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マザーボードの型番を確認する方法!2つのOSでの調べ方も解説

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この記事では、マザーボードの型番を確認する方法について紹介しています。マザーボードは、各種パーツを機能的に結びつける中心となる大きなプリント基板です。

「マザーボードのアップグレードを検討している」「正確な型番を知りたい」とパフォーマンス向上や機能追加、もしくは修理するために型番を調べようとする方もいるでしょう。この記事を読むことで、マザーボードの型番を確認する方法がわかり、パフォーマンスの向上や故障した部品が正確に把握できるようになるはずです。ぜひ最後までご一読ください。

目次

パソコンのマザーボードとは大きなプリント基板

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パソコンのマザーボードは、各種パーツを機能的に結びつける中心となる、大きなプリント基板です。CPUやメモリ、拡張カードなどが接続され、パソコンの性能や機能の基礎を形成しています。

マザーボードの役割

マザーボードの役割は、CPUやメモリ、拡張カードなどの部品を通じてデータの流れを制御し、パソコンの各機能を連携して動作させることです。さらに、電源からの電力を各部品に分配し、システム全体の通信と調整を担います。

マザーボードが適切に機能しないと、パソコンは正常に動作しません。したがって、マザーボードの選択と管理は、安定した性能を維持するうえで非常に大切です。

マザーボードを確認することで分かる2つの情報

マザーボードの型番を確認することで何がわかるのか、ここでは2つの内容を紹介します。

パソコンの性能や拡張性に関する情報

マザーボードの型番を知ることは、パソコンの基本的な性能を把握するうえで大切です。型番により、CPUの種類やメモリのスロット数、USBポートの数など、パソコンの性能や拡張性に直結する情報がわかります。

企業においては、効率的な業務遂行に必要な性能を持つ機材の選定に役立ちます。

CPUやメモリとの互換性

マザーボードの型番を確認することで、CPUやメモリとの互換性も把握可能です。例えば、あるマザーボードが特定のCPUチップセットにのみ対応している場合、メモリの種類や最大容量もマザーボードによって異なります。互換性を正確に理解することで、パフォーマンスを最適化し、システムの安定性を確保できるため、業務の効率化につながります。

マザーボードの型番を確認する際に大事な4つのポイント

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マザーボードの型番を確認する際に知っておくべきポイントが、4つあります。どのようなポイントなのか、1つずつ解説します。

サイズ

マザーボードの型番を確認することで、サイズや対応している拡張スロットの種類と数、USBポートのバージョンなど、パソコンの拡張性や互換性を把握することが可能です。マザーボードのサイズには、以下の3つがあります。

  • ATX
  • Micro-ATX
  • Mini-ITX

これらのサイズは異なります。ATXが最も一般的なサイズで、幅広い互換性を提供しますが、大きいため小型のPCケースには収まりません。一方でMicro-ATXはやや小さめで、多くの機能を備えつつもコンパクトなPCケースに収められます。最も小さいMini-ITXは、非常にコンパクトなパソコンを組み立てる際に選ばれることが多く、限られた空間内での使用に最適ですが、拡張性は限られることがあります。

このように、サイズによってはPCケースに収まらない場合もあるため、アップグレードや自作を考えている際にはマザーボードのサイズに注意しましょう。

CPU

マザーボードがサポートするCPUのブランド「Intel®」か「AMD」かは、システムの性能と互換性に大きく影響します。そのため、マザーボードの型番を理解することは、どのCPUが使用できるかを知るうえで欠かせません。

ソケット

マザーボードを選ぶ際には、CPUソケットの種類を理解しておきましょう。CPUソケットは、マザーボード上にあるCPUを取り付ける部分で、CPUとマザーボードの互換性を決定します。IntelとAMDではソケットの種類が異なります。

  • Intelの場合:LGA1151やLGA1200など
  • AMDの場合:AM4やsTRX4など

ソケットの種類によってCPUが物理的に合うかどうかが決まるため、CPUに適合するソケットのマザーボードを選ぶ必要があります。ここでは、InteのソケットlとAMDのソケットで押さえておくべきポイントをそれぞれ紹介します。

Intelはマザーボードとの互換性確認が不可欠

Intelの場合、マザーボードとの互換性確認が不可欠です。この互換性は、チップセットだけでなくソケット形状にも依存します。IntelはLGA(Land Grid Array)ソケットを採用しており、この設計ではマザーボード側にピンが配置され、CPU側にはピンがありません。これにより、CPUをマザーボードに取り付ける際のリスクが低減され、接触不良の可能性が減少します。

AMDはCPU側にピンが付いている

AMDの場合、マザーボード側にピンがなく、代わりにCPU側にピンが付いている特徴があります。このタイプの接続形式はPGA(Pin Grid Array)ソケットと呼ばれ、CPUとマザーボード間の接続において重要な役割を果たしています。したがって、マザーボードを選ぶ際には、このPGAソケットに対応しているかどうかを確認することが不可欠です。

チップセット

チップセットはマザーボードの心臓部ともいえる部分であり、CPUとそのほかのコンポーネント間の通信を制御します。チップセットの種類は、マザーボードが提供する機能や性能、さらには特定のCPUとの互換性を決定します。

  • Intelマザーボード:Z490、B460など
  • AMDマザーボード:X570、B550など

これらのチップセットによって、オーバークロックのサポートや、USBポートの数などが異なります。したがって、使用するCPUと目的に合ったチップセットのマザーボードを選択することが重要です。

【Windows向け】マザーボードの調べ方

続いて、Windowsを使用している方に向けて、マザーボードの調べ方を解説します。PCケースを開けるのが難しい場合にパソコン上で確認できる方法になります。

CPU-Z:フリーソフト

「CPU-Z」は、マザーボードの型番を始めとする製造メーカー、チップセットなどの情報を確認できる便利なフリーソフトです。ダウンロードしてインストール後、「Mainboard」タブから必要な情報を取得できます。操作は直感的で、特にコマンド操作に不慣れな方でも使いやすいツールです。

DirectX 診断ツール:Windows標準搭載

「DirectX 診断ツール」はWindowsに標準搭載されており、システム情報の確認に使用されます。マザーボードの型番だけでなく、グラフィックス関連の情報も確認できるため、パソコンの性能評価やトラブルシューティングに役立ちます。実行方法はタスクバーの検索欄に「dxdiag」と入力して起動するだけで、専門的な知識は不要です。

systeminfoコマンド:コマンドプロンプトを起動

systeminfoコマンドはコマンドプロンプトからパソコンの詳細なシステム情報を取得するコマンドです。マザーボードの型番や製造メーカー、OSのバージョン、インストールされているWindowsの更新プログラムなど、幅広い情報を一覧で確認できます。操作にはコマンドプロンプトの基本的な知識が求められますが、その分詳細な情報を手に入れることが可能です。

wmicコマンド:Windows向け

wmicコマンドは「Windows Management Instrumentation Command-line」の略で、Windowsの管理情報をコマンドラインから取得する強力なツールです。マザーボードの型番や製造メーカーを含むシステム情報を簡単に確認できます。具体的には、「wmic baseboard get product」をコマンドプロンプトに入力することで、マザーボードの製造メーカーと型番を表示させることが可能です。

BIOS(バイオス):起動時に特定のキーを入力

BIOS(外部サイト)(Basic Input/Output System)画面からも、マザーボードの情報を確認できます。パソコン起動時に特定のキー(多くの場合はDelキーまたはF2キー)を押せばBIOS設定画面に入れます。BIOS画面では、マザーボードの型番のほか、接続されているデバイスの情報やシステム設定の確認・変更が可能です。

この方法はパソコンに物理的にアクセスする必要があり、リモートでの確認はできませんが、直接的で確実な情報を得られるため、新しいパーツの互換性を確認したい場合に有効です。

Macではシリアル番号でマザーボードがわかる

Macユーザーは、「このMacについて」からモデル情報やシリアルナンバーを確認し、これらの情報をインターネットで検索することで、搭載されているマザーボードのスペックや型番を調べられます。Macではマザーボードの交換が一般的ではないため、この方法は主にスペック確認に役立ちます。

マザーボードの型番を簡単に確認する方法【3選】

WindowsとMac、それぞれの確認方法はわかりましたが、使用しているOSや利用可能なツールによってマザーボードの型番を確認する方法が異なります。ここでは簡単に確認できる3つの方法を紹介します。

取扱説明書で確認する

マザーボードの型番は、購入時に同梱される取扱説明書や保証書に記載されていることが多いです。取扱説明書や保証書といった文書は、製品の仕様やメンテナンスに関する重要な情報を含んでいるため、型番を確認する簡単で確実な方法です。

パソコンの商品名から確認する

Windowsでは、製造元の公式サイトで商品名やシリーズ名をもとに情報を検索できます。一方で、Macの場合はApple公式サイトやサポートページで、モデル名や販売年から詳細な仕様を調べることが可能です。

ただし、Macでは内部コンポーネントのカスタマイズや交換が制限されています。そのため、マザーボードの型番を直接確認することは推奨されません。

PCケースを開けて確認する

Windowsの場合、PCケースを開けて直接マザーボード上の型番を確認することが可能です。しかし、Macでは内部コンポーネントへのアクセスが限られており、この方法は推奨されません。Macの内部を開けることは保証を無効にする可能性があり、また専門的な工具が必要です。

マザーボードを確認するときの注意点

PCケースを開けてマザーボードを確認するとき、注意点が3つあります。どのような注意点なのか見ていきましょう。

事前に電源を切っておく

パソコンのマザーボードを確認する際には、事前に電源を切り、電源コードを抜きましょう。この手順を怠ると、作業中に電気が流れてしまい、自身やパソコンの部品に損害を与える可能性があります。

静電気が発生する服を着ない

静電気は電子機器にとって大敵です。作業を行う際には、静電気を帯びやすい衣類(ウールや化学繊維など)を避け、静電気防止ブレスレットを使用するなど、静電気によるダメージを防ぐことが大切です。また、作業前には金属部分に触れて静電気を放電させておくとよいでしょう。

マザーボードの端子は無理に力を入れて着脱しない

マザーボード上の端子やコネクタは、無理に力を加えて着脱すると損傷の原因となります。特に、CPUソケットやメモリースロットなどの繊細な部分には細心の注意を払い、指示にしたがって正しく取り扱うことが必須です。部品を交換する際には、互換性を確認し、正しい手順で作業を行いましょう。

まとめ

この記事では、WindowsとMac両方のマザーボードの型番を確認する方法について紹介しました。パソコンのマザーボードは、CPUやメモリ、拡張カードなどを接続し、パソコンの性能や機能を形成する大きなプリント基板です。マザーボードはデータの流れを制御し、各機能が連携して動作するようにします。マザーボードの選択と管理は、安定したシステム構築に不可欠です。

マザーボードの型番を知ることで性能や拡張性、CPUやメモリとの互換性を把握でき、効率的な業務遂行に役立ちます。マザーボードの型番を確認したいときは、ぜひ当記事を参考にしてください。

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