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RTX 4070とは?スペックや性能、口コミまで徹底解説

この記事では、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売しているグラフィックボード「GeForce RTX 4070」のスペックや特徴について解説します。

RTX 4070のベンチマークや搭載しているおすすめパソコンもあわせてお伝えするので、ほかのNVIDIA製のグラフィックボードや他社製品と性能を比較したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

RTX 4070の基本スペック

GPU名称 GeForce RTX™ 4070
NVIDIAアーキテクチャ名 NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ
開発コードネーム AD104
プロセス 5 nm
トランジスタ数 358億
NVIDIA CUDAコア 5888基
レイトレーシング コア 第3世代
Tensorコア 第4世代
ベースクロック(MHz) 1920MHz
ブーストクロック(MHz) 2480MHz
ビデオメモリ容量・規格 12GB GDDR6X
メモリインターフェイス幅 192bit
グラフィックスカード電力(W) 200W
最小システム電力(W) 650W
最大GPU 温度(°C) 90°C
対応API DirectX 12 Ultimate
Vulkan RT API
OpenGL 4.6
長さ 244 mm
112 mm
スロット 2スロット
発売日 2023/4

GeForce RTX 4070は、アメリカの半導体メーカー「NVIDIA」が発売している、GeForce RTX 40シリーズのグラフィックボードです。

RTX 40シリーズの中ではミドルクラスにあたるグラフィックボードで、前世代のミドルクラスのGeForce RTX 3080をしのぐ高い性能とワットパフォーマンスが特徴です。

また、RTX 40シリーズには、RTX 4070の上位モデルにあたるGeForce RTX 4070 Tiや、最上位クラスのGeForce RTX 4090など、2023年8月時点で合計6つの製品があります。

それぞれの製品でグラフィック処理・メモリ性能は大きく異なるので、グラフィックボードの選定に悩んでいる方は、ぜひ複数の製品を比較してみてください。

RTX 4070のスペック比較

GPU名称 GeForce RTX™ 4070 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 4080
NVIDIAアーキテクチャ名 NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ
開発コードネーム AD104 AD104 AD103
プロセス 5 nm 8 nm 4 nm
トランジスタ数 358億 174億 459億
NVIDIA CUDAコア 5888基 5888基 9728基
レイトレーシング コア 第3世代 第2世代 第3世代
Tensorコア 第4世代 第3世代 第4世代
ベースクロック(MHz) 1920MHz 1500MHz 2210MHz
ブーストクロック(MHz) 2480MHz 1730MHz 2510MHz
ビデオメモリ容量・規格 12GB GDDR6X 8GG GDDR6 16GB GDDR6X
メモリインターフェイス幅 192bit 256bit 256bit
グラフィックスカード電力(W) 200W 220W 320W
最小システム電力(W) 650W 650W 750W
最大GPU 温度(°C) 90°C 93°C 90°C
対応API DirectX 12 Ultimate
Vulkan RT API
OpenGL 4.6
DirectX 12 Ultimate
Vulkan RT API
OpenGL 4.6
DirectX 12 Ultimate
Vulkan RT API
OpenGL 4.6
長さ 244 mm 242 mm 304 mm
112 mm 112 mm 137 mm
スロット 2スロット 2スロット 3スロット
発売日 2023/4 2020/10 2022/11

RTX 4070のスペックを、前世代のGeForce RTX™ 3070と、同じRTX 40シリーズの上位モデルにあたるGeForce RTX™ 4080とで比較してみていきます。

RTX 3070ではNVIDIA Ampereアーキテクチャが採用されていましたが、RTX 4070では、Ampere世代よりも1世代新しいNVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャが採用されています。

その結果、プロセスが8nmから5nmに微細化しており、トランジスタ数の向上がみられます。

メモリ容量も8GBから12GBに増量され、メモリ規格はGDDR6からGDDR6Xにスペックアップしていることから、RTX 4070はRTX 3070の上位モデルといえるため、RTX 3070ではスペック不足に感じる方におすすめです。

一方で、RTX 4080と比較すると、アーキテクチャは同じAda Lovelace世代ですが、RTX 4080の開発コードネームは、RTX 4070のAD104とは異なり、AD103が採用されています。

このことで、RTX 4080は、RTX 4070よりもCUDAコアやプロセス、トランジスタ数などが高い数値になっています。

発売はRTX 4080のほうが先なので、RTX 4070はRTX 4080のスペックダウンモデルだといえるでしょう。

RTX 4070の特徴

RTX 4070の特徴を3つ解説します。

AIが描画作業をサポートするNVIDIA独自のアプリやRTX 4070を前世代・同シリーズと比較した結果を紹介するので、グラフィックボードの選定に悩んでいる方は、参考にしてください。

AI技術を活用したペインティングアプリ「NVIDIA Canvas」に対応

RTX 4070は、AIを活用したNVIDIA独自のペインティングアプリ「NVIDIA Canvas(外部サイト)」に対応しています。

NVIDIA Canvas(外部サイト)」は、線の描写や塗りつぶしなどの簡易的なスケッチを行うだけで、AIがリアルに近い風景描写を生成するペインティングアプリです。

画像のスタイルや雰囲気を変える9つのスタイルと15種類のマテリアルが用意されているため、一から取り組むよりも効率的に風景画を作成できます。

作成した画像は、NVIDIA CanvasからAdobe Photoshopにインポートして、さらに加工したり、ほかの作品と組み合わせられます。

自身のアイデアの可視化や作品制作のサポートとしておすすめです。

前世代から各種コア・アーキテクチャが進化

RTX 4070は、前世代のGeForce RTX™  30シリーズから各種コアとアーキテクチャが進化しています。

前世代のRTX 30シリーズでは、Ampere世代のアーキテクチャが採用されていましたが、RTX 4070では、1世代新しいAda Lovelace世代が採用されています。

加えて、レイトレーシングコアは第2世代から第3世代に、Tensorコアは第3世代から第4世代に進化しており、リアルな影や光を表現するレイトレーシング性能や、AI学習・演算処理の性能が大幅に向上しました。

そのため、RTX 4070は、グラフィック業務だけでなく、AI開発やビッグデータの処理にもおすすめです。

メモリ容量が下位モデルのRTX 4060 Tiを下回る

RTX 4070の下位モデルにあたるGeForce RTX™ 4060 Tiには、メモリ容量が8GBと16GBの2種類のタイプがあります。

一方で、RTX 4070のメモリ容量は12GBの1種類であるため、より大きいメモリ容量が必要な場合は、RTX 4060 Ti(16GB)がおすすめです。

とはいえ、搭載されているCUDAコア数やメモリ規格は、RTX 4070のほうが優れているため、トータルでの性能を鑑みたうえでの選定をおすすめします。

RTX 4070のベンチマーク

製品の定量的測定結果を表すベンチマークスコアを、3DMark・レイトレーシング・消費電力の3つの観点から紹介します。

グラフィックボードを比較するうえで注目しておきたい項目なので、把握しておきましょう。

3DMark

4070_3D.png

3DMarkは、グラフィックボードの3Dグラフィックスの処理性能を表すベンチマークスコアです。

RTX 4070のスコアは17843で、前世代のGeForce RTX 3080(10GB)や、RTX 3080のLHR版(仮想通貨のマイニングなどの使用時にだけパフォーマンスが低下するようにチューニングされたもの)を上回る数値でした。

一方で、RTX 3080(12GB)と比較すると、下回っています。

RTX 4070のメモリ容量は、RTX 3080(12GB)と同じ12GBであるため、より高い3Dグラフィックスの処理性能を求めるなら、RTX 3080(12GB)や、上位モデルのGeForce RTX 4080(notebook)がおすすめです。

レイトレーシング

4070_レイトレーシング.png

※GeForce RTX™ 4080 (notebook)はヒットしなかったため4製品で比較

レイトレーシングは、リアルに近い影や光を表現するための機能です。

RTX 4070のスコアは11117と、4製品の中で最も低い数値でした。

前世代のRTX 3080(10GB)やRTX 3080(LHR版)とは、4%〜5%の差があり、RTX 3080(12GB)と比較すると、およそ10%の性能差がみられます。

このように、RTX 4070は、3DMarkではRTX 3080(10GB)や RTX 3080(LHR版)を上回っていましたが、レイトレーシングでは下回っています。

グラフィックボードはシリーズや製品によって得意としている機能は異なるので、用途に合ったベンチマークを参考に、性能を比較するようにしましょう。

消費電力

4070_消費電力.png

RTX 4070の消費電力は200Wと、5つの製品の中では、RTX 4080(notebook)に次いで2番目に優れた数値でした。

前世代のRTX 3080より120W〜150Wも少ないことから、省電力化に成功したことがうかがえます。

ワット数別の3DMarkスコアも、RTX 4080(notebook)の次に高い数値です。

コストを抑えてグラフィックボードを運用したい方は、上記のように複数の製品の商品電力やワット数別のベンチマークスコアを比較して、製品を選定するとよいでしょう。

RTX 4070を使用している方の口コミ・評価

RTX 4070を実際に使用している方の口コミ・評価を紹介します。

【使用目的】:動画編集

【主なカスタマイズ】:メモリ

8年ぶりにPCを買い替えたのですが、速い・静かで大満足です。注文してから、すぐ商品も届きましたし、言う事なしです。今までマススコンピュターを使っていたのですが、シンプルな見た目を気に入りこちらに決めました。

ドスパラ通販サイトより引用

【使用目的】:動画編集, イラスト、マンガ, その他

【主なカスタマイズ】:メモリ

不具合なく快適に使用しています 今後のメンテナンスなどのしやすさにも期待したいです。

ドスパラ通販サイトより引用

i5-12600K環境で使用してますが、十分なフレームレートを維持しつつ、

FHDならば3060と差ほど電力使用も変わらない位です。

待機電力も3060より低めで平均して31Wと中々。もう少し性能を出すとしたら13世代のi5以上は欲しいかも。

3連ファンケース問題、電力高めは避けたいけどフレームレートも維持したい方には、

お勧めかも知れません

ドスパラ通販サイトより引用

以上の口コミ・評価から、RTX 4070は、イラスト・マンガ制作や動画編集の用途でも快適に使用でき、なおかつ優れた消費電力が特徴のグラフィックボードであることがわかりました。

RTX 4070はどのような用途におすすめ?

RTX 4070は、RTX 40シリーズの中ではミドルクラスにあたるグラフィックボードですが、メモリ容量は12GBと大きく、Webサイトの閲覧や書類作成はもちろん、画像編集や動画編集、3Dモデリングなどの用途にも使用できます。

加えて、深層学習向けの演算回路であるTensorコアは、2023年8月時点で最新の第4世代が採用されているため、AI学習やビッグデータの演算処理などにも適しています。

このように、普段使いから高い処理性能が求められる業務にまで使用できるのがRTX 4070の特徴です。

GPU搭載PCを仕事で使うことについて

PCにはCPUが搭載されており、CPUのグラフィック機能で画面が表示されています。

CPUは3D描画性能が高くありませんが、Office関連のソフトの使用がメインになる場合やゲームをしない場合は問題ありません。

グラフィックボードは外部グラフィック機能と呼ばれることもあり、主な用途としては3D描画性能を求めるゲームを快適にするための存在ですが、ここ10年ほどで3D描画を可能とするグラフィックボードの性能をほかの用途で活用しようとする動きが活発となっています。

主にクリエイティブ用途で活躍

特にクリエイティブ系のアプリではグラフィックボードの活用が進んでいます。

代表例としてはフォトレタッチや動画編集、CGレンダリングソフトなどが挙げられます。具体例を出すとAdobeのPhotoshopやPremiere Proでは一部のフィルタ処理を行う際にグラフィックボードによって高速化することができます。

グラフィックボードを搭載したPCを仕事で使用するメリットとして、挙げられるのはメモリです。

CPUのグラフィック機能での作業は動作が重くなる原因に

CPUのグラフィック機能はメインメモリの一部を使用するため、メインメモリの容量が減ります。したがって、複数のアプリを立ち上げて作業すると動作が重たくなる原因になるおそれがあります。

PCの仕組み上、メインメモリの速度が性能に影響されてしまうため、メインメモリが高速ではないPCの場合は、処理に多くのメモリが持っていかれてしまい、CPUの内臓グラフィック機能の性能が落ちることになります。

その点、グラフィックボードが搭載されているPCの場合は、グラフィックボードに搭載されているGPUメモリ内で済む処理であればCPUのメインメモリが使われることはないため複数アプリ立ち上げて業務を行っても動作が重くなるといった心配はありません。

ビジネスシーンなどで活躍するグラフィックボード搭載PC

結論として、Office関連のソフトをメインにPCを利用する場合はグラフィックボードの必要性は低いですが、クリエイティブ系のソフトを使用する際は処理速度を挙げられる場合があるなど活用の幅を広げられます。

以下のリンクから、ドスパラプラスの取り扱う製品を企業様・学校法人様が導入した事例をご確認いただけます。

高性能パソコンやサーバー、特別仕様のパソコンの導入をお考えの法人様はご参考になさってください。

ドスパラでRTX 4070がご購入いただけます

以下リンクからRTX4070がご購入いただけます。合わせてご覧ください。

RTX 4070を搭載しているおすすめパソコン

最後に、RTX 4070を搭載しているおすすめのパソコンを紹介します。

どのパソコンを選んだらよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

raytrek MED47

raytrek MED47は、幅広い分野で活用が叶うデスクトップPCです。intel Core i5-14400F、GeForce RTX 4070、8GB~128GB メモリ、1TB~4TB NVMe SSDのカスタマイズが可能。用途に合わせてスムーズな動作を確保します

様々なクリエイティブニーズに柔軟に対応します。

raytrek 4CX47

raytrek 4CX47は、OSにWindows 11 Pro、CPUにインテル Core i7-14700Fを搭載した法人様向けパソコンです。

オープンベイ5基、シャドウベイ4基の合計9基のドライブベイを備えており、光学ドライブやハードディスク、メモリやストレージなどの増設が可能です。

まとめ

この記事では、NVIDIA社が発売しているグラフィックボード「GeForce RTX 4070」のスペックや特徴、ベンチマーク、口コミやおすすめのパソコンまでを解説しました。

RTX 4070は、Webサイトの閲覧や書類作成だけでなく、3DモデリングやAI学習の演算処理といった、高い処理性能が求められる業務にも使用できるグラフィックボードです。

NVIDIA Canvas(外部サイト)」をはじめとした、さまざまなNVIDIA独自の機能にも対応しています。

グラフィックボードの導入を検討している方は、この記事を参考に、ほかの製品と性能面や利用できる機能を比較しながら、用途に合った最適な製品を選定しましょう。

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