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DTM・DAW用パソコンとは?推奨スペックやおすすめをご紹介
DTM・DAW用のパソコンには、ソフトウェア音源の読み込みや作成した楽曲の書き出し時に数十GB単位のデータを処理しなくてはならないこともあるため、余裕のあるリソースが必要です。
この記事では、DTM・DAW用パソコンの選定のポイントや、おすすめの機種についてご紹介していきます。
目次
目次
DTM・DAW用パソコンとは
DTMとは
DTMとはDeskTop Musicの略で、コンピューターを使って音楽を組み上げることを指します。またDAWとは、Digital Audio Workstationの略で、DTMをする際に使用する音楽ソフトの総称です。
パソコンの高性能化で環境を整えやすく
DTM・DAW用パソコンとはDTMに使用するパソコンのことで細かい定義はありません。従来は、音楽は生演奏を録音するか、高性能なコンピューターをいくつも繋げることでしか制作できませんでした。しかし近年ではパソコンの高性能化や作曲ソフトウェアの充実、各社による多数のソフトウェア音源リリースにより、パソコン一つで音楽を制作できる環境を整えやすくなっています。
DTM・DAW用パソコンを選ぶ際のポイント
DTM・DAW用パソコンを選ぶ際のポイントをみていきましょう。
各種DAWの動作確認が済んでいる
特に初めてDTM・DAW用パソコンを買う人は、DAWが問題なく動くのかが気になるはず。各種DAWの動作確認が済んでいることは信頼性の証明になります。
作業時の高い負荷に耐えられるか
DAWの使用に慣れてくると、動作が重い音源を何種類も立ち上げる場面が頻繁に出てきますので、高い負荷にも十分に耐えられることをテスト済であるかどうかも大事です。
トラックを複数立ち上げ、高負荷のソフトウェアを何重にも立ち上げた状態での動作テストが実施されていて、結果が問題なければ購入に値するといえるでしょう。すでにテストが実施済みである場合には、DTM・DAW用パソコンのサイトに情報が記載されているはずです。
ドスパラプラスならご購入前に無料で動作確認をしていただけます!
とはいえ、数多あるDAWの検証が済んでおり、動作が保障されているモデルというのはなかなかみつかるものではありません。
ドスパラプラスでは無料会員にご登録いただいたお客様限定で、ご購入前に製品をお貸出し・ご利用いただける、製品トライアルサービスをご用意しております。ご購入前にお客様ご自身でご利用したいソフトの動作確認をしていただけます。
CPU:Core i5以上が推奨
CPUは、OSやDAWなどの各種アプリケーションを動かす役割があり、性能が高いほど作業が快適に行えます。CPUの性能で重要なのは、クロック周波数・コア数・スレッド数の3点です。
クロック周波数 | GHzという単位で表記され、数値が高いほど高速な処理ができる |
コア数 | CPU内部にある演算回路。数が多いほど平行して処理をこなせる |
スレッド数 | 同じコア内で同時に処理できる作業単位。数が多いほど平行して処理をこなせる |
コア数とスレッド数が増えると、同時に複数の処理を実行することができ、処理効率がアップします。
DTMを行いたい場合は、Core i5以上のCPUを搭載する機種を選定すると、快適に編集作業を進められるでしょう。
CPUについては以下の記事で詳しくご説明しています。合わせてご覧ください。
メモリ:16GB以上がおすすめ
メモリは、パソコンで処理したデータの一時保管場所としての役割があり、数値が高いほど、より多くのデータをメモリ上に保持できるようになっています。十分なメモリを搭載できれば、オーケストラ音源などの大容量データを扱っても処理落ちしにくくなるでしょう。
DTM用のパソコンとしては16GB以上の大容量メモリを搭載したモデルがおすすめです。メモリを後から増設できるかどうかも確認しておきましょう。
メモリについては以下の記事で詳しくご説明しています。合わせてご覧ください。
GPU:PV作成に使いたいなら注意
GPUはパソコンにおけるグラフィック処理を担当する部品です。DTMは音楽制作のため、グラフィック部分は関連性が薄いようにも思えますが、近年ではミュージシャンもYouTubeなどへ進出しているため、動画編集スキルも必要になることがあります。
PV(プロモーションビデオ)作成などにおいても、動画編集を少なからず実施することになるでしょう。
動画編集におけるGPUの選択については「動画編集用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」の記事をご覧ください。
GPUを選択する際には、NVIDIAのGPUが多くの動画編集ソフトのテストに使用されているため、GeForce搭載機でGeForce GTX 1650程度のグラフィックボードを選んでおくのが無難でしょう。
GPUについては以下の記事で詳しくご説明しています。合わせてご覧ください。
ストレージ:状況に合わせて使い分けを
ストレージはデータを保管するための部品です。メモリがデータの一時的な保存に使われるのに対し、ストレージはデータの長期的な保管に使用されます。
ストレージには大きく分けてハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)の2種類があります。SSDの方がデータの処理速度に優れていますが高価なため、OSやソフトウェア音源など頻繁に読み込むデータはSSDで高速処理し、素材や完成コンテンツはHDDへ大量保存する、という方針を取るのがよいでしょう。
ストレージについては以下の記事で詳しくご説明しています。合わせてご覧ください。
豊富なUSBポート
Steinberg社製のCubaseのようにUSBポートへUSB-eLicenserを挿す必要があるDAWも存在するため、最低1基はUSBポートが必要になります。USBポートがないとDAWを起動してもライセンスを有効にできないため、動作にUSB-eLicenserを要するDAWは使えません。
またDTMの作業をする際には、キーボードやマウスの他にMIDIキーボードやミキサーを接続すると効率的に作業ができます。加えて外付けHDD、外付けSSDなどもつなぐ場合がありますので、6ポート以上搭載されているものを選ぶと便利です。
ディスプレイ:32型以上を推奨
DAWは表示が細かいものもあるため、画面はなるべく大きい方が作業しやすくなります。可能であれば32型程度の大型ディスプレイを導入できると、DAWの画面が確認しやすくなるでしょう。
また、実際に音符を打ち込む画面と音量調整の画面、音質調整の画面と複数の画面を立ち上げることになるので、ディスプレイの数は多いほど作業効率が上がります。3つ以上のディスプレイを用いてDTMをしているクリエイターも多く存在します。
おすすめのディスプレイ
DTM・DAW用パソコンの推奨スペックとおすすめモデル
DTM・DAWにおすすめしたいスペックをまとめました。ご購入の参考にしてください。
OS | Windows 11、 Windows 10 |
CPU | Intel®Core i5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650程度 |
ストレージ | 500GB SSD以上 |
これはあくまでDTM専用機としてみた場合の目安です。例えばメモリは、簡単な録音作業なら16GB程度で基本的に問題ないですが、DTMではサンプリング音源を多数立ち上げたいなどより多くのメモリを必要とする使い方を好む方も多く、32GB以上が必要という意見も耳にします。動画編集を行わない場合はGPUにはそこまでこだわる必要はありませんし、状況に合わせて選択しましょう。
ドスパラプラスで取り扱いのあるパソコンでいうと以下のモデルが推奨スペックの基準に近いモデルです。商品が気になる方はお気軽にご相談ください。
raytrek A4-M
Magnate XV-B 法人モデルはミニタワー型のデスクトップPCです。カスタマイズによってraytrek 4CX46と同等スペックにすることが可能なので、今後の拡張性を考慮する必要がなく、スペースに限りがある場合はこちらのモデルがおすすめです。
まとめ
DTM・DAW用パソコンは音源読み込み時や書き出し時に大きな負荷がかかるため、これらの動作に適したスペックを持つパソコンがおすすめです。
ドスパラプラスなら、DTM・DAW用パソコンに最適なモデルが必ず見つかります。
パソコン選定にお悩みの方は是非お気軽にドスパラプラスへご相談ください。