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Cubase利用時のパソコンの推奨スペックを徹底解説

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Cubase(キューベース)は、世界中で利用者の多い音楽制作ソフトで、国内でも著名なアーティストやミュージシャンが使用しています。体験版や無料版、有料版など複数の種類に分けられているため、初心者の方やソフト選びに迷っている方は、体験版や無料版から試してみるのもよいでしょう。この記事では、Cubaseの使用に必要なパソコンのスペックや推奨スペック、おすすめ製品などをご紹介します。

目次

Cubaseとは

Cubaseとは、ドイツのSteinberg(スタインバーグ)社が開発した、DAW(Digital Audio Workstation)機能を持つ音楽制作ソフトで、プロ・アマチュアを問わず多くのアーティストやミュージシャンに利用されています。

Cubaseは、DTM(Desk Top Music)初心者でも利用しやすく、パソコンでの音楽制作に本格的に取り組みたい方や、業務で使用するBGMなどの音楽を手軽に制作したいという方にもおすすめです。

Cubaseの種類

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Cubaseには、無料で使用できる体験版、Cubase LE、Cubase AIと、有料の製品版であるCubase Elements、Cubase Artist、Cubase Proがあります。体験版では、Pro、Elementsと同様の機能を60日間無料で利用できます。

製品版の中でも最上位のグレードに位置するProは、主にアーティストやミュージシャンに利用されており、本格的な音楽制作が可能です。一方でElementsは製品版の中では最下位のグレードですが、無料版よりも多くの機能が使用できるため、初心者におすすめです。ArtistはProとElementsの中間のグレードとして位置づけられています。

それぞれのグレードによる違いは使用できる機能の差のみで、システム上の違いはありません。そのため、無料版で作成したデータを有料版に読み込んで編集することも可能です。また、書き出した音楽の音質も無料版と有料版に差はないため、簡単な音楽制作から始めたいという方は無料版から試すのもよいでしょう。

Cubase LE Cubase AI Cubase Elements Cubase Artist Cubase Pro
料金(税込) 無料 無料 ¥13,200 ¥39,600 ¥69,300
最大サンプリングレート 96kHz 192kHz 192kHz 192kHz 192kHz
オーディオトラック 16 32 48 無制限 無制限
MIDI トラック 24 48 64 無制限 無制限
VST インストゥルメントトラック数 8 16 24 無制限 無制限

参照:シリーズ比較|Steinberg(外部サイト)

Cubase 体験版

Cubase 体験版は、ライセンスを発行すれば誰でも利用でき、60日間無料でPro、Elementsの機能を試せます。ライセンス発行には、Steinberg IDをあらかじめ作成する必要があります。

なお、体験版で作成した楽曲データは同バージョン、同グレードの製品版を購入した際にそのまま引き継ぐことができます。

Cubase AI、Cubase LE

Cubase AI、Cubase LEは、有料の製品版に含まれる機能を制限した無料のソフトで、使用期限はありません。AI版はYAMAHAやSteinberg製の製品に付属しており、そのほかのメーカーで作られた製品にはLE版が付属しています。

AI版とLE版はどちらも各社の製品に付属するソフトですが、機能面ではAI版が上位版であり、トラブル時にはYAMAHAでのサポートが受けられる点が特長です。

Cubase AI Cubase LE
  • YAMAHAやSteinberg製の製品に付属
  • LE版よりもトラック数が多い
  • YAMAHAでのサポートが受けられる
  • YAMAHAやSteinberg製以外のメーカーの製品に付属
  • YAMAHAでのサポートが受けられない

Cubase 製品版

製品版はライセンス方式が異なる

LE、AIの下位グレードの製品は、パソコンのHDD内にライセンスを保存するため、1台で1つのライセンスを使用する方式です。

一方で、製品版はSteinberg Activation Managerを使用したライセンス方式を採用しており、1つのライセンスで最大3台までのパソコンを使用できます。なお、ライセンス情報はSteinberg IDにひもづけて管理されます。

Cubaseの動作環境

Cubaseの動作環境は、次のとおりです。

動作環境(Windows)

OS(Windows 64 bit) Windows 11 Version 22H2以降、Windows 10 Version 22H2以降
CPU

Intel® Core™ i5(第4世代)

AMD Ryzen™

CPU コア 4以上
メモリ 8GB
ディスク空き容量 1GB(コアインストール)75GB
ディスプレイ解像度:100% 表示 1440×900
グラフィック minimum Windows 10対応グラフィックボード
グラフィック (右記以上推奨)

AMD Radeon™ R、RX シリーズ以降

NVIDIA® Series 700以降

参照:動作環境|Steinberg(外部サイト)

Cubaseを利用する際のパソコンの推奨スペック

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先ほどご紹介したCubaseの動作環境は、あくまでソフトの起動に必要なスペックです。そのため、上記のスペックで音楽制作を行う場合は動作の反映や楽曲データの書き出しに時間がかかったりする可能性があります。

ここでは、快適にCubaseを利用する際におすすめのパソコンのスペックをご紹介します。

CPU 最低Intel® Core™ i7、AMD Ryzen™ 7シリーズ、大量のプラグインを使用するなどの場合はIntel® Core™ i9、AMD Ryzen™ 9シリーズ
グラフィックボード

必須ではない

(音楽制作以外に映像編集も行う場合はグラフィックボード搭載パソコンを推奨)

メモリ 最低16GB、複数作業を並行して行う場合は32GB以上
ストレージ 500GB~1TB
ディスプレイサイズ 14~16インチ
ディスプレイ解像度 フルHD(1920×1080)以上

OS

パソコンを購入する際に、WindowsとMacのどちらを選んだほうがよいか迷う方も多いでしょう。

Cubaseを利用するにあたっては、Windows、Macのどちらを選んでも問題なく音楽制作が行えるため、自身の作業環境や業務内容などに合うものを選ぶとよいでしょう。

ここでは、WindowsとMacのそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

Windowsのメリット、デメリット

Windowsのパソコンは、複数のメーカーからさまざまな仕様・デザインの製品が販売されています。そのため、製品ごとにスペックや価格、デザインが大きく異なる点が特徴です。また、カスタマイズ性にも優れているため、スペックが足りないパーツをアップグレードしたり、増設したりすることもできます。

しかし、コンパクトな作りのMacに比べて設置スペースが必要になる場合や、ノートパソコンの場合は本体に重みを感じることがあります。また、Windowsのパソコンはサイバー攻撃の標的にもなりやすいため、セキュリティ対策も徹底して行うことが重要です。

Macのメリット、デメリット

MacはWindowsよりも世界的に利用ユーザーが少ないため、ウイルス感染などのサイバー攻撃の被害に遭う確率が低めである点で、安心して利用できるでしょう。また、iPhoneやiPadなどそのほかのApple製品を利用している場合は、Macのパソコンと連携し、データのやりとりがしやすい点も特長です。

しかし、ビジネスシーンで使用する機会の多いMicrosoft ExcelなどのOffice製品との互換性に優れていない点や、Mac非対応のソフトが多い点、Windowsと同等のスペックの場合Macのほうが高額になる点など、課題もあるため注意が必要です。

CPU

Cubaseでは複数のエフェクトやプラグインを高速で処理する機会も多いため、高性能なCPUを意識して選ぶとよいでしょう。CPUの性能が高いほど、音の遅延(レイテンシー)の防止も期待できます。

一般的な音楽制作を目的としている場合は、Intel® Core™ i7、AMD Ryzen™ 7シリーズのCPUを選ぶと、ひと通りの作業は快適に行えるでしょう。大量のプラグインを使用したり、多くのトラック数を必要としたりする場合は、さらに上位モデルのIntel® Core™ i9、AMD Ryzen™ 9シリーズがおすすめです。

グラフィックボード

Cubaseの作業において、主に映像処理に特化したグラフィックボードの搭載は必須ではありません。

音楽制作以外に、PV制作など映像編集も行う際は、搭載することによってさまざまな映像処理をスムーズに行えたり、プレビュー時の映像を滑らかに表示できたりする可能性があります。そのため、予算に余裕がある場合はグラフィックボード搭載のパソコンを選ぶとよいでしょう。グラフィックボード搭載パソコンを選ぶ際は、NVIDIA® GeForce GTX 1660以上のモデルがおすすめです。

ストレージ

Cubaseでは、ソフトのコアインストール以外に75GBの空き容量を動作環境にて提示していますが、楽曲データの保存などを考慮した場合、75GBでは容量不足になる可能性が高いため、500GBや1TBなど大容量のストレージを搭載しておくと、長い楽曲データや容量の大きなデータ、そのほかの作業で使用する楽曲以外のソフトや作業データも満遍なく保存できるでしょう。

ストレージにはHDDとSSDがあり、それぞれ耐久性や価格に違いがあります。それぞれの相違点については「SSDとは?HDDとの違いや特徴、おすすめの使い方を解説」の記事でご紹介しているため、ぜひご覧ください。

デュアルストレージもおすすめ

デュアルストレージとは、デスクトップパソコンに2つのストレージを搭載することを指します。一般的には、SSDとHDDの2種類を組み合わせて使用することが多いです。

Cubaseの起動や楽曲データの読み込みなどは読み書き速度の速いSSDで行い、楽曲データの保存は大容量のHDDで行うといった使い分けをすることで、快適にデータの読み込みや保存が行えます。

メモリ

メモリの容量が大きいほど、複数の処理を同時に行えるため、さまざまな処理を楽曲データに加える音楽制作において、メモリのスペックは重要といえます。

メモリの容量は、先述した動作環境では8GBと記載されていましたが、一般的な音楽制作においては16GB以上のメモリ容量を確保しておくとよいでしょう。また、複数のソフトを立ち上げての作業や、動画やビデオ通話をしながらの作業などを行う場合は16GBのメモリ使用時にも動作が重く感じる場合があるため、32GB以上のメモリを搭載するのもおすすめです。

ディスプレイサイズ

ディスプレイのサイズが大きいほど、画面上に多くのウインドウやツールを並べることができます。Cubaseでは、多くのプラグインや機能を画面上に表示させることが多いため、大きなディスプレイを用いることで作業がしやすくなるでしょう。

ノートパソコンを使用する際は、ディスプレイサイズが大きすぎると持ち運びに不便な場合がありますが、小さすぎる場合も作業がしづらくなるため慎重に選びましょう。基本的には、14~16インチのディスプレイサイズであれば快適に作業が行えます。

使用しているディスプレイのサイズの確認方法は「PCのディスプレイのサイズを確認する方法は?おすすめ製品も解説」にてご紹介しているので、あわせてご覧ください。

ディスプレイ解像度

音楽制作と合わせてPVを制作するなど動画編集も行う場合は、高解像度の映像を鮮明に表示できるよう解像度の高いディスプレイが必要になります。

基本的には、フルHD(1920×1080)以上の解像度を持つディスプレイを選ぶことで一般的な作業は快適に行えますが、動画編集時に4K映像などを扱う機会がある方は、さらに4K対応のディスプレイを選びましょう。

Cubaseの利用におすすめのノートパソコン

Cubaseの利用におすすめのノートパソコンは、次のとおりです。

THIRDWAVE DX-R7-B 法人モデル

THIRDWAVE DX-R7-B 法人モデルは、低消費電力が強みの製品です。電源を気にせずに作業しやすいため持ち運びにも適しており、外出先や移動中に音楽制作をする方におすすめです。ポートの多さや使いやすさを考慮したキーボード設計により、基本的な事務作業も快適に行えます。

raytrek A4-M

raytrek A4-Mは、画面サイズ14インチと持ち運びにも適したコンパクトな作りが特長で、音楽制作に必要なスペックを十分に満たしています。パソコン本体を含む最大3画面のマルチディスプレイも可能なため、ディスプレイを用いて作業画面を広く使用したい方にもおすすめです。

raytrek R5-RL5R

raytrek R5-RL5RはIntel13世代core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。快適に音楽制作を行いたい方や、音楽制作以外にも事務作業や動画編集などさまざまな作業を行う方におすすめです。

raytrek R5-RL6R

raytrek R5-RL6Rと先述したraytrek R5-RL5Rとの大きな違いはグラフィックスで、raytrek R5-RL6RではNVIDIA® GeForce RTX™ 4060を搭載しています。音楽制作と合わせて動画編集を行う機会が多い方や、4K映像を扱う機会がある方はこちらの製品がおすすめです。

Cubaseの利用におすすめのデスクトップパソコン

Slim Magnate GE-B 法人モデル

Slim Magnate GE-B 法人モデルは、Core i7を搭載したデスクトップパソコンです。スリムタワーの筐体が特徴で、スペースを取らずに本体を設置できます。高いスペックを求めつつも、作業スペースをコンパクトに収めたいという方におすすめです。

raytrek MCXE

raytrek MCXEは、Core i7を搭載したデスクトップパソコンで、ミニタワーの筐体が特徴です。先述したraytrek SDXEよりもカスタマイズがしやすいため、パーツを自由に組み合わせたい方はこちらの製品がおすすめです。

raytrek 4CXE

raytrek 4CXEは、Core i7を搭載したデスクトップパソコンです。1TBのストレージが特長で、パソコンの起動や、Cubaseをはじめとしたさまざまなソフトの立ち上げやデータの読み込みがスムーズに行えるでしょう。

raytrek 4CD35-6

raytrek 4CD35-6は、Core i7を搭載したデスクトップパソコンです。NVIDIA® GeForce RTX 3050を搭載しているため、CPU性能だけでなくグラフィックス性能の高さも特長です。音楽制作以外にも軽い動画編集などを行う方は、こちらの製品がおすすめです。

raytrek 4CHE

raytrek 4CHEは、 Core i9を搭載したハイスペックなデスクトップパソコンです。音楽制作を行う中で、使用する機能やプラグインが増えてきた際もパソコンの動作が遅延することなく快適に作業を進められるでしょう。

raytrek 4CZE

raytrek 4CZEは、先述したraytrek 4CHEよりもメモリの容量が多い点が特長で、音楽制作と並行しての動画視聴やビデオ通話、複数ウインドウを立ち上げての作業などが快適に行えます。音楽制作をしながら複数の作業を行いたい方はこちらの製品がおすすめです。

まとめ

この記事では、Cubaseの使用に必要なパソコンのスペックや推奨スペック、おすすめ製品などをご紹介しました。公式サイトに掲載されている動作環境はあくまでソフトの起動に必要なスペックのため、快適な作業環境を実現するためには、さらに高性能のパーツを搭載する必要があります。記事内でご紹介したスペック情報やおすすめ製品をぜひご参考ください。

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