- HOME
- 法人様向けお役立ちコンテンツ
- Photoshopにおすすめのノート・デスクトップパソコン5選
Photoshopにおすすめのノート・デスクトップパソコン5選
目次
目次
Photoshop利用におすすめのノート・デスクトップパソコンとは
Adobe Photoshop(外部サイト)は、世界中のクリエイターに愛用されている画像編集ソフトで、写真の合成・加工、不要な背景の消去・CGのようなグラフィックの作成など、豊富な機能を有しています。
画像編集のようなクリエイティブな作業で使用するパソコンには、高度な演算処理性能が求められます。そのため、一般的なパソコンに対して、「クリエイター向けパソコン」とも呼ばれます。
画像を処理する際に、パソコンのスペックが不足していると、Photoshop自体の動作が遅く不安定になります。場合によってはフリーズにより作業中のデータを失ってしまう恐れがあるため、余裕を持ったスペックのノートパソコン選びが重要です。
クリエイター向けパソコンに関する詳しい内容は「クリエイター向けPCとは?選び方からおすすめモデルまでご紹介」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
一般的なパソコンとの違い
文書作成や表計算、プレゼン資料の作成、Web閲覧などの用途で使用する一般的なパソコンでは、負荷が比較的軽いため、各PCパーツに求められるスペックもそれほど高くありません。
しかし、Photoshopを使用するクリエイター向けパソコンでは、瞬時に膨大な演算処理が求められることも多く、CPU性能・メモリ容量・GPU(グラフィックボード)性能、ストレージの容量など、一般的なパソコンと比較し、各PCパーツに高いスペックが求められるため、金額も高価になる傾向があります。
ゲーミングPCとの違い
クリエイター向けパソコンもゲーミングPCも、一般的なパソコンと比較するとどちらも高スペックなPCパーツを搭載している点で共通しますが、用途がまったく異なります。
PhotoshopにおすすめのパソコンはWindowsとMacどちらか
WindowsとMac、どちらのノートパソコンでもPhotoshopを利用できますが、それぞれメリットとデメリットがあるためご紹介します。
Windowsのメリット
Windowsパソコンのメリットとして、多くのメーカーから販売されているため同水準の性能であればMacよりも価格が安く、コストパフォーマンスに優れている点があげられます。また、Macが購入時のスペックで利用するのを前提としているのに対して、Windowsパソコンは拡張性が高く、パソコン購入後にストレージやメモリを増設するのも容易です。さらに、市場シェアが高いことから対応するソフトウェアも多く、企業や官公庁でも幅広く導入されているため、ビジネスにおいて顧客と同じソフトウェアの利用・データのやりとりなどをスムーズに行えます。
Windowsのデメリット
Windowsパソコンのデメリットとして、Macよりも全世界で圧倒的に多くのユーザーに利用されているため、マルウェアなどを利用したサイバー攻撃の標的となりやすい点があります。
ただし、近年マルウェアの多様化・巧妙化により、OSを問わず被害は拡大しており、セキュリティリスクはWindowsパソコンだけの問題とはいえません。
Windows 10、Windows 11では、標準で「Windows セキュリティ」の機能が搭載されており、加えてOSのアップデートをこまめに行い、ウイルス対策ソフトを導入すれば、感染リスクを低減できるでしょう。
Macのメリット
Macパソコンは、シンプルでおしゃれなデザイン、直感的でわかりやすい操作性、クリエイター向けソフトウェアの充実度などから、パソコン初心者からプロのクリエイターまで幅広く利用されています。高精細のモニターを標準搭載し、色を鮮やかに表現してくれるため、色彩にこだわるデザイナーの仕事でも活用されています。
また、Apple社の提供するiPhone・iPadとのデータのやりとりやデータ共有もスムーズに行えるため、パソコンだけでなく、スマホ・タブレット端末でも作業を行いたい方は活用の幅が広がるでしょう。
Macのデメリット
Macパソコンは、Apple社が1社で開発・販売を手がけているため、Windowsパソコン市場のような価格競争が起きにくく、その結果、購入価格が高くなる傾向があります。Macのデザイン性や直感的な操作性などに特にこだわりがなく、コストパフォーマンス重視の場合にはWindowsパソコンがおすすめです。
また、市場シェアの大きさからWindows向けに開発されたソフトウェアが多く、Macに対応していないソフトウェアもあるため注意しましょう。
さらにMacでは、購入時に選択したPCパーツ(スペック)での利用が前提であり、将来、自分で拡張・増設したい方にも不向きといえます。
Photoshopの推奨環境、料金体系、および必要設定
ここでは、ノートパソコンでPhotoshopを利用する場合の推奨環境、料金体系、および必要な設定について解説します。
Photoshopの推奨環境
Adobe社の公式サイトにて、Photoshop「2023年11月リリース(Ver.25.2)以降」の「最小システム構成」および「推奨システム構成」がWindows・macOSそれぞれ公表されていますのでご紹介します。
Windowsでのシステム構成
最小 | 推奨 | |
CPU | 64 ビットをサポートしている Intel® または AMD マルチコアプロセッサー(SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のプロセッサー) | |
OS | Windows 10 64 ビット(バージョン 21H2)以降、LTSC バージョンはサポートされない | |
メモリ | 8GB | 16GB以上 |
GPU | ・DirectX 12(機能レベル 12_0 以降)をサポートしている GPU ・1.5 GB の GPU メモリ ・販売開始から 7 年未満の GPU(GPU 製造元の web サイトからディスプレイドライバーを更新)現在、7 年以上経過した GPU でのテストはサポートされていません |
・DirectX 12(機能レベル 12_0 以降)をサポートしている GPU ・4K 以上のディスプレイの場合は 4 GB の GPU メモリ |
モニターの解像度 | 1280 x 800 のディスプレイ(100% の UI 拡大率の場合) | 1920 x 1080 以上のディスプレイ(100% の UI 拡大率の場合) |
ストレージ容量 | 20 GB のハードディスク空き領域 | 100 GB の使用可能ハードディスク領域 ・アプリケーションのインストール用の高速内蔵 SSD ・仮想記憶ディスク用の個別の内蔵ドライブ |
インターネット | 必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要 |
macOSでのシステム構成
最小 | 推奨 | |
CPU | 64 ビットをサポートしている Intel® または Apple Silicon マルチコアプロセッサー(SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のプロセッサー) | ARM ベースの Apple Silicon プロセッサー |
OS | macOS Big Sur(バージョン 11.0)以降 | macOS Ventura(バージョン 13.5.1) v10.15.x ではインストールがブロックされる |
メモリ | 8GB | 16GB以上 |
GPU | macOS Ventura(バージョン 13.5.1) v10.15.x ではインストールがブロックされる |
・Metal をサポートしている GPU ・4K 以上のディスプレイの場合は 4 GB の GPU メモリ |
モニターの解像度 | 1280 x 800 のディスプレイ(100% の UI 拡大率の場合) | 1920 x 1080 以上のディスプレイ(100% の UI 拡大率の場合) |
ストレージ容量 | 20 GB のハードディスク空き領域 | 100 GB の使用可能ハードディスク領域 ・アプリケーションのインストール用の高速内蔵 SSD ・仮想記憶ディスクを設定するための追加の高速ドライブまたは SSD |
インターネット | ソフトウェアのライセンス認証、メンバーシップの検証、およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要 |
なお、「最小システム構成」といった場合には、Photoshopが動作するために最低限必要な構成で、実際にはパソコン内の各PCパーツはPhotoshop以外の処理でも常時使用されているため、最小構成では快適な動作が期待できません。
業務でPhotoshopを利用する方は、効率的に作業を進めるために「推奨システム構成」を目安にノートパソコンのスペックを選びましょう。
参照:Adobe公式|Photoshop の最小システム構成および推奨システム構成(外部サイト)
Photoshopの料金体系
Photoshopは、さまざまな料金プランが用意されていますが、買い切り版ではなくすべてサブスクリプションで提供されています。
●法人向け
プラン名 | 料金(1ライセンス) | 利用可能なソフト |
Photoshopグループ版 | 5,080 円/月 | Adobe Photoshop +Adobe Expressプレミアムプラン |
Creative Cloudグループ版 コンプリートプラン |
10,780 円/月 | Adobe Photoshop Illustrator Premiere Pro Lightroom を含む20以上のソフト |
法人向けプランとして、「Photoshopグループ版:5080円/月(1ライセンス)」、「Creative Cloudグループ版コンプリートプラン:10,780 円/月(1ライセンス)」の2つのプランがあり、「Illustrator」や「Premiere Pro」などほかのAdobe製品も利用する場合には、20種類以上のアプリが利用できるコンプリートプランがおすすめです。
●個人向け
プラン名 | 料金(1ライセンス) | 利用可能なソフト |
Photoshop | 3,280 円/月 | Adobe Photoshop +Adobe Expressプレミアムプラン |
フォトプラン | 2,380 円/月 | Adobe Photoshop Lightroom |
Creative Cloudコンプリートプラン | 7,780 円/月 | Adobe Photoshop Illustrator Premiere Pro Lightroom を含む20以上のソフト |
個人向けプランには、「Photoshop+Adobe Expressプレミアムプラン:3,280 円/月」、「フォトプラン:2,380 円/月」、「Creative Cloudコンプリートプラン:7,780 円/月」の3つのプランがあります。
●学生・教職員向け
プラン名 | 料金(1ライセンス) | 利用可能なソフト |
Creative Cloudコンプリートプラン |
2,180 円/月 |
Adobe Photoshop Illustrator Premiere Pro Lightroom を含む20以上のソフト |
学生・教職員の方は、初年度2,180 円/月で、「Creative Cloudコンプリートプラン」が利用可能です。
Photoshop のパフォーマンス最適化設定(OpenCL)
Photoshopは、「OpenCL」と呼ばれるAPIの機能を活用することで、膨大な演算処理が必要な「ぼかしギャラリー」、「選択とマスク」、「スマートシャープ」などの画像処理を高速に行えます。
ただし、Photoshopの初期設定で、「OpenCL」が有効になっていないことがあるため、利用を開始する前に設定状況を確認しましょう。
Photoshopのメニューから、「環境設定」、「パフォーマンス」を選択し、画面右中段の「詳細設定」をクリックします。
「グラフィックプロセッサーの詳細設定」のウインドウが新たに開きますので、「OpenCLを使用」にチェックが入っていることを確認ください。
Photoshop利用におすすめのノートパソコン
ここでは、Photoshop利用におすすめのノートパソコンを2台ご紹介します。すべて、Adobe® Creative Cloud® 推奨スペックパソコンで、Creative Cloudが提供するアプリを快適に動かせます。
raytrek A4-M Adobe Creative Cloud推奨スペックモデル
OSにWindows 11、CPUには第13世代のCore i7-13620H、グラフィックスにはNVIDIA® GeForce RTX™ 3050を搭載したグラフィックス性能に優れたモデルです。Photoshopの重くなりがちな作業も問題なく高速に処理が可能です。メモリも32GBと大容量のため、Photoshop以外にも、3DCGや高度な動画編集作業でも高いパフォーマンスを期待できます。
Photoshop利用におすすめのデスクトップパソコン
ここからは、Photoshop利用におすすめのデスクトップパソコンを3台ご紹介します。こちらもすべて、Adobe Creative Cloud 推奨スペックを満たすパソコンです。
raytrek 4CDE Adobe Creative Cloud推奨スペックモデル
OSにWindows 11、CPUには高性能な第14世代のIntel® Core™ i7-14700Fを搭載したパワフルなモデルです。グラフィックスにNVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER 12GBを採用し、高速な描画が可能なだけでなく、将来3DCGや3DCAD、4K動画の編集をお考えの方はそのままのスペックでクリエイター活動の幅を広げられるでしょう。
まとめ
この記事では、Photoshopを利用するのにおすすめのノートパソコン・デスクトップパソコン、Windows・Macそれぞれのメリット・デメリット、Photoshopの推奨環境、料金体系などについて解説しました。
価格を抑えコストパフォーマンスを重視する方、将来スペックが不足していると感じた場合に拡張したい方、顧客と同じソフトの利用やデータのやりとりをスムーズに行いたい方は、Windowsパソコンがおすすめです。
当記事を参考に、ぜひご自身に合ったクリエイター向けパソコンを見つけてください。