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漫画家向けパソコンのスペックは?おすすめパソコンも紹介
この記事では、漫画家向けパソコンのスペックを中心に解説します。
パソコンを使って漫画を描こうと思っている方向けに、メリットやデメリット、パソコン選びのポイント、おすすめパソコンもあわせてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
目次
漫画家向けパソコンの推奨スペック
漫画家向けパソコンの推奨スペックは、以下のとおりです。
CPU | Intel® Core™ i5シリーズ以上 AMD Ryzen™ 5シリーズ以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | 240GB以上のSSDまたはNVMe SSD |
グラフィックボード | NVIDIA® GeForce GTXシリーズ NVIDIA® GeForce RTX™ シリーズ AMD Radeon™ シリーズ GPUメモリ 4GB以上 |
漫画用でパソコンを購入したい方は、上記のスペックを満たした製品を選定しましょう。
以降でそれぞれの項目を深掘りして解説します。
CPU
CPUは、Intel®製であればIntel® Core™ i5シリーズ以上、AMD製ならAMD Ryzen™ 5シリーズ以上がおすすめです。
より快適に漫画を描きたいなら、高性能なIntel® Core™ i7シリーズやAMD Ryzen™ 7シリーズも検討してみてください。
また、CPUにはIntel Atom®やCeleron®、Pentium®などの種類もありますが、Intel® Core™ iシリーズやAMD Ryzen™ シリーズと比べて低スペックなのでおすすめはしません。
漫画制作においてCPU性能が低いと、ペンの動きやスクロールがスムーズにできず、作業を効率的に行えない場合があるので、高性能なものを選びましょう。
メモリ
メモリは16GB以上がおすすめです。
漫画制作では、イラストを描くソフトと、専用の漫画制作用ソフトを同時に使用することがありますが、メモリが不足しているとそれぞれのパフォーマンスが低下し、処理速度が遅くなる恐れがあります。
快適に漫画を描きたいなら、16GB以上のメモリを用意しましょう。
ストレージ
ストレージの規格は、SSDまたはNVMe SSDを選びましょう。
HDDだと読み込み・書き込み速度が遅く、作業がスムーズに行えない場合があるため、SSDか上位互換のNVMe SSDをおすすめします。
容量は、240GB以上用意すれば、高解像の画像や膨大なページ数でも余裕を持って保存できます。
グラフィックボード
グラフィックボードとは、画像処理に特化したパーツで、高解像度なイラストを描くなら、高性能なものが必須です。
NVIDIA®製なら、NVIDIA® GeForce GTXシリーズやNVIDIA® GeForce RTX™ シリーズ、AMD製ならAMD Radeon™ シリーズのGPUメモリが4GB以上の製品がおすすめです。
ただし、GTXシリーズはRTXシリーズより前に発売されたシリーズで、現在は流通も限られており、最新のアプリケーションに対応していない場合もあるため、今回の記事では、RTXシリーズを搭載した漫画家向けパソコンを中心に紹介します。
パソコンで漫画を描くメリット
これから漫画を描きたいと思っている方向けに、パソコンを使った漫画制作のメリットを紹介します。
アナログ作業と比較したメリットを中心に紹介するので、デジタルとアナログのどちらで漫画制作を行うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
原稿が汚れない
パソコンを使った漫画制作は、実際にインクを使用せず、デジタルで完結するので「インクが原稿に飛び跳ねてしまった」「手に付いたインクで原稿が汚れてしまった」といったミスが起こりません。
アナログだとインクを消す作業が発生してしまい、漫画制作に費やせる時間が減ってしまいます。
効率的に漫画を作りたいなら、パソコンを使った制作がおすすめです。
アナログと比べて修正・調整がしやすい
パソコンでのデジタルな漫画制作では、アナログのように消しゴムは使用せず、レイヤーを非表示にしたり、デジタルペンを使ったりして簡単に修正・調整ができます。
専用の漫画制作ソフトには、明るさやコントラストを調整する機能も備わっているので、アナログと比べて効率的かつ効果的に漫画制作を行えます。
トータルコストが抑えられる
パソコンで漫画制作を行う場合、アナログ作業時に使用する鉛筆やインクなどの消耗品に対する追加費用は発生しないため、長期的な視点でみると、トータルコストが抑えられます。
コストが抑えられると、その分制作環境や外注費にお金をかけるなど、予算をより効果的に活用できます。
データの共有が簡単
パソコンで制作した漫画原稿のデータは、簡単に共有できるため、アシスタントが現場に来る必要がなく、自宅でも作業できます。
加えて、アナログの場合は原稿をスキャンしてデータ化する必要がありますが、デジタルならスキャンの手間が省け、投稿サイトにすぐに漫画をアップできます。
また、デジタルならデータで原稿が残るので、原稿自体が劣化する心配がなく、長期保存も可能です。
パソコンで漫画を描くデメリット
パソコンを使った漫画制作には「効率的に漫画を描ける」「コストを抑えられる」などのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
アナログより初期費用がかかる
パソコンでの漫画制作は、トータルコストの観点ではメリットがありますが、パソコンやデジタルペンなどの初期費用がかかります。
アナログと比べて初期費用が高くなる傾向にあるので、機材を購入する際には、ある程度まとまった予算を確保しておきましょう。
ソフトや機材に慣れるまで時間がかかる
初めてパソコンを使って漫画を描く場合は、専用のソフトや機材に慣れるまで時間がかかることが予想されます。
とはいえ、慣れてしまえばアナログよりも効率的に漫画を描けるので、最初は時間がかかりますが、根気強く挑戦しましょう。
漫画家向けパソコン選びのポイント
漫画家向けパソコン選びのポイントを3つ解説します。
前述した推奨スペックとあわせて把握して起きましょう。
ペンタブは描きやすいものを選ぶ
ペンタブ(ペンタブレット)は、パソコンの画面上でイラストを描く際に必要な道具で、ペンタブで描いた絵がデジタル処理されてパソコンに表示されます。
ペンタブには「板タブレット」と「液晶タブレット」の2種類があります。
板タブレットの場合は、手元を見ずにパソコンを見ながら描くため、慣れが必要ですが、液晶タブレットなら、液晶タブレットに直接デジタルペンを置いて描くので、紙とペンと似た感覚で進められます。
人によって描きやすい種類は違いますが、効率的に漫画制作を進めるためにも、使いやすいものを選びましょう。
パソコンの画面サイズは15インチ以上がおすすめ
漫画制作で使用するソフトは、イラストを描くキャンバスが大きく表示され、そのほかの操作画面が小さく表示されるため、画面サイズが小さいと見づらい場合があります。
また、漫画制作は、拡大や縮小を繰り返して細かい描写を行っていくため、作業効率を上げるためにも画面サイズの大きいパソコンをおすすめします。
15インチ以上あれば、作業がしやすく、スムーズに漫画を描けるでしょう。
ただし、ノートパソコンの場合は画面サイズが大きいとその分重く、持ち運びがしづらいので、利便性も加味したうえで選定しましょう。
漫画家向けパソコン|おすすめ
漫画家向けのおすすめのパソコンを紹介します。
どのパソコンを購入すべきか悩んでいる方は、参考にしてください。
Magnate XV-B 法人モデル
Magnate XV-B 法人モデルはインテル14世代のCore™ i7-14700Fを搭載したデスクトップPCです。
グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX™ 4060を搭載し、漫画制作はもちろん3Dグラフィックスや動画制作など様々なクリエイティブワークに使用することが可能です。
raytrek 4CD35-6
raytrek R5-RL5RはIntel13世代core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。さらに、クラフィックボードにはコストパフォーマンスに優れたGeForce RTX 3050 6GB LaptopGPUを搭載し、クリエイティブな作業に必要なスペックと価格のバランスを両立したモデルです。
漫画家におすすめのパソコン比較表
製品名 | Magnate XV-B 法人モデル | raytrek 4CD35-6 | raytrek R5-RL6R |
OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro |
CPU | Intel® Core™ i7-14700F | Intel® Core™ i5-14400F | Intel® Core™ i7-13620H |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 6GB | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8GB LaptopGPU |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB Gen4 SSD | 500GB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD |
漫画家向けパソコン|低価格
低価格帯の漫画家向けパソコンを紹介します。
初期費用を抑えて漫画を描き始めたい方は、以下で紹介するパソコンがおすすめです。
Magnate IM-B 法人モデル
raytrek R5-RL5RはCPUにIntel®Core™ i7-13620Hを搭載したノートパソコンです。
グラフィックスには、NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 LaptopGPUが搭載。
メモリは16GB、ストレージは1TBと、漫画制作には十分なスペックが備わっています。
漫画家向け低価格パソコン比較表
製品名 | Magnate IM-B 法人モデル | raytrek A4-M | raytrek R5-RL5R |
OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro |
CPU | Intel® Core™ i5-12400 | Intel® Core™ Ultra 7 155H | Intel® Core™ i7-13620H |
グラフィックス | インテル UHD730 | インテル Arc | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 6G LaptopGPU |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD | 1TB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD |
漫画家向けパソコン|高性能
漫画家向けパソコンの中でも特に高性能なパソコンを紹介します。
raytrek 4CX47
2023年11月時点での最新世代にあたる第14世代のIntel® Core™ i7-14700Fが搭載されたデスクトップパソコンです。
グラフィックスにはRTX 40シリーズのRTX 4060 Tiが採用されており、漫画制作には十分なスペックが備わっています。
漫画家向け高性能パソコン比較表
製品名 | raytrek 4CX47 | raytrek R6-MT | raytrek 4CX46i |
OS | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro | Windows 11 Pro |
CPU | Intel® Core™ i7-14700F | Intel® Core™ Ultra 7 155H | Intel® Core™ i7-14700F |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 12GB | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 8G LaptopGPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD |
漫画家向けパソコンに関するよくある質問
最後に、漫画家向けパソコンに関するよくある質問を紹介します。
クリエイター向けパソコンにグラボは必要?
グラボの要否は、用途によって異なります。
解像度の高い写真の編集作業や、3Dアニメーションなどの負荷の大きいグラフィック処理の場合は、グラボが必須です。
イラスト制作や漫画制作ならパソコンに内蔵されたGPUでも処理できるケースもありますが、より高解像度のイラストを描きたい場合や快適に漫画制作を進めたい場合は、グラボ搭載のパソコンがおすすめです。
パソコンでの漫画制作に必要な道具は?
パソコンでの漫画制作には、前述したような漫画家向けパソコンはもちろん、漫画を描くためのペンタブやモニター、専用のソフトウェアが必要です。
ペンタブには「板タブレット」と「液晶タブレット」の2種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。
デュアルディスプレイで効率的に漫画を描きたい方は、パソコンとは別でモニターを用意するとよいでしょう。
また、ソフトウェアを起動するには、推奨スペックを満たしたパソコンが必要なので、インストールする前に自分のパソコンのスペックを確認しておいてください。
まとめ
この記事では、漫画家向けパソコンのスペックや、パソコンで漫画を描くメリット・デメリットを解説しました。
パソコンのスペックが不足していると、ソフトウェアをスムーズに操作できないため、効率的に漫画を描くためにも十分なスペックを備えたパソコンを選びましょう。
パソコン選びのポイントやおすすめパソコンもあわせてお伝えしたので、ぜひ参考にしてください。