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教員向けにおすすめのパソコン6選|ノート・デスクトップごとに製品を紹介
教員にはさまざまな業務があり、GIGAスクール構想による教育環境の変化に対応できる最適なスペックのパソコンが必要です。しかし、教員用パソコンにはどのようなスペックが必要なのかわからない方もいるでしょう。そこで、この記事では教員用パソコンに求められることや、おすすめのスペックについてご紹介します。また、教員向けにおすすめのパソコンをノートとデスクトップに分けてご紹介していますので、ぜひ教員用パソコンを導入する際の参考にしてください。
目次
教員用のパソコンに求められること
教員の業務には、Microsoft Wordでの文書作成やExcelを使った成績の管理、授業用のスライド・動画作成などがあります。また、GIGAスクール構想により、パソコンで生徒一人ひとりの学習状況を把握し、最適な教育を提供することも業務のひとつです。そのため、これらの業務に十分対応できるスペックを備えたパソコンが求められます。また、教員はパソコンを持ち運ぶことも多いため、大きさや重さなども考慮してパソコンを選ぶ必要があるでしょう。
GIGAスクール構想の概要
2019年12月に文部科学省から「GIGAスクール構想(外部サイト)」が発表され、生徒1人あたり1台のパソコンもしくはタブレットの導入と高速なネットワークの整備が進められています。端末の導入とネットワークの整備には補助の対象や割合が決められ、導入支援が行われていたこともあり、2021年の3月末にはほとんどの小中学生に1人1台の教育用端末の導入が完了しました。そのため、教員は各生徒の状況を把握できるスペックを備えたパソコンが必要になります。
次に、GIGAスクール構想の目的や教育機関が行うべきことについてご紹介します。
GIGAスクール構想の目的
GIGAスクール構想の目的は次の4つです。
- 現代に合わせて学びの環境を整備し、生徒一人ひとりに最適化された教育を提供すること
- 生徒が学びたいときにすぐに情報へアクセスできるよう、能動的な学びをサポートすること
- デジタル化する社会の変化に対応できるよう、IT知識やプログラミング的思考を身につけること
- デジタルデバイスの活用により、教員の業務負担を軽減すること
GIGAスクール構想で生徒一人ひとりに最適化された教育を提供することで、多様な生徒たちの資質や能力を伸ばし、生徒の力を最大限に引き出せることが期待できます。また、生徒だけでなく教員の効果的な教育をサポートし、業務負担の軽減につなげることも目的とされています。
GIGAスクール構想実現のために教育機関が行うべきこと
GIGAスクール構想実現に向けて、教育機関はネットワークのさらなる活用を促進するための環境整備を行う必要があります。環境の整備には「Microsoft 365 Education(外部サイト)」を活用するのがおすすめです。Microsoft 365 EducationにはWordやExcel、PowerPointなどの基本的なツールに加え、Teamsも含まれているため生徒とスムーズなコミュニケーションが可能になります。また、「A3」と「A5」プランでは、高度なセキュリティ環境をサポートしているため安心の学習環境を提供できます。
教員用パソコンにおすすめのスペック
教員用パソコンを導入する際、前述した教員の業務に求められるスペックのパソコンを選ぶ必要があります。しかし、具体的にどのようなスペックのパソコンが必要なのかわからない方もいるでしょう。
そこで、ここでは教員用パソコンにおすすめのスペックをご紹介します。
OS
教員用パソコンのOSは、Windowsがおすすめです。Microsoftでは「Windows 11 Pro Education」または「Windows 11 Pro」のOSが搭載されたパソコンを教員用として推奨しています。Windowsはシェア率が高く、多くの法人や業務用としても導入されており、豊富なソフトや業務アプリを利用できます。前述したMicrosoft 365 EducationもWindowsに対応しているため、効果的に活用することが可能です。
CPU
CPUは、用途によって必要な性能が異なりますが、MicrosoftではIntel® Core™ i3と同等以上が推奨されています。WordやExcelに加え、PowerPointを使った簡単なスライド作成を行う程度であれば、Core i3やAMD Ryzen™ 3でも十分に作業を行えます。
写真を多く使ったスライド作成などを行う場合は、Intel® Core™ i5やAMD Ryzen™ 5を搭載しているとよいでしょう。授業用の動画作成などを行う場合は、Intel® Core™ i7やAMD Ryzen™ 7が必要になります。CPUにはCore i7やRyzen 7よりも高スペックなIntel® Core™ i9やAMD Ryzen™ 9もありますが、高度なデザインや動画制作などの高スペックを要する授業内容でない場合は、それほどのスペックは必要ありません。
メモリ
Microsoftでは、教員用パソコンのメモリは8GB以上が推奨されています。教育現場では一度に複数のソフトやウインドウを開くことがあるため、8GB以上のメモリを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
また、PowerPointで写真を多く使ったり、凝ったスライドショーを作成したりする場合は、16GBのメモリがあると快適に作業を行えます。動画作成を行う場合は最低でも16GBが必要で、扱う動画ファイルが高解像度であったり、高フレームレートであったりする場合は、32GBのメモリがあることで安心して作業を行えるでしょう。
ストレージ
ストレージは、64GB〜128GBのSSDが推奨されます。ストレージにはHDDとSSDがあり、SSDのほうが価格は高くなりますが、HDDに比べてパソコンの起動やデータの処理が格段に速いです。重めの動画作成を行う場合は256GB以上のSSDが必要になりますが、そうでない場合は64GB〜128GBのSSDを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
重量
持ち運びが多い場合の教員用パソコンの重量は、持ち運びがしやすい1.5kg以下のノートパソコンがおすすめです。特に、教室間や自宅から学校までなどで持ち運ぶことが多い場合は、重量が軽いものほど持ち運びの負担を減らせるでしょう。
ディスプレイサイズ・解像度
教員用のノートパソコンを導入する場合は、ディスプレイサイズが13インチ以上の製品が推奨されます。ディスプレイのサイズは、作業のしやすさや持ち運びやすさに大きく関係します。ディスプレイサイズが大きいほうが画面の表示面積が増えて作業がしやすくなりますが、小さいほうが軽量である傾向があり、かばんに入れて持ち運びもしやすいです。
そのため、これらのバランスやどちらが重要かなどでディスプレイのサイズを決めるとよいでしょう。また、ディスプレイの解像度は1920×1080(フルHD)以上がおすすめです。
形状
教員用ノートパソコンの形状は一般的なタイプでも問題はありませんが、「デタッチャブル型」と「コンバーチブル型」の2種類から選ぶこともおすすめです。
デタッチャブル型は、キーボードの取り外しが可能なタイプで、取り外した後はパソコンの画面をタブレットのように使えます。屋外や教室外に移動する授業が多い場合に向いているでしょう。
コンバーチブル型は、ディスプレイやキーボードを360度回転させられるタイプで、画面が見えるように折りたたむことでタブレットのように使うことも可能です。デタッチャブル型のようにキーボードの脱着はできませんが、キーボード紛失のリスクや同じモデルを使っている人のキーボードと混同するリスクを避けたい方におすすめです。
Officeソフト
前述したMicrosoft 365 Educationを使用しない場合は、Microsoft Officeが搭載されたパソコンが推奨されます。Office搭載のパソコンには WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトがあらかじめインストールされているため、資料作成や授業などでこれらのソフトを使うことが多い教員におすすめです。
そのほかの必要なシステム構成
ここまででご紹介したスペック以外にも、以下のスペックが必要となります。
バッテリー持続時間 | 8~10時間以上 |
ネットワーク接続 | Wi-Fi 6(無線LAN) |
カメラ・マイク | インカメラ・ステレオマイク |
ポート | USB Type-C・充電ポート(USB PD)対応 |
生体認証 | 指紋センサー・Windows Hello 対応カメラなど推奨 |
バッテリーは1限目〜6限目までの授業を充電せずに実施できるバッテリー持続時間となっています。また、Microsoftでは、LTE通信に対応していることやオンライン授業で教員と生徒がお互いに顔を合わせられるインカメラ・ステレオマイク付きのパソコンが推奨されています。
参照:教育機関向け製品カタログ|Microsoft(外部サイト)
教員向けにおすすめのノートパソコン
ここまでで、教員用パソコンにおすすめのスペックについてご紹介しました。ここからは、前述したおすすめのスペックを満たす、おすすめのノートパソコンをご紹介します。おすすめのデスクトップパソコンも後述しますので、ぜひご覧ください。