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MidjourneyとStable Diffusionの違いを比較!どっちがおすすめ?

この記事では、「Midjourney」と「Stable Diffusion」の違いを比較します。

これから使用する画像生成AIを選びたい方向けに、料金やメリット・デメリット、活用分野を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてください。最後に、禁止事項や商用利用についてもお伝えするので、最後までご覧ください。

目次

【2024年1月】MidjourneyとStable Diffusionの最新情報

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2024年1月時点での「Midjourney」と「Stable Diffusion」の最新情報を解説します。

MidjourneyやStable Diffusionをはじめとした生成AIは、ここ数年で注目を集めたサービスで、過去には料金プランやバージョン、機能などの変更がみられます。

これから活用する方は、それぞれの最新情報を把握したうえで、自分に合ったサービスを選択しましょう。

Midjourneyの発表

Midjourneyの2024年1月時点での最新バージョンは、V6です。V6は、2023年12月にα版がリリースされたばかりのバージョンで、1つ前のバージョンのV5.2よりもプロンプトの理解度が向上しており、より優れた色彩・コントラスト・構成の画像を生成できます。さらに文字の出力も可能になりました。

Midjourneyの最新のバージョンは、Midjourneyの公式サイト(外部サイト)から確認できるので、利用する前にぜひご確認ください。

また、Midjourneyは、2023年12月13日に、Discordを介さずに画像生成を行える専用サイトのアルファ版を発表しました。Midjourneyによると、アルファ版は、Discord上のMidjourneyで過去に1万枚以上の画像を生成したユーザーのみが利用可能とのことです。

詳しくは、公式の発表(Midjourney Alpha(外部サイト))をご確認ください。

Stable Diffusionの発表

Stable Diffusionの2024年1月時点でのバージョンは、1.7です。

Stable Diffusionの最新のバージョンは、Stable Diffusion Web UIの公式ページ(外部サイト)の「Release」から確認できます。

また、自分の使用しているStable Diffusion Web UIを最新のバージョンにアップデートする方法は「Stable Diffusion Web UIのダウンロード方法と使い方を解説!」で紹介しているので、あわせて把握しておきましょう。

また、Stable Diffusionの開発元であるStability AIは、2023年12月15日に、オープンモデルの商業的権利を標準化する「Stability AI メンバーシップ」を発表しました。

プランには、無料で利用できる「Non-Commercial(非商用プラン)」と、商用利用が許可されている、有料の「Professional(プロフェッショナルプラン)と「Enterprise(エンタープライズプラン」の3種類があります。

詳しくは、Stability AI公式(外部サイト)Stability AI Membership(外部サイト)をご確認ください。

MidjourneyとStable Diffusionの比較

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MidjourneyとStable Diffusionのそれぞれの料金プランやメリット・デメリットなどを比較します。

最後には、MidjourneyとStable Diffusionの内容を簡単にまとめた一覧表も用意しています。

どの画像生成AIを活用すべきか悩んでいる方は、以下で解説する内容を参考に自分に合ったサービスを選んでください。

Midjourneyとは?

Midjourney_商用_1.jpgのサムネイル画像

Midjourneyは、Discord上で利用できる画像生成AIです。Discordでテキストコミュニケーションを取るのと同じ要領で、テキストボックスにプロンプトを入力するだけで画像を生成できます。

Discordを使用できる環境であれば、誰でも簡単に使用できるため、すでに世界中に多くのユーザーがいます。

Midjourneyの始め方

Midjourneyの始め方は、以下のとおりです。

  1. Discordのアカウントを作成する
  2. Midjourneyの公式ページ(外部サイト)からMidjourneyに登録する
  3. Midjourneyのサブスクリプション(外部サイト)のページから任意の有料プランに加入する

具体的な手順は「Midjourneyは商用利用が可能?条件や料金プラン、使い方も解説」で画像付きで解説しているので、あわせてご確認ください。

Midjourneyの料金プラン

Midjourneyの料金プランは「Basic Plan」「Standard Plan」「Pro Plan」「Mega Plan」の4種類です。以前は無料版がありましたが、2023年12月時点では利用停止となっているため、Midjourneyで画像を生成するには、上記4つのいずれかのプランへの加入が必須です。例えば、Midjourneyを試しに使用してみたい方には、月額サブスクリプションが10ドル/月のBasic Planがおすすめです。

一方で、商用利用を検討している企業は、月額サブスクリプションが60ドル/月のPro Planか、120ドル/月のMega Planへの加入が求められます。

それぞれのプランのより詳しい料金や特徴はこちらで解説しているので、ぜひご確認ください。

Midjourneyのメリット

Midjourneyは、誰でも簡単に始められる点が大きなメリットです。高スペックなPCは不要で、Discordを使用するためのデバイスとインターネット環境があれば、すぐに始められます。

また、Midjourneyでは、1つのプロンプトで構成・デザインの異なる4枚の画像を作成できるため、時短で理想の画像を生成できるでしょう。

生成した画像は、ワンクリックでダウンロード・微調整が可能な点も魅力のひとつです。

詳しい機能は「Midjourney(ミッドジャーニー)の使い方は?登録方法やプロンプトも解説」で解説しているので、あわせてご確認ください。

Midjourneyのデメリット

2023年12月時点では、Midjourneyの無料版は停止しており、有料プランの加入が必須であるため、無料で画像生成AIをしたい方にとってはデメリットになる場合があります。

加えて、日本語では高品質な画像を生成しにくいのもデメリットのひとつです。

とはいえ、使用するプロンプトは単語や短い文章で十分なため、英語に苦手意識がある方でも、翻訳ツールを活用すれば効果的なプロンプトを作れます。

Midjourneyの活用分野

Midjourneyは、定められている条件をクリアすれば商用利用が可能であることから、SNS用アイコンやお店のロゴ、バナー広告などの制作に使用できます。

さらに、アートやインテリアデザインなどのクリエイティブ分野でヒントを得るためのツールとしても活用できるため、作業効率の向上やこれまでにない新しいデザインの創造も期待できます。

また、Midjourneyの活用事例の一例として、公益財団法人山田進太郎D&I財団の「STEM(理系)系適職診断ツール(外部サイト)」があります。「STEM(理系)系適職診断ツール」は、ChatGPTとMidjourneyを活用したツールで、女子生徒がSTEM分野でのキャリアの可能性を発見することを目的に作成されました。

今後もさまざまな分野でのMidjourneyの活用が期待されています。

Stable Diffusionとは?

stable diffusion_1.jpegのサムネイル画像

Stable Diffusionは、Midjourneyと同じく、入力されたプロンプトを元に画像を生成するAIです。

Discord上で画像を生成するMidjourneyに対し、Stable Diffusionは自分のPCに「Stable Diffusion」を使用するための環境を構築することで、Webブラウザ上で稼働します。

画像を生成するための専門的な知識や技術が不要で、直感的に操作できるわかりやすいインターフェースから、多くの方が利用しています。

Stable Diffusionの始め方

Stable Diffusionの始め方は、以下のとおりです。

  1. Pythonをインストールする
  2. Gitをインストールする
  3. Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)をダウンロードする

主に上記の3ステップで、自分のPC上でStable Diffusionを使用できるようになります。

具体的な手順や使い方は「Stable Diffusion Web UIのダウンロード方法と使い方を解説!」で画像付きで解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。また、自分のPCのスペックが不足している場合は、PCのスペックに依存せずにStable Diffusionを使用できる、Google Colaboratoryを活用する必要があります。

Google ColaboratoryでStable Diffusion Webを使用する方法は「Stable DiffusionでVRAM(メモリ)不足のエラーが発生した場合の対策・解決方法を解説」で紹介しています。Stable Diffusionの推奨スペックも解説しているのでご確認ください。

Stable Diffusionの料金プラン

Stable Diffusionに料金プランはなく、基本的に無料で使用できます。しかし、Google Colaboratoryを活用する場合は、1,179円/月の有料版にアップグレードが求められます。

Google Colaboratoryは、ブラウザからPythonを記述・実行できるサービスで、無料版もありますが、無料版でStable Diffusionを使用すると制限がかかったり、アカウントが停止されたりする恐れがあるため、有料版の活用がおすすめです。

Stable Diffusionのメリット

Stable Diffusionのメリットは、なんといっても無料で使用できる点です。

Midjourneyは有料プランへの加入が必須ですが、Stable Diffusionであれば、ランニングコストをかけずに使用し続けられるため、コストをかけたくない方におすすめです。

また、生成した画像のサイズ・解像度の変更や、ユーザーの提供した画像から新しい画像を生成する「img2img」の機能を使用でき、より理想に近い画像を生成できる点もメリットのひとつです。

Stable Diffusionのデメリット

Stable Diffusionは、自分のPCにGitやPythonをダウンロードし、環境を構築して使用する仕組みであるため、人によっては専門的な領域でハードルが高いと感じる場合があります。

また、低スペックなPCでも使用できるMidjourneyとは異なり、PCのスペックに依存するStable Diffusionは、高スペックなグラフィックボードやCPUが必要なため、場合によってはPCや各種パーツの交換が求められます。

Stable Diffusionの活用分野

Stable Diffusionで生成した画像は、Midjourneyと同様に、基本的には商用利用が可能なため、広告のデザインやファッションデザイン、メタバース用アバターなど、さまざまなクリエイティブな場面での活用が期待できます。

実際に、ゲームソフトの企画・開発を行う株式会社レベルファイブが、ゲームタイトル画面のレイアウトやキャラクターの3Dテイスト、背景美術の案出しにStable Diffusionを活用している事例があります。

詳しくは、AI時代の知的財産権検討会(第4回)の資料(外部サイト)で紹介されているので、気になる方はご覧ください。

MidjourneyとStable Diffusionの比較表

Midjourney Stable Diffusion
特徴 Discord上で画像を生成 自分のPCに環境を構築して画像を生成
料金プラン
  • Basic Plan
  • Standard Plan
  • Pro Plan
  • Mega Plan

(※無料版は停止中)

基本的に無料
(※Google Colaboratoryを活用する場合は1,179円/月の有料版への加入が推奨)
メリット
  • 高スペックなPCが不要
  • 操作が簡単
  • 1つのプロンプトで4枚の画像の生成が可能
  • 無料で使用できる
  • 修正が手軽に行える
  • 拡張機能が満載
デメリット
  • 有料プランへの加入が必須
  • 日本語では高品質な画像を生成しにくい
  • 自分のPCに環境の構築が必要
  • 高スペックなPCが必要
活躍する分野
  • 広告デザイン
  • ファッションデザイン
  • メタバース用アバター など
  • ゲームタイトル画面の案出し

※上記は2024年1月時点での情報です。

MidjourneyとStable DiffusionにおすすめのPC

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MidjourneyとStable DiffusionにおすすめのPCを紹介します。

画像生成AIは、PCのスペックが不足しているとエラーが発生したり、画像の生成に時間がかかったりするため、これから画像生成AIの使用を検討している方は、以下でお伝えするおすすめPCを参考に、画像を生成するための最適な環境を整えてください。

Midjourney

Midjourneyは、Discord上で稼働するため、低スペックなPCやスマートフォンでも使用が可能です。とはいえ、日常的にたくさんの画像を素早く生成したい方は、スマートフォンよりも高性能でストレージ容量が大きいデスクトップPCがおすすめです。

MidjourneyのおすすめPCは「Midjourneyのプロンプトを一覧で紹介!使い方や使いこなすコツも解説」で解説しています。

Midjourneyで使用できるプロンプトや使い方も紹介しているので、これからMidjourneyを使う方は、ぜひ参考にしてください。

Stable Diffusion

Stable Diffusionは、自分のPCに環境を構築して稼働させる特性上、画像生成の速度や質がPCのスペックに依存します。そのため、Stable Diffusionを快適に使用するには、ある程度のスペックを備えたPCが必要です。特に、PCの画像処理の性能を左右するグラフィックボードは、高い性能が求められます。

Stable DiffusionにおすすめのPCは「Stable DiffusionにおすすめのPCやグラボ、推奨スペックを徹底解説!」で推奨スペックとあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

MidjourneyとStable Diffusionに関するよくある質問

最後に、MidjourneyとStable Diffusionに関するよくある質問を紹介します。

MidjourneyとStable Diffusionを使用するうえで知っておきたい内容なので、最後までご確認ください。

それぞれ利用時の禁止事項はある?

Midjourneyの利用規約で定められているコミュニティガイドラインでは、攻撃的・虐待的・性的な表現を目的としたプロンプトの使用が禁止されています。また、他人の作成した画像を許可なく配布・再投稿することも禁止されており、利用するにあたってさまざまな配慮が求められます。

詳しくは、Midjourneyの利用規約(外部サイト)をご確認ください。

また、Stable Diffusionでは、個人情報や誤情報の流布、人に危害を加えるようなコンテンツの作成が禁止されています。

Stable Diffusion(外部サイト)のライセンスに記載があるので、あわせてご確認ください。

生成した画像の商用利用は可能?

Midjourneyは、基本的に商用利用が可能です。ただし、Midjourneyで生成した画像を商用利用するには、有料プランへの加入など、Midjourneyが定めた条件を満たす必要があります。また、Stable Diffusionも基本的には商用利用が認められていますが、Midjourneyと同様に、生成した画像を商用利用できないケースもあります。

それぞれの詳細は、以下の記事で解説しているので、商用利用を考えている方は、必ずご確認ください。

Stable Diffusionは商用利用が可能!著作権やおすすめのモデルも解説

この記事では、画像生成AI「Stable Diffusion」が商用利用可能な理由や、商用利用できないケースを解説します。

Midjourneyは商用利用が可能?条件や料金プラン、使い方も解説

この記事では、画像生成AIの「Midjourney(ミッドジャー二ー)」を商用利用するための条件を詳しく解説します。

生成した画像の著作権はどうなる?

Midjourneyで生成した画像の著作権は、生成したユーザーにあります。画像の複製や公開、配布などの権利もユーザーにあるため、幅広い用途に使用できます。

詳しくは、Midjourneyの利用規約(外部サイト)の「4. Content Rights」をご確認ください。

Stable Diffusionにおいても、人に危害を加える内容でない限り、生成した画像は自由に使用できます。ただし、商用利用する場合は、前述したように注意が必要です。

まとめ

この記事では、MidjourneyとStable Diffusionの違いを、料金やメリット・デメリット、活用分野を中心に比較して紹介しました。

Midjourneyは、誰でも簡単に使用できるメリットがある一方で、有料プランへの加入が求められます。

Stable Diffusionは、無料で使用できますが、自分のPCに環境の構築が必要で、場合によってはハイスペックなPCへの買い替えが求められます。

このように、それぞれでメリット・デメリット、特徴の違いがあるため、これから使用する画像生成AIを選ぶ方は、この記事の内容を参考に、自分に合ったものを選定しましょう。

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