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ゲーミングPCは仕事用パソコンとして役に立つのか?

3Dグラフィックなどの高度な処理を多用しており、主にゲームをするためのパソコンであるゲーミングPC。ゲーミングPCの性能がとても高いことは、皆さんもご存じかと思います。

では、ゲーミングPCは仕事用のパソコンとして役に立つのでしょうか。高性能なパソコンであれば、仕事の効率も上がりそうなものです。今回の記事では、こうした疑問に迫ってみましょう。

ゲーミングPC ≠ 遊び道具

まず、誤解があってはいけないのが「ゲーミングPCは、遊び道具ではない」ということです。ゲーミングPCというネーミングでは、「ゲームをするためのパソコンである」と考えられがちです。しかし、あくまで「3Dグラフィックなどを駆使した高い処理能力を必要とされるゲームを快適に楽しめるパソコン」という定義であり、その高い性能はゲーム以外のほかのことにも十分利用できます。

ゲーミングPCは単にゲームをするパソコンというわけではなく、高性能で仕事などにも使えるパソコンであると理解することが大切です。

ゲーミングPCと一般的なPCとの違い

ゲーミングPCと一般的に使われるPCとは、どういった点で違うのでしょうか。例えば、高い計算能力やグラフィックス性能などが考えられると思いますが、ここでは以下の3つの点について見ていきましょう。

CPUの処理能力が高い

ゲーミングPCでは、高度なグラフィック処理や高速な演算処理などを行う必要性から処理能力の高いCPUを搭載している傾向があります。具体的には、一般的なPCがIntel®のIntel® Core™ i3シリーズやIntel® Core™ i5シリーズなどを搭載しているのに対して、ゲーミングPCではより処理能力の高いIntel® Core™ i7シリーズ、あるいはIntel® Core™ i9シリーズを搭載していることが多くなっています。

グラフィックス処理の能力が高い

ゲーミングPCで高速な処理を行うためには、より演算能力の高いハイエンドクラスのCPUを搭載しているだけでは不十分です。最近のゲームでは3Dグラフィックや精緻な画面描画など、高い画像処理能力を持ったGPU(Graphics Processing Unit)を必要とすることが多くなっています。一般的に広く使われている代表的なものは、NVIDIAのGeForceシリーズやAMD社のRadeon™ シリーズです。安価なPCでは、IntelのHDシリーズなどCPU統合型のGPUが使われることが多いのですが、ゲーミングPCではGPUが搭載されていることがほとんどです。

冷却性能が高い

高い演算処理能力を持つハイエンドのCPUや高度な画像処理が行えるGPUは、その高い性能の反面、非常に熱を持ちます。そのため、ゲーミングPCは冷却ファンの数が多い、大型のファンを使っているなど高い冷却能力を持つ機種が多くなっています。ケースも熱を逃しやすいアルミニウムを使っていることもあります。また、機種によっては通常の冷却方式ではなく、水を満たしたパイプを使って冷却をする水冷ラジエーターが搭載されていることもあり、高い冷却性能を実現しています。

ゲーミングPCを仕事に使うメリット

「ゲーミングPCで仕事?」と思われるかもしれませんが、一般的なPCではなく、ゲーミングPCを仕事で使うことには、実はいろいろなメリットがあります。具体的にどういったメリットがあるのか、整理して確認しましょう。

ゲーミングPCを仕事に使うと、以下のようなメリットが考えられます。

  • 高い処理能力を活かしたスピーディーな処理
  • 画像処理などの重い処理もストレスなくこなせる など

このように、「ゲーミングPC=遊ぶためのもの」ではなく、単に高性能なPCとして考えると、さまざまな業務がストレスなくこなせる・仕事が早くできる・重い処理も簡単など、たくさんのメリットがあることがわかります。

以下でゲーミングPCを仕事に使うメリットを詳しく解説します。

業務のスピードアップが期待できる

一般的なビジネスシーンで使用するPCよりもハイスペックなゲーミングPCを導入すれば、業務のスピードアップが期待できます。

例えば、複数のアプリケーションを同時に立ち上げて使用する場合や、大規模なデータを処理する場合には、スペックが不足していると処理に時間がかかってしまいます。

ゲーミングPCには高性能なCPUが搭載されているため、優れた並行処理性能を発揮し、上記のようなタスクもスムーズに処理できます。

幅広い業務に利用が可能

ゲーミングPCには、高性能なCPUに加えて、グラフィックボードも搭載されています。

グラフィックボードは、PCのディスプレイに映像を投影するためのパーツで、画像処理に特化したGPUや、メモリのVRAMなどで構成されています。

高性能なグラフィックボードを搭載したゲーミングPCであれば、高いグラフィック処理性能が求められる動画編集や画像編集などの業務も快適に行えます。

これらのタスクに低スペックなPCを使用すると、処理中にフリーズしてしまったり、専用のアプリケーションが立ち上げられなかったりするため、クリエイティブ系のタスクに取り組む方にもゲーミングPCはおすすめです。

デメリットはある?

ゲーミングPCを仕事で使うことには、いろいろなメリットがあることがおわかりいただけたかと思います。では、逆にデメリットになるようなことはあるのでしょうか。

デメリットとなる点としては以下のようなものが考えられます。

  • 一般的なPCに比べて高価である
  • 普通の事務作業などではオーバースペックとなる
  • 本格的な画像処理などはワークステーションのほうが向いている

ゲーミングPCは、高性能なCPUやGPUを搭載していることから、一般的なPCと比べて高価になってしまいます。また、一般的な事務作業などの仕事ではゲーミングPCの持つ性能はオーバースペックとなってしまい、宝のもちぐされとなってしまいます。さらには、3Dグラフィックなどの本格的な画像・映像処理には、ゲーミングPCよりも本格的なワークステーションが必要となってきます。

そのほかのゲーミングPCのデメリットも解説します。

消費電力が高い

ゲーミングPCは、一般的なPCと比べて各種高性能なパーツを搭載している分、消費電力が高めです。

そのため、オフィス内に多くの従業員がいる場合には、通常のPCを利用しているときよりも電気料金が大きく増加する可能性があります。

また、全員が快適に使用するために、十分な電源設備の整備が必要になる場合があります。

デザインがオフィスに合わない可能性がある

ゲーミングPCの中には、本体がLEDでいろいろなカラーに光るものがあります。

オフィスによっては雰囲気にそぐわない場合があるため、導入時には注意が必要です。

LEDを点灯させないように設定もできるので、導入時に確認しておきましょう。

あくまで個人向けパソコンであることは理解すべき

ゲーミングPCは様々な業務で活躍するポテンシャルを持ったハイスペックなPCであありますが、決して万能というわけではありません。

ゲーミングPCは個人が利用することを想定した個人・家庭向けパソコンです。

通常ビジネス用に設計されたモデルはOSがプロ仕様であったり、用途に応じて無駄な機能がそぎ落とされていたり、保証が充実しているなど、法人・企業向けと呼べるだけの理由があります。ビジネスPCの特徴は「法人向け(ビジネス)パソコンと個人向けパソコンの違い」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

もし業務にゲーミングPCの使用を検討している場合は求める能力とスペックが見合っているか、よくご検討ください。

ゲーミングPCが活躍するビジネスシーン

ゲーミングPCが向いている用途は、当然ながら「ゲーム」です。ただ、ゲーミングPCが持つ高い性能は、さまざまなビジネスシーンでも大いに活用が可能です。ここでは、ゲーミングPCの活躍が期待できる業務を例に挙げて解説します。

設計業務などでCADを使うケース

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設計業務などではCADを使うことが必須となっていますが、こうしたソフトウェアはCPUやグラフィックス(GPU)の高い処理能力を必要とします。そのため、こうした業務には、高い性能を持つゲーミングPCも有効に使え、仕事の効率を向上させてくれるでしょう。

ただし、一つ注意すべきことは、CADなどで使われる3DグラフィックスのAPI (Application Programming Interface)はOpenGLであるのに対して、ゲーミングPCに多く搭載されているGPUが対応しているAPIはゲームや動画などでよく使われるDirectXです。そのため、場合によっては十分な性能が発揮できない、あるいは使えないといった可能性もあるので注意しましょう。

こうしたこともありますが、概ねゲーミングPCはCADでも高い性能を発揮するはずです。

CAD業務に適したPCはもちろん、ゲーミングPC以外にも適したものがあります。正しい選び方など詳しくは「CAD用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」でご紹介しています。合わせてご覧ください。

またOpenGLに最適化されたGPUにNVIDIA RTX™シリーズ(NVIDIA RTX™ Aシリーズ)があります。詳しくは「NVIDIA RTX™ Aシリーズとは?用途・スペック比較」をご覧ください。

動画や映像、3Dグラフィックスなどの作成や編集を行うケース

動画編集用パソコンとは?必要なスペックやおすすめの機種_02.jpgのサムネイル画像

ゲーミングPCが搭載している高性能なCPUやGPUは、3Dグラフィックスや精緻な映像処理などを多用した最新のゲームでもストレスなく楽しむことを可能にします。これは、動画や映像の編集といった業務でも大きな効果を発揮します。

従来は、こうした仕事を行う場合は高性能で高価なワークステーションを使う必要がありました。しかし、高性能なゲーミングPCがあれば、ワークステーションなしでも動画編集などの業務はスムーズに行うことができます。また、ゲームや映画制作、アニメーションなどの3Dグラフィックスなどに関連したクリエイター業務でも、こうしたゲーミングPCでは、高い能力を発揮し、業務効率は大幅に向上するはずです。

ゲーミングPCは動画編集でも利用可能なのか?」では、動画編集用PCとしてゲーミングPCをご検討中のお客様に向けて、その実用性から正しいスペックの選び方まで詳しくご説明しております。合わせてご覧ください。

大規模なデータの研究・分析を行うケース

大規模なデータの研究・分析を行う方にもゲーミングPCがおすすめです。

ゲーミングPCには優れた処理性能を備えたCore  i7シリーズやCore i9シリーズのCPUが搭載されており、迅速なデータ解析を実現します。

また、メモリやストレージの容量も大きく、複数のアプリケーションを同時並行で実行できたり、大規模なデータを保存したりできます。

これらの理由から、ゲーミングPCの利用は、効率的かつ迅速なデータ解析が求められる企業や研究機関におすすめです。

まとめ

今回の記事のポイントを改めて整理すると、以下の3点となります。

  • ゲーミングPCは仕事でも大いに役立つものである
  • CADや画像、映像処理などの業務では特にゲーミングPCの性能が活かせる
  • 一般のPCと比べると高価なので、目的に合わせて選ぶことが不可欠

CADや高度な3Dグラフィックを行うクリエイターやデザイナーの皆さま。よりコストパフォーマンスの高いゲーミングPCを選択することで業務を効率化しませんか?

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