- HOME
- 法人様向けお役立ちコンテンツ
- デスクトップPCのサイズとは?種類やサイズ別のおすすめPCを紹介
デスクトップPCのサイズとは?種類やサイズ別のおすすめPCを紹介
デスクトップPCにはさまざまなサイズの製品があり、性能や設置スペースなどを考慮して選ぶ必要があります。しかし、そもそもデスクトップPCのサイズにはどのような種類があるのかわからない方もいるでしょう。
そこで、この記事ではデスクトップPCの概要やサイズごとの種類、選ぶ際のポイントなどをご紹介します。また、サイズ別におすすめのデスクトップPCもご紹介していますので、ぜひ適したサイズのデスクトップPCを購入する際の参考にしてください。
目次
目次
デスクトップPCとは
デスクトップPCとは、机の上または下に備えつけて使用することを目的として作られたPCのことです。本体内部のパーツ交換や増設ができ、拡張性に優れているためPCを自作することも可能です。しかし、一般的なデスクトップPCは本体のみを指し、モニターやキーボードなどは別で用意する必要があります。
次に、デスクトップPCの特徴をご紹介します。
デスクトップPCの特徴
デスクトップPCにはノートPCとは異なる特徴があります。ここでは、デスクトップPCの特徴についてそれぞれご紹介します。
性能やコストパフォーマンス
デスクトップPCの価格と同じ価格帯のノートPCを比較した場合、デスクトップPCのほうが性能は高くなる傾向があります。コストをかけてコンパクトなサイズと高性能を両立するノートPCや小型PCに対して、デスクトップPCは価格に対して性能が高く、コストパフォーマンスに優れている製品が多くあります。
拡張性やメンテナンス性
前述したように、デスクトップPCは拡張性に優れています。デスクトップPCのケースのサイズが大きいほど、筐体内部のPCパーツを取り付けるスペースに余裕ができるため、拡張性が高くなります、PCパーツには種類が豊富にあり、数多くのパーツから使用するパーツを選べますが、中には性能が非常に高い分、サイズが大きいパーツもあります。
このようなパーツを取り付ける際にも、筐体内部のスペースが広いデスクトップPCでは、十分なスペースを確保して取り付けられます。また、デスクトップPCのケースは簡単に取り外すことができ、パーツの交換や増設がしやすいだけでなく、メンテナンスも行いやすいです。
携帯性
こちらも前述したように、デスクトップPCは持ち運びには不向きです。ノートPCのように本体とキーボードなどが一体となっていないため、携帯性は低いといえます。デスクトップPCやその周辺機器をすべて移動させるのは荷物がかさばり、重量も大きいため一度設置した場所からは動かさずに使うことが推奨されます。
デスクトップPCのメリットとデメリット
デスクトップPCにはさまざまな特徴があることがわかりましたが、デスクトップPCを使用することで得られるメリットやデメリットが存在します。ここでは、デスクトップPCのメリットとデメリットについてご紹介します。
デスクトップPCのメリット
はじめに、デスクトップPCを使用することで得られるメリットについてご紹介します。
パーツや機能を追加できる
ノートPCの場合はパーツの拡張が難しいですが、デスクトップPCでは筐体のスペースがあれば高性能でサイズの大きいパーツなども増設・交換が可能であるため、ノートPCに比べて処理能力を上げやすいです。
優れた冷却性能でパフォーマンスを維持できる
デスクトップPCは、ノートPCに比べて筐体内部のスペースを確保しやすいです。そのため、高性能で発熱しやすいパーツなどを取り付けても内部の通気性を保ちやすくなります。また、大型の冷却ファンやCPUクーラーも取り付けられるため、優れた冷却性能を発揮し、安定したパフォーマンスを維持できるでしょう。
カスタマイズがしやすい
PCのパーツは規格が統一されているため、規格が合えば自由にカスタマイズできます。そのため、中古のPCパーツやほかのPCで使用していたパーツを、取り付けたいデスクトップPCに装着するなどで使いまわすことも可能です。
デスクトップPCのデメリット
上記では、デスクトップPCを使用することでさまざまなメリットが得られることがわかりました。しかし、デスクトップPCを購入する前にデメリットについても知っておくことが大切です。次に、デスクトップPCの導入や使用の際にデメリットとなる点をご紹介します。
置き場所が必要
デスクトップPCは据え置きで使用するため、置き場所が必要になります。モニターが液晶になったため、ブラウン管のモニターが主流だった時代に比べて省スペースで使用できるようになりましたが、本体やモニター、周辺機器などはノートPCと比較して設置スペースを取るため、スペースの確保が必要です。
コンセントからの電力供給が必要
ノートPCはバッテリーが内蔵されており、電源をつながなくても使用できますが、デスクトップPCの場合はコンセントからの電力供給が必要です。そのため、コンセントにコードが届かない場所では使用が難しく、コンセントをつないでいても停電が起きたり、ブレーカーが落ちたりすると使えなくなるでしょう。これにより、未保存のデータが消えてしまうなどの懸念もあるため、使用の際は対策しておくことが大切です。
デスクトップPCの種類
さまざまなメリットやデメリットがあるデスクトップPCですが、どのような種類があるのかわからない方もいるでしょう。そこで、ここではデスクトップPCの種類をご紹介します。種類によってサイズや特徴などが異なるため、ぜひこれらの種類について把握しておきましょう。
タワー型
タワー型は、本体がタワーのような長方形の箱型ケースを使用しているデスクトップPCです。パーツを搭載できる容量が多いため拡張性が高いことが特徴です。排熱性にも優れており、高性能なパーツを搭載した際に発熱があっても、排熱や冷却性能により安定した動作を期待できます。ケースのサイズが大きく、設置するには相応の高さやスペースが必要になるため、机の下などの邪魔にならない場所に設置するとよいでしょう。
また、タワー型の中には省スペースで机の上にも置きやすい小型の「ミニタワー型」や、ミニタワー型より少し大きめのサイズで拡張性や冷却性能が高い「ミドルタワー型」といわれる中型のタワー型PCなどがあります。
スリム型
スリム型は、ミニタワー型よりも幅が薄く小型な設計となっており、コンパクトかつ省スペースであるため「コンパクト型」や「省スペース型」ともいわれているデスクトップPCです。筐体は縦長ですが、縦置きだけでなく横置きでの使用に対応している製品もあるため、設置スペースが少ない場合は効果的に活用できます。
ただし、小型である分、パーツを搭載できる容量が少なく、搭載するパーツは小型のものを選ぶ必要があります。小型のパーツは値段が高くなるため、タワー型よりコストパフォーマンスは劣っているといえるでしょう。
ミニ型
ミニ型は、スリム型よりもさらに一回り小さく、持ち運びにも便利なサイズのPCです。大きくても500mlペットボトル2本分ほどの大きさしかないため、コードが届く範囲であれば設置場所の自由度が非常に高いことが特徴です。
拡張性はほとんどありませんが、高性能なグラフィックボードを搭載しているミニ型PCもあり、省スペースで動画編集やゲーミングなどの環境構築が可能です。ただし、冷却性能が低い傾向にあるため、長時間の高負荷な処理を行う用途には不向きといえます。
ステック型
スティック型は、スティック状でUSBメモリを一回りほど大きくしたサイズのPCです。片手でも持てるコンパクトな筐体にPCに必要なCPUやメモリなどのパーツが組み込まれています。HDMI端子などで接続でき、モニターがあればPCとして使えるため、外出先のテレビなどもPCとして活用することが可能になります。ほかの種類のデスクトップPCに比べて最も携帯性に優れていますが、拡張性や冷却ファンがないため、性能や行える作業の重さには限界がある点に注意が必要です。
一体型
一体型は、モニターの背面にPCのパーツが組み込まれており、モニターとPC本体が一体になっているPCです。モニターと周辺機器を置くスペースがあれば使えるため、省スペースで配線が少ないことが特徴ですが、パーツの交換や増設はできず拡張性が非常に低い製品がほとんどです。また、モニターと本体のどちらかを買い替えることができない点もデメリットとなります。一体型PCはキーボードをモニターの下に収納できる製品やスタイリッシュなデザインの製品など、さまざまなタイプが提供されています。
デスクトップPCを選ぶ際のポイント
デスクトップPCの購入に失敗しないためには、前述した種類だけでなくスペックやそのほかの要素も押さえておくことが重要です。そこで、ここではデスクトップPCを選ぶ際のポイントをご紹介しますので、最適なデスクトップPC選びの参考にしてください。
サイズ
デスクトップPCは選ぶサイズによって、必要な設置スペースが異なります。高性能なPCはサイズが大きくなる傾向がありますが、必要な場所にスペースがないとPCを置けなくなってしまいます。そのため、購入前にPCが作業環境に置けるサイズかどうかを確認しておきましょう。
後述では、ドスパラで取り扱っているミドルタワー型・ミニタワー型・スリム型といった標準的なサイズのPCをご紹介していますので、適したサイズのPCを選んでみてください。
OS
PCに備わっている主なOSには、「Windows」や「Mac」があります。Windowsは普及率が高く、多くの企業や機関などで導入されています。対応ソフトも多く、さまざまな用途で利用可能です。MacはApple製品との連携に優れており、洗練されたデザインで動画編集やWebデザインなどで利用されています。Macを導入するための特別な理由がない場合は、WindowsのOSを備えたPCがおすすめです。
CPU
CPUは、PC上で行う作業の処理性能に関わり、作業を快適に行うために重要なパーツです。そのため、用途に適したCPUを選ぶことが大切です。CPUは主にIntel®とAMDのどちらかのCPUが搭載されており、IntelからはIntel® Core™ iシリーズ、AMDからはAMD Ryzen™ シリーズが提供されています。
メモリ
メモリは、データを一時的に保管するスペースのことです。容量が大きいほどこのスペースが広くなり、マルチタスクでも安定して作業を行えるようになります。例えば、ブラウザで調べ物をしながら資料作成や動画編集などを行えます。メモリの容量が大きいほど価格も上がるため、用途や予算を考慮して性能を決めることが大切です。
ストレージ
ストレージは、データを長期保存するパーツのことで「SSD」と「HDD」の2種類があります。ストレージを選ぶ際は、SSDが搭載されているものを選ぶのがおすすめです。SSDはデータの読み書きが高速で、PCやソフトの起動から使用までをスムーズに行えます。写真や動画などのデータを大量に保存する場合は、大容量で低価格なHDDを追加で搭載するとよいでしょう。
グラフィックボード
グラフィックボードは、モニターに画像や映像を映す際に処理を行うGPUを搭載しているパーツです。一般的なPCには、CPU内にGPUの機能を備えた内蔵GPUが搭載されていますが、高負荷なグラフィック処理にはグラフィックボードが必要になります。グラフィックボードを搭載する際は、NVIDIA®またはAMDのグラフィックボードを搭載したPCを選ぶのがおすすめです。
無線LAN(Wi-Fi)
デスクトップPCの通信には、LANケーブルを使った有線接続が一般的ですが、一体型PCなどでは無線LANに対応している製品が増えています。無線LANでデスクトップPCを使いたい場合は、事前に無線LAN対応の有無を確認しましょう。
officeソフト
デスクトップPCを選ぶ際は、Officeソフトの搭載・非搭載も確認しましょう。特に、ビジネスシーンでMicrosoft WordやExcel、PowerPointなどを使う場合は、Officeソフトが搭載されているPCがおすすめです。ただし、後からソフトを購入したり、月額性の「Microsoft 365」を利用したりすることで、Officeソフトを使用できるようになるため、必要に応じて導入を検討するとよいでしょう。
光学ドライブ
光学ドライブは、ディスクの読み書きを行うための装置のことで、CDからソフトをインストールする場合や外部ストレージ用のディスクを使う場合などに必要となります。光学ドライブが内蔵されていなくても、外付けドライブで対応できるため、必ずしも始めから搭載する必要はないといえます。
サイズ別デスクトップPC
ドスパラECサイトに遷移します
デスクトップPCの用途別おすすめスペック
デスクトップPCには用途に応じて推奨されるスペックがあります。用途に不適切なスペックのデスクトップPCを選んでしまうと、スペック不足になる可能性もあるため、用途に応じたスペックについても押さえておくことが大切です。ここでは、デスクトップPCの用途別おすすめスペックについてご紹介します。
Webページの閲覧やOfficeソフトの使用など
Webページの閲覧やOfficeソフトを用いた作業などを行う場合は、スペックが低めのPCでも対応できます。具体的には、CPUがIntel® Core™ i3またはAMD Ryzen™ 3以上、メモリが8GB以上、ストレージは256GBのSSDなどが搭載されていれば十分といえます。
画像編集やWebデザインなど
画像編集やWebデザインなどを行う場合は、中程度のスペックが必要になります。具体的には、CPUがIntel® Core™ i5またはAMD Ryzen™ 5以上、メモリが16GB以上、ストレージは512GB以上のSSDなどが搭載されているPCがおすすめです。
4K動画編集や3DCG制作、ゲーム配信など
4K動画編集や3DCG制作、ゲーム配信などの高負荷な作業を行う場合は、ハイスペックなPCが必要です。具体的には、CPUがIntel® Core™ i7またはAMD Ryzen™ 7以上、メモリが32GB以上、ストレージは1TB〜2TB以上のSSD、高性能なグラフィックボードなどが搭載されているPCが推奨されます。4K動画を多く保存する場合は、3TB以上のストレージを搭載することも検討しましょう。