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【2023年】PCケースおすすめ9選!種類や選び方も解説
この記事では、PCケースのおすすめ製品をミドルタワーやミニタワーなどの種類別に紹介します。
PCケースの選び方もあわせてお伝えするので、PCを自作したい方や、用途に応じてPCケースの交換を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
PCケースとは?
PCケースは、マザーボードやグラフィックボードといった、PCに必要なパーツを収納するためのケースです。
PCケースには、精密機器である各種パーツを衝撃やホコリ、水から守る役割があります。
加えて、パーツを効率的に冷却して機能低下を防いだり、グラフィックボードなどの大きな設置場所を設けることで拡張性を高めたりと、PCの性能を左右する重要なパーツでもあります。
また、ゲーミングPCを自作する方が増えている現代では、見栄えのよさを重視して発光機能を搭載したPCケースも登場しています。
PCケースの種類
PCケースは、サイズや形状によって、主に「ミドルタワー」「ミニタワー」「フルタワー」「キューブ型」に分けられます。
以下でそれぞれの特徴を解説するので、これからPCケースを購入する方は、ぜひ参考にしてください。
ミドルタワー
ミドルタワーは、一般的な既成PCのサイズのPCケースです。
「PCケースといえばミドルタワー」といえるくらいメジャーで、バリエーションも豊富です。
ミニタワーと比べて内部スペースが広く、拡張性や冷却性能も十分で、メンテナンスがしやすいことから、初めての自作PCに選ばれる傾向にあります。
グラフィックボードを活用したゲーミングや、動画編集・グラフィックデザインなどのクリエイティブシーンにおすすめです。
ミニタワー
ミニタワーは、ミドルタワーよりも一回り小さいサイズのPCケースです。
コンパクトなため省スペース化が可能で、スペースの限られているオフィスデスクでの使用に適しています。
ただし、サイズが小さい分、ミドルタワーと比べると拡張性は劣るため、サイズの大きい高性能なグラフィックボードやCPUクーラーを搭載できない場合があります。
ブラウザでの調べ物やMicrosoft Wordを使った資料作成などの一般的なビジネスシーンでの使用や、プライベート用PCにおすすめです。
フルタワー
フルタワーは、ハイスペックPC向けのPCケースです。
ミドルタワーよりもサイズが大きく、高性能な大型のマザーボードやグラフィックボード、水冷システムなどを複数搭載できます。
多くのパーツを搭載できる分、拡張性も高く、業務でクリエイティブタスクに取り組むプロのクリエイターに向いています。
ミドルタワーやミニタワーと比べて、広い設置スペースの確保が必要ですが、複数のパーツを増設してハイスペックなPCを作りたい方におすすめです。
キューブ型
キューブ型は、その名のとおり四角い形状をしたPCケースです。
ミドルタワーやフルタワーは縦長の形状をしていますが、キューブ型は立方体に近い形で、一風変わったデザインを好む方からも採用されています。
キューブ型には、省スペース化が可能なコンパクトなものから、フルタワーに引けを取らない拡張性を備えた大型のものまであり、幅広いユーザーにおすすめです。
PCケースのメリットは?
PCを構成するパーツは、ホコリや湿気、衝撃に弱く、むき出しの状態にしていると、故障してしまうリスクがありますが、PCケースに収納することで安全に使用できます。
また、サイズの大きいPCケースを選定すれば、その分多くのグラフィックボードやドライブを搭載できるため、よりハイスペックなPCを作成可能です。
加えて、内部のスペースに余裕があることで各種パーツを収納しやすく、エアフローが確保されやすいため、パーツの冷却が効率的に行われ、加熱による機能低下を抑制できる点もメリットです。
高性能なPCを作りたい方は、サイズの大きいPCケースを用意しましょう。
PCケースの選び方
PCケースの選び方をさまざまな観点から解説します。
どのようにPCケースを選んだらよいかわからない方は、参考にしてください。
サイズ
前述したとおり、PCケースはサイズで種類が分かれています。
ミニタワーには、限られたスペースでも設置できるメリットがある一方で、拡張性に劣るデメリットがあります。
フルタワーには、拡張性に優れ、ハイスペックなPCを実現できるメリットがありますが、ミニタワーよりも大きな設置スペースの確保が必要です。
サイズによってそれぞれのメリット・デメリットがあるので、用途や設置場所に応じて適切なサイズのPCケースを選びましょう。
冷却性能
PCのパフォーマンスを重視する方は、冷却性能にも注目しましょう。
PCは、動画編集や3Dアニメーションの処理といった高負荷なタスクを行うと、グラフィックボードやCPUが高速で稼働し、熱を持ってしまいます。
パーツは熱を持つと性能が低下してしまうため、常に安定したパフォーマンスを求める方は、風量の多い大型ファンや水冷ユニットを搭載できるPCケースがおすすめです。
拡張性能
PCの高いパフォーマンスを実現するには、PCケースの拡張性能が重要です。
具体的には、以下の要素に着目しましょう。
ベイ数
ベイとは、SSDやHDD、CD・Blu-rayなどの光学ドライブを設置するための空間を指します。
ベイは、サイズによって主に「5インチベイ」「3.5インチベイ」「2.5インチベイ」の3つに分類されます。
5インチベイは、光学ドライブ向けで、3.5インチベイと2.5インチベイは、HDD・SSD向けです。
PCケースによってベイ数が異なるので、拡張性を重視したい方は、それぞれのベイがどれだけ搭載されているかを事前に確認しておきましょう。
拡張スロット数
拡張スロットは、マザーボードなどに設けられた、機能拡張のための拡張カード(グラフィックボードやサウンドカードなど)を接続するための端子を指します。
拡張カードを追加することで、グラフィック処理性能を向上させられたり、PCサウンドを高音質化できたりと、PCの性能を底上げできます。
フルタワーサイズのPCケースであれば、8〜11個ほどの拡張スロットが備わっていますが、ミニタワーは搭載している拡張スロットが少ないので、ハイスペックなPCを実現したい方には、フルタワーがおすすめです。
電源ユニット数
電源ユニットは、家庭用コンセントの交流電源をPCで使用する直流電源に変換するための部品です。
ノートPCで使用されるACアダプターよりも大きな電力を供給できることから、主にデスクトップPCで使用されています。
グラフィックボードやドライブを増設する場合は、電源が1つでは足りない場合があるので、複数の電源ユニットを搭載できるフルタワーやミドルタワーがおすすめです。
マザーボードの規格
マザーボードの規格に合ったPCケースを選定するのも重要です。
マザーボードとは、PCの頭脳であるCPUやメモリ、ストレージなどのパーツを取り付ける土台でありながら、それらのパーツへの電源供給や相互通信を行うための回路の役割も担う基盤を指します。
マザーボードには、主に以下の3つの規格があります。
規格 | 特徴 |
ATX | サイズは305mm×244mmで、ミドルタワーやフルタワーなどの大きなPCケースに搭載される。接続端子が多く、PCI ExpressやSATAを複数搭載できる拡張性の高さが特徴。 |
MicroATX | ATXよりもコンパクトな中型のマザーボード。サイズは244mm×244mmで、一般的にミニタワーやミドルタワーに搭載される。ATXと比べて接続端子が少ないため、拡張性が低く、ハイスペックなPCには向いていない。 |
Mini-ITX | MicroATXよりもさらに小さい規格。サイズは170mm×170mmで、ミニタワーに搭載される。調べものにのみPCを利用する場合や、プライベート用PCに適している。 |
このように、マザーボードのサイズに適したPCケースを選ぶのも選択肢のひとつです。
静音性
業務に集中したい方は、静音性に優れたPCケースを選定しましょう。
高負荷なタスクは、熱を発するだけでなく、ファンの回転数が増えて動作音も大きくなります。
PCケースには、吸音材が取り付けられているものや、ドアを1枚挟んで静音性を高めているものがあるので、動作音が気になる方は、冷却性能とあわせて注目してみてください。
デザイン
オフィスや自室との調和を重視する方は、PCケースのデザインから選定するのもひとつの方法です。
特にフォーマルな雰囲気のオフィスに導入する場合、プライベート用で採用される傾向にある派手で発光機能が搭載されたPCケースよりも、黒を基調としたシンプルなデザインのPCケースが適しています。
とはいえ、デザイン性を重視し過ぎるあまり、性能不足で業務のパフォーマンスに支障をきたしてしまっては元も子もないため、冷却性能や拡張性能とのバランスも考慮したうえで選定しましょう。
PCケースのおすすめメーカー
PCケースのおすすめメーカーを紹介します。
それぞれのメーカーの特徴をお伝えするので、PCケースの選定に悩んでいる方は、判断基準のひとつとして参考にしてみてください。
Fractal Design(フラクタルデザイン)
Fractal Design(外部サイト)は、PCケースをはじめ、ケースに搭載するファンや電源ユニット、アクセサリーなどを販売するスウェーデンのメーカーです。
生活空間に溶け込む、スタイリッシュでおしゃれなデザインが特徴の「Terra」や「North」などのシリーズから、黒で統一されたシックなデザインの「Defineシリーズ」やキューブ型の「Nodeシリーズ」まで、さまざまなPCケースを販売しています。
DeepCool(ディープクール)
DeepCool(外部サイト)は、シンプルなデザインと高エアフロー設計が特徴のPCケースを販売する中国のメーカーです。
主にミドルタワー型のPCケースを扱っています。
次世代のエアフローケースである「CH560 DIGITALシリーズ」は、ケースの全ての側面から空気の流れを作ることで、優れた冷却性能を実現しています。
加えて、CPUとGPUの温度・使用率を確認できる「デュアルステータスデジタルディスプレイ」が搭載されているのも特徴のひとつです。
Thermaltake(サーマルテイク)
Thernaltake(外部サイト)は、BCN AWARD 2023のPCケース部門にて最優秀賞を受賞した実績のあるメーカーです。
モダンなデザインが特徴でMini-ITXに対応したミニタワー型の「The Tower 200シリーズ」から、パネルの55%以上に穴を開けた高エアフロー設計を採用し、優れた冷却性能が特徴のミドルタワー型の「Ceres 300 TG ARGBシリーズ」まで、幅広いラインナップがあります。
PCケース以外にも、RGBに光るマウスやキーボードも販売しており、ビジネス用だけでなく、ゲーミング用PCを製作したい方からも採用されています。
NZXT(エヌゼットエックスティー)
NZXT(外部サイト)は、ビジネスで使用できるスマートなものからゲーミング用まで幅広いPCケースを販売しているメーカーです。
フルタワー型やミドルタワー型だけでなく、一部ミニタワー型の製品もあります。
中には左右側面や上面パネルをツールレスで組み立てられるPCケースもあるため、初めてPCを自作する方にもおすすめです。
また、PCケース以外にも、キーボードやマウス、ファン、CPUクーラーなどの周辺機器も販売しています。
PCケースおすすめ|ミドルタワー
ミドルタワー型のおすすめのPCケースを紹介します。
拡張性と省スペース化の両立を目指す方は、以下のPCケースを検討してみてください。
DEEPCOOL CC560 R-CC560-BKGAA4-G-1 (ATX ガラス ブラック) ドスパラ限定モデル
製品名 | DEEPCOOL CC560 | Thermaltake Versa H26 | NZXT H5 Elite |
メーカー | DEEPCOOL | Thermaltake | NZXT |
ポイント | 4つのLEDファンとエアーフローフロントパネル、メッシュトップパネルで優れたエアフロー性能を提供。 | 最大7基のケースファンの取り付けに対応し、最大310mmまでの拡張カード搭載スペースを確保。冷却性能と拡張性能を両立したPCケース。 | 効率的な冷却性能を提供できる考え抜かれた設計。 工具不要で初めてPCケースを交換する方にもおすすめ。 |
対応マザーボードサイズ(規格) | ATX / MicroATX / Mini-ITX | ATX | ATX / MicroATX / Mini-ITX |
外形寸法 | 416×210×477mm | 220×464×493mm | 464×227×446mm |
重量 | 5.25kg | 6.08Kg | 8.1kg |
拡張スロット | 7 | 7 | 7 |
5インチベイ数 | - | 2 | - |
3.5インチベイ数(内部ベイ) | 2 | 2(2.5インチベイと排他) | 1 |
2.5インチベイ数(内部ベイ) | 2+1 | 5(内2個は3.5インチベイと排他) | 1+1 |
付属FAN | 【前面】120mmファン×3 【背面】120mmファン×1 ※付属ファンは単色LEDファン、3pinファンコネクタのみとなります |
【前面】120mm×1 (Blue LED付) 【背面】120mm×1 |
【前面】F Series RGB 140mm (Case Version)×2 【底面】F Series Quiet 120mm (Case Version)×1 |
搭載可能FAN | 【前面】120mm×3 or 140mm×2 【背面】120mm×1 【天面】120mm×2 or 140mm×2 |
- | 【前面】140mm×2 【背面】120mm×1 【天面】120mm×2 【底面】120mm×1 |
前面端子 | USB3.0×1 USB2.0×1 Audio |
USB3.0×2 USB2.0×2 Audio I/O |
USB 3.2 Gen 2 Type-C×1 USB 3.2 Gen 1 Type-A×1 Headset Audio Jack |
対応CPUクーラー(高さ) | 163mm | 160mm | 165mm |
対応ビデオカード長(最大) | 370mm | 310mm | 365mm |
カラー | ブラック系 | ブラック系 | ブラック系 |
製品名 | Thermaltake Versa H18 | DEEPCOOL MACUBE 110 | Fractal Design Define 7 Mini |
メーカー | Thermaltake | DEEPCOOL | Fractal Design |
ポイント | シンプルなデザインでオフィスにおすすめ。メッシュのフロントパネルと穴の開いたトップパネルが優れた冷却性能を提供。 | 黒で統一されたスタイリッシュなデザインが特徴。 フロント部とトップ部に搭載された換気経路が熱の蓄積を防止。 |
つや消しされたアルミニウム製のフロントパネルが洗練された外観を演出。 静音性パネルを採用することで、快適な作業環境を提供。 |
対応マザーボードサイズ(規格) | MicroATX / Mini-ITX | MicroATX / Mini-ITX | MicroATX / Mini-DTX / Mini-ITX |
外形寸法 | 390×205×380mm | 400×225×431mm | 205×406×399mm |
重量 | 4.5kg | 6.2kg | 6.84kg |
拡張スロット | 4 | 4 | 4 |
5インチベイ数 | - | - | - |
3.5インチベイ数(内部ベイ) | 2 | 2 | 2(2.5インチベイと排他) |
2.5インチベイ数(内部ベイ) | 2 | 2(2.5インチベイと排他) | 4(内2ヶ所は3.5インチベイと排他) |
付属FAN | 【背面】120mmファン×1 | 【背面】120mmファン×1 | 【前面】140mmファン×1(Dynamic X2 GP-14) 【背面】120mmファン×1(Dynamic X2 GP-12) |
搭載可能FAN | - | 【前面】120mm×3 or 140mm×2 【背面】120mm×1 【天面】120mm×2 or 140mm×2 |
【前面】140mm×2 or 120mm×3 【背面】120mm×1 【天面】140mm×2 or 120mm×2 【底面】120mm×1 (ドライブケージ非搭載時) |
前面端子 | USB3.0×1 USB2.0×2 HD Audio |
USB3.0×2 HD Audio |
USB 3.1 Gen 2 Type-C×1 USB3.0×2 USB 2.0×2 HD Audio |
対応CPUクーラー(高さ) | 155mm | 165mm | 167mm |
対応ビデオカード長(最大) | 350mm ※前面ファン非搭載時 | 320mm | 331mm ※前面ファン非搭載時 |
カラー | ブラック系 | ブラック系 | ブラック系 |
製品名 | Fractal Design Define 7 XL | Lian-Li O11D EVO XL BLACK Lian-Li O11D EVO XL WHITE |
メーカー | Fractal Design | Lian-Li |
ポイント | ATXを大型化させたE-ATXのマザーボードに対応。 最大18台のHDD/SSDと、140mmファンを最大9ヶ所搭載でき、ハイスペックで冷却性能にも優れたPCの実現が可能。 |
細かいメッシュのアルミニウムで作られたトップパネルとサイドパネルがスムーズなエアフローを実現。 RGB照明搭載で、ゲーミング用やプライベート用としてもおすすめ。 |
対応マザーボードサイズ(規格) | E-ATX / ATX / MicroATX / Mini-ITX | E-ATX(幅280mm以下) / ATX / MicroATX / Mini-ITX |
外形寸法 | 604×240×566mm | 522×304×531.9mm |
重量 | 16.64kg | 17.7kg |
拡張スロット | 9+3 (垂直スロット) | 8 |
5インチベイ数 | 2 | - |
3.5インチベイ数(内部ベイ) | 6(2.5インチベイと排他) | 4(2.5インチベイと排他) |
2.5インチベイ数(内部ベイ) | 8 (内6ヶ所は3.5インチベイと排他) | 3+4(内4ヶ所は3.5インチベイと排他) |
付属FAN | 【前面】Dynamic X2 GP-14 140mmファン×2 【背面】Dynamic X2 GP-14 140mmファン×1 |
- |
搭載可能FAN | 【前面】120mm×4 or 140mm×3 【背面】120mm×1 or 140mm×1 【天面】120mm×4 or 140mm×3 【底面】120mm×2 or 140mm×2 |
【背面】120mm×2 【側面】120mm×3 or 140mm×3 【天面】120mm×3 or 140mm×3 【底面】120mm×3 or 140mm×3 |
前面端子 | USB3.1 Gen2 Type-C×1 USB3.0×2 USB2.0×2 HD Audio |
USB Type-C×1 USB3.0×4 Audio |
対応CPUクーラー(高さ) | 185mm | 167mm |
対応ビデオカード長(最大) | 【オープンレイアウト】549mm ※前面ファン取り付け時524mm 【ストレージレイアウト】359mm |
460mm |
カラー | ブラック系 | ブラック系 ホワイト系 |
PCケース交換の手順
これからPCケースの交換を行う方に向けて、手順を解説します。
以下の手順に沿って行ってみてください。
PCの電源を切る
PCケースを交換する前に、まずはPCの電源を切り、あわせて配線ケーブルも全て外してください。
電源が切られていない状態でケーブルやパーツを取り外すと故障につながる可能性があるので、必ず事前に電源を切ってください。
また、電源を切った後も、パソコン内部には電気がたまっているので、10分ほど放置して、完全に放電されるのを待ちましょう。
パソコン内部の接続状況を記録で残す
電源を切る・放電する作業と同時に、パソコン内部の各種パーツの接続状況を撮影・メモして記録で残しておきましょう。
特に、初めてPCケースを交換する方は、パーツの取り付けになれていないため、現状復帰に手間取ってしまう可能性があります。
どの場所にどのパーツが接続されていたかを記録に残しておくことで、スムーズにPCケースの交換を行えます。
パソコン内部のパーツを取り外す
次に、パソコン内部のパーツを取り外していきましょう。
取り外す際は、感電のリスクを防ぐために、まずは電源系のケーブルから取り外します。
続いて、グラフィックボードの電源を取り外し、SSDやHDDなども外していきます。
そして、最後にマザーボードを取り外してください。
パーツを全て取り外したら、新しいPCケースに取り付ける前に、故障を防ぐためにパーツに付着したホコリを取り除きましょう。
新しいPCケースにパーツを取り付ける
最後に、新しいPCケースにパーツを取り付けます。
PCケースによって取り付け方が異なるので、基本的には取扱説明書に記載されている方法に沿って行いましょう。
交換の際の注意点
上記にてPCケースの交換の手順を解説しましたが、交換作業が初めてで不慣れな方にとっては、時間がかかったり、場合によってはうまく組み立てられなかったりする場合があります。
また、無事に組み立てられても通常どおり動作しなかった、というケースもみられます。
PCケースの組み替えに不安がある方は、専門店のサービスを利用するのもひとつの方法です。
ドスパラでは、専門スタッフが組み替え作業はもちろん、交換後の動作チェックまで行うサービスを提供しています。
詳しくは、以下のページで紹介しているので、PCケースの交換が初めてな方や、不安がある方は、ぜひご覧ください。
PCケースのQ&A
最後に、PCケースに関するQ&Aを紹介します。
PCケースは何年くらい使える?
PCケースは、各種PCパーツの中でも比較的寿命の長いパーツで、購入してから5年〜10年使い続ける方も珍しくありません。
とはいえ「PCケース本体が故障して冷却性能が低下してしまった」「もっとハイスペックなPCを作りたいけど拡張性能が不足している」といった場合は、買い替えがおすすめです。
PCケースの素材は重要?
PCケースの素材は、スチール・アルミ・アクリルが主流です。
スチールは、ほかの素材と比べて安価で、なおかつ剛性に優れており丈夫ですが、重めです。
一方で、アルミは軽量ですが高価な製品が多いといった特徴があります。
耐久性や価格など、重視したい要素を明確にして選択しましょう。
PCを掃除しないとどうなる?
PC内部には、CPUやグラフィックボードなど、熱を持ちやすいパーツがいくつもありますが、PC内部にホコリがたまった状態だと、ファンにホコリが詰まってうまく熱が排出されず、機能低下や動作不良、異音の発生を招く恐れがあります。
そのため、PCケースを交換する際には、あわせて内部のホコリや汚れを取り除く程度でいいので掃除をしましょう。
自分で掃除するのが不安な方は、プロに依頼するのもひとつの方法です。当社には「パソコンクリーニングサービス」のご用意もございます。