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3DVRとは?仕組みや活用分野、VR・AR・MRとの違いも解説

この記事では、3DVRの仕組みや注目されている理由、VR・AR・MRとの違いを解説します。

3DVRの活用分野や、3DVRを体験できるおすすめの動画アプリもあわせてお伝えします。

3DVRを自社で取り入れたい方や、体験してみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

3DVRとは?

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3DVR(3次元バーチャルリアリティ)とは、3次元の仮想現実のことで、VR空間に奥行きを持たせることでまるでその場にいるかのような高い没入感を味わえます。

3DVRは、専用のゴーグルがなくてもスマートフォンやタブレットなどで体験でき、その手軽さも相まって、エンターテイメントだけでなく、展示会やオンラインショップといったビジネスシーンでも活用されています。

3DVRの仕組み

3DVRは、人間の眼の両眼視差を利用して作られています。

両眼視差とは、右目と左目の見え方の違いのことです。

人間の右目と左目は、物の見え方がわずかに異なっており、脳でひとつに合わせて視覚を作っています。

3DVRではこの両眼視差を利用し、左右の視点が異なる二つの画像を表示することで立体感を出しています。

加えて、ゴーグルやデバイスに搭載されたセンサーが顔の上下左右の動きを認知する「ヘッドトラッキング機能」を活用することで、顔の動きにあわせた映像を映し出しているという仕組みです。

3DVRが注目される理由

3DVRが注目されている理由を解説します。

5G回線の普及が3DVRの通信課題を解決

3DVRが注目されている背景には、5G回線の普及があります。

5Gは、高速・大容量・低遅延が特徴の次世代の通信規格です。前世代の4Gで3DVRを扱うと、映像の乱れや遅延が発生するケースが見られましたが、5Gが普及したことで、大容量の通信が必要な3DVRでも安定した映像を提供できるようになりました。

体験できる映像への進化

これまでは、2次元映像コンテンツの「見る映像」が一般的でしたが、3DVRが登場したことで、2次元映像では表現できなかった奥行きや臨場感を提供できるようになり、これまでの「見る映像」から「体験できる映像」に進化しました。

以上の2つの要因から、エンターテイメントやビジネス、医療などの幅広い分野で3DVRを利用しやすくなり、今後のさらなる活用も期待されています。

3DとVRの違い

3DとVRは、どちらも立体的な空間を実現するものですが、視野の広さやディスプレイの数などに違いがあります。

具体的に解説します。

視野の広さ

VRは、自分がその空間にいるかのような高い没入感を味わえるのが特徴で、頭や体の動きにあわせて映像も変化し、360度全方位の映像体験を提供します。

対して3Dの立体的な映像体験は、あくまで平面な画面を通したものであり、VRのように視野全体に映像が見えるわけではありません。

ディスプレイの数

VRを体験する際に装着するVRヘッドセットには、右目用と左目用の2枚のディスプレイが搭載されており、それぞれのディスプレイに映像を出力することで、人間の視差を利用し立体感を表現しています。

一方で、3Dに使用されるディスプレイは1枚で、異なる2つの映像を左右の目に送ることで立体感を表現しています。

センサーの有無

VRヘッドセットには、頭や体の動きを把握するためのセンサーが搭載されており、ユーザーの動きにあった映像が出力されます。

一方で、3Dを体験するための3Dメガネにはセンサーが搭載されていません。

あくまで映像が主体となるため、ユーザーによっては自由に視点を変えられない点に物足りなさを感じる場合があります。

3DVRとVRの違い

3DVRとVRは、どちらも仮想現実を体験できるものですが、ヘッドセットなどのヘッドマウントデバイスの要否に違いがあります。

VRを体験するには、専用のゴーグルやヘッドセットが必要ですが、3DVRはこれらのヘッドマウントデバイスがなくても、スマートフォンやタブレットから体験が可能です。

デバイスの購入が不要で初期投資を抑えられるため、ビジネスシーンでの活用が進んでいます。

3DVRと360度動画の違い

360度動画は、特定の視点から360度の映像を体験できるものです。

全方位の映像を体験できますが、あくまで一カ所からの視点であり、空間を自由に動き回ることはできません。

また、角度を変える際にはデバイスの操作が必要で、3DVRのように顔の動きにあわせた映像の変更もできません。

3DVRとARの違い

ARは「Augmented Reality」の略称で、現実を仮想的に拡張する技術のことです。

スマートフォンやタブレットのカメラを通じて現実世界に仮想的なコンテンツを表示させられるのが特徴で、たとえば、スマートフォンのカメラを通して部屋のなかにデジタルで作成された家具を設置したりできます。

また、ARは、3DVRと同様に専用のヘッドセットが不要で、現実世界に手軽に情報を加えられることから、ゲームや教育、医療、広告など、幅広い分野で活用されています。

このように、ARは現実が主体であるのに対し、3DVRは仮想空間が主体である点に違いがあります。

3DVRとMRの違い

MRは「Mixed Reality」 の略称で、現実世界と仮想空間を組み合わせた「複合現実」のことです。

MRを現実世界が主体のARと仮想空間が主体のVRの中間的な存在として捉えるとイメージしやすいです。

たとえば、MRを活用すれば、こちらのMicrosoftの動画(外部サイト)のように、専用のゴーグルを付けることで現実世界の空間上や物体に作業手順を表示できます。

作業の効率化やヒューマンエラーの防止につながることから、幅広い分野で活用が進んでいます。

このように、MRはARと同様にあくまで現実世界が主体であるのに対し、3DVRは仮想空間が主体である点に違いがあります。

3DVRの活用分野

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3DVRの活用分野を解説します。

自社で3DVRの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

オンライン展示会・内見

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3DVRは、オンラインの展示会や物件の内見に活用されています。

3DVRを活用すれば、顧客が展示会の会場にいなくても、まるでその場にいるかのような感覚を味わうことができ、商品のPRを行えます。

また、遠方への引っ越しを検討している方に向けて、物件をさまざまな視点から探索できる3DVRを提供することで、顧客の適切な判断を手助けでき、機会損失も防げます。

教育・研修

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3DVRは、教育や研修の分野でも活用されています。

たとえば、医療分野に3DVRを用いることで、教科書などの紙面上で学習するよりも、複雑な器官の配置や機能を視覚的に理解しやすくなります。

また、航空業界ではパイロットの研修に3DVRが使用されており、実際の飛行機を使用せずに、操縦方法や緊急時の対応方法などの学習が可能です。

バーチャルショップ

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3DVRを活用することで、ユーザーは店舗に行かなくても自宅から商品を見たり、店内を自由に移動したりなど、実店舗での買い物を再現したような感覚をオンラインで体験できます。

特に、ファッションやインテリアなどの分野では、商品のサイズ・デザインの確認や、部屋への商品の配置などを3DVRで行うことで、購入後のミスマッチを防止できます。

プロモーション

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3DVRは、プロモーションの一環としても効果的です。

たとえば、観光業界では、PRしたい観光地を3DVRで配信することで、魅力を一方的に紹介するだけでなく、ユーザーに直接体験させられるので、ユーザーの関心を引き、記憶に残る印象を与えられます。

観光地の良さを伝えられれば、実際に行ってみたいという気持ちを持ってもらうことも期待できます。

VRコンテンツ制作はサードウェーブにお任せください

このように3DVRを活用するには、3DVRを自社で制作するか、専門企業に依頼して制作してもらう必要があります。

とはいえ、専門企業に依頼すると、自社で制作するよりもコストがかかってしまう場合があり、多くの予算を確保できない初めて3DVRの活用に取り組む企業にとっては、障壁となります。

弊社では、Unreal Engineを使用したVRコンテンツ制作を承っております。製造業・建築業でよく使われる3Dデータふぁあれば、それを元に作成が可能です。詳細はこちらでご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。さらにVR制作の内製化を目指す企業向けにUnreal Engineスクールも開講中です。今後自社で3DVRに関連する事業に取り組んでいきたい方は、お気軽に弊社にご相談ください。

3DVRのおすすめの動画アプリ

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3DVRを体験できるおすすめの動画アプリを紹介します。

YouTube VR

YouTube VR(外部サイト)は、3DVRを無料で体験できるアプリです。

ヘッドセットや段ボールキットだけでなく、スマートフォンやパソコンからも体験できます。

YouTubeにはアクティビティやスポーツ中継、自然、ホラーなど、世界中のクリエイターがさまざまなジャンルの動画を投稿できるので、手軽に幅広い3DVRを楽しみたい方におすすめです。

ハコスコ

ハコスコ(外部サイト)は、スマートフォンからアーティスト、世界遺産、ライブ映像など、1万本以上の3DVRを体験できるアプリです。

iOSとAndroidの両方に対応しているので、多くの方が無料で3DVRを楽しめます。

手軽に組み立てられる段ボール製のVRゴーグルを使えば、より没入感のある映像を体験できます。

VR SQUARE

VR SQUARE(外部サイト)は、専用のゴーグルがなくても3DVRを楽しめるライブ配信アプリです。

なにわ男子や欅坂46といった人気アイドルのライブ映像や、2.5次元ミュージカル、VR映画などを体験できます。

ラインナップは2,200種類と豊富なので、3DVRを楽しみたい方だけでなく、3DVRの活用方法の参考にしたい方にも利用をおすすめします。

YouTubeで楽しめる3DVR動画

最後に、YouTubeで楽しめる3DVR動画を紹介します。

[VR180] 新江ノ島水族館 VR

[VR180] 新江ノ島水族館 VR(外部サイト)は、神奈川県にある新江ノ島水族館の雰囲気を味わえる3DVR動画です。

水槽の最前列からいろいろな種類の魚が優雅に泳ぐ様子を見られるので、実際に訪問してみたい気持ちにさせられます。

エンターテイメント的な要素を持ったコンテンツであるだけでなく、水族館への来館者増加を狙ったプロモーションの一例でもあります。

【VR対応】​B.LEAGUE FINAL 2017-18​ アルバルク東京vs千葉ジェッツ ハイライト​

プロバスケットボールチームの試合(外部サイト)もVRで体験できます。

選手の迫力のある動きはもちろん、チアリーダーによるパフォーマンスや試合後のセレモニーなど、まるで試合会場にいるかのような雰囲気を味わえます。

新江ノ島水族館の動画と同様に、来場者増加を狙ったプロモーションの一例です。

まとめ

この記事では、3DVRの特徴から仕組み、VR・AR・MRとの違いまで解説しました。

3DVRはその手軽さと利便性の高さから、エンターテイメントやビジネス、医療など、幅広い分野で活用されています。

具体的な活用シーンや3DVRを体験できるアプリ・動画も紹介したので、自社の事業に3DVRを取り入れたい方や、3DVRがどのようなものか体験してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

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