルを合わせることで、そのページのメモリ消費量を表示できます。大量にメモリを消費しているページは開いたままにせずブックマークに登録するなどの工夫をすることで、タブの開きすぎによるメモリ不足を解消しやすいでしょう。

4-7.スタートアップアプリを停止する

不要なスタートアップアプリを停止し、バックグラウンドで稼働するアプリを減らすことでPCの動作が改善する可能性があります。

Windows 11でスタートアップアプリを停止する手順は、次のとおりです。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. 「設定」をクリックする
  3. 「アプリ」をクリックする
  4. 「スタートアップ」をクリックする
  5. 停止するアプリを「オフ」に切り替える

 

スタートアップアプリの一覧では、各アプリのPCへの影響を「大」「中」「小」「なし」で表示しています。不要かつPCへの影響が大きいアプリからオフにするとよいでしょう。

 

また、むやみにスタートアップアプリをオフにすることでPCが正常に動作しなくなるケースもあるため、設定を変更する際は慎重に行うことが大切です。

5.まとめ

この記事では、PCのスペックを上げることで得られるメリットや、PCの動作が遅いときに考えられる原因や解決策をご紹介しました。CPUやメモリ、ストレージを圧迫しないよう、日頃から不要なアプリやファイル、タブは削除し、負荷をかけすぎない使用を心がけましょう。



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