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グラフィックボードの増設方法とは?選び方や注意点を詳しく解説

グラフィックボードは、モニターに出力する映像を処理することに特化した演算装置です。グラフィックボードを増設することで描画速度が格段に速くなり、作業時間を短縮できるメリットがあります。

本記事では、グラフィックボードの増設方法だけでなく、選び方や注意点についても解説していきます。また、クラウドサービスでグラフィック処理を向上させる方法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。法だけでなく、選び方や注意点についても解説していきます。また、クラウドサービスでグラフィック処理を向上させる方法も紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。 

目次

グラフィックボードの増設手順 

グラフィックボードの増設手順は以下のとおりです。 

  1. 事前チェック
  2. グラフィックボードを選ぶ
  3. グラフィックボードを取り付ける 

順番に見ていきましょう。 

STEP1:事前チェック 

グラフィックボードを増設する前に、必ず確認すべきことがあります。なぜかというと、グラフィックボードは非常に高価な商品で失敗ができないためです。以下のポイントを確認しておくことで、失敗せずにグラフィックボードを増設できるでしょう。

ちなみに、ノートパソコンではグラフィックボードを増設するスペースがないため、増設はできません。

スロットは残っているか 

グラフィックボードを増設するには取り付けるための専用スロットが必要です。そのためスロットが残っていないと増設できません。グラフィックボード用のスロットは「PCI Express(Peripheral Component Interconnect-Express:PCIe)」という規格で、「PCI Express 3.0 x16」などがあります。マザーボードにこのスロットがあるか確認してください。 

PC内に取り付けるスペースはあるか 

グラフィックボードは省スペースタイプから大型タイプまでさまざまです。つまりPCケース内にGPUを取り付けるだけの十分なスペースが必要ということになります。グラフィックボードがほかのパーツに干渉してしまわないか確認しましょう。 

また、グラフィックボードには押し込むだけで取り付けられる「プッシュタイプ」と、横からスライドして取り付ける「スライドタイプ」があります。無理なく取り付けられるかも確認しておくとよいでしょう。 

電源容量は十分か 

グラフィックボードは、高性能になればなるほど消費電力が大きくなります。そのため電源ユニットが十分な容量かを確認する必要があるのです。電源ユニットの容量が足りないとシステムが不安定になってさまざまな不具合が起こります。電源ユニットがもし自分のパソコンの消費電力がわからない場合はドスパラの電源容量計算ツールが便利です。 

現在の電源容量では足りない場合は電源ユニットを買い直すか、補助電源の利用を検討しましょう。この場合も補助電源コネクタが余っているかを確認する必要があります。 

STEPグラフィックボードを選ぶ 

STEP1をクリアしたら次に目的、条件に合わせたグラフィックボードを選びましょう。選び方は以下の3通りです。 

  • 利用しているソフトウェアの推奨スペックで選ぶ 
  • 電源ユニットに合わせて選ぶ 
  • PCケースに合わせて選ぶ 

それぞれ見ていきます。 

利用しているソフトウェアの推奨スペックで選ぶ 

業務でCADや動画編集ソフトなどを利用しているときは、ソフトウェアの推奨スペックを参考にして選びます。推奨スペックと最低スペックが表記されている場合がありますが、最低スペックは「ギリギリ動かせるスペック」という意味ですので、最低スペックで選ばないようにしてください。 

また、推奨スペックとはいえ、予算に余裕がある場合は少し上位の機種を選んだほうがいいでしょう。なぜなら、上位機種を選べばソフトウェアのバージョンアップや最新版を購入した場合でも、今後数年はスペック不足に困りにくくなるためです。 

電源ユニットに合わせて選ぶ 

電源ユニットの容量が小さくても買い換える予算がない場合は、電源ユニットの容量に合わせてグラフィックボードを選ぶのも選択肢の一つです。STEP1で触れたとおり、電源ユニットの容量を超えるグラフィックボードを選んでしまうと、パソコンの動作が不安定になり、最悪の場合シャットダウンしてしまうことがあります。そのため、現状の電源ユニットで選べる最高のグラフィックボードを探してみましょう。 

PCケースに合わせて選ぶ 

PCケースに制約がある場合は、省スペースのグラフィックボードを選びましょう。基本的にLPサイズはフルサイズタイプと比べると性能は劣るものの、ミドルエンドのスペックまでは対応しています。

ただし、ライザーカードを利用すれば、フルサイズグラフィックボードを取り付けられるものもあります。

増設用グラフィックボードはドスパラで

増設に使用するグラフィックボードは、パソコンやデジタルデバイスなら何でも揃うデジタルライフのパートナー「ドスパラ」オンラインショップでご購入ください!記事最下部で増設におすすめしたいグラフィックボードをご紹介しています。合わせてご覧ください。

STEP3:グラフィックボードを取り付ける 

グラフィックボードを購入したらいよいよ取り付け作業です。パソコン本体のカバーを外し、グラフィックボードの取り付けをしていきます。可能であればこのタイミングでエアダスターなどを使い内部の清掃をしておくと良いでしょう。もし、取り付け作業に不安があれば業者に依頼することも検討してください。 

グラフィックボード増設時の注意点 

ここからはグラフィックボードを増設する際の注意点を見ていきます。注意点は以下の二つです。 

  • 2枚挿しで性能が必ず上がるとは限らない 
  • 電源容量はギリギリで選ばない 

それぞれ見ていきましょう。 

2枚挿しで性能が必ず上がるとは限らない 

グラフィックボードを2枚挿してマルチGPUで運用したいケースがあります。しかし、グラフィックボードを増やせば必ず性能が2倍になるとは限りません。それはソフトウェアがデュアルモードに対応していないケースがあるためです。また、2枚挿しにすればそれだけ電力を使うことになるので注意してください。 

電源容量はギリギリで選ばない 

ググラフィックボードは、電力消費が激しいパーツです。そのため電源容量ギリギリで選ぶと電源供給が追い付かなくなり、システムがダウンする恐れもあります。そのため、グラフィックボードを選ぶときは、電源ユニットの容量ギリギリで選ぶのではなく十分に余裕を持って選ぶようにしましょう

目安としては電源容量の6〜7割で収まるようにしたほうが安心かつ、電源ユニットは最大消費電力の2倍のものを選ぶのが一般的です。これは将来的にパーツを増やしたり、電源ユニットが劣化したりすることを想定しているためです。

また、電源ユニットに記載されているワット数はそのすべてが利用できるわけではありません。 

電源ユニットで重要なのが「電力変換効率」です。たとえば「80PLUS 認証」であれば電源変換効率は80% ということになります。さらにSTANDARD~ TITANIUMまで6段階のグレードがあります。最適な電源ユニットを選ぶことはパソコンのカスタマイズのしやすさに直結するといえるでしょう。 

グラフィックボードの増設なしで表示速度を上げるには? 

「表示がカクカクしてストレスを感じるけど、グラフィックボードを購入する予算はない」という人は、以下のことをやってみると症状が改善するかもしれません。 

不要な常駐ソフトを停止する 

常駐ソフトがメモリやCPUに負荷をかけているケースがあります。ウィルスチェックソフトは定期チェックなどでパソコンが重くなりがちです。そういう場合は定期チェックの実施タイミングを深夜にずらしてみると、日中の作業の妨げになりません。負荷の高いソフトウェアを見つけるには、タスクマネージャーなどから確認すると良いでしょう。 

普段使わないプログラムがスタートプログラムに入っていないかも確認しましょう。必要なときだけ起動すれば良いものは、スタートプログラムから外すと動作が快適になります。 

システム設定でパフォーマンスを引き上げる 

パソコンのシステム設定でパフォーマンスを引き上げる方法もあります。コントロールパネルから電源設定で「ハイパフォーマンス」を選択する、視覚効果で「パフォーマンスを優先」を選択するなどすればパソコンの能力を最大化しながら作業できます。 

GPUレンダリングについて詳しくは、「GPUレンダリングとは?CPUレンダリングとの違いや役割について解説!の記事をご参照ください。 

キャッシュデータの削除やハードディスクの最適化 

ブラウザで不要なキャッシュデータを削除したり、ハードディスクを最適化したりすることでパソコン内のデータが整理され動作が軽くなります。 

増設におすすめ!現在販売中のグラフィックボード

今現在ご購入いただけるグラフィックボードをご紹介します。本記事の選定基準をご参考にご自身の業務にぴったりのグラフィックボードをさがしてみてください。

まとめ 

グラフィックボードの増設は単に最新のものを挿せば良いというわけではなく、マザーボードや電源容量との相性が重要です。パソコン内部は精密機械ですのでパソコンのカスタマイズに慣れていない人は専門の業者に頼むことをおすすめします。 

また、BTO( 受注生産) で最初からハイクラスのグラフィックボードを搭載しておくと、数年は画像処理で困ることはないでしょう。ドスパラプラスでは、自由度の高いカスタマイズで業務用PCも購入可能となっています。PCの買い替えの際にはぜひご検討ください。 

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