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法人向け(ビジネス)パソコンと個人向けパソコンの違い
業務に必要不可欠なパソコンですが、個人が利用するコンシューマ向けモデルと法人が利用するビジネス向けモデルの違いがよく分からないという人も少なくありません。
そこで今回の記事では、両者の違いを詳しく紹介するとともに、ビジネス向けPCとしておすすめの機種をいくつかご紹介します。
目次
ビジネスに必要不可欠な存在となっているパソコンですが、そもそもビジネス用途に特化したモデルと一般ユーザーを対象としたコンシューマモデルがあることをご存知でしょうか。見た目は全く同じなのに、実際にパソコンを立ち上げてみるとビジネスモデル独自の機能やアプリケーションなどが搭載されているモデルも存在します。
また、一般ユーザーを前提に作られたコンシューマモデルは、本人または家族のみに利用が限定されることがほとんどですが、ビジネス用の場合は同じ部署で共有するケースも考えられます。
このように、ビジネス用のパソコンには独自の機能や仕事に特化したシステムが組み込まれていることが多く、一般のコンシューマ向けモデルとは異なるものであるということが分かります。
BitLocker によるデバイス暗号化 | デバイスごとにセキュリティロックをかけます。デバイスが盗難されたり紛失しても、Bitlockerのデバイス暗号化により、データ漏えいやシステムへの不正アクセスを防げます。 |
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Windows 情報保護 (WIP) | 正規のユーザーによる偶発的な情報漏えいを防ぐ機能。データとアプリケーションを分離します。 |
割り当てられたアクセス | 個別のユーザーごとに使用するアプリケーションを制限する機能です。 |
動的プロビジョニング | 企業が全社向けに大量のPCを導入する場合、初期設定やOSのインストールを個別に行っていると膨大な時間を要してしまいます。そのような場合に、個別にカスタマイズした状態で設定が可能になり、初期設定の時間を大幅に短縮できます。 |
Azure による Enterprise State Roaming | Windows 11で利用している個別の設定や保存しているデータなどをクラウド上で管理し、別のPCにログインした際に同じ環境で利用できる機能です。利用には Azure Active Directory (Azure AD) のユーザーである必要があります。 |
グループポリシー | 特定の部署やグループごと、または全社統一的にルールを設定し運用することができます。たとえばファイルのアクセス権限やプリンターの出力先、アカウント管理などが挙げられます。 |
キオスク モードの設定 | 管理者が指定したアプリ以外使用できないようにする設定です。たとえば店頭にインターネット専用機としてPCを設置した場合などに、ブラウザ以外の起動をできないようにする設定も可能です。 |
ビジネス向け Microsoft Store | アプリケーションの配布や管理を一斉に実施できる機能です。たとえば全社を対象としたセキュリティ対策ソフトのインストールや設定などの際に便利です。 |
モバイルデバイスの管理(MDM) | スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を管理する機能である「MDM」が利用できます。MDMを利用すると、スマートフォンを紛失してしまった際にリモートで初期化をすることも可能です。 |
Active Directory のサポート | Active Directoryを活用すると社内の複数のPCを一括で管理できたり、ファイルサーバやプリンターなどへのアクセスも簡単に設定したりできるようになります。自社のセキュリティポリシーに合わせて柔軟な設定ができるのも大きなメリットのひとつです。 |
Azure Active Directory のサポート | Office365など、Windows 10以外のMicrosoft製品を使用する場合に同一のアカウントでログインを可能にする設定です。PCはもちろんですが、スマートフォンやタブレット端末などモバイルデバイス環境でも有効です。 |
Windows Update for Business | Windows Updateの内容やタイミングを全社で統一したい場合に有効な機能です。自社で業務に使用しているシステムがアップデート後のOSに対応していない場合など、一時的にバージョンアップを保留する際に有効です。 |
Windows 11について詳しくは以下のページでご紹介しております。合わせてご覧ください。
パソコンの性能を決定付けるといっても過言ではないハードウェアにおいても、コンシューマモデルとビジネス用モデルでは違いが見られます。
事務作業用PCの参考スペック
OS | Windows 11 Pro |
CPU | インテル Core i3/Core i5 |
メモリ | 8GB以上 |
グラフィックス | オンボード |
ストレージ | 256GB以上 |
おすすめPC
動画編集用PCの参考スペック
OS
|
Windows11 Pro 64
|
CPU
|
インテル Core i7/Core i9/Xeon W
|
メモリ
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16~128GB
|
グラフィックス
|
GeForce RTX 4060~ / NVIDIA RTX™ A2000~
|
ストレージ
|
1TB
|
あくまでも上記は参考に過ぎませんが、CPUやメモリ、GPUなどの違いを見てもその差は歴然としています。あまりにもスペック不足のPCを用意してしまうと、スムーズな業務に支障をきたしてしまい、生産性が大幅に低下する要因にもなります。
おすすめPC
ドスパラプラスでは、動画編集や3DCADなど業務用途ごとにPCの選び方やおすすめ商品をご紹介しています。以下のリンクからご覧いただけますので、ご検討の際はご利用ください。
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企業がビジネス用としてパソコンを導入する場合、リースやレンタルとしての契約を結ぶケースが多いです。そのような場合、保証やサポートはどのような内容で契約することになるのか詳しく解説します。
ビジネス向けのPCはスペックの割にコンシューマ向けモデルに比べて価格が高いといわれることがあります。必要な機能やソフトウェアを個別に追加することや、セキュリティへの対応などさまざまな要因があるのですが、それ以外にも保証やサポートの内容が挙げられます。
ビジネス用PCは税務上2年以上のリース契約が妥当とされているため、企業もリース期間に応じて保証期間を延長するケースが多いです。当然のことながらメーカー保証1年間のコンシューマモデルに比べると価格も高めになることがほとんどなのです。ドスパラプラスで取り扱う法人向けワークステーションでも、万が一のトラブルの際、現地訪問修理が受けられるオンサイト保証が標準で3年付帯しています。価格の分、安心してご利用いただけます。