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ゲーミングPCは仕事用パソコンとして役に立つのか


3Dグラフィックなどの高度な処理を多用しており、主にゲームをするためのパソコンであるゲーミングPC。ゲーミングPCの性能がとても高いことは、皆さんもご存じかと思います。
では、ゲーミングPCは仕事用のパソコンとして役に立つのでしょうか。高性能なパソコンであれば、仕事の効率も上がりそうなものです。今回の記事では、こうした疑問に迫ってみましょう。
目次
ゲーミングPC ≠ 遊び道具
まず、誤解があってはいけないのが「ゲーミングPCは、遊び道具ではない」ということです。ゲーミングPCというネーミングでは、「ゲームをするためのパソコンである」と考えられがちです。しかし、あくまで「3Dグラフィックなどを駆使した高い処理能力を必要とされるゲームを快適に楽しめるパソコン」という定義であり、その高い性能はゲーム以外の他のことにも十分利用できます。
ゲーミングPCは単にゲームをするパソコンというわけではなく、高性能で仕事などにも使えるパソコンであると理解することが大切です。
「ゲーミングPCで仕事?」と思われるかもしれませんが、一般的なPCではなく、ゲーミングPCを仕事で使うことは、実はいろいろなメリットがあります。具体的にどういったメリットがあるのか、整理して確認しましょう。
ゲーミングPCを仕事に使うと、以下のようなメリットが考えられます。
- 高い処理能力を活かしたスピーディーな処理
- 画像処理などの重い処理もストレスなくこなせる など
このように、「ゲーミングPC=遊ぶためのもの」ではなく、単に高性能なPCとして考えると、さまざまな業務がストレスなくこなせる・仕事が早くできる・重い処理も簡単など、たくさんのメリットがあることがわかります。
ゲーミングPCを仕事で使うことには、いろいろなメリットがあることがおわかりいただけたかと思います。では、逆にデメリットになるようなことはあるのでしょうか。
デメリットとなる点としては以下のようなものが考えられます。
- 一般的なPCに比べて高価である
- 普通の事務作業などではオーバースペックとなる
- 本格的な画像処理などはワークステーションのほうが向いている
ゲーミングPCは、高性能なCPUやGPUを搭載していることから、一般的なPCと比べて高価になってしまいます。また、一般的な事務作業などの仕事ではゲーミングPCの持つ性能はオーバースペックとなってしまい、宝のもちぐされとなってしまいます。さらには、3Dグラフィックなどの本格的な画像・映像処理には、ゲーミングPCよりも本格的なワークステーションが必要となってきます。
ゲーミングPCが向いている用途は、当然ながら「ゲーム」です。ただ、ゲーミングPCが持つ高い性能は、さまざまなビジネスシーンでも大いに活用が可能です。ここでは、ゲーミングPCの活躍が期待できる業務を例に挙げて解説します。
設計業務などではCADを使うことが必須となっていますが、こうしたソフトウェアはCPUやグラフィックス(GPU)の高い処理能力を必要とします。そのため、こうした業務には、高い性能を持つゲーミングPCも有効に使え、仕事の効率を向上させてくれるでしょう。
ただし、一つ注意すべきことは、CADなどで使われる3DグラフィックスのAPI (Application Programming Interface)はOpenGLであるのに対して、ゲーミングPCに多く搭載されているGPUが対応しているAPIはゲームや動画などでよく使われるDirectXです。そのため、場合によっては十分な性能が発揮できない、あるいは使えないといった可能性もあるので注意しましょう。
こうしたこともありますが、概ねゲーミングPCはCADでも高い性能を発揮するはずです。
CAD業務に適したPCはもちろん、ゲーミングPC以外にも適したものがあります。正しい選び方など詳しくは「CAD用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」でご紹介しています。合わせてご覧ください。
またOpenGLに最適化されたGPUにNVIDIA RTX™シリーズ(NVIDIA RTX™ Aシリーズ)があります。詳しくは「NVIDIA RTX™ Aシリーズとは?用途・スペック比較」をご覧ください。
ゲーミングPCが搭載している高性能なCPUやGPUは、3Dグラフィックスや精緻な映像処理などを多用した最新のゲームでもストレスなく楽しむことを可能にします。これは、動画や映像の編集といった業務でも大きな効果を発揮します。
従来は、こうした仕事を行う場合は高性能で高価なワークステーションを使う必要がありました。しかし、高性能なゲーミングPCがあれば、ワークステーションなしでも動画編集などの業務はスムーズに行うことができます。また、ゲームや映画制作、アニメーションなどの3Dグラフィックスなどに関連したクリエイター業務でも、こうしたゲーミングPCでは、高い能力を発揮し、業務効率は大幅に向上するはずです。
「ゲーミングPCは動画編集でも利用可能なのか?」では、動画編集用PCとしてゲーミングPCをご検討中のお客様に向けて、その実用性から正しいスペックの選び方まで詳しくご説明しております。合わせてご覧ください。
「GALLERIA XA7C-R47」はGeForce RTX™ 40シリーズのRTX 4070を搭載した、ゲーミングPCです。RTX 4070は、「NVIDIA Canvas」に対応しているため、一から取り組むよりも効率的に風景画が作成可能。
さらに、Ada Lovelace世代が採用されているため、グラフィック業務だけでなく、AI開発やビッグデータの処理にもおすすめです。
RTX 4070については、「RTX 4070とは?スペックや性能、口コミまで徹底解説」も合わせてご確認ください。
GALLERIA ZA9C-R49 インテル(R) Core(TM) プロセッサー 14900KF搭載
「GALLERIA ZA9C-R49 インテル(R) Core(TM) プロセッサー 14900KF搭載」はGeForce RTX™ 40シリーズのRTX 4090に、Core iシリーズの中でも最上位でかつ最新の14世代Core i9を搭載した、ハイエンドゲーミングPCです。動画編集や3Dを扱うクリエイティブシーンから、大規模なデータを処理する分析業務まで、幅広いシーンで高いパフォーマンスを発揮します。
RTX 4090については、「RTX 4090とは?スペックや性能、ベンチマークまで徹底解説」で詳しく解説しています。こちらも合わせてご確認ください。