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テレワークに適したパソコンとは?言葉の定義をふまえて解説
テレワークで使うパソコンを選ぶ時には、押さえておきたいポイントが複数存在します。
本記事では、テレワークで使うパソコンを選ぶ際のポイントを、テレワークの定義や用意するとより便利な周辺機器なども交えてお伝えしていきます。
目次
目次
テレワークの定義をおさらい


テレワークとは、情報通信技術を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことで、大きく分けて3つの種類があります。
在宅勤務
自宅にいて、会社とはパソコンとインターネット、電話で連絡をとる働き方
モバイルワーク
顧客先や移動中に、パソコンや携帯電話を使う働き方
サテライトオフィス
勤務先以外のオフィススペースでパソコンなどを利用した働き方
テレワークとリモートワークの違いについて、詳細は「テレワークとリモートワークの違いとは?言葉の歴史など合わせて解説」をご参照ください。
テレワークに適したパソコンとは


さっそくテレワークに適したパソコンについてみていきましょう。テレワークにはパソコンの持ち運びが必須要件になるため、よほど特別なことがない限り、ノートパソコンを選択することが多いと思います。
CPU
WordやExcelなどを使った事務作業が中心であればCPUにはこだわる必要はありません。ただしテレビ会議をされる方には、複数のアプリケーションを同時に立ち上げる必要性からCore i5以上のCPUを推奨します。
メモリ
WordやExcelなどを使った事務作業が中心であれば4GB程度でも問題ありません。複数のアプリケーションを立ち上げたり、容量の大きいデータを扱ったりする場合は16GB以上が推奨されます。
ストレージ
ストレージには大きく分けてHDDとSSDの2種類がありますが、衝撃に強くパソコンの立ち上がりが早くなるためSSDを推奨します。
その他フラッシュメモリを搭載したノートパソコンであれば、小さいサイズのラインナップが豊富なため、モバイル性を重視する方におすすめです。
堅牢性
耐衝撃などの他にも、加圧試験、開閉試験などさまざまなテストをクリアしているモデルがおすすめです。
内蔵カメラ、スピーカー、マイク
Web会議などの際にはカメラ、スピーカー、マイクが必須です。最初から内蔵されたモデルであれば、これらの周辺機器を別に持ち歩かずに済むため便利です。
画面の大きさ
13~14インチ程度が持ち運びに適していますが、最近は15インチでも本体が小さめに作られているモデルがあります。15インチでも本体が薄ければ重さは問題ない場合が多いでしょう。
テンキー付きキーボード
テンキーは、特に事務作業では頻繁に使用することになります。初めからテンキーが搭載されているモデルだと、テンキーを別途取り付ける必要がないため効率的です。
USBポート
USBポートは、タイプAのものが複数あると便利です。外付けのマイクやイヤホン、スピーカーホンなどは、USBポートに差し込んで使う場合もあるため、USBポートは多いに越したことはありません。
HDMIポート
外付けの大きいディスプレイがある作業場所では、大画面で操作したいものです。外付けのディスプレイと接続するためにHDMIポートは必須です。
バッテリー
8時間以上駆動するバッテリーであれば、長時間の移動があっても安心です。
Wi-Fi 6対応
近年では、Wi-Fiの新しい規格としてWi-Fi 6が登場しています。対応しているWi-Fiルーターと通信する際には、より高速な通信速度を維持できるようになるため、Wi-Fi 6に対応しているモデルがおすすめです。
有線LANポート
Wi-Fi6が使えないアクセスポイントでは、無線通信だとどうしても一定以上の通信速度が確保できません。LANケーブルが使える場所であればLANケーブルを使った方が通信速度を出せ、また電波干渉の心配もないため、可能であればLANポートを備えたモデルを選びましょう。
Windows 11 Pro
Active Directoryなどでドメインを組みたい時にはWindows 11 Proが必須です。ストレージを暗号化するBitLockerも、Windows 11 Proならではの機能です。 Windows 11 Homeでもテレワークができないわけではないので、自社の要件に応じて選択しましょう。
LTE(4G)通信機能
LTE(4G)通信機能が搭載されていると、危険性のある公衆無線LANなどではなく、安全なネットワーク環境で仕事が可能です。モバイルルーターを持ち運ぶ必要がないことも嬉しいポイントです。
充実したアフターサポート
困ったことがあっても専門のスタッフがサポートする体制があれば安心です。
テレワークでのパソコン利用は高いセキュリティへの配慮が必要


テレワークはオフィス以外の場所で作業をすることが多くなるため、セキュリティへの配慮がいつも以上に必要になります。
セキュリティへの配慮のポイントについてみていきましょう。
ウイルス対策ソフトのインストールは必須
テレワークでは必ずといっていいほどインターネットを使います。そのため、パソコンは常にサイバー攻撃のリスクにさらされることになります。ウイルス対策ソフトのインストールは必須です。
公衆の無線LANは極力使用しない
公衆の無線LANは盗聴やフィッシングなどの危険性があります。極力カフェや街中などの無線LANは使用せず、モバイルWi-Fiなどを使用しましょう。
ショルダーハッキングに注意する
ショルダーハッキングとは肩越しに情報を盗み見られることです。企業が取り扱う情報には機密情報や社外秘情報などが多く存在するため、人が大勢いる場所では安易に作業をしないように注意しましょう。やむを得ず作業が必要になる場合は、のぞき見防止フィルターなどを活用する、カフェでは隅の席を利用する、などの対策をとりましょう。
怪しいサイトやメールに注意する
テレワークでは、企業のネットワークから抜けて作業をすることもあるため、スパムメールをはじめとする不正なメールが届きやすくなります。メール中のURLや添付ファイルは安易に開かないようにしましょう。標的型メールなどにも注意が必要です。
パスワードは堅牢なものに変更する
テレワークでアクセスする情報共有サイトなどのログイン画面は、誰でもアクセスできることもあります。パスワードは堅牢なものにして不正アクセスの可能性を低減させましょう。
英字大文字、小文字、数字、記号を交えた10文字以上のランダムな文字列が堅牢さの目安です。また二要素認証が使えるようなら、可能な限り利用しましょう。
テレワークに必要なセキュリティ対策について、詳細は「テレワークに必要なセキュリティ対策とは?必要事項を網羅的に解説」をご参照ください。
テレワークで便利な機器


テレワークではパソコン1台だけで作業することが多くなりますが、場合によってはオフィスよりも効率が落ちることもあります。
テレワークでも作業効率を落とさないためには次のような機器があると便利です。
外付けディスプレイ
ディスプレイが複数あると、ノートパソコンだけの状態よりも多数のアプリケーションを開いて表示させたまま作業ができるため、効率を簡単に上げられます。写真編集などをする場合には、高解像度のディスプレイが必要になります。
机と椅子
特に在宅勤務の場合には、家のソファなどに座って作業をすると腰や肩などに負担がかかるため、自分の体にあった机と椅子は必須です。特に椅子は腰を痛めないためにもオフィス向けのものを用意すべきです。
会社の制度として、自宅のテレワーク環境を整える際に補助が出る場合もあるので調べてみましょう。
キーボード・マウス
ノートパソコンのキーボードとタッチパッドは、デスクトップのキーボード・マウスと比較して操作のしにくさがあります。オフィスではデスクトップのキーボード・マウスで作業していた人も多いはずです。
外付けのキーボード・マウスがあると、オフィスでの作業感覚を損なわずに勤務できます。
USBハブ
ノートパソコンにさまざまなUSB機器を接続していくと、USBポートが足りなくなることもあります。その場合はUSBハブを必要に応じて準備しましょう。
高性能ヘッドセット・高性能マイク
ノートパソコン内蔵のマイクでは集音性に限界があり、ノイズ対策も不十分なので、Web会議で自分の発言が聞き取りづらいという状況が発生します。
またノートパソコン内蔵のスピーカーは音質も高くないので相手の声が聞き取りにくく、さらに相手の声を自分のマイクが拾ってしまう「ハウリング」が発生しやすくなります。
テレワークでWeb会議を実施する方は、高性能なヘッドセットとマイクを別途準備しておくと快適にWeb会議を実施できるでしょう。
テレワークにおすすめのパソコンはドスパラプラスにお任せ
以下のページでは、テレワーク環境を構築したいお客様向けにドスパラプラスがおすすめするパソコンや周辺機器をご紹介しています。豊富な在庫の中からお客様それぞれの環境や要件に適した製品をご提案可能ですし、セキュリティ対策ソフトなどのご用意もございます。
まとめ
テレワークに適したパソコンは、基本的にはノートパソコンをベースに検討していくことになりますが、CPUやメモリ、周辺機器などさまざまな条件の中から最適なモデルを選び取るのは容易ではありません。お客様の条件によってはデスクトップパソコンをご導入いただく方が適している場合もございます。
選定しかねる場合、ご自身の選択に不安が残る場合など、急いで決定してしまう前に、まずはお気軽にドスパラプラスにご相談ください。お客様のテレワーク環境の構築に最適なパソコンの選定を一からお手伝いさせていただきます。