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AMDとは?パソコンを選ぶ際に知りたい性能や特徴について紹介!
パソコンを選ぶ際は、コンピューターの頭脳といわれるCPUの性能が重要だとされています。一方でCPUの種類を見てみるとCore i、Pentium、Celeron、Atom、Ryzenなど複数のブランドが存在し、「結局どれを選べば良いのかがわからない」と悩んでしまうかもしれません。
CPUの理解を深めるために、本記事ではCPUのメーカーの一つである「AMD」について詳しく解説します。
AMDとは?
AMDはAdvanced Micro Devices , Inc.(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の略で、1969年にジェリー・サンダースによって設立された市場シェア世界第2位の半導体素子メーカーです。なおAMDは「エーエムディー」と読みます。AMDの本社は市場シェア世界第1位Intelと同じくアメリカのカリフォルニア州のシリコンバレーにあり、AMDとIntelはCPUの領域においてライバルといえる関係です。
AMDとIntelは古くから関わりがあり、1975年にIntelとAMDはセカンドソース契約を締結しています。セカンドソース契約とは、AMDがIntelで開発したCPUの仕様と全く同じ仕様のCPUが作れるという契約です。
その後、1985年にIntelがセカンドソースを認めない方針を打ち出したことに伴い、AMDは独自の仕様でCPUの開発ができるようになりました。そのため今ではIntelとAMDが2大CPUメーカーとなっています。
AMDのCPUの特徴
AMDのCPUは、Intelと比べて安価な傾向がありコストパフォーマンスに優れます。そのため、費用を抑えたい場合はAMDのCPUが搭載されたパソコンがおすすめです。
なお、CPUに関するは「CPUとは?パソコン選びにおけるCPUについて分かりやすく解説!」の記事をご覧ください。
AMDのCPUの種類・性能
AMDのCPUには様々な種類が現在存在します。AMDが取り扱っている製品は主に下記の5種類です。AMDのCPUは「AMDプロセッサー」と表されることもあります。
各製品の性能を測る指標の一つとしてコア数、スレッド数の多さや、クロック数の高さが存在しますので、各スペックを踏まえて選びましょう。なお、CPUのコア数、クロック数、スレッド数に関してより詳しく知りたい方は「CPUの「コア数」「クロック数」「スレッド数」とは?違いをわかりやすく解説!」の記事をご覧ください。
Ryzen Threadripper
Ryzen Threadripperとは、2022年4月時点でAMDが取り扱っているハイエンドモデルのCPUです。「ライゼン・スレッドリッパー」と呼ばれています。
Ryzenは、同じ性能面で同等レベルのIntelの「Core i」と比較されることが多いです。なお、「Core i」と「Ryzen」の違いについてより深く知りたい方は「「Core i」と「Ryzen」の違いを徹底比較!各CPUが適している作業・業務は何か?」の記事をご覧ください。
現在、販売されているRyzen Threadripperブランドのうち「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」のスペックは、コア数64、スレッド数128、最大クロック数4.5GHzです。第3世代Threadripper最上位の製品であり、3Dゲームは問題なく動作しますし、CPUに大きな負荷のかかるCGレンダリングを用いた映像制作も可能です。そのため、ゲーマーはもちろんクリエイター向けのCPUです。
なお、Ryzen Threadripperに関する詳しい情報は「AMD Ryzen Threadripperとは?最も優れたCPUの性能や特徴を紹介!」の記事をご覧ください。
Ryzen 9
Ryzen 9は先ほど紹介したRyzen Threadripperよりも性能面で一つ下に位置するモデルです。Intelの「Core i9」とよく比較されます。
Ryzen 9ブランドのうち「Ryzen 9 7950X」のスペックは、コア数16、スレッド数32、最大クロック数5.7GHzです。CPUの中でもかなりスペックの高い部類の製品であり、これらのスペックであれば、3Dグラフィックスを対応する3Dゲームや動画編集がストレスなく行えます。
Athlon
AthlonはAMDが提供する廉価版のCPUで、読み方は「アスロン」です。比較的古い製品ブランドであり、1999年に登場しました。当時はIntelの互換CPUという位置づけで、IntelのPentiumシリーズの代替製品とされていました。現在でもIntelの「Pentium」や「Celeron」相当の性能を持っています。
Athlonブランドのうち「Athlon 240GE」のスペックは、コア数2、スレッド数4、最大クロック数3.5GHzです。このレベルのスペックであれば、Microsoft Officeを用いたドキュメント作成やブラウザを使ったインターネットであれば問題なく動きます。一方、3Dゲームや動画編集などの高負荷な処理は少々厳しいかもしれません。