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サーバーとは?役割・種類、選び方をわかりやすく解説

サーバーといってもその種類は様々。サーバーの種類とその役割を理解した上で、自社の業務で必要なサーバーを選びましょう。本記事ではサーバーの種類・役割、そして選び方までを初心者の方にもわかりやすく解説します。 

目次

サーバーとは?サーバーの基本をおさらい

まずはサーバーを理解するための用語、サーバーの役割を理解しておきましょう。 

サーバーとは?

サーバーの英語のスペルはserverです。直訳すれば奉仕する人という意味。サーバーがサービスを提供しているのは、クライアントと呼ばれるネットワークに接続しているコンピューターです。 

クライアントとは、クライアント/サーバーシステムで、サーバーにサービスを求め、サービスを受け取るパソコンのことをいいます。社内ネットワークに接続しているパソコンはすべてクライアントといます。サーバーはクライアントの要求に応えて様々な情報を提供します。 

クライアントがネットワークを利用するためにサーバーが必須

サーバーはクライアントがネットワークを利用するために必須です。ネットワークとは複数のコンピューターを接続した通信網のことをいいます。とくに企業が社内のクライアント、ネットワークなどを管理するためにサーバーは欠かせません。 

社内ネットワークへの接続可否や、端末や利用者(ユーザー)の権限等を設定し、集中管理することで、社外からの不正アクセスや社外から持ち込まれた端末からのアクセスを防止が可能です。 

サーバーはクライアントやユーザーがどのサービスを利用できるかを決定できますし、ファイル共有のアクセス権限も管理できます。従業員が、業務に必要のないソフトウェアをダウンロード/インストールできないようにと制限をかけることもできます。

クライアント/サーバー型ネットワークが標準

先述したような、サーバーがクライアントにデータを提供するスタイルを「クライアント/サーバー型ネットワーク」といいます。ごく一部の例外を除いて、ほとんどの企業ネットワークはクライアント/サーバー型の形態です。 

企業には複数のサーバーが設置されているのが一般的。規模が小さい企業であっても、サーバーを構築することで端末の統合管理、データやファイルの安全な集中管理が可能となります。現在サーバーを導入していない企業も、サーバーを導入することで、プリンターの設定やバックアップが容易になったりします。これを機にサーバーの導入を検討してみましょう。

これだけおさえればOK!サーバーの種類

続いてサーバーの種類を解説します。サーバーはその役割によって名称が異なります。

インターネット閲覧に必要なWEBサーバー

インターネットを閲覧するために必要なサーバーがWEBサーバーです。WEBサーバーは、クライアントが閲覧しようとしているサイトのデータをクライアントに送るという仕組み。WEBサイトを閲覧する場合、データを提供してくれるのは、WEBサイトの管理人や運営者の管理下にあるサーバーです。 

WEBサイトを閲覧しているときに「サーバーがダウンして閲覧できない」と表示されたことはありませんか? これはWEBサーバーが機能しなくなったため、サーバーに保存されているデータを提供できなくなったことで生じる不具合です。

WEBサーバーとドメインの関係

インターネットを使用している際にドメインという言葉を聞くことがあるかと思います。ドメインとは、WEBサイトにおける住所のようなもので、インターネット上で特定のWEBサイトをユーザーが見つけるために存在します。

一方、WEBサーバーはWEBページのコンテンツ(HTML、CSS、JavaScript、画像など)そのものの物理的な保管場所です。つまり、ドメインは「住所」であるのに対して、サーバーは「建築物そのもの」といえます。

ユーザーがドメイン名をブラウザに入力すると、適切なWEBサーバーにルーティングされ、ユーザーのウェブブラウザからの要求を受け取ったサーバーは、求められたWEBページコンテンツをユーザーに返します。

メールの送受信に必要なメールサーバー

メールを送受信する際はメールサーバーというサーバーが役立っています。メールを受信したり転送したりサーバーはSMTPサーバーです。受信したメールをクライアントに渡すサーバーはPOP3サーバー、IMAPサーバーといいます。 

パソコンだけでなく、スマートフォンでのメールのやりとりもサーバーが介在しています。

アプリケーションプログラムを動作させるアプリケーションサーバー

アプリケーションとは、WEBシステムに、アプリケーションプログラムを動作させるためのサーバーです。一般的にWEBシステムはWEBサーバー、アプリケーションサーバー、そしてデーターベースサーバーの3層構造になっています。アプリケーションサーバーの役割は、WEBサーバーからの要求に基づき、JavaやRuby、PHPなどを実行します。 

クラウドとオンプレミスの違い

サーバーは、形状以外に実際に使用する際の配置方法にも種類があります。大きく分けてクラウドとオンプレミスに分けることができます。

クラウドサーバー

これらのサーバーは、専門のプロバイダ(例:Amazon、Googleなど)が管理していて、それらの会社が故障対応なども行います。クラウドサーバーは、必要な分だけ使えるので、スタートアップ企業や一年の中で需要が大きく変動するシーズンビジネスにとっては便利です。また、初めに大きな費用をかけることなく始められ、使った分だけ後で支払うことができます。ただし、データはプロバイダが管理しているため、その点が一部の企業にとっては懸念材料になる場合があります。

オンプレミスサーバー

これは、サーバーを運用する企業がオフィスなどに物理的にサーバーを設置し、自身の手によって操作・管理するサーバーです。データを自社内のでコントロールできるメリットがありますが、設置するための初期の費用や、故障時の修理費用などは運用企業自身が負担しなければなりません。

選択は、企業の具体的な要件と目標によるところが大きいしょう。高度なセキュリティや制御が必要な場合や、特定の規制に準拠する必要がある場合、ネットワークが不安定な環境の場合などはオンプレミスが適しているかもしれません。一方、高度なスケーラビリティやコスト効率が求められる場合は、クラウドが良い選択となるでしょう。

オンプレミスに関しては「オンプレとは?オンプレミスとクラウドの違い・メリットとデメリット」で詳しく説明しています。合わせてご覧ください。

その他の種類

また、現代のIT環境では、これら2つの境界は次第に曖昧になってきています。

企業が自身で設定し、一部のユーザーのみがアクセスできるプライベートクラウドと一般的な誰でもアクセスできるパブリッククラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」や複数のクラウドサービスプロバイダを使用する「マルチクラウド」などの方法もある他、大量なデータのリアルタイム処理を求められるエッジコンピューティングにおいては、IoTデバイス自体に処理能力を持たせることがあるなどサーバーの設置・活用方法は複雑化しています。

自社内でのサーバー構築に必須のハードウェア

サーバーを社内で構築するためには、サーバー用に適した機器が必要です。事務作業等に使用するパソコンをサーバーに設定することもできます。一般家庭であればパソコンをサーバーとして活用しても問題はありません。

業務用はサーバー専用機器を

しかしながら、業務用のサーバーであればサーバー専用機器を選んだ方が安心です。なぜならば、サーバーは休みなく24時間稼働し続け、安定したパフォーマンスを提供しなければならないからです。

サーバーに求められる性能は多くの処理を並列で行うことや高い安定性、高い耐久性、常時稼働することなどです。通常のパソコンは安定してサービスを提供するサーバーには向いていません。 

サーバー用マシンの種類とスペック

サーバー専用マシンを導入する場合に知っておくべき、マシンのスペックを解説します。 

サーバーは、その形状によってタワー型とラック型、ブレード型などに分類できます。 

サーバーの形状 外観 特徴
タワー型

デスクトップパソコンと同じ形状。 

拡張性が少なく小規模なットワークに向いている。 

ラック型

サーバー専用のラックに挿入できる形状のサーバー。サーバー用のラックには冷却装置や電源が必要。 

冷却性、拡張性に優れている。集積配置が可能、面積当たりの性能/能力比を向上できる。 

ブレード型

刃のような形状で、薄い。シャーシーと呼ばれる駆体に差し込んで使う。 

ラック型以上の高集積(密度)設置が可能。 
シャーシ型とも称され、専用ラックに搭載することが多い。 

サーバー用マシンに求められるスペックは、ネットワークの規模に左右されるため一概にはません。したがって法人向けサーバーを販売しているパソコンショップに電話やメール等で相談するとよいでしょう。ネットワークの規模感や予算に応じて最適なサーバー用マシンを案内してもらえます。

拡張性の高いラック型サーバーを豊富なラインアップで販売中!

ドスパラプラスで販売中のサーバーはInspur社製高性能サーバーシリーズです。

Intel® Xeon® Scalable Family Prosessorを搭載、また2way、4way CPUの搭載が可能です。高性能コンピューティング,クラウドコンピューティングなどの用途はもちろん、ハイエンドGPUを搭載して、AI/DeepLearning 向け学習/推論用サーバーとしてご利用いたただくことも可能です。

ご要望に叶うサーバーがないときは

またモデル製品以外にもご要望通りのサーバーを1から製造するサービス(フルカスタマイズCTO)もございますので、「最適なサーバーのスペックが判断できない」「要望に叶うサーバーが見つからない」とお困りのご担当者様はお気軽にご相談ください。 

まとめ

サーバーを構築するときは、サーバーの用途を把握した上で、必要なスペックのものを選びましょう。小規模なネットワークであれば、リーズナブルな価格のタワー型サーバー、大規模のネットワークであれば、ラック型やブレード型を検討するとよいでしょう。

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