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テレワークに適したパソコンとは?言葉の定義やおすすめモデルを紹介!
テレワークで使うパソコンを選ぶ時には、押さえておきたいポイントが複数存在します。
本記事では、テレワークで使うパソコンを選ぶ際のポイントを、テレワークの定義や用意するとより便利な周辺機器なども交えてお伝えしていきます。
目次
目次
テレワークの定義をおさらい
テレワークとは、情報通信技術を活用し、通常はオフィスで行われる作業をリモートで行うことを指します。これには、インターネット接続とデジタルツールを使用して家庭、カフェ、共有作業スペースなどから作業を行うことが含まれます。労働者が特定の場所に拘束されず、柔軟な働き方を可能にするという利点があります。テレワークは、大きく分けて3つの種類に分けられます。
在宅勤務
在宅勤務とは、その名の通り、自宅での勤務を指します。オフィスに出勤する代わりに、従業員が自宅のデスクや専用の作業スペースで作業を行う形態です。これには、独立した自営業者から大規模な組織の従業員まで幅広い種類の労働者が含まれます。
モバイルワーク
モバイルワークとは、従業員が特定の場所に拘束されずに、モバイルデバイス(ラップトップ、スマートフォン、タブレットなど)を使用して、どこからでも仕事をする働き方を指します。インターネット接続があれば、顧客先や出張中、移動中でも作業が可能です。
サテライトオフィス
サテライトオフィスは、本社から地理的に離れた場所にある補助的なオフィスを指します。これは、従業員が長距離通勤するのを避けるため、または特定の地域での業務を拡大するために設置されることが多いです。サテライトオフィスは通常、本社の規模よりも小さいですが、必要なリソースや設備が整っている場合が多いでしょう。
テレワークとリモートワークの違いについて、詳細は「テレワークとリモートワークの違いとは?言葉の歴史など合わせて解説」をご参照ください。
テレワークに適したパソコンとは
さっそくテレワークに適したパソコンについてみていきましょう。
まずは大前提として、テレワークにはパソコンの持ち運びが必須要件になるため、よほど特別なことがない限り、ノートパソコンを選択しようと考えることが多いと思います。しかし、デスクトップパソコンには、ノートパソコンにはないカスタマイズの柔軟性という利点があります。
例えば、映像クリエイターのテレワーク用PCを購入したいと考えたとき、映像編集やレンダリングには高性能のCPUや大容量のメモリが必要、かつ映像作業の要求は進化し続けるため、必要に応じてハードウェアをアップグレードできる必要があります。こういった側面からテレワークであってもデスクトップパソコンを選択するケースはあります。
携帯性を取るか、作業面そのものの快適性を取るかは使用状況や個々のニーズにより適した選択は異なるため、よく検討してください。
CPU
次にCPUについてです。WordやExcelなどを使った事務作業が中心であればCPUにはこだわる必要はありません。しかし、テレワークにおいてはWEB会議やチャットツールを立ち上げながらOffice作業をするといったマルチタスクが必須になります。そのため、CPUはIntel Core i5以上をおすすめします。
Intel Core i5は一般事務で想定されるマルチタスクをこなすだけに十分な速さのクロック速度と、コアとスレッド数を持つため、同時に実行される多くのタスクや要求の高いアプリケーションを処理する能力に優れており、複数のタブやアプリケーションを開いたまま、ビデオ通話を行うようなマルチタスク環境において非常に有利です。
メモリ
WordやExcelなどを使った事務作業が中心であれば4GB程度でも問題ありませんが、先述のとおり、テレワークにおいてマルチタスクは必須条件となります。複数のアプリケーションを立ち上げたり、容量の大きいデータを扱ったりする場合が多いため、複数のアプリケーションを同時にスムーズに動作させるための余裕を持つためにはメモリは8GBが最低条件、16GB以上が推奨されます。
ストレージ
ストレージには大きく分けてHDDとSSDの2種類がありますが、衝撃に強く、パソコンの起動、アプリケーションのロード、ファイルの保存などのタスクが高速化するSSDを推奨します。
容量は、一般事務用途であれば、256GB以上で十分ですが、大量のデータを保存する必要がある場合、ローカルに大きなファイルを頻繁にダウンロードする場合は、更に大きな容量を選ぶと良いでしょう。
堅牢性
耐衝撃などの他にも、加圧試験、開閉試験などさまざまなテストをクリアしているモデルがおすすめです。
内蔵カメラ、スピーカー、マイク
WEB会議などが想定される場合には、カメラ、スピーカー、マイクが必須です。最初から内蔵されたモデルであれば、これらの周辺機器を別に持ち歩かずに済むため便利です。 ノートパソコンの現行品であれば、標準で付属している場合がほとんどでしょう。逆にデスクトップパソコンの場合はカメラ、マイク、スピーカーが内蔵されていない場合がほとんどですので、購入を検討しましょう。
ノートパソコンにおいても、内蔵マイクとスピーカーは環境音を拾ってしまい、快適なWEB会議の妨げになってしまう場合があります。ノイズキャンセリング機能の付いたヘッドセットを購入することをおすすめします。
画面の大きさ
ノートパソコンの場合は、携帯性の面からそこまで大画面を選択することは難しいでしょう。13~14インチ程度が持ち運びに適していますが、視認性の面では15インチ以上をおすすめします。最近は15インチでも本体が小さめに作られているモデルもあり、本体が薄ければ重さは問題ない場合もあるので、重量と見極めながらできるだけ大きなものを選びましょう。
デスクトップパソコンの場合は、23~27インチのモニターが理想的です。マルチタスクや詳細な作業に十分なサイズ感なので、目への負担を軽減してくれるでしょう。
テンキー付きキーボード
テンキーは、特に経理事務作業では頻繁に使用することになるので、購入の際には確認しましょう。初めからテンキーが搭載されているモデルだと、テンキーを別途取り付ける必要がないため効率的です。
USBポート
USBポートは、タイプAのものが複数あると便利です。外付けのマイクやイヤホン、スピーカーホンなどは、USBポートに差し込んで使う場合もあるため、USBポートは多いに越したことはありません。
HDMIポート
外付けの大きいディスプレイがある作業場所では、大画面で操作したいものです。外付けのディスプレイと接続するためにHDMIポートは必須です。
バッテリー
ノートパソコンを選ぶ際には、バッテリー駆動時間が重要な要素となります。理想的な駆動時間は使用状況によりますが、一般的には最低でも6~8時間駆動するバッテリーが望ましいでしょう。一日の作業を通して電源につなげずに作業ができるので、どんな環境でも安心できます。
特に移動が多い場合や、電源にアクセスできない場所で作業する可能性がある場合は、余裕をもって10時間以上のバッテリー駆動時間を持つモデルを選びましょう。
Wi-Fi 6対応
近年では、Wi-Fiの新しい規格としてWi-Fi 6が登場しています。従来のWi-Fi 5に比べて約3倍の速度が出るため、WEB会議や大量のデータ転送でもスムーズに作業を行うことができます。また一度に多くのデバイスを接続できるので、一度に多くのデバイスがネットワークに接続していてもパフォーマンスが低下しにくい利点があります。
対応しているWi-Fiルーターと通信する際には、より高速な通信速度を維持できるようになるため、Wi-Fi 6に対応しているモデルがおすすめです。
有線LANポート
Wi-Fi6が使えないアクセスポイントでは、無線通信だとどうしても一定以上の通信速度が確保できません。LANケーブルが使える場所であればLANケーブルを使った方が通信速度を出せ、また電波干渉の心配もないため、可能であればLANポートを備えたモデルを選びましょう。
Windows 11 Pro
テレワーク用のパソコンのOSとしては、Windows 11 Proがおすすめです。
その理由の一つはActive Directoryという機能。これは、ユーザーやコンピューターなどのネットワークリソースを一元的に管理するシステムで、企業環境におけるセキュリティポリシーやアクセス権限の設定が容易になります。また、BitLockerという全ドライブの暗号化機能が搭載されており、重要なデータの安全性を高めてくれます。
とはいえ、Windows 11 Homeでもテレワークができないわけではないので、自社の要件に応じて選択しましょう。
重さ
ノートパソコンの場合、携行性を考慮し、1.8kg以下の軽量なものがおすすめです。パソコンを毎日長距離を持ち帰ることになるため、オフィスで持ち運ぶよりもパソコンが重いと感じることも増えるでしょう。個人差もありますが、2kgを切るとかなり負担を感じなくなります。
ただし、あまりにも軽量すぎると耐久性やパフォーマンスが犠牲になる可能性があるため、あくまでバランスを考慮することが重要です。
充実したアフターサポート
困ったことがあっても専門のスタッフがサポートする体制があれば安心です。
ドスパラプラスは24時間365日体制での電話サポートを受け付けています。パソコンご購入後、気になる事や万が一のトラブルがあった場合、いつでも専門スタッフが丁寧にご対応いたします。
テレワークでのパソコン利用は高いセキュリティへの配慮が必要
テレワークはオフィス以外の場所で作業をすることが多くなるため、セキュリティへの配慮がいつも以上に必要になります。
セキュリティへの配慮のポイントについてみていきましょう。
ウイルス対策ソフトのインストールは必須
テレワークにおけるパソコン利用では、ウイルス対策ソフトのインストールは必須です。インターネットから情報をダウンロードする際、ウイルスやマルウェアが侵入する可能性があります。ウイルス対策ソフトは、これらの脅威を検出し、駆除できるので、情報を安全に保つことができます。
また、定期的なソフトの更新を行うことで、新たなウイルスに対応することが可能になので、必ず入れるようにしましょう。
公衆の無線LANは極力使用しない
カフェや街中にある公衆の無線LANは便利な一方で、盗聴やフィッシングなどのセキュリティリスクが伴います。未暗号化のネットワークを介してデータを送受信すると、第三者によるデータの盗聴や改ざんのリスクがあります。
可能であれば、個人専用のネットワークを使用し、VPN(Virtual Private Network)などを活用して通信を暗号化することが推奨されます。
ショルダーハッキングに注意する
ショルダーハッキングとは第三者が肩越しに情報を覗き見ることで情報を盗む行為です。特にテレワーク中、公共の場所でパソコンを使用する際にはこのリスクがあります。企業が取り扱う情報には機密情報や社外秘情報などが多く存在するため、人が大勢いる場所では安易に作業をしないように注意しましょう。
やむを得ず作業が必要になる場合は、のぞき見防止フィルターなどを活用する、カフェでは隅の席を利用する、などの対策をとりましょう。
怪しいサイトやメールに注意する
テレワークでは、企業のネットワークから抜けて作業をすることもあるため、スパムメールをはじめとする不正なメールが届きやすくなります。
フィッシングサイトや怪しいメールからのリンクをクリックすると、個人情報が盗まれる可能性があります。特にメールでは、正規のものに見える送り主からの詐欺メールに注意が必要です。不審なメールやリンクを見つけたら、開かずに削除しましょう。
パスワードは堅牢なものに変更する
テレワークでアクセスする情報共有サイトなどのログイン画面は、誰でもアクセスできることもあります。パスワードは堅牢なものにして不正アクセスの可能性を低減させましょう。
単純なパスワードや短すぎるパスワードは破られやすく、情報の漏洩を招く可能性があります。英字大文字、小文字、数字、記号を交えた10文字以上のランダムな文字列が堅牢さの目安。二要素認証が使えるようなら、可能な限り利用しましょう。さらに、同一のパスワードを複数のサービスで使用するのは避け、パスワード管理ツールを利用しましょう。
テレワークに必要なセキュリティ対策について、詳細は「テレワークに必要なセキュリティ対策とは?必要事項を網羅的に解説」をご参照ください。
テレワークで便利な機器
テレワークではパソコン1台だけで作業することが多くなりますが、場合によってはオフィスよりも効率が落ちることもあります。
テレワークでも作業効率を落とさないためには次のような機器があると便利です。
外付けディスプレイ
ノートパソコンを使用していると、画面が小さく作業効率が落ちることがあります。外付けディスプレイを用いれば、多数のアプリケーションを開いて表示させたまま作業ができるため、作業効率を簡単に上げられます。また、デュアルディスプレイにすることで、複数のウィンドウを並べて見ることが可能になります。また、写真編集などをする場合には、高解像度のディスプレイがあると便利でしょう。
机と椅子
特に在宅勤務の場合には、家のソファなどに座って作業をすると腰や肩などに負担がかかるため、自分の体にあった机と椅子は必須です。特に椅子は腰を痛めないためにもオフィス向けのものを用意すべきです。
作業環境の質は作業効率に大きく影響します。高さ調整が可能な机と、エルゴノミクスデザインの椅子がおすすめです。長時間の作業でも疲れにくく、姿勢の乱れを防ぐことができます。
キーボード・マウス
ノートパソコンのキーボードとタッチパッドは、デスクトップのキーボード・マウスと比較して操作のしにくさがあります。オフィスではデスクトップのキーボード・マウスで作業していた人も多いはずです。
外付けのキーボード・マウスがあると、オフィスでの作業感覚を損なわずに勤務できます。
USBハブ
ノートパソコンにさまざまなUSB機器を接続していくと、USBポートが足りなくなることもあります。その場合はUSBハブを必要に応じて準備しましょう。 ディスプレイ、キーボード、マウスなどの周辺機器を効率的に利用できます。
高性能ヘッドセット・高性能マイク
前述のとおりノートパソコン内蔵のマイクでは集音性に限界があり、ノイズ対策も不十分なので、WEB会議で自分の発言が聞き取りづらいという状況が発生します。 またノートパソコン内蔵のスピーカーは音質も高くないので相手の声が聞き取りにくく、さらに相手の声を自分のマイクが拾ってしまう「ハウリング」が発生しやすくなります。
ノイズキャンセリング機能付き高性能なヘッドセットを準備しておくと、快適にWEB会議を実施できるでしょう。
テレワークにおすすめのパソコン8選
軽量で持ち運びに適したテレワークにぴったりのノートパソコンです。Intel Core i7と16GBメモリを搭載することで、さまざまな業務をスムーズにこなせます。また、GB SSDは高速な起動とデータアクセスを実現。13インチのPixelSenseタッチスクリーンディスプレイはタッチ操作に最適化され、Wi-Fi 6E対応で安定したインターネット接続が可能です。
HDカメラとDual far-fieldスタジオマイク、Omnisonicスピーカーが備わっているため、WEB会議もクリアな映像と音声で行えます。また、One Touch サインインと取り外し可能なSSDによる高いセキュリティ性も魅力です。
raytrek R5-RL6R
raytrek R5-RL6RはIntel13世代core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。さらに、クラフィックボードにはGeForce RTX 4060 8GB LaptopGPUを搭載し、クリエイティブな作業でも快適に行うことができます。
また、ストレージには1TB Gen4 SSDを標準搭載し、別ソケットへのSSD追加やメモリ容量を最大64GBまでカスタマイズできるなど、拡張性の高さも魅力です。
まとめ
テレワークに適したパソコンは、基本的にはノートパソコンをベースに検討していくことになりますが、CPUやメモリ、周辺機器などさまざまな条件の中から最適なモデルを選び取るのは容易ではありません。お客様の条件によってはデスクトップパソコンをご導入いただく方が適している場合もございます。
選定しかねる場合、ご自身の選択に不安が残る場合など、急いで決定してしまう前に、まずはお気軽にドスパラプラスにご相談ください。お客様のテレワーク環境の構築に最適なパソコンの選定を一からお手伝いさせていただきます。