- HOME
- 法人様向けお役立ちコンテンツ
- インテルのPentiumとCore iってなにが違う?
インテルのPentiumとCore iってなにが違う?
PCの選定基準にはさまざまな要素がありますが、特にCPUには多くの種類があり、どのCPUが業務に適切であるかを迷う方も多いのではないでしょうか。そこで知っておきたいのがCPUの種類やスペック、価格帯を考慮した選定ポイントです。
本記事では、インテルが提供するCPUの中でもPentiumとCore iシリーズについて、それぞれの特徴や比較ポイントを解説します。
目次
目次
PentiumとCore iシリーズの違い
CPUブランドの違い
たとえばPentiumとCore iの違いを一言でいうならば、インテルが提供するCPUのブランドの違いです。また、ブランドの違いによって性能や価格帯が異なります。
インテルが提供するCPUの種類
インテルのCPUにはさまざまなシリーズがありますが、業務用のPCなどに搭載されているものは、主に「Celeron」「Pentium」「Core i」に分けられます。また、サーバーなどの高負荷がかかるPCには「Xeon」というCPUが搭載されているものもあります。それぞれのCPUを簡単に分類してみましょう。
- Celeron: 省電力で低価格のCPU
- Pentium: 低価格であるが、Celeronよりも性能が高い
- Core i: ノートPCやデスクトップPCで利用されている主流のCPUで、「i3」「i5」「i7」「i9」がある
- Xeon: データセンターやワークステーション向けで、クラウドサービスやAIなど高負荷な処理が要求されるコンピューターに対応している
それぞれのシリーズに関しては、各シリーズの紹介記事をご覧ください。各シリーズ名がテキストリンクになっておりますので、ご活用ください。
Pentiumの特徴
省電力でノートPC向け
Pentiumは低価格で省電力という特徴があります。Celeronと比較すると性能が高く、省電力なので持ち運ぶノートPCなどに適しています。
主に事務作業用で画像編集などにはスペック不足
性能としては、画像編集などには向きませんが、簡単な事務作業用やブラウザでのインターネットサイトの閲覧などに支障はありません。主に軽作業用として低価格なノートPCを選択するならばPentiumを搭載したPCを選ぶと良いでしょう。
Core iの特徴
iの後ろの数字で特徴は異なる
Core iは、インテルが提供するCPUの中でも知名度が高く、最も多く普及しているCPUのシリーズです。Core iには大きく4つの種類があり、性能の高い順に「i9」「i7」「i5」「i3」とネーミングされています。
【Core i9】
Core iシリーズの中で最も性能が高い最上位モデルで、第12世代のシリーズでは最大16個のアンロック対応コアを搭載し、高負荷な業務はもちろん、ゲームプレイなどにも耐えられるパフォーマンスを持っています。
【Core i7】
最大16のコアを搭載した上位モデルで、ゲームプレイや3Dアニメーションなどの処理も可能です。また、負荷の高い業務にも対応できます。
【Core i5】
最大12コアを搭載しているCPUです。Core iシリーズの中では中位モデルで、ビジネス向けとして多く利用されています。また、動画編集や画像処理などの業務にも利用できるため、使い勝手の良いCPUといえるでしょう。
【Core i3】
Core iシリーズの中では性能を抑えて低価格を実現したCPUです。負荷の少ない業務での利用であればコストパフォーマンスは高いといえます。
このようにCore iシリーズの性能差を知れば、自身の作業にどのCPUが適しているかを判断する基準になります。たとえば、クリエイター業務などで、動画や画像編集といった高負荷な作業が多い場合はCore i9やCore i7が選択肢に入るでしょう。
Core iシリーズについては【Intel Core i シリーズとは?数字の意味や違い、性能を解説!】でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
Pentium or Core i?あなたの業務に適したCPUは?
CPUを比較選定する際には、まずはスペックおよび価格帯を把握しましょう。前提として、業務利用に必要なおおよそのスペックと、予算を設定しておくと選びやすくなります。
動画編集など高負荷処理はCore i7以上がおすすめ
まずはスペックを検討しましょう。動画編集や画像処理など、高負荷な業務に利用するならば、Core i9などの最上位スペックや、Core i7の高スペックなCPUが選択肢になります。
動画編集に適したPCはこちらの「業務・用途から探す:動画編集」でご紹介しています。合わせてご覧ください。
業務ソフトウェアの推奨スペックを確認しておきましょう
Microsoft Officeや、その他業務で利用するソフトウェアをインストールする際には、推奨スペックを確認しましょう。多くの場合、一般的な業務ならばCore i5でストレスなく作業できるはずです。
ExcelやWord、ネット閲覧はPentiumでも十分
また、ExcelやWordを使う軽微な事務作業、インターネットサイトの閲覧程度の用途であれば、CerelonやPentiumでも十分業務に耐えられます。
価格帯で選ぶならPentium
価格については、社会情勢などを含めたさまざまな要因で変動があるため、一概には言えませんが、基本的には価格はスペックに比例して上がるため、業務上での必要スペックを満たしていることを確認したうえで、予算をおさえたい場合はPentiumを選択することになるでしょう。
必要なスペックと、おおよその予算を決めておくことでCPUは選定しやすくなります。
まとめ
CPUの選定を誤ると、仕事に支障が出たりオーバースペックでコストだけがかかってしまったりします。しかし、CPUの種類の特徴や型番の意味を知り、価格帯を考慮して選定すれば、自身の業務に最適なPCを選ぶことができるでしょう。
CPUの選定をはじめ、その他メモリなどのパーツを含めた選定に迷った場合は、お気軽にドスパラプラスまでお問い合わせください。