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写真データを長期保存するおすすめの方法・注意点を解説!
この記事では、撮影した写真データを長期保存するおすすめの方法を解説します。
写真データを長期保存する際の注意点やFAQもあわせてお伝えするので、スマホユーザー・カメラユーザーともに、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
写真データの長期保存は正しい方法を選択すべき
一般的に、これらの用途で撮影した写真はパソコンに保存されますが、パソコン内に保存するだけでは不十分です。例えば、パソコンが壊れたり寿命を迎えたりした場合、保存しておいた写真データが取り出せなくなるケースが考えられます。また、写真データの容量が大きいと、パソコンにはほかの業務に関するデータも保存されているため、容量不足になる場合が考えられます。
写真データの正しい長期保存の方法を理解すれば、これらの事態に陥ることなく、安全かつスムーズな保存が可能です。
写真データの長期保存には記録メディアがおすすめ
写真データを長期保存する場合は、記録メディアの活用がおすすめです。
アクセスのよさと利便性からクラウドストレージを選択するケースもありますが、利用するサービスによっては、一定以上の容量で有料となるため、長期保存するとなるとコストが懸念されます。
加えて、サービスの停止や価格変更などのリスクもあります。
記録メディアであれば、これらの心配はなく、半永久的にデータの保存が可能であるため、長期保存に適しているといえるでしょう。
長期保存先に選ばれている主な記録メディア
データの長期保存先に選ばれている記録メディアには、主に「ブルーレイディスク(BD)」や「HDD」「SSD」「USBメモリ」「SDカード」があります。
ブルーレイディスクは、CDやDVDと同じ光ディスクの一種で、写真や動画の保存に使用されます。
これまではCDやDVDを活用して保存するケースもみられましたが、ブルーレイディスクのほうが容量が大きいことから、現在は主流となっており、耐久性が強く、長期保存に適しているのが特徴です。
HDDは、ハードウェアの中でも特に容量が大きく、写真や動画、ドキュメントなど、ビジネスシーンで使用するさまざまなコンテンツを保存できるメリットがあります。
SSDは、HDDのような機械部品が内部に含まれていないため、衝撃や温度に対する体制が強く、静音性に優れているのが特徴です。
USBメモリやSDカードは、HDDやSSDと比べて容量は少ないものの、携帯性に優れている点から、多くのビジネスパーソンが利用しています。
写真の枚数とデータ容量の目安
写真データの保存先を選ぶ際に把握しておきたいのが、写真の枚数とデータ容量の目安です。
データ容量に対して何枚の写真を保存できるのかを知っておくことで、保存先や製品・サービスを選びやすくなります。
写真1枚の容量は、撮影する環境や設定によって異なりますが、およそ1MB〜4MBが目安です。
写真1枚の容量を4MBと仮定すると、データ容量に対しての写真枚数は、以下の表のようになります。
容量 | 保存できる写真枚数の目安 |
8GB | 約2,000枚 |
16GB | 約4,000枚 |
32GB | 約8,000枚 |
64GB | 約16,000枚 |
128GB | 約32,000枚 |
写真の保存方法を選ぶポイント
写真データを自社のパンフレットやホームページに使用して、見返したり再利用したりはせず、記録として残しておく場合には、データはその都度たまっていくので大容量の保存先が必要です。
最大保存容量が大きい媒体としては、クラウドストレージやHDD、SSD、USBメモリなどがおすすめです。
ブルーレイディスクをはじめとした光ディスクは、故障リスクやセキュリティリスクは低いものの、ほかの媒体よりも容量が少ないので、たくさんの写真データを保存する際には向いていません。
写真データの長期保存におすすめの方法
写真データの長期保存におすすめの方法を紹介します。
媒体別におすすめの製品・サービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ハードウェアを使う
まずは、ハードウェアを使った保存方法を「ブルーレイディスク」と「 HDD・SSD・USBメモリ・SDカード」の2パターンに分けて解説します。
ブルーレイディスク(BD)
ブルーレイディスクは、経年劣化を抑制する無機系記録材料が使用されており、長期保存に適しているのが特徴です。
HDDやSSDよりも容量は少なめですが、写真データの長期保存を考えている方におすすめです。
HIDISC HDBDR130RP50 (BD-R 25GB 50枚組)
25GB容量のブルーレイディスクが50枚組となった製品です。
写真だけでなく、地上デジタル放送であれば180分まで録画できます。
規格がBD-Rであるため、上書き保存できない点に注意が必要です。
三菱化学メディア Verbatim Verbatim VBR130RP10V1 (BD-R 25GB 10枚)
傷やホコリに強い強力ハードコート対応のBD-R規格のブルーレイディスクです。
25GBのディスクが10枚組となっており、ほかの製品よりも比較的安価なので、直近で複数枚に保存する予定のない方におすすめです。
三菱化学メディア VBR130RP50V4 (BD-R 25GB 50枚)
BD-R(録画用)の25GBのブルーレイディスクが50枚組となった製品です。
6倍速の書き込み速度に対応しており、大容量でも時短で保存できます。
ブルーレイディスク比較表
製品名 | HIDISC HDBDR130RP50 | 三菱化学メディア Verbatim Verbatim VBR130RP10V1 | 三菱化学メディア VBR130RP50V4 |
種別 | BD-Rメディア | BD-Rメディア | BD-Rメディア |
容量 | 25GB | 25GB | 25GB |
数量 | 50枚 | 10枚 | 50枚 |
最大書き込み速度 | 6倍速 | 6倍速 | 6倍速 |
レーベル | インクジェットプリンタ対応 | ワイドプリンタブル ホワイト | ワイドプリンタブル |
最大容量が1TBの大容量HDDです。
5400rpmの高速ドライブを採用していながら、「東芝サイレントシーク技術」により静音動作を実現しているため、オフィスでの使用にも適しています。
ノートパソコンやゲーム機、TVレコーダーなどで採用されています。
ADATA ASU650SS-256GT-R (256GB)
スマホなどで写真・動画を保存するために使用されている「3D NANDフラッシュ」を搭載したSSDです。
2D NAND SSDよりも高効率で高いパフォーマンスを発揮してくれます。
容量は256GBと、写真を保存するには十分です。
ADATA ASU650SS-512GT-R (512GB)
写真だけでなく、動画や音楽などの容量の大きいデータでも保存できます。
最大書き込み速度は450MB/s、最大読み込み速度は520MB/sと、円滑な起動と高速な転送を実現します。
SanDisk USBメモリ Ultraシリーズ 128GB USB3.0 SDCZ48-128G-U46
コンパクトでありながら、高速なデータ転送速度と大容量を備えたUSBです。
標準的なUSB 2.0と比べて最大10倍の速度で転送できるのに加え、容量は128GBと大容量なので、ビジネスシーンでの利用でも余裕を持って使用できるでしょう。
SanDisk マイクロSDXCカード 64GB Ultra UHS-1 A1対応(SDSQUA4-064G-GN6MN)
64GBの容量を備えたSDカードです。
最大転送速度は120MB/sと高速で、写真や動画などのコンテンツを素早く保存できます。
ほかのハードウェアと比べて手頃な価格帯であるのもうれしいポイントです。
HDD・SSD・USBメモリー・SDカード比較表
製品名 | TOSHIBA MQ01ABD100 バルク | ADATA ASU650SS-256GT-R | ADATA ASU650SS-512GT-R | SanDisk USBメモリ Ultraシリーズ 128GB USB3.0 SDCZ48-128G-U46 | SanDisk マイクロSDXCカード 64GB Ultra UHS-1 A1対応(SDSQUA4-064G-GN6MN) |
接続 | SATA | SATA3 | SATA3 | USB 3.0 | - |
容量 | 1TB | 256GB | 512GB | 128GB | 64GB |
「AOSBOX Home」は、データの復元と移行をスムーズに行えるモバイル用のクラウドバックアップサービスです。
iOSは12以降、Androidは9以上に対応しており、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザを使用して保存を行います。
1ファイルの最大保存容量は15GBで、写真データの保存には十分な容量です。
サービス AOSBOX Home クラウドバックアップ【PC用1年間ライセンス】「ダウンロード版」
「AOSBOX Home」のPC用ライセンスです。
パソコンのバックアップ対象は内蔵HDD/SSDで、1ファイルの最大保存容量は15GB、1カ月の最大保存容量は500GB以内です。
容量が大きいので、写真だけでなく、そのほかの業務に関するデータも保存できます。
サービス AOSBOX Home クラウドバックアップ【マルチデバイス用1年間ライセンス】「ダウンロード版」
「AOSBOX Home」のマルチデバイス用ライセンスです。
パソコン・モバイル各3台まで対応するため、1つのライセンスを部署内で共同で利用できます。
AOSBOX Homeの詳細は、こちら(外部サイト)で紹介しているので、ぜひあわせてご確認ください。
クラウドサービス比較表
製品名 | AOSBOX Home(モバイル用) | AOSBOX Home(PC用) | AOSBOX Home(マルチデバイス用) |
データ保存容量 | 無制限 | 無制限 | 100GB |
最大データ保存容量累計/1カ月 | 500GB | 500GB | - |
1ファイル最大サイズ | 15GB | 15GB | 15GB |
バックアップ対象 | モバイル3台 | Windows 1台 | パソコン・モバイル各3台 |
データ復元開始待機時間 | 即時開始 | 3~5時間 | 即時開始 |
高品質な写真印刷を実現する機能を搭載したプリンターです。
「オートフォトファイン!EX」では、人物写真と風景写真を自動で見分けて、自然な色調に自動補正を行います。
さらに、逆光の写真があれば、プリンターが人物の顔を判別して明るく自然な色に補正したり、色かぶりを調整したりできます。
Canon MF272dw 5621C020 (A4 モノクロレーザー複合機)
スマホやタブレットからプリント・スキャンを行えるプリンターです。
「Canon PRINT Business」のアプリを活用すれば、モバイル機器に保存されている写真データを簡単にプリントできます。
また、Officeファイルにも対応しており、補正機能によりレイアウト崩れのない文書を印刷できるため、ビジネスシーンでの活用にもおすすめです。
Canon PIXUS iX6830 8747B001 (A3ノビ対応インクジェット)
写真をきれいに仕上げる「自動写真補正」機能が搭載されたプリンターです。
撮影された写真のシーンや顔を認識・分類することで、オリジナルのよさを保ちながら適切な明るさに調整したり、色かぶりを補正したりできます。
また、写真に強い染料インク4色を搭載し、鮮明な色再現性を備えています。
プリンター比較表
製品名 | EPSON カラリオ EW-052A | Canon MF272dw 5621C020 | Canon PIXUS iX6830 8747B001 |
最大解像度 | MACH方式 5760×1440dpi | 2400dpi | 9600×2400dpi |
最大用紙サイズ | A4 | A4 | A3ノビ |
給紙容量 | A4:50枚(75g/m2) はがき:20枚 |
A4:150枚 | 普通紙:150枚 はがき:40枚 |
外形寸法(W×D×H) | 【収納時】390×300×146mm 【使用時】390×504×279mm |
372×320×271mm | 約584×310×159mm ※トレイ類を含まず |
重量 | 約4kg | 約8.5kg ※トナーカートリッジ除く | 約8.1kg |
写真データを保存する時の注意点
写真データを保存するときの注意点を解説します。
データを保存する作業自体は難しいものではありませんが、設定や保存先の選定に注意点があります。
容量不足やアクセス制限があると保存できない
写真データの保存用にハードウェアを用意しても、容量が不足していると保存ができません。
特に、容量の少ないスマホのストレージやSDカードでは容量不足が起こりがちなので、パソコンに移して容量を確保する、新しく容量の大きいハードウェアを用意するなどして対策してください。
また、サーバーやクラウドサービスでアクセス制限がかけられていると、権限を譲渡されていない人がデータを保存できないので、社内で権限の範囲を見極めたうえで設定しましょう。
クラウドサービスにはサービス停止などのリスクがある
クラウドサービスは、簡単にデータの保存やバックアップの取得ができる一方で、突然サービスが停止したり、障害で一時使用が制限されたりするリスクがあります。
加えて、第三者の不正アクセスによってクラウド上のデータが漏えいするリスクもゼロではありません。
クラウドサービスは、自社で保守・管理を行う必要がないメリットがある反面、サービス提供側の状況に依存している特徴があることを把握しておきましょう。
二重保存がおすすめ
写真データを保存する場合は「パソコンとブルーレイディスク」のように、二重での保存がおすすめです。
パソコンだけに保存していると、故障したときに取り出せず、最悪の場合データが消失してしまうリスクがあります。
耐久性の面ではブルーレイディスクがおすすめで、長期保存に向いています。
保存先の特徴を把握したうえで、利用しやすいものを選定しましょう。
写真データの長期保存に関するFAQ
最後に、写真データの長期保存に関するFAQを紹介します。
写真を保存する場合はUSBとHDDどちらがいい?
ビジネスに関連する写真を保存する場合は、HDDへの保存がおすすめです。
USBはコンパクトで携帯性に優れたメリットがある一方で、紛失のリスクが高いデメリットがあります。
加えて、カフェやコワーキングスペースといった公共の場で使用していると、盗難や不正アクセスの危険性があります。
パソコンに内蔵されたHDDであれば、紛失のリスクも低く、十分な容量を備えているので、たくさんの写真を保存できます。
保存媒体のストレージの空き容量はどれくらい必要?
保存媒体のストレージの空き容量は、20%〜30%の余裕があると、性能を維持しつつ緊急の場合でも対応できます。
例えば、256GBの容量なら、50GB〜80GBの空き容量があれば、急に写真データやそのほかのデータを保存することになっても、容量不足に陥る可能性は低くなります。
「気づいたら容量不足だった」ということにならないように、常にストレージの空き容量は確認しておきましょう。
ストレージの容量がいっぱいになったらどうすればいい?
ストレージの容量がいっぱいになったら、以下の対処法を実施してください。
- ストレージの交換・増設
- 外部ストレージの利用
- 不要なデータの削除
- データの移行
ストレージの容量が不足するということは、現行の業務に対してストレージのスペックが不足しているということなので、交換または増設をおすすめします。
例えば、256GBのSSDで容量不足になった場合は、512GBのSSDに交換することで、データを整理しなくてもたくさんのストレージを利用できます。
また、外部SSDや外部HDDを利用するのもひとつの方法です。
内蔵HDDと比べて高価ですが、USBやLANで接続するだけで簡単に利用できる利便性が特徴です。
不要なデータが保存されている場合は、削除することで容量を確保できます。
定期的に容量と保存されているデータの要否を確認して整理する習慣をつければ、効率的にストレージを利用できるでしょう。
まとめ
この記事では、写真データを長期保存するおすすめの方法を解説しました。
写真データの保存方法には、HDDやSSDなどのハードウェアを使用した方法や、クラウドサービスを利用する方法があります。
それぞれメリットやデメリットがあるので、特徴を把握したうえで、自分に合った保存方法を選びましょう。
また、写真データを長期保存する際の注意点やFAQもあわせてお伝えしたので、ぜひ参考にしてください。