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外付けHDDは壊れにくい?選び方やおすすめメーカー・製品を解説
この記事では、外付けHDDの選び方やおすすめメーカーを解説します。
壊れにくい外付けHDDのおすすめの製品やよくある質問もあわせてお伝えするので、外付けHDDを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
外付けHDDとは
外付けHDDとは、ストレージの規格のひとつである「HDD」をUSBケーブルなどでパソコンに接続して使用するタイプのHDDです。
パソコンのストレージ容量が不足したときに手軽に増量できるのが特徴で、ビジネスシーンを中心に使われています。
容量は1TB〜16TBまで幅広いラインナップで、増設目的だけでなく、パソコンに保存されたデータのバックアップや写真・動画の保存、共有サーバーなど、さまざまな用途で活用されています。
HDDとSSDの違い
ストレージの規格には、HDDのほかに「SSD」があります。
SSDとは、Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略で、内蔵しているメモリーチップでデータの読み書きを行います。
読み込み速度が速く、静音性や軽量性に優れている一方で、HDDと比べて高価で、容量が少なめな点がデメリットです。
一方で、HDDは、円盤状の磁器でデータの読み込み・書き込みを行うのが特徴で、SSDよりも大容量で容量あたりの価格が安価なため、大容量のストレージを費用を抑えて確保したい方におすすめです。
ただし、HDDは駆動部品が多いため、SSDよりも耐衝撃性に劣り、壊れやすいデメリットがあります。
より詳細なHDDとSSDの違いは「SSDとは?HDDとの違いや特徴、おすすめの使い方を解説」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご確認ください。
外付けHDDの種類
外付けHDDには「据え置きタイプ」と「ポータブルタイプ」の2種類があります。
以下でそれぞれのメリット・デメリットを解説するので、用途や目的に応じて選定しましょう。
据え置きタイプ
据え置きタイプは、パソコンやレコーダーの機器に常時設置して使用するタイプの外付けHDDです。
製品によっては10TB以上の大容量を備えた製品もあり、パソコンに保存された過去の膨大なデータや、録画した番組などの保存におすすめです。
一方で、ポータブルタイプと比べてサイズが大きく、設置スペースの確保が必要で、持ち運びできないのがデメリットです。
ポータブルタイプ
ポータブルタイプは、外出先でパソコンを使用する方におすすめの外付けHDDです。
据え置きタイプよりもコンパクトで持ち運びがしやすく、USBケーブルなどで簡単に接続が可能です。
ただし、据え置きタイプと比べて容量が少なく、同じ容量だと据え置きタイプより高価なため、費用を抑えたい方や大容量を求める方には適していません。
外付けHDDの選び方
外付けHDDの選び方を紹介します。
外付けHDDは、種類や容量だけでなく、接続端子やサポートなど、さまざまな要素から選べるので、ぜひ参考にしてください。
種類から選ぶ
外付けHDDには、前述した「据え置きタイプ」と「ポータブルタイプ」の2種類があります。
それぞれメリットやデメリットがあるので、用途や容量、携帯性などの観点から選んでみてください。
容量から選ぶ
外付けHDDを選ぶ際は、特に容量に注目しましょう。
容量が多いに越したことはありませんが、大容量な外付けHDDほど価格が高いので、過不足のない製品を選びましょう。
目安としては、パソコン内のデータを保存するなら、2TB〜4TBの外付けHDDがおすすめです。
高解像度の写真や動画を保存するのであれば、4TB以上あると安心でしょう。
接続する機器から選ぶ
外付けHDDは、主に「パソコン内のデータの保存」と「テレビレコーダーで録画した番組の保存」の用途で使用されます。
製品によっては「テレビ録画に対応しているがパソコンには接続できない」といったものもあるため、用途や接続する機器が決まっている方は、購入前に対応機器を確認しておきましょう。
メーカーサポート・保証内容から選ぶ
外付けHDDは、その設計上、SSDよりも壊れやすいため、購入する際には万が一の故障に備えてメーカーサポートや保証内容も確認しておきましょう。
メーカーによっては、衝撃によるエラーをランプで視覚的に通知する製品を販売していたり、故障を検知したらユーザーの代わりにデータ移動の対応をしたりなどのサポートを提供しているメーカーがあります。
事前にサポート・保証内容を確認しておけば、故障時に慌てず行動でき、スムーズに業務を再開できます。
壊れにくいように対策が取られた製品を選ぶ
外付けHDDは、前述のとおりSSDよりも駆動部品が多く、壊れやすいデメリットがあります。
加えて、外付けHDDが壊れる原因には「落下や振動などの衝撃」や「発熱などによる経年劣化」「接続端子の破損」などがあります。
安心して長く使用するためにも、これらの原因を防ぐための対応がされた製品を選ぶのも選択肢のひとつです。
例えば、ハードディスクの発熱を効率的に放熱するように設計された製品もあるので、性能面にも注目してみましょう。
外付けHDDのおすすめメーカー
メーカーから外付けHDDを選ぶのもひとつの方法です。
以下では、外付けHDDのおすすめメーカーと、パソコンに内蔵されたメーカーの確認方法を紹介します。
内蔵HDDのメーカーの確認方法
Windowsのパソコンで内蔵HDDのメーカーを確認する方法は、以下のとおりです。
- デスクトップ下部にある検索バーに「デバイスマネージャー」と入力する
- 検索結果から「デバイス マネージャー」を選択する
- 「ディスク ドライブ」を選択し内蔵HDDを確認する
内蔵HDDのメーカーや種類を把握できれば、容量や機能なども調べられ、外付けHDDを選定するうえでの判断材料が増えるので、ぜひ確認してみてください。
BUFFALO(バッファロー)
BUFFALO(バッファロー)(外部サイト)は、各種パソコン周辺機器や家電を販売するメーカーです。
HDD関連の製品は国内でも多くのユーザーが使用しており、シェア率は国内トップクラスです。
パソコンとテレビ録画の両方に対応した据え置きタイプとポータブルタイプの外付けHDDを豊富に扱っており、コスパ重視の方から性能重視の方までさまざまなニーズに対応しています。
ADATA(エイデータ)
ADATA(エイデータ)(外部サイト)は、台湾に本社を構えるメーカーで、SSDやSDカードをはじめとしたフラッシュメモリ製品を中心に、HDDやモバイルバッテリーなどを販売しています。
外付けHDDは、主にポータブルタイプを取り扱っており、外出先でパソコン作業を行う方におすすめです。
ポータブルタイプの外付けHDDには、ADATA独自の衝撃センサーが搭載されているので、万が一故障しても迅速に対応できます。
I-O DATA(アイ・オー・データ)
I-O DATA(アイ・オー・データ)(外部サイト)は、石川県に本社を置くパソコン周辺機器・TVの総合メーカーです。
据え置きタイプには、20TBの大容量に加え、最長5年保証付きの法人向けの製品もあり、安心して購入できます。
ポータブルタイプにも耐衝撃性に優れた製品やType-Cに対応した製品など、さまざまなシリーズの外付けHDDをそろえているのが特徴です。
SEAGATE(シーゲイト)
SEAGATE(シーゲイト)(外部サイト)は、世界最大級のシェアを誇るアメリカのHDDメーカーです。
日本のメーカーをしのぐ豊富なバリエーションが特徴で、さまざまな容量とインターフェースで、ユーザーのニーズに応えています。
実際に、SEAGATEの外付けHDDは、累計20億台を超える出荷実績があり、世界中から選ばれています。
ELECOM(エレコム)
ELECOM(エレコム)(外部サイト)は、大阪府に本社を構えるパソコン周辺機器メーカーです。
据え置きタイプの取り扱いが中心で、テレビ用やパソコン用はもちろん、ハードウェア暗号化機能を搭載したセキュリティ対策用を販売しており、特に機密情報を扱う企業におすすめです。
壊れにくい外付けHDDおすすめランキング3選(据え置きタイプ)
据え置きタイプのおすすめの外付けHDDを紹介します。
中には壊れにくい対策が取られた製品もあるので、参考にしてください。
BUFFALO HD-NRLD4.0U3-BA(外付け 4TB ブラック)
製品名 | BUFFALO HD-NRLD4.0U3-BA | BUFFALO HD-NRLD6.0U3-BA | BUFFALO HD-NRLD8.0U3-BA |
インターフェース | USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0 Type-A | USB3.1 Gen1 | USB3.1 Gen1 |
容量 | 4TB | 6TB | 8TB |
電源 | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz | AC100V 50/60Hz |
外形寸法 | 114×33×171mm ※本体のみ(突起部除く) | 114×33×171mm ※本体のみ(突起部除く) | 114×33×171mm ※本体のみ(突起部除く) |
重量 | 約900g | 約900g | 約900g |
保証期間 | 1年 | 1年 | 1年 |
製品名 | ADATA AHV300-2TU31-CBK-DP | ADATA AHV620S-1TU31-CBK-DP | ADATA AHV300-4TU31-CBK-DP | ADATA AHV300-2TU31-CBL-DP |
インターフェース | USB 3.2 Gen1 | USB 3.2 Gen1 | USB 3.2 Gen1 | USB 3.2 |
容量 | 2TB | 1TB | 4TB | 2TB |
外形寸法 | 125.7×80.5×10.3mm | 115×78×11.5mm | 125.7×80.5×19mm | 125.7×80.5×10.3mm |
重量 | 133g | 152g | 233g | 139.8g |
HDDに関するよくある質問
最後に、HDDに関するよくある質問を紹介します。
大容量のHDDは壊れやすい?
大容量なHDDほど壊れやすいというわけではありません。
HDDは、SSDよりも駆動部品が多いその構造上、壊れる原因が多いため、壊れやすいといわれることがあります。
とはいえ、HDDには、今回紹介したような壊れにくい対策が施された製品もあり、適切に使用すれば故障リスクも低減できるので安心して使用しましょう。
HDDの空き容量の目安は?
HDDは、全容量の20%〜30%を目安に空けておくと、急なデータの保存やバックアップにも対応できます。
また、ストレージの空き容量が少ないと、OSのアップデートができない場合があり、セキュリティに脆弱性が生まれたり、パソコンの動作が遅くなったりするので、ある程度の空き容量は確保しておきましょう。
Cドライブの空き容量の増やし方は?
HDDの空き容量の増やし方は、主に以下のとおりです。
- ディスククリーンアップ・ストレージセンサーなどで不要なデータを整理・削除する
- CドライブからDドライブにデータを移す
- 外付けHDDやクラウドサービスを使用する
一定期間のデータ保管が義務づけられている書類・データなどがあり、削除ができない場合は、今回紹介したような外付けHDDや、クラウドサービスを使用してデータを保存しましょう。
まとめ
この記事では、外付けHDDの選び方やおすすめメーカーを解説しました。
外付けHDDは、種類や容量、機能性、サポート内容などのさまざまな観点から製品を選べるので、自分の用途や目的に沿って選定しましょう。
壊れにくい外付けHDDのおすすめの製品もあわせてお伝えしたので、ぜひ複数の製品を比べてみて、自分に合ったものを見つけてください。