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クリエイター向けPCとは?選び方からおすすめモデルまでご紹介
動画編集やイラスト制作などクリエイティブ用途で使用されるクリエイター向けPC。購入したいけれど、どのようなスペックのものを選べば良いのか悩んでいませんか?
クリエイター向けのPCは、動画編集やCADなど用途別に最適なスペックのモデルが販売されていますが、種類が豊富で購入を躊躇する方もいらっしゃるでしょう。
今回は、クリエイター向けPCの選び方から予算の目安、おすすめモデルなどを網羅的にご紹介していきます。
目次
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クリエイター向けPCとは
クリエイター向けPCとは、動画編集やCAD、イラスト制作、3DCGなど、クリエイティブな創作活動に適したスペックを持つPCのことを指します。総じて一般的なモデルよりも高いスペックを要求されるという共通点があります。
ただし提議が広い言葉なので、これといったスペックや基準はありません。実際の購入時には制作内容に合せてスペックを見極めることが必要になるでしょう。
予算と目安となるスペック
クリエイター向けPCにかかる費用は、制作するものによって異なりますが、イラスト作成であれば10万円以下でも購入できます。
しかし、3D制作を行うなら、高スペックなモデルが必要となるので、30万円~と予算は多めに見ておくほうが良いでしょう。
また、クリエイター向けに必要なスペックは、動画編集であればCPUはCore i5、メモリは16GB、ストレージはSSDの1TB以上あると安心です。
もし、3DCG制作がメインであれば、もう少し性能の高いスペックのPCが必要となるので、制作内容に合わせて選ぶようにしてください。
クリエイター向けPCの選び方
クリエイター向けPCを選ぶ際には、使用方法に応じて種類やスペックを選ぶようにし、映像の綺麗さが重要であれば、色彩表現能力も確認しましょう。
もし、予算内に合わせて選ぶのであれば、優先すべき性能をあらかじめ決めておくことで、失敗せずにPCの購入を行えます。
使い方によってデスクトップとノートを選ぶ
CADや音楽制作などのグラフィックはあまり気にしない使用目的や、会議や営業先への持ち運びを行うことが多いのであれば、ノートパソコンがおすすめです。
ノートパソコンでもスペックの高いモデルは多く販売されており、場所を問わずに使用できるため、作業効率の面でもデスクトップより使い勝手は良いでしょう。
ただし、3DCGや写真、動画制作などのグラフィックを重視する制作なら、デスクトップPCのほうが高スペックのものが用意できます。
コスト的にもデスクトップで解像度の高いディスプレイを購入したほうがお得なケースもあるので、目的に合わせて選ぶようにしてください。
用途に合ったスペックを選ぶ
クリエイター向けPCといっても、CADや音楽制作、動画編集など用途はさまざまで、必要となるスペックは大きく異なります。
もし、高解像度のカメラで撮影したのであれば、PCでの編集時にできるだけ同じ画質で行えるよう、ディスプレイにこだわらなければなりません。
さらに、多くの写真や動画を保存する場合には、保存容量が重要となるため、ストレージ容量の多いPCを用意する必要があります。
制作物や用途に合わせて必要な機能を選ぶようにしましょう。
色彩表現能力の高いディスプレイを選ぶ
高解像度にてクリエイティブ活動をするなら、ディスプレイの色域が高いものを選ぶことで、より良い色彩表現を行えるようになります。
ハイダイナミックレンジに対応したディスプレイであれば、明暗をしっかりと表現でき、カメラで撮影したそのままの映像で編集が可能です。
また、色彩表現の高いPCを選ぶなら、sRGBカバー率の高いものがおすすめで、最近ではカバー率100%のものも販売されています。
ノートパソコンであっても、外付けモニターが接続できれば、綺麗な映像で作業を進められるため、HDMIポートの有無は事前に確認しておきましょう。
ドスパラプラスでは最大表示解像度が1920×1080から3840×2160の外付けモニターを豊富に取り扱っています。モニターサイズも用途に合わせてお選びいただけるので、外付けモニターの取付けをご検討される方はぜひ一度製品ページをご覧ください。
ほしい性能と予算を比較する
写真やイラスト作成などの静止画像を扱うのであれば大体10万円~、フルHDの動画編集なら約20万円~が想定される予算です。
静止画像を扱う場合、そこまで負荷がかからないので、要求されるスペックがあまり高くなく、比較的低価格で用意できます。
しかし、4K動画や3DCGといった負荷の高い作業が必要なら、ハイスペックモデルのPCでないと快適に制作できないため、ある程度の出費は覚悟しなければなりません。
クリエイティブ活動の内容によって、必要となる性能や機能が異なるので、予算と比較しつつ問題なく使えるスペックかどうかを比較しつつ選びましょう。
ゲーミングPCは3Dグラフィック制作やCADにも使える
ゲーミングPCには3Dゲームに対応した製品があり、高い映像処理能力を搭載したものが販売されています。
なかでもGPUはNVIDIAのGeForceを搭載していることが多く、高いグラフィックスの処理能力を必要とするCADでも快適に作業可能なので、クリエイター向けPCと言えるでしょう。
また、ゲーミングPCでは容量も重要となり、メモリが16GB以上を搭載している製品であれば、動画編集用としても活用できます。
ただし、CADで多く使われるGraphicsAPIはOpenGLですが、ゲーミングPCに搭載されているのはDirectXなため、性能として適さないことは考慮しなければなりません。
クリエイター向けPCとゲーミングPCとの違い
クリエイター向けPCとゲーミングPCでは、そもそも必要とされる役割や目的が異なるため、搭載されているGPUやメモリなどのスペックは異なります。
ゲーミングPCでは、高解像度かつゲームを快適にプレイできるようなGPUやメモリのスペックが必要です。
クリエイター向けPCでは、高解像度の4Kディスプレイに対応したモデルやスムーズな動画編集に適した処理能力、保存容量などが重要となります。
ゲーミングPCでもクリエイティブ活動用に使える高スペックのものはあります。ただし、そもそもの使用目的が異なるため、活用できないケースもあることは覚えておいてください。
クリエイター向けPCのおすすめ5選
クリエイター向けPCといっても制作物によってスペックはさまざまですが、動画編集や3D、CAD向けのものであれば比較的快適に操作できます。
どのようなPCを購入すれば良いのか悩んでいるなら、予算とほしいスペックを比較しつつ、選んでみましょう。
raytrek R6-MT
OSが標準搭載されていないモデルとなり、CPUはIntel Xeon Processor W-2223、グラフィックスにはNVIDIA T1000が使われています。
搭載されているIntel Xeonシリーズは、最大18コア36スレッドとなっており、3DCG制作などの負荷の高い操作でも十分なパフォーマンスを出せるのが特徴です。
また、GPUはNVIDIA GeForceのRTXとTシリーズを最大2基も搭載可能。最新のRTX40シリーズにも対応しており、グラフィックス処理を最大限に引き出せます。
動画編集だけでなく、3DCGやCAD、深層学習など幅広いクリエイター活動に適したワークステーションです。
raytrek Workstation X6612 標準モデル
CPUはIntel Xeon W-3223、メモリは32GBとなり、商用100V電源を使用した運用を可能としたモデルです。
グラフィックスはNVIDIA T600 4GBを標準で1枚搭載。高解像度のビデオ・オーディオ編集や3DCADといった豊富なクリエイティブ活動に適しています。グラフィックスカードは最大で4枚も付けることができ、NVIDIA T、RTXシリーズやGeForce GTX、RTXシリーズを搭載可能のため、高負荷なディープラーニング/生成系AIを駆使したクリエイティブ業務にも対応できます。
拡張性に優れており、あらゆるシーンで活用できるモデルなため、PCを幅広い用途に使いたいクリエイターにおすすめします。
Magnate MQ20-B 法人モデル
Magnate MQ20-B 法人モデルは、Windows 11 Pro 64ビット、CPUに第14世代インテルCore i5、GPUにNVIDIA RTX™ A2000を搭載した高性能デスクトップPCです。
メモリは16GBを1枚が装備されており、ストレージも500GBのSSDと、CAD設計に適応したスペックとして提供されています。
また、SSDの搭載によりハードウェアによる故障が起きにくく、振動や衝撃にも強いため、業務中のトラブルによりデータを失うというケースが起きにくいのが魅力です。
拡張性も十分あり、必要に応じてスペックを上げられます。
用途別にクリエイター向けPCをご紹介
クリエイター向けPCとは、制作するものによって必要となるスペックが異なり、予算も10万円から30万円など、振り幅は大きくなっています。
イラスト作成や静止画などの制作であれば、そこまで高いスペックは要求されませんが、3Dや動画編集にはある程度高いスペックが必要です。
以下の記事群では、さまざまなクリエイティブ用途に合ったスペックやPCをより詳細にご紹介しています。合わせてご覧下さい。