- HOME
- 法人様向けお役立ちコンテンツ
- ライブ配信に必要な機材と選び方、おすすめ製品を解説!
ライブ配信に必要な機材と選び方、おすすめ製品を解説!
この記事では、ライブ配信に必要な機材を解説します。
ライブ配信に必要な機材の選び方やおすすめ製品、FAQもあわせてお伝えするので、これからライブ配信に取り組む方は、ぜひ参考にしてください。
目次
目次
ライブ配信を始める前に知っておきたいポイント
ライブ配信の機材を準備する際には、インターネット環境の整備も重要です。
機材をそろえたとしても、不安定な回線ではせっかくの機材も生かせません。
本格的にライブ配信を行うのであれば、安定して高速通信が可能な光回線を検討してみてください。
加えて、PCとルーターも有線で接続することで、Wi-Fiよりも通信が安定し、視聴者に快適な視聴体験を提供できます。
また、機材への初期投資を抑えたい方やまずは気軽にライブ配信に取り組みたい方であれば、スマホ1台から始めるのもひとつの手段です。
最新のスマホは、カメラとマイクが高性能なので、十分な音質と映像を提供できます。
ライブ配信に必要な機材
ライブ配信に必要な機材は、主に以下のとおりです。
- 配信用PC
- カメラ
- 三脚
- マイク
- 照明
- オーディオインターフェース・ミキサー
- キャプチャーボード
- スイッチャー
以下で、具体的なシーン別に必要な機材を紹介します。
ZoomやYouTubeを活用したライブ配信
1人でZoomやYouTubeなどを活用してライブ配信を行う場合は、基本的には配信用PC1台で配信が可能です。
配信用PCのスペックは、CPUがIntel® Core™ i7シリーズ以上、メモリは16GB以上、GPUにはNVIDIA® GeForce RTX™ 40シリーズをおすすめします。
CPUには、Intel® Core™ i3シリーズやIntel® Core™ i5シリーズなどのグレードもありますが、ライブ配信には高い処理性能・速度が求められるため、これらのグレードでは映像が遅延・停止する可能性があるので、Core i7以上でメモリも16GB以上が望ましいです。
セミナー・ゲーム配信などの小規模なライブ配信
セミナーやゲーム配信といった小規模なライブ配信を行う場合は、前述したスペックの配信用PCに加えて、カメラを1台〜2台と三脚、映像を取り込むためのキャプチャーボードを用意しましょう。
配信用PCの内蔵カメラではなく、独立したカメラを用意することで、より高解像度の映像を視聴者に提供できます。
加えて、さまざまな位置から撮影できるので、視聴者の見やすさを考慮した配信を行えます。
また、ゲーム実況をする場合、配信用PCのOSは、最新のWindows OSが推奨されます。
Mac OSでも配信は可能ですが、Windowsしか対応していないゲームソフトが多いので、用途によって選ぶのもポイントです。
シンポジウムなどの中規模なライブ配信
登壇者が複数いてカメラが2台以上必要なシンポジウムなどのライブ配信では、配信用PCも2台以上用意しましょう。
さらに、映像の切り替えを行うスイッチャーや、マイクとPCをつなぐためのオーディオインターフェース、キャプチャーボードも必要です。
会場の明るさによっては照明を別途用意する必要もあるので、事前の確認をおすすめします。
ライブ配信機材の選び方
ライブ配信の機材の選び方をそれぞれ解説します。
カメラやマイクと一口に言っても種類はさまざまなので、種類別の特徴を把握して用途に合ったものを選定しましょう。
配信用PC
前述したとおり、配信用PCには高スペックなCPUやGPUが求められます。
おすすめの製品はこの後でもご紹介しますが、具体的な推奨スペックや選定基準などは「配信用PCおすすめ6選!推奨スペックや選ぶポイントも解説」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
低スペックな配信用PCだと、いくらカメラやマイク、そのほかの機材が高性能でも配信ができない可能性があるので、求められるスペックをしっかりと把握しておきましょう。
マイク
ライブ配信で使用されるマイクには、主に以下の種類があります。
マイクの種類 | 特徴 |
PC内蔵マイク |
|
単体マイク |
|
ピンマイク |
|
ヘッドセット |
|
ライブ配信で視聴者に聞き取りやすい高音質な声を届けるには、マイクの性能が重要です。
それぞれのマイクにメリット・デメリットがあるので、用途や配信のコンセプトに合わせて選びましょう。
例えば、ゲーム実況であれば、コントローラを操作しつつ、操作音がマイクに拾われないようにしないといけないので、ヘッドセットがおすすめです。
カメラ
配信用PCの前で1人で話すだけの小規模なライブ配信であれば、PCに内蔵されたカメラで十分です。
一方で、セミナーやシンポジウムといった、複数人の登壇者がいるようなイベントの場合は、画角が広く高画質で、明るさの調整が自由に行えるビデオカメラ・デジタルカメラの使用をおすすめします。
以下で、それぞれのカメラの特徴をまとめます。
カメラの種類 | 特徴 |
PC内蔵カメラ |
|
Webカメラ |
|
ビデオカメラ |
|
デジタルカメラ |
|
また、カメラを選ぶ際には、画角はどこまで対応しているか、ズーム機能が付いているかなど、実用性の観点からも比較して、用途に合ったものを選びましょう。
照明
声だけでなく、配信者や登壇者の姿もしっかりと視聴者に届けたい場合は、照明も用意しましょう。
ライブ配信では、調光が自在で明るく、寿命が長いLEDライトが使用されています。
また、LEDライトはデザインが豊富で、1人だけの配信では、肌を美しく見せられるリングライトがよく使われています。
広い会場で配信を行う場合は、全体を照らせるようにルーメン(光の量)が多いものを選びましょう。
オーディオインターフェース・ミキサー
オーディオインターフェースは、マイクで集めたアナログの電子信号をデジタル信号に変換してPCに送る機材で、ミキサーは、複数の音声をまとめて聞きやすい音に調整・出力する機材です。
1人での配信では基本的に使用しませんが、複数人が話す配信の場合は、それぞれの声を聞き取りやすくするために使用をおすすめします。
キャプチャーボード
キャプチャーボードは、カメラの映像やゲームのプレイ画面をPCに取り込むための機材です。
カメラやゲーム機によっては、PCに直接映像のデータを送れない場合があるので用意が必要です。
スイッチャー
スイッチャーとは、カメラの映像を切り替えるための機材です。
例えば、複数のカメラでイベントを撮影する場合、登壇者の話し出したタイミングや、プレゼン資料の次のページに移るタイミングでスイッチャーを使ってカメラを切り替えることで、視聴者が内容を把握しやすくなります。
三脚
ビデオカメラやデジタルカメラでライブ配信を行う場合は、三脚も準備しましょう。
手持ちで撮影をすると、いくら手ぶれ防止機能が付いていても多少のぶれは生じてしまい、視聴者が不快に感じてしまう恐れがあります。
三脚を使えば、カメラの位置をしっかりと固定できるので、撮影中にずれたり倒れたりする心配がありません。
三脚によっては、ハンドルを動かして向きをスムーズに変えられるものもあるので、選定する際には機能性にも注目してみてください。
ライブ配信用のおすすめPC
ライブ配信用のおすすめPCを紹介します。
どれも前述したスペックを満たす高性能なPCなので、ぜひ参考にしてください。
raytrek 4CX47
raytrekシリーズのデスクトップPCです。
CPUには、高い並列処理性能を備えたIntel® Core™ i7-13700Fを搭載し、ゲームプレイと配信のマルチタスクでも快適に処理します。
オプションで水冷システムの搭載も可能で、CPUの性能を最大限に発揮できます。
raytrek 4CX46
raytrek 4CX46は、CPUにはCore i7-14700F、グラフィックスにはNVIDIA® GeForce RTX™ 4060を採用し、高い並列処理性能とグラフィック処理性能を提供します。
多重ファン搭載で冷却性能にも優れており、安定した配信環境を実現します。
raytrek 4CH46
Intel® Core™ iシリーズの最上位グレードであるIntel® Core™ i9-13900FのCPUを搭載したデスクトップPCです。
ユーザーのニーズに合わせて拡張できる設計をしており、5インチベイや、必要なストレージを選択し搭載可能な3.5インチ、PCI-Eスロットなどの機能を追加できます。
また、電源スイッチやUSBポート、音声端子は、本体の正面上部に集約されているので、作業時にアプローチしやすいのも特徴です。
PC比較表
製品名 | raytrek 4CX46 | raytrek 4CH46 | |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
CPU | Intel® Core™ i7-14700F | Intel® Core™ i7-14700F | Intel® Core™ i9-14900F |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB |
メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD/追加ストレージなし | 2TB Gen4 SSD/追加ストレージなし | 1TB NVMe SSD/追加ストレージなし |
ライブ配信用のおすすめマイク
視聴者に聞き取りやすい声を届けるためのおすすめのマイクを紹介します。
タイプ別に一つずつ紹介するので、参考にしてください。
Logicool PRO X Gaming Headset (G-PHS-003)
Android対応のワイヤレスマイクです。
服に装着して使用するため、両手が空き、楽器の演奏やプレゼンなどのシーンで活用できます。
最大で約240分の連続使用が可能な長時間バッテリーを搭載しているので、長尺なライブ配信でも安心して使えます。
マイク比較表
製品名 | Logicool PRO X Gaming Headset | 上海問屋 RGBライト搭載・ノイズリダクション付きUSB接続コンデンサーマイク | AREA スマホでの動画録画に最適な2.4Gワイヤレスマイク |
接続 | USB/3.5mmプラグ | USB(PC側:USB A、マイク側:USB C) 入力モニター用の3.5mmピンジャック搭載 |
- |
周波数特性(マイク) | 100Hz~10kHz | 50Hz~16000Hz | 20Hz~20kHz |
外形寸法 | 138×94×195mm | 101mm×101mm× 245mm | - |
重量 | 320g ※ケーブル除く | 約434g | - |
ライブ配信用のおすすめカメラ
ライブ配信用のおすすめカメラも紹介します。
今回は、ライブ配信初心者や初期費用を抑えたい方向けに、手軽に利用できるWebカメラを紹介します。
Logicool C270n (HD ウェブカム)
78°の広い視野が特徴のWebカメラです。
フルHDに対応しているのに加え、自動光補正機能が備わっているので、鮮明な映像を配信できます。
また、カメラのレンズにはプライバシーカバーの装着が可能で、誤配信を防ぎます。
カメラ比較表
製品名 | Logicool C270n | Logicool C922n | Logicool C920s |
接続 | USB | USB | USB |
解像度 | 720p/30fps | 720p/60fps-1080p/30fps | 720p/60fps-1080p/30fps |
外形寸法 | 【クリップ付き】72.91×31.91×66.64mm | 【クリップなし】29×95×24mm 【クリップ付き】44×95×71mm |
【クリップなし】29×94×24mm 【クリップ付き】43.3×94×71mm |
ケーブル長さ | 1.5m | 1.5m | 1.5m |
ライブ配信用のおすすめ照明
個人で配信する際に使用できるおすすめの照明も紹介します。
Razer Ring Light (RZ19-03660100-R3M1)
照明比較表
製品名 | Razer Ring Light | Razer Key Light Chroma |
接続・設置方法 | USB | テーブルクランプ |
色 | 3000K・4500K・6500K(ウォームホワイト、バランスホワイト、クールホワイト) | ホワイト:3000K~7000K RGB |
明るさ | 500ルーメン | 2800ルーメン |
大きさ | リングライトの外径:30.0 cm リングライトの内径:24.1cm 三脚の高さ:最小40cm 最大135cm スマートフォンホルダー:7.25×4.73×18.75cmパッド入り、4.95cm~8.0cmまで延長可能 |
360×260mm(ライトのみ) 最小553mm 最大1350mm(ポール+アダプター+テーブルクランプ) |
ライブ配信用のおすすめオーディオインターフェース・ミキサー
複数人での配信を検討している方向けに、オーディオインターフェースやミキサーも紹介します。
上海問屋 オーディオインターフェース DN-916239 [Fifine SC1]
また、デジタルデイジーチェーンによって高速なデジタル接続を実現し、遅延のない音声通信が可能です。
オーディオインターフェース・ミキサー比較表
製品名 | 上海問屋 オーディオインターフェース DN-916239 | 上海問屋 ゲーミングオーディオミキサー ホワイト DN-916238 | Logicool ASTRO MixAmp Pro TR MAPTR-002 |
サンプリングレート | 48kHz | 48kHz/44.1kHz | - |
入力電圧 | DC 5V | DC 5V | - |
入力電流 | 500mA | 500mA | - |
周波数応答 | 20Hz~20kHz | 20Hz~20kHz | 20Hz~8kHz |
ライブ配信用のおすすめキャプチャーボード
家庭用ゲーム機のゲーム実況などを検討している方向けに、キャプチャーボードも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
AVerMedia LIVE GAMER EXTREME 3 GC551G2 (USB3.2 Gen1 4K/30fps VRR/HDR)
HDMI・ライン入力・マイク入力の3つの音声調節が可能なライブオーディオコンソール一体型のキャプチャーボードです。
4K30pに対応しており、高画質な映像を視聴者に提供できます。
シンプルなデザインで操作しやすい点もおすすめポイントです。
キャプチャーボード 比較表
製品名 | AVerMedia LIVE GAMER EXTREME 3 GC551G2 | AVerMedia GC573 | 上海問屋 UVC準拠USB接続・ライブオーディオコンソール一体型HDMIキャプチャユニット |
接続 | USB 3.2 Gen 1 Type-C(UVC対応、プラグ&プレイの簡単接続) | PCI Express x4 Gen2 | USB(USB3.2Gen1) |
エンコード方式 | ソフトウェアエンコード | ソフトウェアエンコード | ソフトウェアエンコード |
映像入力 | HDMI 2.0×1 | HDMI 2.0 | HDMI1.4 |
映像出力 | HDMI 2.0×1(パススルー対応) | HDMI 2.0(パススルー対応) | HDMI1.4(パススルー対応) |
外形寸法 | 112.5×66.1×20.9mm | 125×151×21.5mm | 136×137×41mm |
重量 | 約85g | 約208g | 約390g |
ライブ配信用のおすすめスタンド
デジタルカメラやスマホで撮影する方向けに、おすすめのスタンドも紹介します。
日本トラストテクノロジー 三脚ネジにカメラなどを設置できる クリップタイプカメラアタッチメント MINI CAS-01MINI
ビデオカメラやスマホ、照明など各種機器に対応したスタンドです。
高さは21cm〜31.5cmまで調整が可能で、最大660gまで対応しています。
卓上に据え置きするタイプで、ライブ配信やテレワークなどにおすすめです。
スタンド比較表
製品名 | 三脚ネジにカメラなどを設置できる クリップタイプカメラアタッチメント(外部サイト) | 簡単に真上からの撮影ができる垂直撮影スマホスタンド (外部サイト) | テレワークやWeb会議、動画撮影に最適卓上MONOスタンド(外部サイト) |
スマホ幅 | - | 約56~80mm | 約56~80mm |
高さ調整 | - | 約29~44cm | 約21~31.5cm |
耐荷重 | - | - | 最大660g |
クリップ開口 | 最大35mm | - | - |
ライブ配信機材のFAQ
ライブ配信機材はすべてそろえる必要がある?
今回紹介したライブ配信機材は、用途によって必要なものが異なります。
例えば、1人での簡易的な配信であれば、カメラはPCに内蔵されたもので十分です。
人によっては高性能なスマホで配信している方もいます。
ただし、音質や映像美にこだわるのであれば、ビデオカメラや単体のマイクの使用をおすすめします。
用途や実現したい配信環境に応じて選定しましょう。
屋外で配信するには何が必要?
屋外でライブ配信する際には、屋内とは異なり、有線のインターネット回線や自宅のWi-Fiを使用できません。
そのため、持ち運び用のポケットWi-Fiの利用をおすすめします。
ポケットWi-Fiは、コンパクトで持ち運びがしやすいメリットがあります。
一方で、固定式の回線よりも速度は遅いので注意しましょう。
まとめ
この記事では、ライブ配信に必要な機材を解説しました。
ライブ配信には、配信用PCやカメラ、マイクなど、用途によってさまざまな機材が必要です。
ライブ配信に必要な機材の選び方やおすすめ製品も紹介したので、これからライブ配信に取り組む方は、この記事の内容を参考に、快適な配信環境を整備してみてください。