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GTX 1650とは?スペックや性能、ベンチマークまで徹底解説

この記事では、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボード「GeForce GTX 1650」のスペックや用途、特徴、ベンチマークまで解説します。

GTX 1650を使用している方の口コミ・評判や、GTX 1650をカスタマイズできるおすすめのパソコンも合わせて紹介するので、GTX 1650について知りたい方、導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

GTX 1650の特徴がわかるだけでなく、導入を検討するための判断材料が把握できます。

目次

GTX 1650の基本スペック

GTX 1650
アーキテクチャ Turing
GPU TU117
プロセス 12 nm
トランジスタ数 47.0億
ダイサイズ 200 mm²
CUDAコア 896基
ベースクロック 1485MHz
ブーストクロック 1665MHz
メモリ規格 GDDR5/GDDR6
メモリ容量 4GB
メモリバス 128 bit
バンド幅 128.1 GB/s
発売日 2019/4

GTX 1650は、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボードです。GTX 1650のメモリ容量は、4GBの1種類で、2019年4月に発売されました。

NVIDIAが販売するグラフィックボードには、GTX 1650のほかにも、旧型のGEFORCE GTX 1660や、上位モデルのGEFORCE GTX 1650 SUPERなどがあります。

これらのグラフィックボードは、GEFORCE GTX16シリーズと呼ばれており、フルHDの環境下でグラフィックパフォーマンスが落ちない特徴を持っているため、映像を扱う業務に携わっている企業での採用がみられます。

また、GTX 1650を含む16シリーズは、ミドルクラスに位置づけられているため、比較的安価で手にしやすい点も特徴のひとつです。

GTX 1650のスペック比較

GTX 1650のスペックを、旧モデルのGTX 1660と上位モデルのGTX 1650 superと比較してみていきましょう。

GTX 1650 GTX 1660 GTX 1650 super
アーキテクチャ Turing Turing Turing
GPU TU117 TU116 TU116
プロセス 12 nm 12 nm 12 nm
トランジスタ数 47.0億 66.0億 66.0億
ダイサイズ 200 mm² 284 mm² 284 mm²
CUDAコア 896基 1408基 1280基
ベースクロック 1485MHz / 1410MHz 1530MHz 1530MHz
ブーストクロック 1665MHz / 1590MHz 1785MHz 1725MHz
メモリ規格 GDDR5 / GDDR6 GDDR5 GDDR6
メモリ容量 4GB 6GB 4GB
メモリバス 128bit 192 bit 128 bit
バンド幅 128.1 GB/s/192GB/s 192.1 GB/s 192.1 GB/s
発売日 2019/4 2019/3 2019/11

旧モデルのGTX1660のメモリ規格はGDDR5のみでしたが、GTX1660はGDDR5だけでなく、GDDR6にも対応しています。

しかし、メモリ容量はGTX1660の方が6GBと大きく、トランジスタ数やCUDAコア、メモリバスなどの数値も、GTX1660がGTX 1650を上回っています。このことから、GTX 1650はGTX1660から性能を落とした廉価版だといえるため「多くのデータを扱いたい方」や「容量の大きい映像を処理したい方」は、GTX1660がおすすめです。

一方でGTX 1650 superは、GTX 1650の後継モデルであることから、トランジスタ数やダイサイズ、バンド幅などの数値でGTX 1650を上回っています。メモリ規格はGDDR6が標準搭載されており、容量はGTX 1650と同じ4GBであるため、これまでGTX 1650を使っていて、さらに早く作業を進めたい方におすすめです。

GTX 1650の特徴

GTX1660の特徴を3つ解説します。性能面はもちろん、コスト面の特徴も解説するのでぜひ参考にしてみてください。

製品の特徴を把握し、多角的に比較・検討して、自社に合ったグラフィックボードを選定しましょう。

安価で導入しやすい

GTX 1650が属しているGEFORCE GTX16シリーズは、グラフィックボードのなかでミドルクラスにあたります。そのなかでも特にGTX 1650は安価であるため、導入しやすいのが大きな特徴です。

性能面においても、GEFORCE GTX16シリーズの他製品と大きく見劣りすることはなく、作業負荷の少ない写真や動画の編集であれば、フルHD環境で高いパフォーマンスを発揮してくれます。

標準搭載されているメモリは4GBなので、容量の大きい動画や3Dを扱いたい方は、6GBに対応している上位モデルのGTX1660 superなどがおすすめです。

また、グラフィックボードの導入を検討している方は、コスト面だけでなく、求めるグラフィック性能を満たしているか確認することで、自社に合った最適なグラフィックボードを選定できるでしょう。

補助電源が不要で消費電力を抑えられる

GTX 1650は補助電源が不要な点も、大きな魅力のひとつです。

Turingアーキテクチャとしては初の補助電源不要モデルであったため、発売当時は注目を集めました。使用に補助電源が不要で消費電力を削減できるため、特にグラフィックボードを通常業務で使用する企業や大学研究室の方にとっては嬉しいポイントです。

また、補助電源コネクタがない分、サイズがコンパクトであるため、オフィスや研究室といったスペースが取りづらい場所でも設置できるでしょう。

グラフィックボードを選定する際は、グラフィックボード単体の価格だけでなく、消費電力にも注目することで、トータルコストを抑えてコスパ良くグラフィックボードを運用できます。

メモリ容量はあくまでエントリークラスサイズ

GTX 1650のメモリ規格は、GDDR5とGDDR6の2種類あります。が、容量は4GBの1種類のみで、これはエントリグラフィクスとしての一般的なサイズです。そのため、GDDR6が標準搭載されていて6GBまで対応している後発製品や上位モデルと比較すると、作業領域としてのサイズの違いから大容量のモデルデータを扱う、高解像度の画面を表示するなどのシーンでは影響が出てきます。

同じGEFORCE GTX16シリーズであれば、GTX 1650よりも後に発売したGTX 1650 superやGTX 1660 SuperがGDDR6でなおかつ6GBなので、容量の大きい映像やグラフィックを扱いたい方は、検討をおすすめします。

とはいえ、GTX 1650も作業負荷の少ない写真や動画の編集であれば、フルHD環境でもパフォーマンスを落とさずに作業できるだけの性能は持ち合わせているため、極端に性能が低いわけではありません。

自社で作業するのに必要なスペックはどのくらいか把握し、適したグラフィックボードを選択しましょう。オーバースペックのグラフィックボードを選んでしまうとコスパが悪いため、慎重な検討が必要です。

GTX 1650のベンチマーク

製品の定量的測定結果を表すベンチマークスコアを、3DMark・レイトレーシング・消費電力の3つの観点から紹介します。

グラフィックボードを選定する際の重要な判断材料となるので、把握しておきましょう。

3DMark

GTX1650(3D).png

まずは、3Dグラフィックスを扱うシステムの能力を表す3DMarkのベンチマークスコアを見ていきましょう。

GTX 1650の数値は3607で、ノートブック版のNVIDIA GeForce GTX 1650(Notebook)の3438や同じNVIDIAが販売するNVIDIA quadro P500の3404を上回る結果でした。

上記の4つの製品と比較すると大差はありませんが、同じGEFORCE GTX16シリーズのGTX1660 superの数値は6000であるため、GTX 1650は3Dグラフィックを扱う性能に特化した製品ではないことがうかがえます。

そのため、GTX 1650は、負荷の少ない映像やグラフィック作業での使用が適していると言えるでしょう。

レイトレーシング

※情報が集まり次第、更新いたします。

消費電力

※情報が集まり次第、更新いたします。

GTX 1650を使用している方の口コミ・評価

実際にGTX 1650を使用している方の口コミ・評価を紹介します。

GTX 1650の導入を検討している方やグラフィックボードを選定する際に注目すべきポイントが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

アイドル時の冷却ファンの音がほとんどしない静かな製品です。

ゲーミングPCではない、普段使いのPCにお勧めです。

ゲームの性能も、重いゲームでなければ十分プレイできます。

アイドル時・・・実働可能な状態での待機状態のこと

ドスパラ通販サイトより引用

省電力で期待通りでした。

ドスパラ通販サイトより引用

モニターの画像が綺麗になった様に思います。

ドスパラ通販サイトより引用

上記の口コミから、GTX 1650は、優れたグラフィック性能を備えていながら省電力でコスパが良く、なおかつ静音性にも優れているグラフィックボードとして評価されていることがわかります。また、ゲーミングだけでなく、普段使いもしやすいという声もありました。

GTX 1650はどのような用途におすすめ?

GTX 1650のメモリ容量は4GBと、グラフィックボードのなかでは少なめです。そのため、写真やイラスト、短尺の動画編集といった作業負荷の少ないクリエイティブシーンでの使用がおすすめです。

また、ミドルクラスで安価な価格帯なので、コスパの良いパソコンを求めている方にも適しています。特に会社規模でグラフィックボードの導入を検討している企業は、大きな設備投資になるため、希望の性能が満たされているコスパの良いグラフィックボードを選択できれば、コストを抑えられます。

価格は安価ですが、フルHD解像度を扱うには十分な性能を持っているので、幅広いシーンでの活躍が期待できるでしょう。

GPU搭載PCを仕事で使うことについて

PCにはCPUが搭載されており、CPUのグラフィック機能で画面が表示されています。

CPUは3D描画性能が高くありませんが、Office関連のソフトの使用がメインになる場合やゲームをしない場合は問題ありません。

グラフィックボードは外部グラフィック機能と呼ばれることもあり、主な用途としては3D描画性能を求めるゲームを快適にするための存在ですが、ここ10年程で3D描画を可能とするグラフィックボードの性能をほかの用途で活用しようとする動きが活発となっています。

主にクリエイティブ用途で活躍

特にクリエイティブ系のアプリではグラフィックボードの活用が進んでいます。代表例としてはフォトレタッチや動画編集、CGレンダリングソフトなどが挙げられます。

具体例を挙げるとAdobeのPhotoshopやPremiere Proでは一部のフィルタ処理を行う際にグラフィックボードによって高速化することができます。グラフィックボードを搭載したPCを仕事で使用するメリットとして、挙げられるのはメモリです。

CPUのグラフィック機能での作業は動作が重くなる原因に

CPUのグラフィック機能はメインメモリの一部を使用するため、メインメモリの容量が減ります。したがって、複数のアプリを立ち上げて作業すると動作が重たくなる原因になるおそれがあります。

PCの仕組み上、メインメモリの速度が性能に影響されてしまうため、メインメモリが高速ではないPCの場合は、処理に多くのメモリが持っていかれてしまい、CPUの内臓グラフィック機能の性能が落ちることになります。

その点、グラフィックボードが搭載されているPCの場合は、グラフィックボードに搭載されているGPUメモリ内で済む処理であればCPUのメインメモリが使われることはないため複数アプリ立ち上げて業務を行っても動作が重くなるといった心配はありません。

ビジネスシーンなどで活躍するグラフィックボード搭載PC

結論として、Office関連のソフトをメインにPCを利用する場合はグラフィックボードの必要性は低いですが、クリエイティブ系のソフトを使用する際やGPUを駆使した解析など研究分野では処理速度を挙げられる場合があるなど活用の幅を広がります。

以下のリンクから、ドスパラプラスの取り扱う製品を企業様・学校法人様が導入した事例をご確認いただけます。

高性能パソコンやサーバー、特別仕様のパソコンの導入をお考えの法人様はご参考になさってください。

GTX 1650にカスタマイズ可能なおすすめパソコン5選

最後に、GTX 1650にカスタマイズ可能なおすすめのパソコンを5つ紹介します。

GTX 1650を導入したいと考えている方や、どのパソコンを選んだら良いかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X2612 標準モデル

CPUのインテル  Xeon Wプロセッサは、最大18コア36スレッドまで対応しているため、容量の比較的大きいグラフィックやイラストを扱う業務でも、高いパフォーマンスを維持します。

また、インテル  Xeon Wプロセッサはセキュリティ性能の高さに定評があるCPUであるため、顧客情報を扱う企業におすすめです。

さらに、GTX 1650はもちろん、NVIDIA GeForce RTXシリーズ、Tシリーズを最大2基まで搭載できます。複数のグラフィックボードを併用してグラフィックス処理性能を高められるため、GTX 1650の性能以上のパフォーマンスを発揮できるでしょう。

高解像度の映像を扱う企業や大規模なデータの研究を行う大学研究員など、幅広い層に選ばれています。

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X4612 標準モデル

CPUにインテル Xeon スケーラブル・プロセッサーファミリーを搭載しているモデルで、 先に紹介したX2612を上回る最大28コア・56スレッドまで対応が可能です。そのため、より高解像度の映像を扱う業務はもちろん、ディープラーニングの研究などといったあらゆる用途でマルチタスク処理性能を発揮してくれます。

業務の効率化が期待できるため、会社規模でグラフィックボードを使用している企業におすすめです。特に従業員の労働環境を改善したいと考えている企業担当者は検討してみてはいかがでしょうか。

また、デスクサイドでの利用を想定して作られているため、商用100Vの電源環境でも問題なく使用できます。

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X6612 標準モデル

X6612は、X2612やX4612がグレードアップしたハイエンドモデルのパソコンです。

THIRDWAVE Pro WORKSTATIONシリーズのなかでも特に拡張性に優れており、デュアルプロセッサー構成時に最大28コア・56スレッドまで対応可能であるのに加え、GeForceシリーズのウルトラハイエンド・グラフィックスカードを最大4枚まで搭載可能です。GTX 1650以外のグラフィックボードもカスタマイズできるので、幅広い用途での使用が期待できます。

映像やオーディオの編集、3DCAD設計など、さまざまな業務に対応したプロフェッショナル向けのパソコンです。

THIRDWAVE Pro WORKSTATION X8612 標準モデル

X8612は、X6612と同様に、ウルトラハイエンド・グラフィックスカードを最大4枚まで搭載可能であるに加え、メモリースロットを12 基標準搭載しており、最大768GB の大容量メモリを搭載できるのも大きな特徴です。そのため、大量のメモリ領域が必要なグラフィック系のアプリケーションでも、問題なく使用できるでしょう。特に大量のデータ計算が必要とされる大学研究所などで採用されるケースが多いパソコンです。

また、ハイスペックなパソコンではありますが、商用100Vでも作動するため、一般的なオフィスでも問題なく導入できます。外装は黒色で統一されたシックなデザインなので、デスクサイドに設置しても違和感なく使用できるでしょう。

THIRDWAVE Pro SP5460 Windows 10 搭載(B660)

ストレージには、データの読み取り・書き込みを快速化させる500GBのNVMeが標準搭載されているため、大規模のデータを扱うアプリケーションやソフトでも、ストレスなく快適に使用できます。

冷却性能も抜群で、ケース内の温度が低く保たれる設計になっているため、過熱による性能低下を防止するとともに、部品の劣化も防ぎます。

また、スリムなボディも特徴のひとつで、デスクサイドの置き場所に困らないサイズ感なので、スペースが取りづらいオフィスや研究所でも使用できるでしょう。

導入時にMicrosoft Officeに加えて、希望するOffice 365とMicrosoft 365を選択可能なのも、企業にとってうれしいポイントです。

まとめ

この記事では、NVIDIA社が発売しているグラフィックボード「GTX 1650」のスペックや特徴、口コミ・評判について解説してきました。

GTX 1650はGEFORCE GTX16シリーズのなかでも特に安価で導入しやすいだけでなく、フルHD環境でも高いパフォーマンスを発揮するグラフィックボードです。

そのため、これからグラフィックボードの導入を検討してる方におすすめのモデルです。

予備電源が不要で消費電力を抑えられるため、他製品よりもランニングコストをかけずに利用できます。

今回の記事を参考に、ほかの製品とも比較しながら、自社に合ったグラフィックボードを検討していきましょう。

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