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高校生向けにおすすめのパソコン7選!選び方と注意点もわかりやすく解説
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パソコン操作は高校生のときに身につけるのがおすすめ
わが国では、1人1台端末環境の実現を目指して、政府主導のもとでICT教育(教育のデジタル化)が推進されています。また、コロナ禍でのオンライン授業の導入や、2022年度に高校に入学する生徒からプログラミング教育が必須となり、また、2025年度共通テストからは、パソコンの仕組みやプログラミングに関する知識を問う「情報Ⅰ」が新たに出題科目とされているため、高校生がパソコンに触れる機会が多くなってきました。
大学に進学する場合にはレポートやプレゼン資料の作成、就職する場合でも業務で日常的にパソコンを使用することから、高校生のときにパソコンの操作を覚えておくと将来、知識と経験を生かせます。
参照:文部科学省ー大学入学共通テストへの『情報Ⅰ』の導入について(外部サイト)
最近の高校生のパソコン利用の傾向
ここでは、最近の高校生がパソコンを利用するときに、よく見られる傾向について、2つご紹介していきます。
キーボードでの入力経験が少ない
近年、小学生や中学生のときから自分のスマホを持つ生徒も増え、学校ではタブレット端末や「ペンタブ」と呼ばれるペンタブレットが授業に積極的に取り入れられています。このため、指でのタッチパネル操作や専用のペンでの端末操作には慣れているものの、キーボードでの入力をあまりしたことがないという生徒も多く見られます。
検索はSNSがメイン
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを利用する高校生も多く、気になる情報を調べるためにSNSが幅広く活用されています。
例えば、Instagramでハッシュタグ「#」を付けて調べたい情報を検索すると、文章での説明に加え画像や動画も同時に確認できるため、イメージが伝わりやすく理解が深まるメリットがあります。
ただし、SNSのハッシュタグ検索は大変便利な機能ですが、キーワードの入力が不要なため、パソコンでの検索能力が身につかず、苦手としている高校生もいます。
高校生の具体的なパソコンの利用場面
高校生が学校やプライベートのどのような場面でパソコンを利用しているか、主な利用用途を具体的に解説していきます。
学校の授業
必須科目となった「情報Ⅰ」の授業では、パソコンの仕組み、プログラミング、ネットワークなど実際にパソコンを使用してコンピュータに関する幅広い知識を学びます。また授業中の課題で、文書・グラフ・表・プレゼン資料などを作成することもあります。これまでノートに手書きしていた板書やメモをパソコンで入力すれば訂正が容易なため、効率的に作業を行えるでしょう。
オンライン授業・Web講義の受講
コロナ禍を経て、学校や塾の授業、学習教材のオンライン化が急速に進みました。オンライン授業を導入するにあたり、タブレットなどの必要端末を支給している高校もありますが、学校とは別に塾や学習教材のWeb講義を受講する場合には、自分専用の端末があったほうが便利なため、新たにパソコンを用意する高校生が増えています。
宿題やレポートを作成
学校からMicrosoft Wordで出された宿題の文書作成や、PowerPointで課題研究のレポートを提出するなど、Officeソフトを活用している高校生もいます。最終的な提出形式が手書きであっても、はじめから手書きでは、書いて消してと手間がかかります。しかし、簡単に修正ができるパソコンで下書きをしてから、清書で手書きすることで効率的に宿題やレポート作成が可能です。
インターネットでの情報収集
知りたい情報を入手するために、GoogleやYahooなどの検索エンジンやSNSが活用されています。スマホでもインターネットから情報収集できますが、パソコンでは複数作業が同時に行えるため、例えば、Officeソフトを使用して課題を作成するとき、動画や音楽を視聴しているとき、SNSの閲覧や投稿をするときなど、マルチタスクにはスマホよりパソコンが適しています。
動画視聴や音楽鑑賞、SNSなど趣味で利用
好きな映画・ドラマ・アニメを見る、興味のあるアーティストの音楽を聴く、SNSを見る・投稿する、などパソコンを利用して、自分の趣味を満喫している高校生もいます。スマホで映像編集に興味を持ち、パソコンでより精度の高い映像作りに挑戦するケースもありますが、この場合にはパソコンに高いスペックが要求されるため、購入時の性能選びを慎重に行う必要があります。
高校生向けにおすすめのパソコンスペック
ここからは、高校生向けにおすすめのパソコンスペックを、PCパーツごとにそれぞれ解説していきます。
OS
現在主流のOSとして、Microsoft社の「Windows」、Apple社の「macOS」、Google社の「ChromeOS」の3つがあげられます。
Windowsは、ビジネス用途で企業や官公庁などに幅広く導入されているため、日頃から操作になじんでいると将来社会に出たときにも役立つでしょう。オフィスワークを効率的に行える機能が豊富で、Office製品を使って課題やレポートを作成する方におすすめです。
macOSは、Apple社の「Mac」向けに設計されたOSで、デザインとわかりやすい操作性が人気です。クリエイティブ系の機能が多く標準搭載されているため、画像編集や動画編集などを行いたい方におすすめします。
ChromeOSは、Googleの「Chromebook」に搭載されているOSで、起動が数秒と早く、低価格、さらにセキュリティ性能にも優れているため、学校などの教育現場で広く利用されています。
OSに関する詳しい内容は「5つのOSを徹底比較!特徴や選び方も解説」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
CPU
CPUの性能は、パソコン全体の処理能力に影響を与えるため、用途に応じた最適なスペック選びが重要です。高校でのプログラミング教育が必須となったため、プログラミングやシミュレーションを快適な環境で行えるようにIntel®社のIntel® Core™ i5以上を選びましょう。高度な映像編集を行いたい場合には、膨大な演算処理が必要なため、Intel® Core™ i7以上をおすすめします。
CPUに関する詳しい内容は「CPUとは?パソコン選びで知っておくべき要素や比較方法を解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
メモリ
メモリの容量に余裕があるとパソコンが快適に操作できる一方、メモリ容量が不足してくると、ソフトウェアの起動などパソコンの動作が急激に遅くなり、場合によってはフリーズが発生することもあります。課題やレポートでの文書の作成やWebサイトの閲覧など、パソコンへの負荷が比較的少ない用途であれば8GB以上、複雑なプログラミングや映像編集、同時に複数の作業を行うことが多いときは16GB以上のメモリを搭載しましょう。
メモリに関する詳しい内容は「メインメモリとは?RAMとの違い、容量、役割を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ストレージ
ストレージには、転送速度が高速なSSDと大容量に対応するHDDがあります。SSDはHDDと比較すると高価ですが、読み込み・書き出し速度が圧倒的に早く、作業を効率的に進められるため、SSD搭載のパソコンを選びましょう。衝撃に強く寿命が長いという点もSSDの強みです。
なお、文書などのサイズの小さいデータを保存するのがメインであれば128GB以上、オンライン授業やWeb講義などの動画保存、大量の高画質な画像データを保存する場合には500GB以上のストレージがおすすめです。
ストレージに関する詳しい内容は「ストレージとは?種類や特徴について解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
高校生向けにおすすめのパソコンの選び方
ここでは、購入後に安心して長く快適に利用できるように、高校生向けにおすすめのパソコンの選び方を7つご紹介します。
重量
学校や図書館など、外出先で利用することが多い場合には、持ち運び時に負担がかからないようにパソコンの重量にも注意しましょう。最近では、1kg未満の超軽量のノートパソコンも販売されていますが、メーカーやパーツ構成によっても重量が大きく変わってくるため、あまり気にすることなく持ち運びできる1.5kg前後を目安にしましょう。
バッテリー容量
バッテリーはノートパソコンに搭載されているパーツで、容量が大きいほど長時間の駆動が可能です。コンセントから電源が取れない場所で利用する場合、容量の大きいバッテリーを搭載したほうが便利ですが、あまり容量が大きいと重量も重くなるため注意が必要です。
フル充電後の駆動可能時間は、メーカーによっても異なりますが、8時間を目安に利用環境に合ったものを選びましょう。
Officeソフトの付帯有無
OfficeソフトはMicrosoft社が提供するビジネスツールで、大学や企業、官公庁などの幅広い分野で活用されています。大学生になるとレポート作成時にWord、表計算のExcel、プレゼン資料作成のPowerPointを利用する機会が増えますが、高校生活では学校や家庭学習などで利用する予定がなければ特に付属していないパソコンでもよいでしょう。
セキュリティソフトの付帯有無
近年、メールの添付ファイル開封時や特定のWebサイトへのアクセス時に不正プログラムに感染し、個人情報が盗まれる被害が急増しています。場合によっては、パソコンが起動できなくなる、あるいは金銭要求の脅迫を受けるなどのリスクがあるため、パソコンを選ぶときはウイルス対策としてセキュリティソフトが付いているものを選びましょう。
モニターサイズ
持ち運びを想定した場合には、15インチ以上のモニターを搭載したノートパソコン、あるいは14インチ以下のモニターを搭載したモバイルノートパソコンが選択肢になるでしょう。15インチ以上なら画面が大きいため、オンライン授業の際に板書も見やすいメリットがありますが、重量も増えるため持ち運び時の負担も考慮して、14インチ以下と比較する必要があります。
なお、デスクトップパソコンの場合には、見やすさと作業効率を考慮して、24インチ以上のモニターがおすすめです。
サポート体制
パソコンを選ぶときは、購入するメーカー、ショップのサポート体制を事前に確認しましょう。
購入先によっては、十分な保証期間が設定されており、保証期間中の修理や交換を無償で行ってくれるだけでなく、パソコンで不具合が発生した際に電話・メール・LINEで相談できます。また、パソコンや周辺機器の接続・設定、各種データ移行など、困ったときに出張・訪問サポートをしてくれるサービスもあります。
ノートパソコンかデスクトップパソコンか
ノートパソコンは、持ち運びが容易で、バッテリーを搭載しているため充電してあればコンセントがない場所でも利用できるメリットがあります。一方、デスクトップパソコンは、電源が必要なためコンセントがある場所での使用に限定されますが、拡張性に優れるとともに、性能水準が同じであればノートパソコンより安価というメリットがあります。
外出先に携帯して作業を行いたい方にはノートパソコン、自宅など作業場所がいつも同じで少しでも価格を抑えて高性能なパソコンが欲しい方にはデスクトップパソコンをおすすめします。
学校で生徒に支給する場合には、学校の授業でも積極的に活用してもらえるように、持ち運びが容易なノートパソコンがよいでしょう。
長く使いたい場合には性能も重視
パソコンを構成するPCパーツは、日々技術的な進化を遂げており、これにともないソフトウェアやアプリケーションの求めるスペックも年々高まっています。標準的なスペックのパソコンでも、数年単位の短い期間であれば快適な動作を期待できますが、長期的な使用を考えると将来スペックが不足する可能性があります。
高性能になるほど当然価格も上がりますが、その分長期利用が可能なため、利用期間とコストのバランスを考慮して性能を決定しましょう。
高校生向けパソコンを選ぶときの注意点
パソコンは購入後に追加できるものと変更がきかないものがあります。高校生向けのパソコンを選ぶときに注意すべき点を2つご紹介していきます。
用途に適したスペックを選ぶ
高校生に限らず、パソコン選びの失敗ケースとして価格を抑えすぎてスペックが足りず、やりたかったことができない、あるいは動作が遅くストレスがたまるといったケースがあります。逆に、高価格で高性能なパソコンを購入したにもかかわらず、まったく使わない機能が多数搭載されているケースもあります。購入前に利用用途を明確にして、必要なスペックを把握したうえで、コストパフォーマンスの高いパソコンを選びましょう。
勉強以外の用途にも使う場合
パソコンのメイン用途が学校のプログラミングやネットワークに関する授業での活用であったり、自宅の学習以外の用途、具体的には映像編集や3DCG制作、ゲーム(eスポーツ)でも利用できるパソコンをご検討中の方には、クリエイター向けPCやゲーミングPCというジャンルの中から探すのもおすすめです。
ビジネスや家庭用と呼ばれる一般的なパソコンよりも、グラフィックなど性能が高い場合が多いため、映像編集や3DCG制作、ゲームなど幅広い用途で活用できるこれらのPCは、将来の職業選択にもつながる可能性を秘めています。
高校生向けにおすすめのノートパソコン
ここでは、コストパフォーマンスが高く、携帯性に優れたおすすめのノートパソコンを4つご紹介します。
THIRDWAVE DX-R5-B 法人モデル
インテル® Core™ Ultra プロセッサーを搭載したノートPCです。グラフィックスに高性能なGeForce RTX 4060 8GB Laptop GPUを採用しているため、3Dグラフィックスを活用した高麗精細なゲームをプレイできます。また4K動画編集や3DCG、3DCADなどのクリエイター用途での活用にもおすすめです。メモリ16GB、1TB Gen4 SSDを搭載しており、オンライン授業、課題の作成、Web閲覧など幅広い作業を快適に行えるでしょう。
高校生向けにおすすめのデスクトップパソコン
ここからは、価格と性能のバランスがよいおすすめのデスクトップパソコンを3つご紹介していきます。
Magnate IM-B 法人モデル
CPUに最新の第14世代のCore i7、グラフィックスにはNVIDIA® GeForce RTX™ 4060を搭載したクリエイティブ向けの高性能なデスクトップパソコンです。グラフィックス性能に優れているため、4K動画の編集、3DCG制作、複雑なプログラミングなど、膨大な演算処理が必要な作業でも高速で快適に行えるでしょう。メモリは16GB、ストレージはSSD1TBとそれぞれ十分に余裕を持ったスペックです。
まとめ
この記事では、高校生のパソコンの利用場面、PCパーツごとのスペックの目安、パソコンの選び方と注意点などについて解説しました。
予算を増やせば当然スペックも上がりますが、使わない機能が多数搭載されている場合には十分なコストパフォーマンスが得られないため、利用用途に合ったスペックのパソコンを選ぶのが重要です。
最後におすすめのパソコンもご紹介しましたので、当記事を参考に高校生向けに最適なパソコンを見つけてください。