- HOME
- 法人様向けお役立ちコンテンツ
- 起業時におすすめのパソコン5選!選び方をわかりやすく解説
起業時におすすめのパソコン5選!選び方をわかりやすく解説
この記事では、起業時におすすめのパソコンを厳選して5つご紹介します。
初めての起業では、事業に最適なパソコンをどう選んだらよいかわからない方も多いでしょう。選び方・おすすめのスペックに加え、購入時の会計処理も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
目次
起業におすすめのパソコンのスペック
ここでは、起業するときにおすすめのパソコンについて、主要パーツごとに望ましいスペック(性能)をご紹介していきます。
ここで記載しているスペックの目安は、コンサルティング業など、事務用パソコンを使用して業務を行う業種を想定しており、動画編集やCADなど専門ソフトの使用を想定しないものです。専門性の高い業務・用途に関しては後述いたします。あらかじめ、ご了承ください。
OS
OS(Operating System)は、コンピュータシステム全体を制御しパソコンを操作するために必要なソフトウェアです。OSを選ぶ場合、主流であるMicrosoft社の「Windows」、アップル社の「macOS」のいずれかを選択することになりますが、法人での導入率が高く法人向けの業務ソフトウェアが充実している「Windows」がおすすめです。
OSに関する詳しい内容は「5つのOSを徹底比較!特徴や選び方も解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
CPU
CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)はパソコンの頭脳にあたり、各種演算処理やほかのPCパーツの制御の役割を担っています。高スペックなCPUほど高速な演算処理が可能で、パソコン全体の動作も高速になります。
「Intel® Core™ i5」以上のCPUを搭載したパソコンであれば、WordやExcelなどのOfficeソフト、Web会議、Web閲覧などの作業を快適に進められるでしょう。
CPUに関する詳しい内容は「CPUとは?パソコン選びで知っておくべき要素や比較方法を解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ストレージ
ストレージは、パソコンのデータを保存する場所で、「SSD」と「HDD」の2つがあります。「HDD」は大容量ですが、データの読み込み速度・書き込み速度が遅いため、ストレスなく作業を行うために「SSD」を選択しましょう。
なお、ストレージに余裕がなくなると新たにデータが保存できないのに加え、パソコンの動作が重く不安定になり業務に支障をきたす恐れがあるため、余裕を持ったサイズを選択するのが重要です。
扱うデータが、文書・表計算・画像などの軽めのデータの場合には256GBのSSD、動画など重めのデータも含む場合には500GB以上が目安になるでしょう。
ストレージに関する詳しい内容は「ストレージとは?種類や特徴について解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
メモリ
メモリは、CPUがさまざまな処理を実行する際に必要なデータを一時的に記憶しておく場所です。メモリの容量が大きいほどCPUが処理できる量も多くなり、複数の作業を同時に行っても動作が早く、快適に作業を行えます。
複数のアプリケーションを同時に使用することが多い場合には最低8GB、より快適に作業を行いたい場合には16GBのメモリを搭載したパソコンがおすすめです。
メモリに関する詳しい内容は「メインメモリとは?RAMとの違い、容量、役割を解説」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Webカメラ
起業するとクライアント企業とWeb会議を行う機会が多くあります。スマホでも対応可能ですが、毎回セッティングする手間を考慮するとWebカメラ付きのパソコンを利用するほうが効率的です。
Web会議用ソフトウェアとして幅広い企業で導入されている「Zoom」や「Microsoft Teams」では、HDビデオ(720p)、プランによってはフル HDビデオ(1080p)に対応しているため、HDビデオ(720p)以上のWebカメラを選びましょう。
重量
近年、画面サイズを問わずノートパソコンの軽量化が進んでいますが、毎日持ち運ぶ、あるいは外出先で利用することが多い場合には、できるだけ軽いものを選びたいところです。
目安として1.5kgから2kg前後であれば、持ち運びしやすいといえますが、個人差があるため、購入したいパソコンと同じもの、もしくは重量が近いものを店頭で実際に持ってみることをおすすめします。
起業時のパソコンの用途別チェックポイント
起業して新たに開始した事業によりパソコンの用途はさまざまですので、ここでは用途別にどのようなポイントに注意してパソコンを選んだらよいかをご紹介します。
文書・表計算・提案資料の作成
クライアント企業とのやりとりでは、文書(Word)、表計算(Excel)、提案資料(PowerPoint)を利用する機会があるため、Officeソフトを準備しておくのがよいでしょう。Microsoft Officeのライセンスを持っていない場合には、Officeソフト付きのパソコン、すでにライセンスを持っている場合にはOfficeソフトなしのパソコンが選択肢です。
ただし、利用予定がない方は、後からOfficeソフトのインストールも可能なため、Officeソフトなしのパソコンを購入しても事業の状況を見て判断できます。
Web閲覧
情報収集のために、Google Chrome、Microsoft Edgeなどのブラウザを利用してWebサイトを閲覧するだけであれば、パソコンに要求されるスペックはそれほど高くありません。
ただし、従来のWi-Fi 5よりも通信速度が約1.4倍向上したWi-Fi 6に対応したパソコンも多く販売されているため、大容量の通信を安定して行いたい場合にはWi-Fi 6、もしくはさらに進化したWi-Fi 6Eを選択しましょう。
Web会議
コロナ禍を経て、打ち合わせは対面ではなくWeb会議を採用するクライアント企業が増加しています。
外付けのWebカメラを別途購入し増設することも可能ですが、Webカメラ付きのパソコンであれば接続の手間もなく、急な会議にも対応可能です。起業して日が浅くWeb会議をするかわからないという方は、Webカメラ付きパソコンをおすすめします。
Web会議向けのパソコンは「Web会議用パソコンに必要なスペックは? 周辺機器なども紹介!」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Webデザイン
Webデザイナーとして、Webサイトの制作に携わる場合には、色合いや鮮やかさを正確に把握するためにモニターの解像度や色域も重要です。また、イラスト・ロゴ・バナーなどの制作をする場合にはデザインソフトを使用するため、メーカー公表の動作環境を満たすスペックのパソコンを選びましょう。デザインソフトは比較的高いスペックが求められるので注意が必要です。
Webデザイン向けのパソコンは「Webデザイナー向けパソコンの選び方│スペックとおすすめPC3選」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
映像編集
映像編集を事業として行う場合、フルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)の動画を素材として利用することが多いため、CPU・メモリ・グラフィックボード・ストレージなどの主要なPCパーツにはそれぞれ高いスペックが求められます。
特に映像データは大容量になるため、余裕を持ってストレージのサイズを選択するのがよいでしょう。
映像編集向けのパソコンは「動画編集用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
CAD
CADソフトは、コンピュータを利用して2Dや3Dの設計図面を作成するソフトですが、CPUやメモリなど、パソコンの主要パーツについて非常に高いスペックが求められます。また、円滑に効率的に作業を進めるためには、グラフィックボードの搭載も必須といえます。利用予定のCADソフトのメーカーが公表している動作環境をチェックし、要求スペックを満たすパソコンを選択しましょう。
CAD向けのパソコンは「CAD用パソコンとは?必要なスペックやおすすめをご紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
確定申告・会計処理
起業して新たに事業をはじめると、個人事業主・法人を問わず、日々の取引について会計処理を行い、最終的に税務署に確定申告が必要です。
確定申告ソフト、会計ソフトの中には、対応OSがWindowsのみに限定されている製品があるため、利用中のソフトもしくは今後利用予定のソフトに購入予定のパソコンが対応しているかを確認しましょう。
raytrek R5-RL5RはIntel13世代core i7を搭載したノートパソコンです。CPUに搭載されたCore i7-13620Hは当社従来品に搭載されていたCPUよりも消費電力が軽減し、発熱量と冷却音を抑えられています。さらに、クラフィックボードにはコストパフォーマンスに優れたGeForce RTX 3050 6GB LaptopGPUを搭載し、クリエイティブな作業に必要なスペックと価格のバランスを両立したモデルです。
第14世代のIntel® Core™ i7-14700Fを搭載した最先端の高スペックモデルです。グラフィックスには、NVIDIA® GeForce RTX™ 4060を搭載しており、4K動画の編集や、3DCADソフトの利用でも、高速で安定した動作が期待できます。ストレージには、1TBのNVMe SSDを搭載しているため、各種ソフトウェアの立ち上がりも早く、かつ長時間動画などの大容量のデータを保存する方にもおすすめです。
起業時に購入したパソコンの会計処理方法
起業時に購入したパソコンは、取得価額が「10万円未満」の場合と「10万円以上」の場合とで会計処理方法が異なるため、それぞれ解説します。
10万円未満(全額経費処理)
所得税法では、「使用可能期間が1年未満」、または「取得価額が10万円未満」のパソコンについて、購入して事業のために利用を開始した年度で全額必要経費として計上することが認められています。
会計処理が取得年度の1回だけで済むため、確定申告にかかる事務作業の負担を減らしたい場合には、「10万円未満」のパソコンを選択しましょう。
なお、全額経費処理を行う場合には、「消耗品費」などの費用科目で会計処理を行います。
10万円以上(原則固定資産計上)
「取得価額が10万円以上」のパソコンは、原則として「固定資産」として計上し、税法に規定された利用可能期間(法定耐用年数:4年)にわたって費用化します。この場合、「減価償却費」の費用科目で毎年会計処理を行います。
ただし、「10万円以上20万円未満」のパソコンは「一括償却資産」に該当し、取得価額の3分の1ずつを3年間で費用計上することも認められています。
また、税務署に青色申告の届け出をしている青色申告者には特例の適用があり、合計300万円までという制限の中で、取得価額10万円以上30万円未満のパソコンを事業の用に供した年度で一括して必要経費計上できます。
パソコンの減価償却は「パソコンの減価償却方法とは?金額別の扱いや消費税の扱いについても解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。