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GeForceとは?性能や特徴についても解説!
GeForceをご存じですか?GeForceはアメリカのメーカーNVIDIA製のGPUで、画像や映像を画面上に表示するための装置です。
GeForceという名前を聞いたことはあるけれど「GeForceの機能面の特徴や性能面についてあまり理解していない」「GeForceの中でもどのシリーズを選べばいいのかよくわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、GeForceの概要、性能や特徴について解説します。
目次
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GeForceとは
GeForceとは、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA®(エヌビディア)」の主力商品の一つです。画像処理に特化した半導体チップ(GPU:Graphics Processing Unit)の製品シリーズ名です。
GeForceは一般消費者向けのパソコンに内蔵されたり、家庭用ゲーム機や科学技術分野で活用されたりしています。GeForceの主戦場は3Dゲームであり、ゲーム用のGPUとも言われています。
GPUとは
そもそもGPUとは何でしょうか。GPUは Graphics Processing Unitの略で、「画像処理装置」という意味を持っています。3Dの画像や映像を画面上に描画するための装置です。3Dの画像や映像をスムーズに描画させるには、大量のデータを速く処理する必要があります。GPUには、画像や動画などの大量データを処理するために必要な、複数の処理を同時に行う能力である「並列処理能力」が高い特長があります。
GPUに関してより詳しく知りたい方は、「GPUとは?CPUとの違いや役割・種類についてもわかりやすく解説!」の記事をご参照ください。
Geforceの性能について
GeForceの性能面を測る上では、アメリカ・AMDのRadeon™(ラディオン)というGPUと性能を比較することが多くなっています。一方でパソコンの画面を表示させるという意味ではどちらの製品でも変わりありません。
GPUの性能の良し悪しは様々な評価基準がありますが、大きくは「グラフィックス(画像処理)」の処理能力が高いか否かで決まります。グラフィックスの性能計測については、アメリカ・Futuremark社が開発した3DMarkのベンチマークを用いて性能を評価します。2024年1月時点の3Dmarkのベンチマーク結果を見ると、Radeonの最上位モデルである「Radeon™ RX 7900 XTX」では30,321、GeForceの最上位モデルの「GeForce RTX™ 4090」は36,482と、GeForceが上回っています。ただこの結果のみでは、必ずしもGeForceが優れているとは言えません。レイトレーシング性能やワットパフォーマンスなど様々な要因によってGPUの良し悪しは判断できます。 いずれも、4Kの最高設定でも快適にPCゲームがプレイできる、高性能GPUです。
Geforceの特徴について
GeForceの主な特徴として、映像の描画スピードの速さが挙げられます。またグラフィックスの表示性能にも定評があります。GeForceは画像処理の性能が高いことから、動画編集や3Dゲームで実力を発揮します。
また、パソコンゲームメーカーの多くは、GeForceを基準にして製作しています。そのため、GeForceはパソコンゲームをプレイするための動作保証が取れているGPUと言えます。GeForceは、映像関連のクリエーターやゲーマーにおすすめしたいGPUです。
動画編集用のパソコンの選び方は「動画編集用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」でご紹介しています。合わせてご覧ください。
GeForce RTXとは
GeForce RTXは、GeForce® GTXの上位シリーズにあたります。「リアルタイム・レイトレーシング」と呼ばれるレンダリング機能に対応したシリーズで、光の量や方向をよりリアルに演算できる機能が備わっており、映像や動画制作などさまざまなクリエイティブシーンで利用されています。
金額は下位モデルで6万円台、最上位モデルのGeForce RTX™ 4090は、29万円台で販売されています。(※2024年1月現在)
GeForce GTXとは
GeForce GTXは、GeForce RTXの下位シリーズで、ミドルエンドのGPUを搭載したシリーズです。ゲームを楽しんだり、映像制作などクリエイティブな作業を行うために初めてグラフィックボードを購入する人におすすめです。
コストパフォーマンスが優秀で、下位モデルは2万円前後、最上位モデルでも4万円前後で販売されています。(※2024年1月現在)
RTXシリーズと比べると性能面で劣りますが、パソコンへの負荷が軽めの作業であれば問題なく対応することができます。
GeForce各シリーズについて
GeForceには、さまざまなシリーズが存在します。デスクトップ型とノートパソコン型の2パターンでシリーズが異なります。
デスクトップ型のシリーズ
デスクトップ型には主に以下のシリーズが存在します。
- 「NVIDIA® GeForce RTX™ 40XX」
- 「NVIDIA® GeForce RTX™ 30XX」
- 「NVIDIA® GeForce RTX™ 20XX」
- 「NVIDIA® GeForce® GTX 16XX」
性能面では「GeForce RTX 40XX」「GeForce RTX 30XX」 「GeForce RTX 20XX」 「GeForce GTX 16XX」 の順で、数字が大きいほど性能が高いことを表します。性能が高いシリーズでは最高設定でのゲームプレイが可能になり、ゲームプレイ中にカクつく頻度も少なくなります。プレイするゲームタイトルの推奨スペックにもよりますが、購入費用の面から選択するのであれば「GeForce RTX 20XX」や「GeForce GTX 16XX」で十分でしょう。より良い画質でのプレイを想定するのであれば「GeForce RTX 40XX」がおすすめです。
ノートパソコン型のシリーズ
ノートパソコン型では下記のシリーズが存在します。
- 「NVIDIA® GeForce RTX™ 40XX Laptop GPU」
- 「NVIDIA® GeForce RTX™ 30XX Laptop GPU」
- 「NVIDIA® GeForce® GTX 16XX Laptop GPU」
ノートパソコン向けのGPUには、ノートパソコンを意味する「Laptop」という表記が含まれます。
こちらもデスクトップ型のパソコン同様にGTXとRTXが存在します。リアルタイムレイトレーシングを望む場合はRTXを選択するのが望ましいでしょう。
GeForce搭載おすすめノートパソコン
GeForce搭載おすすめノートパソコンは以下リンクからご確認いただけます。
GeForceに関するよくある質問
具体的な製品の違いが見たい方は、以下のリンクから気になる製品を選んでご確認ください。各製品の特徴やスペックからベンチマーク、他製品との性能差などに関して詳しくご説明しています。
GTXとRTXとの違い
シリーズのアルファベットを見るとGTX とRTXの2種類が存在し、RTXとGTXでは開発時期が異なります。RTXは新しいシリーズであり、GTXは古いシリーズです。RTXは2018年頃から、GTXは2010年から提供されているモデルです。
またRTXには、GTXにない機能として「リアルタイムレイトレーシング」が搭載されています。リアルタイムレイトレーシングは、光の屈折や反射をリアルタイムに描画する技術です。光の屈折や反射を処理するのには、非常に高度な演算処理が要求されます。この機能があることにより、例えば地面にある水たまりの反射を、リアルの世界のように反射させて描画することが可能になります。ここまでの機能を求めていないのであれば「GeForce GTX 16XX」で十分かもしれません。
なお、当然ながらリアルタイムレイトレーシングに対応しているゲームでないと、リアルタイムレイトレーシングの機能は体感できませんので、ご注意ください。
GTXとRTXの違いに関しては「グラボ「GTX」と「RTX」の違いを性能面・機能面からわかりやすく解説」で詳しくご説明しております。合わせてご覧ください。
GeForceとNVIDIA RTX™(旧Quadro)の違い
同じNVIDIA社製の主要GPUには、NVIDIA® RTX™やNVIDIA® Tなどのプロフェッショナル向け製品群(旧Quadroと呼ばれた製品群)があります。
こちらは3Dモデルの製作や3DCGのレンダリング、動画編集などといったクリエイティブ分野に向いており、ゲーム向けであるGeForceとは推奨される利用シーンが異なります。
「Quadroとは?GeForceとの違いや性能比較」では、目的や具体的な性能などから二つのGPUの特性をひも解いています。合わせてご覧ください。
まとめ
GeForceはアメリカ・NVIDIA社のGPUであり、画像処理に定評があります。動画編集用の業務用PCや3Dゲームを行うためのゲーミングPCを購入されたい方は、GeForceが搭載されたパソコンをご検討ください。
ドスパラプラスではGeForceを搭載したパソコンを多数取り扱っています。ご購入を検討されている方はぜひドスパラプラスへお問い合わせください。