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RTX 4090とは?スペックや性能、ベンチマークまで徹底解説

この記事では、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボード「GeForce RTX 4090」のスペックや特徴、ベンチマークについて解説します。

RTX 4090のおすすめの用途や口コミ・評判・RTX 4090をカスタマイズできるおすすめのパソコンも合わせて紹介するので、自社でグラフィックボードの導入を検討している方や、RTX 4090の使い道について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読めば、RTX 4090の導入イメージが明確になります。

目次

RTX 4090の基本スペック

GeForce RTX 4090
アーキテクチャ Ada Lovelace
GPU AD102
プロセス 4 nm
トランジスタ数 763億
ダイサイズ 608 mm²
CUDAコア 16,384基
ベースクロック 2235MHz
ブーストクロック 2520MHz
メモリ規格 GDDR6X
メモリ容量 24GB
メモリバス 384 bit
バンド幅 1,008 GB/s
発売日 2022/10

RTX 4090は、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボードです。RTX 4090のメモリ容量は、24GBの1種類で、2022年10月に発売されました。

RTX 4090は、高速な処理速度を誇るRTX40シリーズのなかでも、屈指の処理性能とレイトレーシング性能を兼ね備えた最上位モデルのグラフィックボードです。前モデルのRTX 3090から大幅に性能が向上しており、3D レンダリングや4K環境でのビデオ編集、グラフィックスデザインなどにおいて驚異的なパフォーマンスを発揮します。

そのため、業務で高画質なグラフィックを扱う企業や、3Dを用いた研究を行う大学研究所などに採用されています。

RTX 4090のスペック比較

GeForce RTX 4090 GeForce RTX 3090 GeForce RTX 4080
アーキテクチャ Ada Lovelace NVIDIA Ampere アーキテクチャ Ada Lovelace
GPU AD102 GA102 AD103
プロセス 4 nm 8 nm 4 nm
トランジスタ数 763億 283億 459億
ダイサイズ 608 mm² 628 mm² 379 mm²
CUDAコア 16,384基 10,496基 9,728基
ベースクロック 2235MHz 1395MHz 2205MHz
ブーストクロック 2520MHz 1695MHz 2505MHz
メモリ規格 GDDR6X GDDR6X GDDR6X
メモリ容量 24GB 24GB 16GB
メモリバス 384 bit 384 bit 256 bit
バンド幅 1,008 GB/s 936 GB/s 716 GB/s
発売日 2022/10 2020/9 2022/11

RTX 4090のスペックを、前モデルのRTX 3090と同じRTX 40シリーズのRTX 4080と比較してみていきましょう。

前モデルのRTX 3090のプロセスは8nmであるのに対し、RTX 4090のプロセスは4nmと微細化に成功しています。プロセスの微細化が要因で、トランジスタ数はおよそ270%、CUDAコアは156%、ベースクロックは160%も上昇しています。

メモリ容量は同じ24GBであるため、RTX 3090と同等の容量で、より複数の処理を高速に行いたい方にRTX 4090はおすすめです。

RTX 4080は、RTX 4090よりも後に発売されたグラフィックボードです。プロセスは同じ4nmですが、全体的な数値はRTX 4090の方が上回っています。容量も16GBとRTX 4090より少ないため、RTX 4080は、RTX 4090のダウングレードモデルといえるでしょう。

アーキテクチャには、RTX 4090と同じ前世代のAmpereからレイトレーシング処理やディープラーニングの処理性能が向上したAda Lovelaceを採用しているため、Ada Lovelaceアーキテクチャが採用されたグラフィックボードをコストを抑えて導入したい方におすすめです。

RTX 4080の詳細は「RTX 4080とは?スペックや性能、ベンチマークまで徹底解説」の記事でさらに詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

RTX 4090の特徴

RTX 4090の特徴を3つ解説します。

製品の特徴を把握しておけば、ほかの製品と比較しやすく、自社に合ったグラフィックボードを選定できます。性能面だけでなく、コスト面や機能面といった、多角的に導入を検討するための特徴も解説するので、漏れなく把握しておきましょう。

RTX40シリーズ屈指の映像処理能力を誇る

RTX 4090は、RTXシリーズのなかで屈指の映像処理性能を誇るグラフィックボードです。プロセスが前モデルのRTX 3090から微細化に成功したことで、CUDAコアが大幅に上昇しています。そのため、3Dや動画の素材を使った複雑な処理を行う業務でも、快適に行えます。

また、ベースクロックやブーストクロックの数値も非常に高く、高速でデータの転送・処理速度の加速を行えるため、容量の大きいアプリケーションでも、速度を落とさずに処理できるでしょう。

RTX 4090は、フルHDはもちろん、4K環境での使用にも対応しているため、映像を扱う幅広い用途に応用が利くグラフィックボードです。

第3世代RTコア搭載で高いレイトレーシング性能を発揮

RTX 4090は、第3世代RTコアを搭載しているため、高いレイトレーシング性能に期待できます。

RTコアは、レイトレーシング向け演算回路のことで、第3世代のRTコアは、前世代よりも2.8倍のレイトレーシング性能を発揮します。

第3世代RTコアは、Ada Lovelaceアーキテクチャから採用されたコアであるため、前世代のAmpereアーキテクチャを採用していたRTX 3090との性能の差は、アーキテクチャの違いが要因のひとつとして考えられます。

そのため、RTX 4090は、光や影の演出を使って没入感のある高解像度な映像を作りたいクリエイターにおすすめです。

※RTコアについて詳しくは「RTコアとは? 実現できることや特徴、性能を解説!」をご覧ください。

消費電力が高くランニングコストがかかる

RTX 4090の消費電力は450Wと、グラフィックボードとしては高めです。スペック比較で取り上げたRTX 3090は350W、RTX 4080は320Wであるため、その高さがわかるでしょう。

とはいえ、RTX 4090のグラフィック性能やメモリ性能は、ほかの2製品よりも群を抜いて高性能であるため、消費電力の高さは必然といえます。消費電力だけを見ると劣って見えますが、性能の高さも加味すると、決してコストパフォーマンスが悪い製品ではありません。

そのため、グラフィックボードを選定する際は、コスト面だけでなく、コストに見合う性能が備わっているか注目してみましょう。

ランニングコストを抑えられるグラフィックボードを求めている方は、RTX 3080やRTX 4080などの下位モデルまで選択肢を広げて検討をおすすめします。

RTX 4090のベンチマーク

製品の定量的測定結果を表すベンチマークスコアを、3DMark・レイトレーシング・消費電力の3つの観点から紹介します。

グラフィックボードを選定する際の重要な判断材料となるので、把握しておきましょう。

3DMark

RTX 4090_3D.png

まずは、3DMarkのベンチマークスコアです。3DMarkのスコアが高いほど、3D グラフィックスを扱うシステムの能力が高いです。

RTX 4090のスコアは36016と、上記5製品のなかで最も高い数値でした。

RTX 4090と同じRTX 40シリーズのRTX 4080と比較すると、RTX 4080は28099と、RTX 4090の方が28%高い数値で、RTX 4070 Tiの22715と比較しても、RTX 4090が大きく上回っています。

以上の結果から、RTX 4090はRTX 40シリーズに限らず、グラフィックボードのなかでもトップクラスの3D処理性能を誇る製品だといえるでしょう。

RTX 4090のスコアの高さは、前述したCUDAコア数の多さが要因として考えられます。

グラフィックボードの3D処理性能を知りたい方は、製品のCUDAコア数に注目すると良いでしょう。

レイトレーシング

RTX A4090_3DMark PortRoyal.png

レイトレーシングの性能をスコア化した数字も見ていきましょう。

レイトレーシングは、光や影を表現・追跡する機能のことで、高解像度の映像を扱う方が重視すべき指標です。

 RTX 4090のスコアは26079と、3DMarkと同様に、5つの製品のなかで最も高い数値でした。RTX 40シリーズのほかのグラフィックボードと比較しても、RTX 4080よりも45%、RTX 4070 Tiよりも86%高い数値です。

4Kなどの高負荷環境でのゲーミングを想定したAMD Radeon RX 7900 XTよりも大きく上回っていることから、RTX 4090のレイトレーシング性能の高さがうかがえます。

そのため、RTX 4090は、2D・3D問わず、高解像の映像を扱う方におすすめのグラフィックボードです。

消費電力

RTX 4090_ワットパフォーマンス.png

RTX 4090の消費電力(TDP)は、450Wと5つの製品のなかで最も高い数値でした。

RTX 40シリーズのほかの製品と比較すると、RTX 4080よりも40%、RTX 4070 Tiよりも57%高い数値です。

グラフィック処理性能が高い分、消費電力も高めであるため、ランニングコストを抑えてグラフィックボードを運用していきたい方にとっては、RTX 4090は向いていないでしょう。

RTX 4090は、3DMarkスコアが高い数値であることも要因として考えられますが、ワット数別の3DMarkスコアにおいても、ほかの製品より劣る数値でした。

グラフィックボードによって消費電力は大きく異なるため、特に会社規模でグラフィックボードの導入を検討している方は、グラフィック性能だけでなく、消費電力にも注目しましょう。

RTX 4090を使用している方の口コミ・評価

実際にRTX 4090を使用している方の口コミ・評価を紹介します。

製品選定の参考にしてみてください。

値段はしますが大満足です。非常に高級感がありよく冷えますね。
性能にCPUが追い付いてないのでさらにお金かかりそうですが。
不満点は付属の電源コネクタなんですがあまり曲げられないのでケースを
選びます(ATX3.0電源付属のケーブルも同様)接続すると再度パネル
が閉まらなかったのでL字タイプ追加で購入しました。

ドスパラ通販サイトより引用

運よく、発売初日に購入できました。3000番とは違って、大分太くて長いです。ケースに入らない可能性もあるので、要注意です。
TDP450wとはいうものの、普通のゲームでは3090TIより諸費電力が少ないです。
また、温度も低く、音も静かです。何をしてもファンが30%以上に回るの見たことがないです。
お値段が非常に高いのがネックですが、性能だけはもう最高です。自分が購入したのはNON OCモデルですが、TIMESPYのグラフィック点数が36000TIMESPY Eが19300ぐらいでした。大満足してます。とにかく、4Kで最高設定でRTもONして、楽しくゲームができます。
たまに、サイバパンク2077などは、RTオンするとDLSSオンにしないと60プレームが出ないゲームもありますが、本格的の4K高フレームゲームためのものといえるでしょう。高いグラボなので、長く楽しく使っていきたいと思います。
金銭的に余裕があるなら、絶対に買うべきです。

ドスパラ通販サイトより引用

Stable Diffusionを快適に使いたいという事が切っ掛けになり、4080と悩みましたが、こちらを購入することになりました。
3060Tiからのグレードアップとなりましたが、期待どおりの性能をみせてくれ、満足です。

ドスパラ通販サイトより引用

以上の口コミ・評価から、RTX 4090は、サイズが大きくケースは選ぶものの、パフォーマンスは申し分なく、ゲームだけではなく、生成AIなどでも活躍するGPUだということがわかりました。

RTX 4090はどのような用途におすすめ?

RTX 4090のCUDAコアは16,384基と非常に多く、3D映像や動画再生などの複雑な処理において高い性能を発揮します。

加えて、RTX 4090のメモリ容量は24GBと、RTX 40シリーズのなかで最大の容量であるため、グラフィックで使用する、メモリの消費が大きいアプリケーションでも問題なく利用できます。

また、AIを用いたNVIDIAの新技術である「DLSS 3」にも対応しており、AIを使用して低解像度の画像からより高解像度の画像を出力するなど、GPUの性能を飛躍させられるため、よりプロフェッショナルな仕事が可能です。

そのため、RTX 4090は、AIの技術を活用して高品質な作品を作りたい方や、クリエイティブな作業の生産性を向上させたい企業や大学研究所、クリエイターにおすすめです。

GPU搭載PCを仕事で使うことについて

PCにはCPUが搭載されており、CPUのグラフィック機能で画面が表示されています。

CPUは3D描画性能が高くありませんが、Office関連のソフトの使用がメインになる場合やゲームをしない場合は問題ありません。

グラフィックボードは外部グラフィック機能と呼ばれることもあり、主な用途としては3D描画性能を求めるゲームを快適にするための存在ですが、ここ10年程で3D描画を可能とするグラフィックボードの性能をほかの用途で活用しようとする動きが活発となっています。

主にクリエイティブ用途で活躍

特にクリエイティブ系のアプリではグラフィックボードの活用が進んでいます。代表例としてはフォトレタッチや動画編集、CGレンダリングソフトなどが挙げられます。

具体例を出すとAdobeのPhotoshopやPremiere Proでは一部のフィルタ処理を行う際にグラフィックボードによって高速化することができます。

グラフィックボードを搭載したPCを仕事で使用するメリットとして、挙げられるのはメモリです。

CPUのグラフィック機能での作業は動作が重くなる原因に

CPUのグラフィック機能はメインメモリの一部を使用するため、メインメモリの容量が減ります。したがって、複数のアプリを立ち上げて作業すると動作が重たくなる原因になるおそれがあります。

PCの仕組み上、メインメモリの速度が性能に影響されてしまうため、メインメモリが高速ではないPCの場合は、処理に多くのメモリが持っていかれてしまい、CPUの内臓グラフィック機能の性能が落ちることになります。

その点、グラフィックボードが搭載されているPCの場合は、グラフィックボードに搭載されているGPUメモリ内で済む処理であればCPUのメインメモリが使われることはないため複数アプリ立ち上げて業務を行っても動作が重くなるといった心配はありません。

ビジネスシーンなどで活躍するグラフィックボード搭載PC

結論として、Office関連のソフトをメインにPCを利用する場合はグラフィックボードの必要性は低いですが、クリエイティブ系のソフトを使用する際は処理速度を挙げられる場合があるなど活用の幅を広げられます。

以下のリンクから、ドスパラプラスの取り扱う製品を企業様・学校法人様が導入した事例をご確認いただけます。

高性能パソコンやサーバー、特別仕様のパソコンの導入をお考えの法人様はご参考になさってください。

ドスパラでRTX 4090がご購入いただけます

以下リンクからRTX 4090がご購入いただけます。合わせてご覧ください。

ドスパラでは、この他にもまだまだRTX 4090が販売されています。もっとRTX 4090がみたい方はこちらからご確認ください。

RTX 4090をカスタマイズ可能なおすすめパソコン

RTX 4090を搭載しているパソコンやカスタマイズ可能なパソコンを紹介します。

すでにRTX 4090を搭載しているパソコンの導入を考えている方や、どのパソコンを選んだら良いかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

raytrek 4CX49-K

「raytrek 4CX49-K インテル(R) Core(TM) プロセッサー 14700KF搭載」は、RTX 4090に加えて、OSにWindows 11 Pro、CPUにIntel Core i7-14700KFを搭載した最新のハイスペッククリエイターPCです。

高性能PCの性能を最大限引き出すために冷却装置は水冷式を採用。冷却液を循環させ効率的に冷却するため、動画編集やCG制作などの思い作業を行う場面でもパフォーマンスを落としにくい構造となっています。

raytrek 4CZ49 360mm水冷

CPUにIntel Core i9-14900KFを搭載した、さらにハイスペックなモデルです。

GOOD DESIGN AWORD 2023年に輝いたシルバーベースのケースは、機能面も優れており、ユーザーライクなインターフェース、メンテナンス性を考慮し、取り外し可能なフィルターが設置されているなど、パフォーマンス以外の面でもストレスを感じにくい設計になっています。

raytrek 4CZZ

「raytrek 4CZZ インテル(R) Core(TM) プロセッサー 14900KF搭載」は、静音ファンを標準構成としたハイスペックデスクです。

堅牢で優れた冷却設計、Intel© Thunderbolt™ 4搭載など最新規格のプレミアムな機能が詰まっており、高品質のコンポーネントによる設計が高い安定性を実現します

まとめ

この記事では、NVIDIA社が発売しているグラフィックボード「RTX 4090」のスペックや特徴、ベンチマークについて解説しました。

RTX 4090は、RTX 40シリーズのなかでも特にグラフィック性能や処理性能が優れている最上位のモデルです。3Dレンダリングや4K映像の編集、グラフィックデザインなど、グラフィック関連の業務であれば、幅広く対応できます。

グラフィックボードの導入を検討している方は、この記事を参考に、ほかの製品と性能面・コスト面を比較しながら、自社に最適な製品を選定しましょう。

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