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Blenderの推奨スペックは?おすすめPC12選を紹介

この記事では、オランダの非営利団体「Blender Foundation」が開発した3DCGソフトウェアBlender(ブレンダー)に適した、PCのスペックや特徴について解説します。

おすすめPCについても紹介するので、PC選びに迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

Blender(ブレンダー)とは

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Blender(ブレンダー)(外部サイト)とは、オランダの非営利団体「Blender Foundation」が開発した、3DCGの統合型オープンソフトウェアです。

「統合型」と呼ばれる理由は、アニメーション、3Dモデリング、ビデオ編集、特殊効果、レンダリング、モデリングなどさまざまなシミュレーションを搭載したソフトウェアだからです。

開発や運営は寄付金で成り立っており、世界中の人たちの貢献によりサービスが提供されています。

アニメーションの作成といった通常複数のソフトを用いて行う繊細な作業でも、Blenderをダウンロードすれば1つのソフトであらゆる機能を利用できます。

Blenderを使用するメリットやできること

Blenderは、無料で使用できるオープンソースの統合型3DCGソフトウェアです。。

2020年に行われたBlender(外部サイト)の調査では、公式サイトBlender.orgから約1,400万回以上ダウンロードされた実績があり、企業での導入数が年々増えています。

また、デフォルト設定では英語ですが、複数言語に対応しているため、日本語などユーザーが使い慣れている言語を使用できます。さらに制作したモデルやアニメーションを商用利用できたり、アプリを開くと3DCG制作の作業をすぐに始められたりと、メリットがたくさんあります。

参照:Blenderシステム要件(外部サイト)

Blenderの推奨スペック(システム要件)

Blenderを利用するPCの推奨スペックについて、Blenderの公式サイトを参考にそれぞれ詳しく紹介するので参考にしてください。

CPUは最小64ビット・クアッドコア(4コア)以上、推奨8コア

Blender公式のハードウェア要件には、CPUは最小64ビット・クアッドコア(4コア)以上、推奨8コアと記述されています。

最小スペックは、最低限動作するための必要条件なので、消費電力や温度上昇率が高くなり処理速度が低下する恐れがあります。

快適な環境で効率よく作業したい方は、公式が推奨する8コアのCPUを搭載したPCを選びましょう。

参照:Blenderシステム要件(外部サイト)

メモリは最小8GB以上、推奨32GB

Blender公式のハードウェア要件には、メモリは最小8GB以上、推奨32GBと記述されています。

容量が大きいほど、同時に行える作業領域が増えたり、データ処理の負担を軽減できたりするので、余裕を持ったメモリを備えたPCを選びましょう。

製品によっては、メモリを拡張できるPCもあるので、容量が不足した際に拡張する方法もおすすめです。

参照:Blenderシステム要件(外部サイト)

ストレージはHDDとSSD搭載

Blender公式にストレージ要件は記述されていませんが、HDDとSSDが搭載されたPCを選びましょう。

SSDのみでも保存時の速さを実感できますが、HDDとSSDを併用すれば、データ処理速度やブラウジング速度が向上し、ストレージ容量に余裕があるため安全に保存できます。

特にBlenderを活用するクリエイティブ作業では、データ処理を重ねるほどサイズが大きくなるため、作業に支障が出てくる場合があります。

なおSSDより処理速度の速いM.2 SSDを利用すれば、大量のデータでもスピーディーに処理できます。

費用に余裕がある方、カスタマイズに興味がある方は検討してください

グラフィックボードのメモリ容量は8GB以上・RTX3050以上がおすすめ

ディスプレイに画像や映像を流す役割を担うグラフィックボードは、Blenderを使用する際に妥協しないことがポイントです。特にアニメーションの映像編集やVFX(Visual Effects)制作では、メモリを多く消費するため、高性能なグラフィックボードが搭載されたPCを選びましょう。

Blenderはグラフィック性能が求められるため、GPUメモリが8GB以上のNVIDIA® GeForce RTX™ 3050以上のグラフィックボードを選ぶとよいでしょう。

なおBlenderの機能を最大限に活用したい方は、NVIDIA® GeForce RTX™ 4060NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Ti、4K動画の映像編集や容量が大きな映像ファイルのエクスポートをしたい方は、NVIDIA® GeForce RTX™ 4070がおすすめです。

Blenderに最適なPCを選ぶ3つのポイント

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Blender用の最適なPCを選ぶ際、確認するべき重要なポイントがあります。以下では、失敗しないPCの選び方を紹介します。

Blender推奨スペックのPCを選択する

Blender用のPCを選ぶ際の判断基準には、PCの種類と購入方法があります。それぞれ選ぶ際のポイントを詳しくお伝えします。

PCの種類

PCの種類には大きく分けて、ノートPCとデスクトップPCがあります。

ノートPCは、持ち運びに便利でGPU搭載の機種はあるものの、省スペースに高性能なパーツを利用するため、同じ性能でも高くなる傾向があります。

また、Blenderのアドオンの追加やメモリの増設をしたくても、増設不可の機種が多いため、持ち運びの必要やスペースの問題がある場合以外は、デスクトップPCを選びましょう。

デスクトップPCを購入する方法

デスクトップPCを手に入れる方法は、主に、自作PC、メーカーで購入、BTOショップで購入の3つの方法があります。

自作PCは自分で一からPCを組み立てるため、PCの知識はもちろんのこと、各パーツの理解やトラブル発生時の解決方法などを把握しておく必要があります。

さらにCPUやマザーボード、グラフィックボードなど、構成によっては高額なパーツもあるため出費がかさむ傾向にあります。

こだわりがない方は、BTOショップで購入することをおすすめします。

BTOショップは、販売者と製造者が同一のため、仲介にかかる費用がなくコストを抑えて購入できたり、メーカーよりもカスタマイズ性があったりと高性能なパーツを組み合わせることでハイスペックなPCを制作できます。

CPU性能とメモリ量で選ぶ

Blenderを利用する場合、CPU性能とメモリ量でPCを選びましょう。

Blenderは、最小8GB以上のメモリを推奨していますが、16GB以上のメモリを搭載したパソコンが最適です。

CPUに関しては、8コアを推奨しており、Intel® Core™ i7シリーズやIntel® Core™ i9シリーズを選ぶことをおすすめします。

Blenderは3Dモデリングやアニメーション、動画編集などのクリエイティブなツールを使用するため、データの処理速度と容量が重要です。

処理性能の高いCPUと大容量のメモリを搭載したPCを活用すれば、処理の幅が大きくなり、快適でストレスなく作業できます。

Blenderを活用したPCを検討されている方は、CPU性能とメモリ量を把握してから購入しましょう。

「NVIDIA GeForce」と「AMD Radeon」のグラフィックボードがおすすめ

グラフィックボードは、NVIDIA® GeForceシリーズまたは、AMD Radeon™ シリーズが搭載されたPCがおすすめです。

GeForceとRadeonは、高性能なGPUを搭載しているため、レンダリングが高速に実行できたり、非効率な業務を改善できたりします。

一方、GeForceやRadeonが搭載されていないPCの場合、予期せぬ動作をすることもあるため、Blenderの機能を最大限に活用したい方は、GeForceやRadeonのグラフィックボードが搭載されたPCを選びましょう。

Blenderに最適なおすすめPC

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Blenderに最適なPCを選ぶには、推奨スペックとそれを満たすPCの特徴を把握しておく必要があります。

「スペックさえよければ、どのPCでもいい」というものではなく、作業環境や業務内容、ライフスタイルに応じて検討していく必要があります。

以下では、Blenderを利用できるおすすめのデスクトップPCを紹介します。

Blenderを使用した業務ができるおすすめPC8選

Blenderの利用に最適なデスクトップ型のおすすめPCを紹介します。

どれもBlenderの推奨スペックを満たした商品なので、今後業務で利用する際は、ぜひ参考にしてください。

raytrek 4CX47

raytrek 4CX47は、ビジネス向けブランドであるraytrekシリーズから発売されているデスクトップPCです。

Intel® Core™ i7-14700Fを採用したことで、これまでの第13世代よりも高い並列処理性能と高速な処理速度を体感できます。
グラフィックスにもRTX40シリーズであるNVIDIA® GeForce RTX™ 4070を搭載しているので、より高いスペックを求める方におすすめです。

raytrek 4CX47-K

raytrek 4CX47-KはCPUにIntel® Core™ i7-14700KFを搭載した高性能なデスクトップPCです。
グラフィックスにGeForce RTX 4070 12GBを搭載し、メモリやストレージも32GBメモリ、1TB SSDが標準搭載されており、Blenderを快適に使用することができます。

また、カスタマイズでメモリ、ストレージの増設や電源のグレードアップも可能です。

Monarch MT-B 法人モデル

Monarch MT-B 法人モデルは、コストパフォーマンスに優れたグラフィックスであるNVIDIA® GeForce RTX™ 3050を搭載したデスクトップPCです。

16GBメモリ・500GB SSDを標準搭載し、さらにカスタマイズでメモリやストレージの増設も可能です。

Magnate MV-Ti-B 法人モデル

Magnate MV-Ti-B 法人モデルは、グラフィックスにNVIDIAのGeForce RTX™ 4060 Ti 8GB搭載し、CPUにIntel® Core™ i5-14400Fを採用することでコストを抑えたモデルです。

幅160㎜×奥行324㎜×高さ350㎜と省スペースタイプのオリジナルケースを採用しどこにおいてもフィットしやすい快適設計になっています。

raytrek 4CX46i

raytrek 4CX46iは、CPUにインテルの14世代CPUである Core™ i7-14700Fを搭載したデスクトップPCです。グラフィックスにはGeForce RTX™ 4060 Ti 8GB搭載し、快適なクリエイティブワークが可能です。

raytrek 4CZ47

raytrek 4CZ47は、14世代インテル Core™プロセッサーの中で最も高性能なCPUであるCore™ i9-14900KFを搭載しています。グラフィックスにはGeForce RTX™ 4070 12GBを搭載し、raytrekシリーズの中でもハイエンドなデスクトップの一つです。

raytrek 4CX47S

raytrek 4CZ47Sは、グラフィックスにNVIDIAのGeForce RTX™ 40 SUPER シリーズである、GeForce RTX™ 4070 SUPER 12GBを搭載したモデルです。優れた拡張性を持つ4Cケースを採用し、ストレージやドライブの追加が可能です。

raytrek 4CZ49

raytrek 4CZ49は、ビジネス向けPCraytrekシリーズの中でも高性能なハイエンドデスクトップPCです。

CPUにはインテル® Core™ i9-14900KF、グラフィックスにはNVIDIAのGeForce RTX™ 4090 24GBを搭載し4K動画の映像編集やVFX、アニメーション制作などを快適に行うことができます。

Blenderに適したデスクトップPC比較表

製品名 raytrek 4CX47 raytrek 4CX47-K Monarch MT-B 法人モデル Magnate MV-Ti-B 法人モデル raytrek 4CX46i raytrek 4CZ47 raytrek 4CX47S raytrek 4CZ49
OS Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro
CPU Intel® Core™ i7-14700F Intel® Core™ i7-14700KF Intel® Core™ i5-14400F Intel® Core™ i5-14400F Intel® Core™ i7-14700F Intel® Core™ i7-14900KF Intel® Core™ i7-14700F Intel® Core™ i9-14900KF
グラフィックス NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB NVIDIA® GeForce RTX™  3050 8GB NVIDIA® GeForce RTX™  4060 Ti 8GB NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Ti 8GB NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER 12GB NVIDIA® GeForce RTX™ 4090 24GB
メモリ 16GB 32GB 16GB 16GB 16GB 32GB 16GB 32GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD 500GB Gen4 SSD 500GB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD

Blenderを使用した業務ができるおすすめノートPC4選

Blender用に最適なノート型のおすすめPCを紹介します。どの製品も推奨スペックを満たしたPCなので、ぜひ参考にしてください。

raytrek R5-RL5

raytrek R5-RL5は、デスクトップPCに負けないスペックを搭載し、かつコストパフォーマンスに優れたノートPCです。
画面の解像度が高く、コンテンツ制作に適したWQHD(2560×1440)ディスプレイを採用しており、動画編集や3DCGなどのクリエイティブワークに最適です。

また、クリエイティビティをサポートするハードウェアスペックになっており、HDMI2.1コネクタやminiDisplayポートを搭載し、ノートPC本体を含む最大3画面のマルチディスプレイが可能です

raytrek R6-MT

raytrek R6-MTは、高解像度のコンテンツ作成に最適なWQXGAディスプレイを採用した、クリエイター向けノートPCです。
専用のAI処理ユニット「NPU」を搭載しAI活用を効率化させる、新世代 のCPU「インテル®Core™Ultra プロセッサ」を採用し画像やビデオ編集、AI画像生成、スムーズなコミュニケーションを支えるノイズ除去等を効率的に実行することが可能です。

また、グラフィックスにGeForce RTX™ 4060 8GB Laptop GPUを搭載し、3DCGや映像編集などのクリエイティブワークを快適に行うことができます。

raytrek R5-RL6R

raytrek R5-RL6RはIntel13世代Core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。さらに、クラフィックボードにはGeForce RTX 4060 8GB LaptopGPUを搭載し、クリエイティブな作業でも快適に行うことができます。

また、ストレージには1TB Gen4 SSDを標準搭載し、別ソケットへのSSD追加やメモリ容量を最大64GBまでカスタマイズできるなど、拡張性の高さも魅力です。

raytrek R5-RL5R

raytrek R5-RL5RはIntel13世代Core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。さらに、クラフィックボードにはコストパフォーマンスに優れたGeForce RTX 3050 6GB LaptopGPUを搭載し、クリエイティブな作業に必要なスペックと価格のバランスを両立したモデルです。

Blenderに適したノートPC比較表

製品名 raytrek R5-RL5 raytrek R6-MT raytrek R5-RL6R raytrek R5-RL5R
OS Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro Windows 11 Pro
CPU Intel® Core™ i7-13700H Intel® Core™ Ultra 7 155H Intel® Core™ i7-13620H Intel® Core™ i7-13620H
グラフィックス NVIDIA® GeForce RTX™ 4050 6GB LaptopGPU NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB LaptopGPU NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB LaptopGPU NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 6GB LaptopGPU
メモリ 16GB 16GB 16GB 16GB
ストレージ 1TB Gen4 SSD/追加ストレージ 無し 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD 1TB Gen4 SSD

Blenderのスペックに関するFAQ

以下では、BlenderのPCスペックに関する疑問に回答しているので、参考にしてください。

Blenderに最適なのはWindowsとMacのどちら?

WindowsはNVIDIAのGPUを搭載できるPCが多いですが、MacはAMDのGPUしか利用できず、レンダリングに時間がかかるため、Blenderを利用するのに優れているのはWindowsといえます。

Blenderが推奨するスペックに適したPCであれば、基本的な機能はWindowsやMacでも問題なく利用できますが、高速でレンダリングする必要がある場合や、長時間利用することを検討されている方は、Windowsを利用することをおすすめします。

BlenderのレンダリングはCPUとGPUのどちらがよい?

Blenderを利用したレンダリングは、GPUを用いることをおすすめします。

CPUを用いて計算することも可能ですが、GPUは性能が高くデータ処理が速いため、PCの負担が少なくエラーが置きにくいです。

Blenderに最適なのはデスクトップPC?

ノートPCは持ち運びやすく、使い勝手がよいですが、映像編集など細かな作業を長時間行うことを考えると、大きいモニターのデスクトップPCをおすすめします。

ただし、頻繁に外出してBlenderを使用したり、打ち合わせにPCが必要なのであれば、持ち運びやすいノートPCの購入を検討することも必要でしょう。

ライフスタイルやBlenderを使用する頻度などからよく考えて、購入するPCを選んでください。

まとめ

この記事では、オープンソースの3DCGソフトBlender(ブレンダー)が推奨するPCのスペックや特徴について紹介しました。

おすすめのPCもデスクトップ型とノート型に分けてお伝えしたので、業務内容や求める性能、利用シーンや予算を考慮し、十分なスペックを備えたものを選びましょう。

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