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5つのOSを徹底比較!特徴や選び方も解説
この記事では、代表的な5つのOSを徹底比較します。
どのOSを使うべきか悩んでいる方向けに、それぞれのOSの特徴や選び方、よくある質問も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
OS(オペレーティングシステム)とは?
OS(オペレーティングシステム)とは、コンピューターを動かすための基盤となるソフトウェアです。
ハードウェア・ソフトウェアの管理やアプリケーションの稼働を担い、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスにおいて欠かせない存在です。
代表的なOSには、Microsoftの「Windows」、Appleの「macOS」、Googleの「ChromeOS」などがあり、それぞれのOSで特徴や得意な分野が異なります。
基本的に、1つのデバイスにつきOSは1つで、購入時にあらかじめインストールされているケースがほとんどなので、使用したいOSがある場合は、デバイスにどのOSが組み込まれているかチェックが必要です。
OSの基本機能
OSの基本機能は、主に以下のとおりです。
機能 | 内容 |
ソフトウェアの管理 | 複数のソフトウェアの同時実行や、ユーザーインターフェイスの提供、システムの不具合や脆弱性を修正するためのシステムアップデートの提供など。 |
ハードウェアの管理 | ハードウェアとソフトウェアのデータのやりとりの制御や、ハードウェアが競合しないための管理など。 |
権限機能 | 複数のユーザーでデバイスを共有する機会のある企業や組織内での権限の管理・保護を行う機能。 |
ベンダーサポート | パソコン使用時に発生した障害や問題をベンダーに報告し、フィードバックを行う機能。 |
セキュリティ機能 | 外部の脅威からパソコンを守るための機能。脅威の識別や排除するための機能、データを復元する機能などが備わっている。 |
5つのOSの特徴を比較
以下では、Windows・macOS・ChromeOS・Linux・UNIXの5つのOSの特徴を比較します。
それぞれ得意な分野や採用されている場所などに違いがあるので、どのOSを導入すべきか悩んでいる方は、把握しておきましょう。
Windows
Windowsは、Microsoftが提供している、パソコン向けOSの中では世界で最も普及しているOSです。
2023年11月時点の最新バージョンは、2021年10月にリリースされたWindows11です。
Windowsの用途は、オフィスワークが大部分を占め、多くのビジネスパーソンや企業が使用していることから、仮想デスクトップやスナップ機能、Microsoft Teamsの標準搭載など、仕事での使用を想定した機能が搭載されています。
企業の仕事内容や方針によりますが、これから仕事用でパソコンの購入を検討している方は、Windowsがおすすめです。
また、流通量が多く、Macと比べて比較的安価である点も特徴のひとつです。
macOS
macOSは、Appleが提供している、ハードウェアのMacと一貫して設計された専用のOSです。
同じApple製のiPhoneやiPadとの相性がよいのに加え、デザインと統一性のある操作が人気で、Appleユーザーから支持されています。
また、画像編集や動画編集などに使用できる機能が標準搭載されており、主にクリエイティブ系の仕事に携わる方を中心に採用されています。
UNIX
UNIXは、アメリカのベル研究所で生まれた、WindowsやmacOSよりも歴史の長いOSです。
現在のシェアは前述した4つのOSに劣るものの、サーバーやワークステーション上で使用されています。
また、macOSをはじめとした多くのOSはUNIXを元にしてできており、OSの元祖といえますが、新たに導入するOSとしては選択肢に入りづらいです。
Linux
Linuxは、ソースコードを公開した「オープンソース」のOSです。
公開されたソースは、自由に改変や使用が可能であるため、世の中にはLinuxベースのOS・製品が多くリリースされており、代表的なものにはChromeOSやAndroidがあります。
有料のWindowsやmacOSとは異なり無料で使用できるので、新しいOSの開発やソースコードのカスタマイズを考えている方をはじめ、経済的な理由で有料OSの導入を悩んでいる方におすすめです。
ChromeOS
ChromeOSは、Googleが提供するOSです。
Webブラウザの「Google Chrome」との相性がよく、パソコンでのほとんどの作業をChromeから実行します。
Linuxをベースに設計されているので、一部のLinuxのアプリケーションも動かせます。
また、Googleのノートパソコンの「Chromebook」に搭載されており、価格の安さや起動時間の短さから、教育市場での採用が進んでいます。
アップデートが多く、高いセキュリティレベルを維持できる点や、標準搭載されたセキュリティ性能が高い点も、教育現場で選ばれている理由のひとつです。
そのほかのOS
上記の5つのOS以外にも、これまでリリースされたOSには、UNIXから派生して作られた「BSD」や、Linuxの機能を備えた「CentOS」など、さまざまな種類があります。
ただし、これらのOSは、その時代に必要性が低く世の中に普及しなかったもので、現在は開発が終了しています。
これからOSの選定をする方は、前述したWindowsやmacOSなどの主要なOSを用途にあわせて選んでください。
OSの選び方
どのOSを選んだらよいかわからない方向けに、OSの選び方を解説します。
OSは、用途や情報量の多さなどから選定できるので、ぜひ参考にしてください。
企業や学校で指定のOSを選ぶ
企業や学校では、仕事内容や学部によってパソコンのOSが指定されている場合があります。
一般的なビジネスシーンや文系の学部ではWindowsが使われるケースが多いですが、クリエイティブ系の作業が伴う場合は、macOSが使用されることもあります。
そのため、これからパソコンを購入する方は、事前にOSや機種の指定がないか確認しておきましょう。
操作性や情報量の多さから選ぶ
OSを選ぶ際は、自分が操作しやすいものを選ぶと、スムーズに使用を開始できます。
WindowsやmacOS、ChromeOSは、操作性の仕方や機能は異なるものの、難易度に大差はなく、誰でも簡単に使用できます。
加えて、開発元が操作方法やトラブル時の対処方法などの情報を展開しているので、万が一の場合でもすぐに対応できます。
一方で、オープンソースのLinuxを改変するには専門的な知識が必要なため、初心者には向いていません。
ソフトウェア・アプリケーションに対応しているOSを選ぶ
使用するソフトウェアやアプリケーションによっては、特定のOSが対応していない場合があります。
例えば、あるアプリケーションの動作環境が「Windows 10以降またはmacOS 10.9以降」の場合、ChromeOSは使用できません。
WindowsやmacOSは世界的に普及率が高く、大半のソフトウェア・アプリケーションで使用できます。
ただし、一部の製品・サービスでは対応できない場合があるため、使用したいソフトウェア・アプリケーションの動作環境を事前に確認しておきましょう。
クリエイティブ作業にはmacOSユーザーが多いが、Windowsユーザーも増加傾向
画像・動画編集やデザイン制作などのクリエイティブな作業を行う方には、ソフトウェアが充実しているmacOSを選ぶユーザーが多い傾向にありました。
とはいえ、近年は、Windowsのソフトウェアも充実してきており、比較的安価なWindowsのパソコンを使用しているクリエイターが増加してきています。環境に応じてですが、必ずしもmacOSでないといけないわけではありません。
そのため、自分が使いたいソフトウェアに対応しているかや、機能性、予算などの面で比較して選定しましょう。
ゲームプレイならWindowsがおすすめ
OSは、用途から選ぶのもひとつの方法です。
特に、ゲームプレイを検討している方は、Windowsがおすすめです。
macOSやChromeOSでもゲームをプレイできますが、Windowsは特に対応しているゲームタイトルが多く、いろいろなゲームを楽しみたい方はWindowsを選択しましょう。
小規模なゲームメーカーが発売しているゲームなど、中にはWindowsに対応していない場合があるので、プレイしたいゲームがある方は、事前に動作環境を確認してください。
AndroidユーザーはChromebookも視野に
Androidのスマートフォンを使っている方は、連携機能が備わっているChromeOSもおすすめです。
ChromeOSには、Google Play ストアが搭載され、多くのAndroid端末向けアプリが動作します。
ChromeOSが搭載されたChromebookは、WindowsやmacOSより比較的安価で手に取りやすいので、コストパフォーマンスを重視したい方も選択肢のひとつとして検討してみてください。
パソコンから選ぶのも方法のひとつ
企業や学校から指定がなく、使用したいOSもない場合は、気に入ったパソコンに搭載されたOSを使用するのも方法のひとつです。
仕事や学業でパソコンを使用する場合は、最低限の機能がそろっていないと作業に支障をきたす恐れがありますが、特別な機能が不要な個人使用の用途であれば、予算やデザインなどを考慮して選んだパソコンでも十分な性能を発揮します。
BTOパソコンはWindowsのほうが多い
自由にカスタマイズが可能なBTOパソコンの導入を検討している方には、Windowsがおすすめです。
BTOパソコンのモデルにはMacもありますが、Windowsのほうが多い傾向にあるので、より自分の用途に合ったパソコンを実現したい方は、WindowsのBTOパソコンを選びましょう。
OSのよくある質問
最後に、OSのよくある質問を紹介します。
クライアントOSとサーバーOSとの違いは?
OSには「クライアントOS」と「サーバーOS」の2種類があります。
クライアントOSは、今回紹介したパソコンに搭載されているOSを指します。
対して、サーバーOSは、サーバー用に設計されたOSのことで、企業や団体などで複数人が同時に利用します。
クライアントOSとサーバーOSの具体的な違いは「サーバーOSとは?クライアントOSとの違いや種類について解説」で解説しているので、ぜひご覧ください。
古いOSを使い続けるとどうなる?
OSは、開発元から新しい機能の搭載やセキュリティの課題を解決するための更新プログラムが都度提供されています。
例えば、Windowsでは「Windows Update」を都度実行することで、Windowsを常に最新の状態に保てます。
しかし、アップデートを適用しないままだと、サポート期間が過ぎてパソコンにセキュリティ上の問題があっても修正がされなかったり、最新の周辺機器やソフトウェアが対応しておらず、使えなかったりします。
そのため、OSを導入したら都度アップデートを実行して、安心して利用できるようにしましょう。
日本で最も使用されているOSは?
StatCounter Global Statsの測定結果によると、日本で最も使用されているパソコン向けOSはWindowsで、2023年10月時点では全体の41.76%を占めます。
また、スマートフォンの場合は、AppleのiOSが最も使用されており、全体の70.27%を占めています。
参照:Operating System Market Share Japan|StatCounter Global Stats(外部サイト)
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